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エマ「相談があるの?」かすみ「先輩にしか頼めなくて。」
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0002名無しで叶える物語(たこやき)
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2022/12/26(月) 13:36:29.77ID:Cu2nZfo6
(d!.^ヮ^..)
0004名無しで叶える物語(たこやき)
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2022/12/26(月) 13:38:30.73ID:Giw+mbKD
代行ありがとうございます!書いていきます!
0007名無しで叶える物語(たこやき)
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2022/12/26(月) 13:45:55.33ID:Giw+mbKD
皆さんこんにちは!エマです!
私は大学進学後民族学や日本の伝統についてを知見を広めるために専攻した結果それに結びつけてちょっとホラーな記事等を書いています!
なんというか、反応がいいんだよね~
あ、偶に果林ちゃんにもしてあげるんだよ?すっごく嫌がるんだけどその日は一緒に寝てくれるからついついしちゃうんだ~

昨年の十一月某日。私は、フリーランスのWebライターをしているかすみちゃんという後輩から「相談したいことがある」とメールを貰いました。
かすみちゃんは可愛い子でね、怪談やホラーばかりを執筆している私とは違って、メイクとか美容みたいな若い女の子に対して有益になる情報なんかを書いてるんだ。

すっごく分かりやすくてかすみちゃん本人も可愛いから人気高いんだよ?まぁちょっとしたアンチもいてよく喧嘩してるんだけどね…

あ、話が逸れたね、そんなかすみちゃんから”相談がある”なんて言われたからビックリしたよ!私でいいの?!って
勿論快く了承したよ。卒業はしてもいつまでも可愛い後輩だからね。
0010名無しで叶える物語(たこやき)
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2022/12/26(月) 14:00:17.35ID:Giw+mbKD
その日が週末に近かった事もあって互いにスケジュールを調整して近所の喫茶店で顔を合わせるまでにそれほどの日数はかかりませんでした。
実は私が各地を飛び回ってるせいで果林ちゃん以外とは中々会えてなかったからすごく楽しみだったんだ!

席について私を待っていたかすみちゃんは、少しばかり疲労の混じったような笑顔を浮かべつつ、軽く右手を上げて私を迎えます。

「すみません、先輩。急に相談なんて、変なこと言って」

普段よりも少しばかり低く、掠れた声を出していたことが、何となく印象に残っています。やや力なく笑う彼女の目の下にはうっすらと隈が出来ているようにも見えました。

体調が悪いのか、もしくは仕事の疲れが溜まっているのかな、と私は思いました。
幾らメンタルが強い人でも嫌な事を言われたら傷ついちゃうし気にしちゃうでしょ?だから同じフリーライターの私に相談なのかなぁって。

席に着き、適当に飲み物を注文しつつ、私は会話に応じます。
0011名無しで叶える物語(たこやき)
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2022/12/26(月) 14:17:47.89ID:Giw+mbKD
「いや、相談は別に構わないよ!構わないんだけど、その、私で大丈夫?ほら、私よりしずくちゃんとかの方が嫌な事言われた時とかの対処法とか知ってそうだし…」

「?私別に嫌な事なんて言われてませんよ…寧ろ、何て言うんだろうな、先輩にしか相談できない、というより先輩しかこういう話って聞いてくれなさそうで。」

困ったような顔でそう言って、彼女はその「相談」の内容を、ぽつぽつと話し始めました。

十一月の上旬、かすみちゃんは知り合いに会う用事で、福岡県の北部にある小さな町を訪れたのだそうです。私も其処には何度か行った事があるのですが、町と言っても殆ど住宅街で、何々マート、みたいな個人商店のスーパーが時々見える程度の、他愛もないところです。

「それで、用事自体はまあ何事もなく終わって、さて帰ろうってなたんですけど。ほら、行きと帰りだと横断歩道とかとの兼ね合いもあって、通る歩道が変わるじゃないですか。反対車線じゃないけど、そういう感じで、行きの時には道路を挟んで向こうに見えてた歩道を、帰りにはひとりでとぼとぼ歩いてたんですよ」
0012名無しで叶える物語(たこやき)
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2022/12/26(月) 14:21:38.83ID:Giw+mbKD
テーブルに置いてあった紙ナプキンを道路に見立てるように指でなぞりながら、彼女は話を続けます。

「そしたら、その帰りに通った側の歩道に面したとこには公民館。公民館が、あったんですよ。多分その町のレクレーションとか、子供会とか、そういうのをやってるんだろうな普段はって感じの。ちっちゃな木造の。分かるでしょ?何となく」

「うん。何となく想像はつくよ。」

「うん。それでさその公民館の入口のところに、こう、私の頭の高さぐらいの掲示板があったんですよ。ほら、よくあるじゃないですか?近くの何々中学校で吹奏楽部が演奏会やるよ、なんとかっていう野球のクラブチームが部員募集中だよ、みたいなポスターを貼ってあるような、銀縁に緑色のやつ。その、掲示板にですね」

少しばかりの逡巡。
やがて、途切れ途切れに、言葉を選ぶように彼女は言います。

「ちょっと変な貼り紙がですね、貼ってあったんですよ」
0013名無しで叶える物語(たこやき)
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2022/12/26(月) 14:25:19.41ID:Giw+mbKD
「行きでは距離も離れてますし。わざわざ、あんまり行った事ない町の公民館の掲示板なんか見ないですから。でも、近くを通ったら、あれはね。何だこれって思いますよ。多分誰でも」

「ごめん、変なって言うのはどういう意味で変なの?」

そう私が問いかけると、彼女はその質問は或る程度予想出来ていたのか、軽く頷いてから話を続けました。

「ああいう類の掲示板って。イタズラとかを防ぐためだと思うんですけど、画鋲とかで紙を貼り付ける、あの緑色の面を覆うみたいにして、透明の板が嵌め込まれてるじゃないですか?でも、あの貼り紙は

その透明な板の上から、セロテープで無理矢理貼られてたんですよね。」

「だから、多分許可とかも取ってないと思うんですよ。鍵かなんかで開けてもらって中に貼るんですよ、ああいうのって普通は。しかも、その内容っていうか、書かれてることも変わっててさ」

恐らく、それを表現する言葉に悩んでいるのでしょう。かすみちゃんの説明は時折ぷつぷつと途切れ、中空に目を向けて何かを考え込むような表情を浮かべていました。
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