四季「できた。コンプラ違反した人間をもちどるにする装置」
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<スクールアイドル部部室>
恋「もちどる?」
夏美「え?……どういうことですの?」
千砂都「それについては私から説明するよ」
かのん「ちぃちゃん?」
すみれ「アンタが一枚噛んでんのね……」
千砂都「突然だけど、ここで問題です!私たちLiella!の目標は何でしょう?」
かのん「え?それはもちろん……」
可可「もちろんラブライブ優勝デス!」
千砂都「はい、可可ちゃん正解!」
可可「当然デス」
きな子「その優勝ともちどるとコンプラが何の関係があるんすか?」
千砂都「みんな忘れてない?Liella!のもう一つの目標……去年できなかったこと」
恋「なにかありましたっけ?」
可可「もったいつけないで早く言うデス」
千砂都「Liella!の目標……それは紅白出場だYO!!」 一同「紅白?」
すみれ「こ、紅白って……あの?」
可可「紅白って何デスか?」
恋「毎年大みそかに行われる国民的歌番組のことです」
四季「毎年ではないけれど、スクールアイドルが歌うことがある」
可可「なっ……それにククたちが……」
きな子「紅白と言ったら、いっぱい芸能人に会えるっす〜」
すみれ「もし紅白の舞台で私がセンターに立ったら、日本中、いやギャラクシー中に注目されるじゃない」
メイ「ほ、他のスクールアイドルにも会えるかな」
夏美「大晦日……紅白……大バズり間違いないですの」
きな子&すみれ&メイ&夏美「「ぐふふふふ…………」」
恋「なにやら邪なオーラが……」
かのん「私は笑ってはイケナイ派なんだけどなぁ」 可可「出まショウ!今すぐ!」
かのん「いや、今すぐは無理だって……」
すみれ「あんた浮足立ちすぎったら浮足立ちすぎよ。大晦日って言ってるじゃない。来月よ」
恋「大体4か月後です」
千砂都「はぁ……みんな分かりやすく浮足立ってるね」
千砂都「言っておくけど、NHKからオファーが来たらの話だからね」
恋「なるほど、読めてきました。いつNHKから声がかかってもいいように、コンプライアンスを徹底するのですね?」
メイ「ああ、そういうことか」
千砂都「そう。ラブライブ優勝できるような実力なら、紅白のステージも問題ないと思う」
千砂都「私が心配なのは、この中の誰かがコンプラ違反で紅白を辞退せざるを得ない状況になっちゃうこと」
かのん「だから今のうちに鍛えておくんだね」
恋「ですが、なぜもちどる?」
四季「それは一番手頃だったから」 時代遅れの法律を振りかざして金を取るのは止めろよ 09/18 17時42壺 すみれ「要は、“いいとも”で厄介な観覧客がCM中にぬいぐるみに変えられてるようなもんでしょ」
きな子「は?」
すみれ「こんなのショービジネスを潜り抜けた私には楽勝よ!」
四季「すみれ先輩、アウト」
すみれ「ギャラッ!?なんでよ!」
四季「いくら8年前に終わった番組とはいえ、他局の民放バラエティー番組名を言うのはコンプラ違反」
かのん「そうなの?」
すみれ「ちょっとした例えでしょ!それくらいいいじゃない!」
千砂都「NHKだから」
すみれ「ギャラクシーーーーーーー!!!!!」BOM!
もちどる(すみれ)「」
夏美「すみれ先輩!?」
かのん「すみれちゃん!?」
メイ「ほ、本当にもちどるになった……」
千砂都「みんなもこんな風になりたくなかったら、気を付けるんだよ」ニコッ もちどる(すみれ)「」
一同「…………」
可可「や……」
可可「やっぱりククの思った通りデス。Liella!でコンプラ違反するなら、すみれだと思ってまシタ」
かのん「可可ちゃん……」
可可「そ、そもそもすみれは身体つきがコンプラ違反デス!」
きな子「先輩……」
可可「あのムチムチな下半身はNHKに出すべきではありまセン!」
千砂都「可可ちゃんアウト。シンプルにセクハラ」
可可「あぇ?ち、ちが……ククは……」
かのん「そうかな?」 番組名とか番組ネタはNHK→他局も他局→NHKも普通に使われるけどな 千砂都「かのんちゃん」
可可「かにょ〜ん……」
かのん「可可ちゃんはすみれちゃんのことが大好きなんだよ!」
可可「かのん!?」
かのん「正確にはすみれちゃんの身体が大好きなんだよ!」
可可「かのん!!??」
かのん「可可ちゃん、前言ってたよね?練習終わり、すみれちゃんの汗ばんだ太ももで膝枕してもらうのが一番クるって」
可可「かのん!!」
きな子「うわぁ……」
可可「それ何で言うデスか!」
かのん「え?だって「すみれには絶対言うなデス」って言ってたから、ちぃちゃん達なら別にいいかなあって」
可可「いいわけな――」BOM!
もちどる(可可)「」
一同「…………」 もちどるになったクゥすみは亜空間でイチャイチャしてるぞ かのん「……い、今のなし!聞かなことにして!」
恋「かのんさん……」
きな子「あの人が一番コンプラ違反してないっすか?」
夏美「なんでかのん先輩はあれでもちどるにならないんですの?」
四季「さあ?」
夏美「っていうか、開始数分で先輩が二人ももちどる化してしまったんですの!」
メイ「ヤバいな」
夏美「!そうですの!メイ、あなたが四季を止めるんですの!」
メイ「わかった」
きな子「ガツンと言ってやるっすー!」
メイ「おい四季」
四季「メイ」
メイ「……先輩二人のもちどる、あれ持って帰っていいか?」コソッ
きな子&夏美「「…………」」
四季「どうします?」
千砂都「かのんちゃんのもちどるは私が預かるから、他は好きにしていいよ」
四季「わかった。許可」
メイ「よしっ!」
夏美「だからなんでですのー!」
かのん「っていうか、私もちどる化されるの決定なの!?」 恋「もしかして、ここまで二人しかもちどる化していないのは奇跡では?」
夏美「もうこうなったら私が行くしかないですの」
きな子「CEOファイトっす」
夏美「ちょっと!」
四季「今度は何?」
夏美「もうかのん先輩は仕方ないとして、メイのアレな言動はセーフなんですの?」
メイ「ムッハー♡」スリスリ
四季「あれくらいなら、まあ問題ない」
四季「あまりに度を越えるとさすがにもちどるに――」
メイ「ぺろぺろぺろぺろ〜〜♡♡」BOM!
四季&夏美「「…………」」
もちどる(メイ)「」
かのん「そんな……メイちゃんまで……」
きな子「メイさんのもちどる初めて見たっすけど、あんま可愛くないっすね」
四季「……」 千砂都「はあ……まさか三人も脱落するなんて……」
四季「どうします?」
千砂都「本当はいつも通り練習しながらコンプラチェックしていこうかなって思ってたんだけど……これじゃあフォーメーションの確認もできないじゃん」
千砂都「仕方ない、かくなる上はこのまま過去の所業をつまびらかせよっか」
恋「それはどういった……」
千砂都「紅白でよくあるのが、出演が決定したものの過去の発言や行動が掘り返されて炎上、出演辞退まで追い込まれることがあるの」
かのん「ちょ、ちょっと待ってよ!それじゃあ私たち2年生不利じゃん!」
四季「それは大丈夫。ちゃんと私たち四人の過去も調べてある」
夏美「それはマズいですの!」
かのん(でも、過去を掘られて一番辛いのは……)チラッ
恋「……」ガクガク 恋(ど、どど、どうしましょう……。まさか今になっていかがわしいサイトを開いてしまったことが表沙汰になるなんて……)ブルブル
かのん(やっぱり恋ちゃん……去年の生徒会長演説のこと引きずってるんだ……)
恋「やっぱりあの時(エロサイトを)開かなければ……」ボソッ
かのん「それは違うよ!」
恋「かのんさん?」
かのん「あの時(花さんのアルバムを)開いたから今があるんだよ!」
恋「やはり、あれがきっかけで私は……」ワナワナ
かのん「それに最初に(アルバムを)開いたのは私たちだし」
恋「ええっ!?かのんさんたちも(エロサイト)開いたんですか!?」
かのん「うん」
恋「あの……どうでした?」
かのん「どうって……やっぱり花さんも(スクールアイドル)楽しんでたんだなぁって」
恋「お母様出てたんですか!?」
かのん「センターで楽しそうに腰振ってたじゃん!」
恋「あーあー知りません見てません聞きたくありません」 かのん「そんな……。大切な思い出なのに……なんとも思わなかったって言うの?」
恋「いえ……正直言うと、その少しムラムラしました」
かのん「あれでムラムラしたの!?」
恋「私初めて見たんです!女の人同士が裸になって……」
かのん「裸だったっけ!?過激すぎじゃない?」
恋「皆さん裸でしたよ。私は縄で縛られているのをやってみたいとも……」
かのん「いやいやしないよ!裸にもならないし、縄で縛られたりもしないから!」
恋「さすがにかのんさんとは……。というか、知り合いはちょっと……」
かのん「違う人と組むの!?」
恋「普通そうですよ!」
かのん「そんな……ん?」
恋「はい?」
かのん(もしかしていやらしいサイトの件と勘違いしてる?)
恋(もしかしてかのんさん、会長演説の件と勘違いしてるのでは?)
かのん&恋(あわわわわわわ……)
恋「て、撤回します!私は皆さんと一緒に(スクールアイドルが)したいです!」
かのん「ええっ!?私たちと?ちょっと待って!そういうのは好きな人とっていうか、ちゃんとお付き合いしてからっていうか……」
恋「私はかのんさんが好きなんです!かのんさんとしたいんです!」
かのん「こここここ心の準備が……」 千砂都「もういいかな」
かのん&恋「「はい?」」
千砂都「じゃあ、改めて一人ずつ過去を掘っていくけど、これは紅白に出るためだからね?別にその人を責めるわけじゃないからね。一応言っておくけど」
四季「じゃあ、最初は――」
恋「あの!」
千砂都「恋ちゃん?」
恋「あの……私をもちどるに変えてください!」
かのん「恋ちゃん!?」
千砂都「理由聞かせてもらっていい?」
恋「理由は……言わなくてもわかるはずです。私は去年色々な方にご迷惑をかけてしまいました」
恋「ならば潔くもちどるになるべきと思いまして」
きな子「去年の恋先輩、なんかあったんすか?」
かのん「それ私の口からはちょっと……」 千砂都「わかった。その心意気や良し!四季ちゃん」
四季「御意」
千砂都「恋ちゃん、最期に言い残すことはある?」
恋「皆さんどうか私のもちどるを――」BOM!
もちどる(恋)「」
千砂都「これで二年生は私とかのんちゃんだけになっちゃったね」
四季「なら次は……」
夏美(ヤバい……ヤバすぎですの。この流れから言って次に掘り返されるのは私!)
千砂都「夏美ちゃんさぁ――」
夏美(仕掛けるなら、今!)
夏美「ちょっと待つですの!」
きな子「夏美ちゃん?」
夏美「そういう千砂都先輩はどうですの?」
千砂都「私の過去?やましいことがなかったわけじゃないけど、全部解決済みだと思うよ」
夏美「果たしてそう言い切れるんですの?」
千砂都「……どういう意味かな?」
夏美(このまま押し切る!) 夏美「千砂都先輩、今たこ焼き屋でバイトしてますよね?」
千砂都「そうだけど、それが?」
夏美「本当にアルバイトですの?」
千砂都「何が言いたいの?」
夏美「もし千砂都先輩がバイトなら、責任者はどこにいるんですの?」
千砂都「それは……」
夏美「かのん先輩、千砂都先輩以外の従業員を見たことあります?」
かのん「それは……えっとー……ない、かなぁ」
千砂都「……」
夏美「千砂都先輩はアルバイトなんじゃなくて、あのたこ焼き屋を運営してるんじゃないんですの?」
千砂都「くっ……」
かのん「でも、ちぃちゃんは……」
夏美「これは言いがかりじゃありませんの。証拠ならありますの。きな子」
きな子「は、はいっす!」 夏美「千砂都先輩はスクールアイドル部の部長になるとき、最初断ったみたいですの」
きな子「そうっす」
かのん「それは、あの時のちぃちゃんは自分に自信がなかったから!」
夏美「そうですの?本当はキッチンカーの経営があるからじゃありませんの?」
千砂都「うっ……」
夏美「まだありますの。どうして結ヶ丘やLiella!のイベントごとの度にたこ焼きを配ることができたんですの?」
千砂都「そ……」
夏美「それから――」
千砂都「もうやめて!」 かのん「ちぃちゃん!?」
四季「千砂都先輩」
千砂都「夏美ちゃんの言うとおりだよ。たこ焼き屋はアルバイトじゃない。お店もキッチンカーも私のだよ」
きな子「そうだったんすか」
かのん「やっぱり……」
千砂都「かのんちゃん、知ってたの?」
かのん「なんとなく、だけどね。でもちぃちゃんのことだから、何か理由があるんじゃないかなって」
千砂都「黙っててごめん」
かのん「ううん。でも、私はいつでもちぃちゃんの味方だよ」
千砂都「かのんちゃん……」ウルッ
かのん「それにちぃちゃんスポンジボブアンチだから、遅かれ早かれもちどるになってたと思う」
千砂都「かのんちゃん!?」
夏美「それは知らなかったんですの」
かのん「『四角いアイツ』って呼んでたじゃん」
千砂都「かのんちゃん!」
かのん「グーフィーグーバー……?」
千砂都「それやめて」 夏美「さあ四季!早く千砂都先輩をもちどるにしますの!」
きな子「ちょ……夏美ちゃん」
四季「OK」
BOM!
もちどる(千砂都)「」
かのん&きな子「「…………」」
夏美(計画通りですの。これで一番の障害は消えましたの。とすれば次は――)
夏美「きな子」チョイチョイ
きな子「?夏美ちゃん、どうしたっすか?」
夏美「残った一年生同士、手を組みますの」
きな子「いいっすけど、四季ちゃんは?」
夏美「きゃつは体制側ですの。大河ドラマでいえば私が北条、きな子は三浦。四季は後鳥羽上皇ですの」
きな子「いや、きな子歴史わかんないっす」
夏美「とにかく、一緒に畠山を滅ぼしますの」
きな子「え?はたけ?」 夏美「四季」
四季「なに?」
夏美「さっきから思ってたんですけど、この中じゃかのん先輩が一番コンプラをわかっていませんの」
かのん「え゛っ。待って待って!」
夏美「そ、そうですの!一番最初に可可先輩の性癖を暴露したのはかのん先輩ですの!」
かのん「それは悪いことしちゃったなあって思うよ?でも、悪気があって言った訳じゃないんだよ?ついうっかり……」
夏美「そこですの。ネットで炎上する人間の8割は、「ついうっかり」で炎上しますの」
夏美「炎上する人間は3流。炎上しない人間で2流。炎上をコントロールしてこそ、真の1流のエルチューバーといえますの!」
きな子「夏美ちゃん」
かのん「ううっ……。き、きな子ちゃん助けて……」
きな子「へっ!?きな子っすか?えっと……」チラッ
夏美「北条との繋がりを断つんですの?」ギロッ
きな子(ひいいいぃぃぃ)
きな子「き、きな子もあんな風に口が軽いのはどうかと思うっす……」
かのん「そんなぁ……酷すぎるよ〜〜〜!!」
BOM!! 最期に言い残すことある?まで言っといて途中で打ち切る畜生 もちどる(かのん)「」
夏美「はあ……はあ……やりましたの……」
きな子「夏美ちゃん……」
四季「さっきの“北条”って?」
夏美「今年の大河ドラマですのー。同じNHKだからセーフですの」
きな子「そうなんすか?」
四季「no problem。むしろどんどん媚びていくべき」
きな子「それもどうかと思うっす」
四季「ただ……」
きな子&夏美「「ただ?」」
四季「夏美ちゃんのやり方はあまりに外道。そこはNHK的じゃない」
夏美「それは、歴史をなぞってるだけですの!文句なら過去の偉人に言いますの!」
四季「そう……。なら、私も史実通り北条を滅ばす足利となる」
夏美「ちょっ……時代が違いますの!」 きな子「二人とも何の話してるっすか?」
四季「NHKにハマるなら、大河ドラマは押さえてほしい」
きな子「そんなこと言われても、きな子歴史上の人物なんて織田信長と国木田花丸と大泉洋しか知らないっすー!」
四季「三打数一安打」
きな子「あっ!他にも森崎リーダーとヤスケンと……」
四季「そうなってくると今度は織田と国木田が演劇ユニットのくくりみたいになる」
きな子「えー……」
夏美(あれ?もしかして今逃げられるんじゃないんですの?)コソ...
夏美「今ですの!」ダッ
きな子&四季「「あ」」
夏美「あとは二人で歴史トークしてますの!さらばですのー!」
四季「逃がさない」ガシッ
夏美「ま、待つですの!四季、私と手を組みますの!」
四季「は?」
夏美「そうですの!四季の知識と私のプロデュース能力があれば、二代目カマキリ先生だって――」
四季「それ以上はいけない」
夏美「ぎゃあああああ!!!」BOM! きな子「ああっ!夏美ちゃん!」
もちどる(恋)「」
きな子「へっ?なんで恋先輩のもちどるが?」
四季「夏美ちゃんの慣れの果て」
もちどる(恋(夏美))「」
きな子「えーっと……なんで夏美ちゃんのもちどるにならないんすか?」
四季「現時点で夏美ちゃん含めて私たち一年生のもちどるは存在しない」
きな子「いやいやいやいや!ならメイちゃんは!?」
四季「メイのもちどるは私の手作り」
もちどる(メイ)「」
きな子「へぇ〜…………はっ!」
きな子(回想)『メイさんのもちどる初めて見たっすけど、あんま可愛くないっすね』
きな子「……いやぁ……よく見たらなかなか味のある顔してるっすね〜」
四季「別に無理に取り繕わなくていい。次回への課題は見つかった」 四季「でもこれで残るは二人」
きな子「あれ?これ生き残りゲームだったっすか?」
四季「正直紅白どうこうは私にはピンとこない。私はただ現代の日本人がいかにコンプラに縛られているか知ってほしかった」
きな子「へ、へぇ〜……」
四季「あと、恋先輩のもちどるの有効活用」
きな子「有効?っていうか、これ本物のもちどるなんすよね?」
四季「……」
きな子「みんなちゃんと元の人間に戻るんすよね?」
四季「…………」
きな子「四季ちゃん?」
四季「ねえ、“さなぎ”ってわかる?」
きな子「えっ?さなぎって、あのちょうちょとかのっすか?」
四季「幼虫はさなぎの中で一度どろどろの液状になって身体を作り替えるの。そこから羽や脚、消化器官が作られる」
きな子「へぇ〜……知らなかったっす」
四季「…………」
きな子「……なんで今その話したんすか?」 四季「大丈夫。最初は違和感あるかもしれないけど、羽がついてるのが当たり前になってくるから」
きな子「やっぱり生えるんじゃないっすか!羽!」
四季「……こんな名言がある」
きな子「はい?」
四季「『プリキュアもアイカツも最終的に羽根生えがち』」
きな子「いや、それ名言……ん?」
四季「あ」BOM!
もちどる(恋(四季))「」コロン... きな子「……もしかしてきな子、生き残ったっすか?」
もちどる(恋(四季))「」
きな子「ははっ……やったっす!やったっすーー!!」
きな子「あははははは!!」
きな子「あはははははは…………」
きな子「ふぅ……とりあえず、祟られないようみんなのもちどる並べとくっす」
〜間〜
きな子「これでよしっす……」ブルッ
きな子「なんか緊張が解けたら、トイレ行きたくなったっす」
きな子「トイレトイレ」
ガラッ
ポコン
きな子「ん?」
もちどる(恋)「」 きな子「あれ?なんで恋先輩のもちどるが?さっき並べたはず……」
もちどる(かのん)「」
もちどる(可可)「」
もちどる(千砂都)「」
もちどる(すみれ)「」
もちどる(恋(恋))「」
もちどる(メイ)「」
もちどる(恋(四季))「」
もちどる(恋(夏美))「」
きな子「1、2、3……みんないるっす。じゃあこのもちどるは……」
きな子「……」
きな子「…………」
きな子「あれ……?今って放課後っすよね?なんで音楽科の放課後練の音がしないんすか?」
きな子「なんで下校する生徒の話し声がしないんすか?なんで……」
きな子「……!!!」ゾワッ きな子「はあ……はあ……」
<普通科教室>
ガラッ
もちどる(恋(普通科一年生))「」
もちどる(恋(普通科一年生))「」
もちどる(恋(普通科一年生))「」
もちどる(恋(普通科一年生))「」
きな子「!!??」
きな子「そんな……」ダッ
<生徒会室>
ガラッ
もちどる(恋(ナナミ))「」
きな子「もしかしてこれナナミ先輩……」
<食堂>
ガラッ
もちどる(恋(普通科生徒))「」もちどる(恋(普通科生徒))「」もちどる(恋(普通科生徒))「」
もちどる(恋(普通科生徒))「」もちどる(恋(普通科生徒))「」もちどる(恋(普通科生徒))「」
もちどる(恋(音楽科生徒))「」
<理事長室>
ガラッ
もちどる(恋(理事長))「」
<レッスン室>
ガラッ
もちどる(恋(音楽科生徒))「」もちどる(恋(音楽科生徒))「」
もちどる(恋(音楽科生徒))「」もちどる(恋(音楽科生徒))「」
もちどる(恋(音楽科生徒))「」もちどる(恋(音楽科生徒))「」 きな子「そんな……本当にきな子以外みんなもちどるに……?」
きな子「そんな……」
きな子「そんなことってないっすーーーー!!!」
きな子「!」
きな子「そうっす……きっとこれは悪い夢っす。帰って寝て起きたらみんないるっす……。これじゃ『ドラえもん』のどくさいスイッ――」BOM!
もちどる(恋(きな子))「」 ―――――――
―――――
――
サヤ「『行き過ぎたコンプライアンスは身を滅ぼす』。近い将来、コンプラに縛られすぎて身動きが取れなくなってしまうかもしれませんね。もちどるのように」
コロン...
サヤ「おや?こんなところにお嬢様のもちどるが……」
もちどる(恋)「」
サヤ「……」
サヤ「もしかしたら、貴方様が今飾っているお嬢様のもちどるももしかしたら…………」
もちどる(恋)「…………」
終わり 読んでいただきありがとうございました。
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