サヤ「今お嬢様を呼んで参りますのでごゆっくりお寛ぎ下さい」かのん「はい!」
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ガチャ
サヤ「さて……」
サヤ「お嬢様の部屋どこだったっけ?」 サヤ「お嬢様ー」ガチャ
サヤ「違った。ここ奥様の部屋だ」 サヤ「お嬢様ー」ガチャ
サヤ「違った。ここ旦那様の書斎だ」 サヤ「お嬢様ー」ガチャ
サヤ「違った。ここトイレだ」
サヤ「ついでに用を足していこう」 ジャーーー
サヤ「ふぅ」
サヤ「さてお嬢様の部屋を探さなきゃ」
サヤ「広すぎるんだよなぁこの屋敷。チビ連れてきて案内させればよかった」 サヤ「おーい、お嬢様ー。おーい」
恋「何をやってるんですか貴女は」
サヤ「あ、お嬢様!」 サヤ「どこに行ってたんですかお嬢様。探しましたよ」
恋「どこって帰ってからずっと自室に居ましたよ。探してたってなんの用
事ですか?」
サヤ「あ、そうだそうだ」
サヤ「…………」
恋「……?」
サヤ「なんでしたっけ?」
恋「知りませんよそんな事!」 恋「でもちょうど良かったです。私も貴女に用事があったので」
サヤ「私に用事?」
恋「これを」
サヤ「これは?」
恋「貴女への最後のお給料です」
サヤ「最後……?」 あれ、これもしかしたらクビにされるやつ?
これを受け取ったら完全に終了?ヤダヤダ!
たとえお給料なくても貯金ならそれなりにあるしここにいればとりあえず
雨露は凌げるし冷暖房完備だしお嬢様の作るごはんは美味しいし何より
今さら私が外に出ていっても一人で生きていける訳がない!
ともかくこれは受け取らずになんとか話を遮らないと! サヤ「いけません!」
恋「本当に今までありがとう。この御恩は一生忘れません(皮肉)」
サヤ「いいえ、受け取れません」
恋「お願い。来月からは貴女(なんか)を雇っておけるお金もないのです」
サヤ「必要ありません!(必死)私はこの葉月家に仕えているだけで」
恋「そういう訳にはいきません。貴女の様な(ポンコツな)人をタダ働き
(とは言えここに居)させたらそれこそ亡くなったお母様に怒られてし
まいます」
みたいなだったらどうする? ハヤテのごとくのマリアさんみたいにメイドさんってなんでもできて当然かと思ってたけど普通はこんなもんよな 役立たずだけど自分の幼少期を知る数少ない1人であるメイドをそう簡単に切れなかったんだよなぁ ちきしょう、7話のこのシーンで笑えるようになっちまった... こんなポンコツなのにクビになってなかったってことは絶対恋母とできてたやろ まあ、大人の事情が当然あるからずっとは無理だけど
長年世話になった家のひとり娘が天涯孤独になって
来月からお給金払えないからここでお別れですって
思い詰めた顔で言われてハイそうですかとまで
割り切れないわな、人情ってもんがあるんだし
だから年長者として機転をきかせて
すぐに再就職先も決まらないから
せめてお嬢様の今後の身の振り方が定まるまで
ここに置いてくれませんか?
私がお願いして置いてもらうのだから
給料もいらないし、宿泊費代わりに
今までどおり家事のお手伝いしますから、
くらいのことは言ってもいいと思うんだけどね >>31
作り手側の人生経験や読書経験にそういうのが無いんだろう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています