かすみ「お台場」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
かすみ「あっ!しお子ーー」
栞子「かすみさん」
かすみ「帰り?」
栞子「はい。かすみさんも?」
かすみ「うん。一緒に帰ろよ。寄りたいところあるんだ」
栞子「寄りたいところ?」
かすみ「うん。お洋服買いに行こう」
栞子「お洋服ですか」
かすみ「四月からアニメ二期始まるからね。お洒落しないと」 栞子「以前も言ってましたね」
かすみ「しお子も出るんだからお洒落しないとだよ」
栞子「そうですね」
かすみ「じゃあ行こう」
栞子「はい」
かすみ「あっ!!?」
栞子「どうしました?」
かすみ「あそこに居るのは…」 栞子「あそこ?知り合い?」
かすみ「こんにちは!!!中須かすみって言います。はい。えっと…そうですね。今日はお仕事ですか?あ〜打ち合わせ。そうですよね、普段清水ですもんね。はい、頑張ります。ありがとうございます。では、」
栞子「お知り合いですか?小学生くらいに見えましたけど…」
かすみ「しお子知らないの?有名人だよ?」
栞子「そうなのですか?」
かすみ「そうだよ。お台場はテレビ局があるから」 栞子「芸能人の方ですか?」
かすみ「違うよぉ。テレビアニメの先輩だよ。かすみん達とは局が違うけどさ。国民的アニメの主人公だよ。四大一家の一角を担う大ベテランなんだから」
栞子「四大一家ですか」
かすみ「そうだよ。ちゃんと覚えておいてね」
栞子「はい」 かすみ「まあいいや。あそこのお店でお買い物しよう」
栞子「私、あそこでお買い物するの初めてです「
かすみ「えーそうなの?珍しいね」
栞子「そもそも学校の帰りに友達と買い物行く事もあまりありませんから」
かすみ「そっか。じゃあ、今日はしお子のお洋服も買おう!かすみんが選んであげる」
栞子「かすみさんが?」
かすみ「うん」
栞子「それは……嬉しいですね」 かすみ「えへへ。じゃあとびきり可愛いの選んじゃおう」
栞子「よろしくお願いします」
ワイワイ ガヤガヤ
かすみ「ん?それにしても賑やかだなぁ」
栞子「そうですね。何かイベントでも行われてるんですかね?」
かすみ「なんだろう?まーたせつ菜先輩かな?」
栞子「だったら言うのでは?」 かすみ「んー、あっ!!?」
栞子「なんですか?」
かすみ「しお子。このお店はやめよう」
栞子「え?何故ですか?」
かすみ「コナンくんが来てる。これ絶対に事件が起きるよ」
栞子「え?そうなんですか?」
かすみ「おっかしいなぁ。汐留じゃないのになぁ」 栞子「今日は…お買い物は中止ですか?」
かすみ「え?いや…別の場所にしよう。ん〜どこに行こうか」
栞子「渋谷とかは?」
かすみ「ん〜…まだ百鬼夜行やってるかも」
栞子「では、原宿とかですか?」
かすみ「あっちってLiella!のホームでしょ?」
栞子「別にいいじょないですか」 ワイワイ ガヤガヤ
かすみ「なんかあっちの方も騒がしいね」
栞子「ですね。コナンくんでしょうか?」
かすみ「コナンくん一人しか居ないから」
栞子「じゃあ誰だろう」
キャー 可愛い
かすみ「可愛い?かすみんを差し置いて可愛い?」 栞子「あっ、なんか…歌ってますよ。アイドル?もしかしてスクールアイドルでしょうか?」
かすみ「……違うよ、しお子。あれ…アイマスのメンバーだよ…」
栞子「アイマス…?」
かすみ「アイドルのアニメだよ。なんでお台場に…お台場はラブライブの物なのに」
栞子「お台場はみんなのものですよ。歌、上手ですね」
かすみ「むぅ…まあ、かすみんには及ばないけどね」 栞子「あっ」
かすみ「今度は何?」
栞子「あれ…にこさんですよね?」
かすみ「にこさん?にこさんって矢澤にこ先輩?」
栞子「はい。ほら、後ろの方で応援してるのそうですよ」
かすみ「……本当だ。なんでにこ先輩がアイドルマスター側に…」
栞子「単純にアイドル好きだからじゃないですか?」 かすみ「ラブライブ側の人間がアイマス側の人間を応援しちゃダメだよ」
栞子「良いじゃないですか。仲良くしましょう」
かすみ「負けていられない」
栞子「え?」
かすみ「かすみん達も今すぐライブやろう」
栞子「いきなりですか?」 かすみ「横でやろう、横で」
栞子「凄い迷惑だと思いますけど。それにお買い物は?」
かすみ「……そうだった」
栞子「ね?お買い物しましょう」
かすみ「うん」 栞子「かすみさんは普段どんな…かすみさん?」
かすみ「しお子…あれ…」
ドゴォーーーン
栞子「えぇ…誰か空飛んでる…」
かすみ「戦ってるね…」
栞子「そんなバカな…」 かすみ「仕方ないよ。お台場だもん」
栞子「なんで人が空飛んでるのにそんな冷静になれるんですか?」
かすみ「だってアニメだし…」
栞子「え…あっ…え?なんか…おかしくなりそうです」
かすみ「って言うか凄いね…しお子」
栞子「何がですか?」 かすみ「だって戦ってるの肉眼で見えてるんでしょ?初めてなのに」
栞子「肉眼で?!初めてなのに?!!」
かすみ「普通目が慣れるまで見えないもんだよ」
栞子「そうなんですか…」 かすみ「どっちが勝つと思う?」
栞子「さあ…どちらでしょう?山吹色の胴着の方では?」
かすみ「そう?」
栞子「だってもう一人の方…どう見ても宇宙人ですし…山吹色の胴着の方に勝ってもらわないと」 かすみ「あっ、しお子…屈んで」
栞子「え?」
ドゴォーーーン にこぉぉぉぉぉ
栞子「えぇ…ビーム…今ビームを…と言うか…にこさんの悲鳴が…」
かすみ「にこさんに当たっちゃったのかな?
栞子「怖い事言わないで下さい」 かすみ「ほら、しお子。にこ先輩」
栞子「えぇ…にこさん…」
かすみ「やっぱり直撃したみたいだね。頭がアフロみたいになってるもん。にこ先輩がギャグ漫画の住人で良かった」
栞子「死にますよ、普通…」 かすみ「あの人達もアニメ界の重鎮なんだよ」
栞子「そうなんですね」
かすみ「……お願いすれば私達のアニメにゲスト出演してくれるかな?」
栞子「世界が違い過ぎてお互いに困ると思います」
かすみ「でもさぁ。アイマスやスーパースターに負けない為にもインパクトが欲しいじゃん」
栞子「あくまでもLiella!の皆さんにも対抗するんですね」
かすみ「もちろん」 キャァァァァ
栞子「なんでしょう?今までで一番の歓声ですね」
かすみ「うん。あっ!もしかして」
栞子「心当たりあるんですか?」
かすみ「今、一番人気のあの人達のアニメがお台場の局で放送されてるんだよ」
栞子「一番人気のあの人達?」
キャァァァァ こっち向いて〜
かすみ「やっぱり!鬼殺隊だ!」
栞子「鬼殺隊?」 かすみ「そうだよ。今、海賊よりも魔法使いよりも人気なのがあの人達なの」
栞子「確かに。凄い歓声ですもんね」
かすみ「今、あの人達と五条悟とマイキーは女性人気が凄いんだから」
栞子「へ〜そうなんですね」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています