「絢瀬絵里は大変」
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〜職員室〜
絵里「では、私はこれで」
先生A「はい、ありがとう。これから部活か?」
絵里「そうですね。もうすぐライブも近いので」
先生A「そうか。頑張ってね」
絵里「あはは。ありがとうございます」
先生B「あっ、絢瀬さん!」
絵里「はい、なんでしょうか?」
先生B「あの…部活も良いんだけど…」
絵里「はい…」
先生B「高坂さん…元気いっぱいで部活も頑張ってるのは分かるんだけど…もう少し勉強の方も頑張る様に言って貰えないかしら?」
絵里「は、はあ…」 先生C「あっ、うちのクラスの星空もそうなんだよ。体育の成績はすこぶる良いんだけど…他がなぁ…特に英語は壊滅的だし」
先生D「3年の矢澤もですよ…あれじゃあ留年しちゃうよ」
絵里「そ、そうですか」
先生B「少し、絢瀬の方からも言って貰えると助かるんだど」
絵里「分かりました。私の方からも言っておきます」 〜アイドル研究部部室〜
絵里「と言う事を職員室で言われました」
穂乃果「へ〜」
にこ「そんな事言われたんだ」
絵里「他人事みたいに…あのね!私すっごく恥ずかしかったんだから。顔から火が出そうでした」
穂乃果「人体発火ってやつだね!」
凛「テレビで見た事あるにゃ!」
絵里「勉強出来ないくせにそう言う事は知ってるのね」 にこ「でもさ〜先生達も直接言えばいいのにさ〜」
穂乃果「確かに」
絵里「気付いてないだけで言われてるんじゃないの?」
凛「ん〜そうなのかなぁ」
穂乃果「分かんないね」
ほのりん「あははは」
にこ「何が面白いのよ…」
絵里「あなた達、恥ずかしくないの?」 穂乃果「え?」
絵里「不名誉な事で話題になって恥ずかしくないのかって聞いてるの」
穂乃果「そりゃあ…嬉しくはないよね?」
凛「うん。話題になるなら褒められたいもんね」
絵里「そうでしょ?」
穂乃果「うん」
絵里「分かってくれて良かったわ」 穂乃果「テスト期間になったら頑張る!」
凛「ね〜」
絵里「なんで今から少しずつ頑張ろうと思わないのよ…」
穂乃果「今から…?」
絵里「そう。今から」 穂乃果「毎日勉強しろって事?」
絵里「そうよ。そうすればギリギリになって慌てなくて済むでしょ」
穂乃果「毎日勉強…それ拷問だよ…」
絵里「一度辞書で拷問って調べてみたら?」
にこ「まあ、あんた達はちゃんと勉強した方がいいわね」 絵里「いや、にこもね」
にこ「私は大丈夫よ。この二人ほど出来なくないから」
穂乃果「嘘吐き!」
凛「泥棒!」
にこ「誰が嘘吐き…泥棒って何よ!泥棒って!」
絵里「にこ…この際だからはっきり言うけど」
にこ「な、何よ?」
絵里「状況で言ったらあなたが一番まずいのよ」 にこ「は?なんで?」
絵里「このままじゃ卒業出来ないから」
にこ「……いやいや」
絵里「いや本当にね。赤点だらけの人間が卒業できる訳ないでしょ」
にこ「だらけではないわよ。2、3個あるだけだし…」
絵里「赤点なんて普通は一科目もないのよ」 にこ「じ、冗談ばっかり〜この学校で留年とか聞いた事ないし」
絵里「このままじゃ第一号ね。おめでとう」
穂乃果「おめでと〜」
凛「おめでとう」
にこ「うるさいわよ!」
絵里「って言うか穂乃果も凛も他人事じゃないから」 穂乃果「え〜…」
絵里「え〜じゃなくて。本当このままだと留年だから。別にいいけど」
穂乃果「……もしかして絵里ちゃん…結構怒ってるいらっしゃる?」
絵里「あっ!分かった?」
穂乃果「薄々と…」 就職さえ決めてしまえばよほどのことがない限り卒業はさせてくれる、はず 真姫「で?なんで部室で勉強してるの?」
絵里「家じゃ勉強しないでしょ。迷惑かけるけど部活を始める前に30分だけ時間貰って3人が勉強する時間を作らせて貰う事にしたの」
真姫「ふ〜ん。30分ねぇ」
絵里「やらないよりマシでしょ」
真姫「まあね」 凛「ん〜…」
穂乃果「……」カキカキ
にこ「……」カキカキ
凛「シマウマって英語でなんて言うんだっけ?」
穂乃果「シマウマ?」
凛「うん。シマウマ」 穂乃果「シマウマ……シマのウマ…アイランド……アイランドホース?」
凛「アイランドホース?」
穂乃果「シマウマだから!」
にこ「バカじゃないの…そのシマじゃないでしょ。模様の方でしょ」
穂乃果「分かってるよ。冗談だって」
凛「冗談だったんだ」 にこ「シマは英語でストライプでしょ?」
凛「じゃあストライプ…」
穂乃果「ストライプホース?」
にこ「じゃない?」
真姫「ゼブラよ」
穂乃果「え?」
凛「ん?」
にこ「は?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています