彼方「会いたかったよ〜」
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VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:: EXT was configured ガチャ
パタン
彼方「…ただいま〜」
シーン
彼方「……ふぅ」
彼方「……」テクテク
彼方「…よーいしょっと」ガサ 彼方「ふわぁ…荷物重かったぁ」
彼方「…さむいさむい…暖房…」ピッ
彼方「………ふぅ」
彼方「……えっと…」ガサゴソ
〜♪
彼方「…?」スッ
彼方「おお…?遥ちゃんだ」ポチ 彼方「はぁい、もしもし?遥ちゃん?」
遥『あっ、お姉ちゃん?』
彼方「うん、どうしたの〜?」
遥『ううん、お姉ちゃんもう家に着いてるかなぁって思って』
彼方「うん、たった今帰ったところだよ〜」 遥『ふふ…そっか、おかえりなさい』
彼方「うんっ、ただいま〜♪」
彼方「……遥ちゃん、今日はありがとね、パーティしてくれて」
遥『ううん、逆にこっちがありがとうだよ』
彼方「ええ〜?なんで遥ちゃんがお礼?」 遥『だって、私がパーティしたいなぁって言ったから、お姉ちゃんもお母さんも無理して予定空けてくれたんでしょ?』
遥『お姉ちゃんもこの頃学校やバイトで忙しかったみたいだし』
遥『私もそうだけど…お母さんだって年末ですごく忙しいし』
遥『だから、ありがとうだよ』
彼方「…ああ〜!なんだ〜そんなことかぁ」 彼方「無理にとかじゃなくて、奇跡的に3人とも予定が合っただけなんだから、気にしなくていいのに」
遥『え、ほんとに?』
彼方「うんっ、それに彼方ちゃんは嬉しかったんだから、遥ちゃんが当日にお祝いしたいって言ってくれて」
彼方「…それに、2人にプレゼントも貰っちゃったしね〜」
彼方「遥ちゃんが作ってくれたケーキもおいしかったし、すごくハッピーな気持ちになれたよ」 彼方「だから、彼方ちゃんの方がありがとうだよ」
遥『…お姉ちゃんがそう言ってくれるなら…安心っていうか、私も嬉しいけど』
彼方「…ふふ、お母さんはもう寝ちゃったよね?」
遥『あっ、うんっ。明日も早いみたいで』
彼方「そっか…年末だしねぇ」
遥『うん、今度みんなが落ち着いたらこっちに泊まりに来てね?』 彼方「もっちろ〜ん♪」
彼方「…でも、本当だったら今日泊まりたかったなぁ〜」
遥『私も正直泊まっていって欲しかったけど…お姉ちゃんの方こそ明日朝早いんでしょ?』
彼方「そうだけど〜…うーん、遥ちゃんの声聞いてたらそっちに戻りたくなってきたよ」
遥『…ふふ…もう、お姉ちゃんってば…我慢だからね?』
彼方「んー、は〜い」 彼方「あ、そういえば…プレゼントありがとね」
遥『うん、消耗品だけどね』
彼方「ううん、嬉しいよ。こんな、ちょっとお高そうな入浴剤だけど」
遥『あはは…値段は確かにお高いけど、そこはプレゼントだしね、あまり気にしないで?』
遥『いい香りもするし、乾燥肌にも良いから、良かったら使ってね』 彼方「うん♪早速後で使うよ〜」
遥『ふふ…感想聞かせてね?』
彼方「もっちろん!」
彼方「……」
彼方「…ほんとにありがとね、遥ちゃん」 遥『…?どうしたの?改まって…』
彼方「いやぁ、遥ちゃんが私の妹で本当に良かったなぁって」
彼方「なんだか…ふとそう思っちゃって…」
彼方「遥ちゃん達にお祝いしてもらって、すごくハッピーな気持ちになってるからかも」
遥『…そっ…か。でも、私だってお姉ちゃんがお姉ちゃんで良かったなぁって思うよ?』
彼方「ふふ…そっか、遥ちゃんにそう言って貰えると嬉しいなぁ…すごく」 彼方「……」
彼方「…あのね、遥ちゃん」
遥『ん、なーに?お姉ちゃん』
彼方「彼方ちゃんはね、これまでずーっと、遥ちゃんのおかげですごく幸せなんだよ」
遥『え?』
彼方「遥ちゃんが生まれてこなかったら、今みたいな自分はいないんだろうなぁってたまーに思うんだ」 遥『…』
彼方「彼方ちゃんが、初めて卵焼きを作った時にね」
彼方「遥ちゃんがすごくおいしいって、笑顔で食べてくれたから、色んなお料理を作れるようになりたいって思ったし」
彼方「それで遥ちゃんをもっと笑顔にしたいって思うようになって、お料理することが大好きになった」
彼方「だから、遥ちゃんがいなかったら多分…今の大学にだって行ってないって思うもん」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています