穂乃果「キミ!走らないと遅刻しちゃうよ!」
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参ったなぁ…コロナ禍なのに手が洗えなくなるじゃないか 穂乃果「あはは!こうやって手を繋いでるとまるで夫婦みたいだね!」タッタッ
穂乃果「あはは!赤くなってる〜!」
穂乃果「……」ぱたぱた
穂乃果「…」ぱた…
穂乃果「…」
穂乃果「…ねぇ」
穂乃果「チューしよっか」 穂乃果「…ほら」
穂乃果「恥ずかしがらないで…」
穂乃果「……ね?」
スッ…
穂乃果「行くよ……」
ダイヤ「起きなさい!!!遅刻しますわよ!!!」 ダイヤ「お義母様はお仕事に行かれました!!」
ダイヤ「何を言っているのです!朝食の時間が必要でしょう!!!」
ダイヤ「朝食を取らないという選択肢などありませんわ!!!」
ダイヤ「顔を洗い歯を磨いて着替えて食事をする!この時間が必要なので1時間前に起こしたのです」
ダイヤ「時間に間に合うだけではいけませんわ!」
ダイヤ「全てを済ませてから時間通りに出発することが重要なのです!」
ダイヤ「ほら!分かったら起きなさい!」 こんな最高の夢が現実じゃないなんて夢なき夢は夢じゃないからこれは夢じゃない ダイヤ「布団は私が畳んでおきますから!」
ダイヤ「……」
ダイヤ「…なんですって〜?!?!?!」
ダイヤ「そんなに穂乃果様が好きならもう一度眠れば良いでしょうが!!!!!」
ダイヤ「そして遅刻して先生に怒られて単位を落とせば良いのです!!!」
ダイヤ「…全く!毎日起こしに来ているというのに…」ブツブツ
ダイヤ「……」
ダイヤ「……私じゃダメなんですの……」 璃奈「うん。海、キレイ」
かすみ「りな子!しず子!おいでよ〜!風が気持ちいよ〜!!」フリフリ
しずく「かすみさん、柵から身を乗り出すと危ないよ?」
かすみ「いいの!かすみん落っこちないからいいの!」
ソヨソヨ…
かすみ「ん〜♪……ねえねえ!写真とって!写真!」
璃奈「写真?」
かすみ「うん!アイドルとかがバカンスで良く撮ってるじゃん!それっぽくお願いっ!」
璃奈「はぁ……」
かすみ「ほらほら!可愛く撮ってね〜!」キャルン♪
璃奈「……」 鞠莉「グッモーニン!」
果南「おはよー」
ダイヤ「おはようございます」
果南「今日も奥さんに叩き起こされたの〜?」
ダイヤ「だっ!!!だっ!!!だだっ!!!誰っだ!!!誰がおおおおくおくおくさ」
果南「あ、そうそう。真姫道返すわ」ゴソゴソ
果南「おもろいね〜これ。私エリチ独歩が好き〜」 ぽつぽつ
さああああ……
果南「あ、れいにー」
鞠莉「予報通りデスねー」
果南「はは、傘ないんだけど私」
ダイヤ「あら、困りましたね…
私は折りたたみ傘ですし…」
鞠莉「私もよ」
果南「えー?風邪引けって言うのー?」
ダイヤ「ですがこれに二人で入るわけには…」
果南「…えっ?俺置き傘あるの?!」
果南「じゃあさ、今日の帰り入れてよ」
鞠莉「オウ!それは名案デース!」
ダイヤ「!!!!!!」 果南「わあ、良いねこれ」ぎゅうっ
ダイヤ「……」
鞠莉「大きい傘で良かったわね」
ざああああああ…
ダイヤ「……近すぎませんか」
果南「そんなこと言ったって〜」ぎゆぎゅっ
果南「あ、おっぱい触ったでしょ〜」
ダイヤ「んまーーーーーー!!!!!」
果南「わ〜スケベじゃ〜ん」にたにた
ダイヤ「鞠莉さん!!!!鞠莉さん!!!!!」ぴょんっぴょんっ
鞠莉「なに〜…」ゆさゆさ 果南「俺〜昨日はありがとね〜」
ダイヤ「……」むすっ
果南「今日の練習終わり暇?マック奢るよ」
ダイヤ「!!!!!!」べちべち
鞠莉「痛いってやめて」 果南「…ん?何それ」
果南「それ、そのキーホルダー」
果南「ほえー穂乃果ちゃんねー」
果南「好きなの?」
果南「ふーん」
ダイヤ「……」
果南「だってさ」
ダイヤ「な!何故私に振るのですか!」
果南「や、興味あるかなと思って」 果南「ふむふむ」
果南「ほえー」
果南「だってさ」
ダイヤ「ですから何故私に振るのです!!!」
果南「ほんほん」
果南「はー」
果南「へー」
果南「じゃ、あわよくば狙ってるわけ?」
果南「うわ、邪悪だね〜」
鞠莉「ダイヤもμ's好きなんじゃあないの?」
ダイヤ「……好きですが…」 俺君のセリフが無いから俺君がいるの気付かなかったわ 果南「穂乃果ちゃんと付き合えたら何したいの」
ダイヤ「……!」
果南「はあ」
果南「ほお」
果南「ふむふむ」
果南「うわ、似合わな」
果南「いてて!ごめんて!でもピクニックなんて柄じゃないじゃん!」
ダイヤ「……」
ダイヤ「……」メモメモ
鞠莉(まためんどくさいことになりそう…) 現実
穂乃果「……」テクテクテク
穂乃果「…なんなの?こっち見ないでくれますか?」
穂乃果「……」テクテクテク 現実の方が幸せだったということに俺君が気付くのはもう少し先のお話 果南「でもさ、俺と穂乃果ちゃんが付き合える可能性はないわけじゃん」
果南「なのにそんなこと考えて楽しいの?」
果南「ふーん」
果南「でも穂乃果ちゃんは絶対彼氏いるじゃん」
果南「いや、見えないだけだって」
果南「歌ってるところしか見たことないのになんで言い切れるのさ」
ダイヤ「……え…エリーチカに彼氏……」
鞠莉「…私にはさっぱり」 果南「いやいや、取る取られるじゃなくて」
果南「なんで俺が主役目線なの?」
果南「幸せな穂乃果ちゃんと幸せな彼氏くんにキレてくる意味不明なファンだよ俺」
ダイヤ「がっ……がっ……」ぶるぶる
鞠莉「ダイヤの場合は同性だから…憧れだから…」
ダイヤ「エリーチカに彼氏はいない…いないのですわ……!」ギリギリ ダイヤ「起きなさい!!俺!!」
ダイヤ「全く!ただでさえ成績が悪いのに、居眠りとはブッブーですわ!」
鞠莉「…」
鞠莉「ダイヤってさ」
ダイヤ「?」
鞠莉「俺だけ呼び捨てよね」
ダイヤ「……」
果南「あ、たしかに」
鞠莉「なんで?」
ダイヤ「……」 ダイヤ「……」とぼとぼ
ダイヤ「私だって…私だって…」ボソボソ
ダイヤ「……」
ほのちゃんとピクニック行きて〜
ダイヤ「……」 ダイヤ「…もし、俺…」
ダイヤ「ら、来週の日曜日…空いていますか…」
ダイヤ「…!そ!そうですか…」
ダイヤ「いえ…その…」
ダイヤ「一緒に……ピ…ピクニック……など…」
ダイヤ「……いかがでしょう……」 ダイヤ「……」コトコト
ダイヤ「……」ザクザク
ルビィ「…お姉ちゃん何やってんの?」
ダイヤ「お、お料理ですわ」
ルビィ「見ればわかるよ。なんのために作ってるのってこと」
ダイヤ「……」
ダイヤ「………」トントントン
ルビィ「む、無視」 ダイヤ「…!」ぱたぱたぱた
ガラガラ
ゴソゴソ
ダイヤ(…この一張羅にしましょう!!!)
ダイヤ(水筒と、手拭きと、)ごそもぞ
ルビィ「……」じー ダイヤ「……」
ダイヤ「……遅いですわね…」
ダイヤ(もう四十分も経っていますわ…)
ダイヤ(連絡を入れても返事はありませんし…)
ダイヤ「……あ」
ダイヤ「遅………!!!」
ダイヤ「あ、いえ、実は私も遅れてしまったのですわ……おほほ……」
ダイヤ「それでは参りましょうか」 ダイヤ「…」てくてく
ダイヤ「喉が乾きましたか?」
ダイヤ「少々お待ちください」ゴソゴソ
ダイヤ「……」くるくるカパッコポポ……
ダイヤ「はい、どうぞ♪」
ダイヤ(ふふ♪よほど良い葉を使いましたから、きっと喜んでくださるはず……♪)
ダイヤ「え、ああ、はい」
ダイヤ「…」ゴソゴソ…
ダイヤ(お…お口に合わなかったのでしょうか…) ダイヤ「さ!登りますわよ!」
ダイヤ「たくさん歩いてお腹を空かし、良い景色を観ながら頂くからこそお弁当は美味しいのです!」
ダイヤ「ほら!行きますわよ!」
…
ダイヤ「良い眺めですわ〜!」
ダイヤ「ふふ、はいはい。それではお弁当にいたしましょうか」ゴソゴソ
どんっ!
でんっ!!
ババンッッ!!!
ダイヤ「さ、召し上がれ♪」
ダイヤ(ふ、夫婦のようですわね……♡)
ダイヤ「はい!!昨日から仕込みをしておりましたの!!!」
ゴトッゴトッ
ダイヤ「重箱があと二つございますわ!」
どかんっ!
ダイヤ「すっかり食べてくださいね♪」 ダイヤ「…♪」もにゅはぐ
ダイヤ「…え、あ、え?」
ダイヤ「で、ですが、まだこんなにありますし」
ダイヤ「そ、そうですか」
ダイヤ「……」まぐ…
ダイヤ「……あの、どちらに……」
ダイヤ「そ、そうですか……」
ダイヤ「……」
ダイヤ「…」ぱく……
ダイヤ(……まだたくさん……) ダイヤ「…お、お帰りなさ
ダイヤ「えっ?も、もう…?」
ダイヤ「もう少し、ゆっくりお話でも…」
ダイヤ「……」
ダイヤ「そう………ですか…」
ダイヤ「…」 ダイヤ「……」
ダイヤ「…本日はどうもありがとうございました…」
ダイヤ「…………あの」
ダイヤ「何か…私に至らない点がありましたでしょうか……」
ダイヤ「………」
ダイヤ「……そう…ですか…」
ダイヤ「申し訳ございません、少し張り切りすぎてしまいましたわ」
ダイヤ「いえ!気にしないでください!」
ダイヤ「はい!それではまた明日!」
ダイヤ「…ごきげんよう………」
ダイヤ「…………」 ダイヤ「………」
ダイヤ「………」
お前重いんだよ
ダイヤ「……ひっ……ひぐ……うぅ」 ダイヤ「おーい!俺くーん!」
ガチャッ
ダイヤ「ほら起きて!遅れちゃうよー!」
ダイヤ「さ!着替えて着替えて!」 鞠莉「………」
ダイヤ「いっただっきまーす!」もにゅっ
果南「ねえなにそれ」
ダイヤ「…」
果南「急に何それ。誰の真似?」
ダイヤ「はー!午後の授業めんどっちいなー!」
鞠莉「………」
ダイヤ(軽い女になれば…俺も必ず…!) ダイヤ「あー!終わった終わった!」
ダイヤ「ホンット学校だるいよねー!」
果南「ほんとほんと」
鞠莉「……」
ダイヤ「俺くん!今日一緒に帰ろうよ!」
ダイヤ「えー!いいでしょ!ねえー!」ぐい
ダイヤ「じゃ!そういうことで!さよならー!」ぱたぱたぱた
果南「さよならー」
鞠莉「えぇ…」 ダイヤ(軽々しく!軽々しく!)
ダイヤ「ねーねー、ダイヤどっか行きたい気分なんだけどー!」
ダイヤ「いいじゃん!ねー!」
ダイヤ「ダイヤん家厳しいからさ〜!夜に出かけたりもできないんだってー!」
ダイヤ「十時前は家のババァがうるさくってとっても出らんないのよ」
ダイヤ「そうそ!あのヤギみたいな顔した」
ダイヤ「あのババアうるさいのよねー!メーメーメーメー!」
ダイヤ(軽々しい女なら、俺もきっと…!) ダイヤ「そんでね〜!」
鞠莉「おえ…」
果南「おっはよー」ガラガラ
ダイヤ「おっはー」
鞠莉「…おはよう」
果南「あ、そうそう」
果南「私たち付き合うから」ガシッ
鞠莉「おええ」
ダイヤ「………は?」 果南「なんか盛り上がっちゃってさー」
ダイヤ「な、な、どういうことですの…」
果南「あれ?戻ったじゃん」
ダイヤ「ど、どうどうして、…」
果南「んー?」
ダイヤ「わ、わ私では、いけ、いけな」
果南「あー…」
果南「んーと…」
軽率で嫌いなんだよね
ダイヤ「………」
ダイヤ「……そう………ですか…」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています