かのん「勉強に躓いてすみれちゃんにセンターを奪われた」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
かのん「今度の曲のことなんだけど――」
千砂都「あ、その前にちょっといいかな」
かのん「? うん」
千砂都「次のライブなんだけどね」
千砂都「可可ちゃんと話してセンターはすみれちゃんがいいんじゃないかってなったんだ」
すみれ「わ、私がセンター!?」
可可「かのんが悪いっていうわけではないんデスよ」アセアセ
可可「でも、すみれが最近調子がいいように見えて」 かのん「……」
かのん「私もそれがいいと思う」
かのん「最近すみれちゃん頑張ってたもんね!」
かのん「おめでとう!」
かのん「今度私がセンターを奪いにいく番だね!」
すみれ「かのん……」
かのん「センターがそんな顔してちゃダメだよ! しゃきっとして!」 千砂都「すみれちゃんがセンターとなるとすみれちゃんの見せ場が増えるように振り付けもちょっと変えた方がいいかな」
可可「衣装もすみれに合わせたコンセプトで作ってみマス!」
かのん「私はすみれちゃんっぽいギャラクシーな曲つくってみるね」
かのん(本当は悔しかった)
かのん(最初は嫌だったけど、最近はセンターで歌うことも楽しくなってきていたのに)
かのん(でも、みんなで決めたことなんだから仕方ないよね) ――
先生「この前のテストを返します」
先生「……澁谷さん」
かのん「はい!」
先生「……もうちょっとだけ頑張りましょうね」
かのん「っ!」
かのん(62点……)
千砂都「かのんちゃん、どうだった?」
かのん「あ、うん、それなりかなー」 千砂都「やっぱり普通科の勉強って難しいね」
千砂都「私全然できなかったよ、もっと頑張らないと……」アハハ
かのん(な、76点!? 私よりも高いのに……)
可可「ふふん、可可は98点デシタ。すみれはどうデシタか?」
すみれ「あ、ちょっと勝手に見るなったら、見ないで!」
可可「100点!?」
かのん「!」
可可「こ、今回は引き分けっていうことにしておいてあげマス」
可可「命拾いしマシタね!」
すみれ「どういうことよ……」
かのん(すみれちゃん100点だったんだ……) 先生「今回の平均点は65点、ちょっと低めだからみんな復習しておいてね」
かのん(平均点以下……)
かのん(授業にはついていけてると思ってたのに)
かのん(すみれちゃんはすごいなあ)
かのん(勉強もできて、最近はみんなの言う通りスクールアイドルの方も調子がいいし)
かのん(それに比べて私は勉強もスクールアイドルもイマイチ……)
かのん(ううん、頑張ればいいんだよね……!) かのん(それから私は合間合間に単語帳を読んだり、家でも予習復習をするようになった)
かのん(そんなある日)
千砂都「か、かのんちゃん、大丈夫だよ!」
可可「そうデス! また歌えなくなったならまた歌えるようなればいいだけデス!」
すみれ「不幸中の幸いと言うべきか、次のセンターは私だしね」
かのん(私は歌えなくなってしまった)
かのん(作ってきた曲をみんなに披露しようとして、声が出なかった)
かのん(前までも、友達の前では歌えてたのに……) かのん「ごめん、今日はもう帰るね」
可可「かのん……!」
すみれ「そっとしておいてあげなさい」
可可「でも……」
千砂都「……」フルフル
可可「ハイ……」 かのん(勉強もできなくて、歌も歌えない……)
かのん(センターじゃなくなったってことは、みんなからも必要とされなくなって――)ジワッ
恋「澁谷さん?」
かのん「っ!」フキフキ
恋「今泣いて……」
かのん「泣いてない! 泣いてなんかいないよ!」アセアセ
恋「……この後時間ありますか?」
かのん「え?」 恋「どうぞ」イチゴミルク
かのん「ありがとう……」
恋「何があったんですか?」
かのん「葉月さんには関係ない事だよ」
恋「わたくしは生徒会長ですよ? 困っている生徒がいれば力になってあげるのが生徒会長の仕事です」
かのん「……。私必要とされてないのかなって思っちゃって」
恋「……」 恋「どうしてそう思うんですか?」
かのん「だってセンター外されちゃったし」
かのん「それにまた歌えなくなっちゃった」
かのん「勉強もちょっとつまずいちゃって、私には文武両道なんて無理だったんだ、って」
恋「……」
恋「スクールアイドルのことは応援はできませんが」
恋「勉強のことなら力になれますよ」
かのん「葉月さん頭いいもんね」 恋「頭がいいのではありません。効率よく勉強することが大切なんです」
かのん「効率よく……?」
恋「そのために、強い味方いますよ」
かのん「強い味方……?」
恋「進研ゼミです!」
かのん「進研ゼミ!?」 かのん「進研ゼミってあの広告のマンガだけ読んで捨てちゃうやつ?」
恋「そうです、わたくしは昔から進研ゼミをやっているんです」
恋「1回15分※でできるのでスキマ時間に効率よく勉強をすることができるんです」
※高1講座の場合、高2講座は1回30分
かのん「1回15分!?」 かのん「でも、分からない問題とか出てきちゃったら塾みたいに誰かに聞くこともできないし……」
恋「分からないところをスマートフォンで撮影することで24時間質問することができますよ」
恋「大体翌日には解説やアドバイス付きで回答があります」
かのん「24時間質問できるの!?」
かのん「塾とかだと他に質問してる人がいたりしたら順番待ちしなきゃいけないし、塾の日しか聞けないから24時間聞けるのはすごいね!」 高校生で進研ゼミやってる人マジで見たことないな
商売として成立してんのか 恋「それに追加受講費はなしでオンライン授業を受けることも可能です」
かのん「無料で受けられるの!?」
恋「授業中にチャットで質問をすることもできます」
恋「それに授業後はオンライン自習室で授業の復習しながら、わからないところをチャットで質問することもできるんです!」
かのん「すごい!」
かのん「でもどこが分からないかわからないっていうこともあるし」
恋「そんな時はこれです」
かのん「? スマートフォン?」 これ進研ゼミでやった曲だ!!
すごい…スクールアイドルって楽しい!! 恋「問題を解くとAIが個別にスキルを分析してくれるというアプリがあるんです」
恋「これを使うことで自分のニガテを分析して克服することができます」
恋「それに添削課題を提出することで教科のプロが弱点を解析して専用の問題集を作ってくれるんです」
かのん「それならひとつひとつ弱点を潰していけるね!」
恋「授業対策や定期テスト対策は進度や教科書に合わせて1回30分の教材が届きます」
恋「それにスマートフォンのアプリでも定期テスト対策ができるんですよ!」
かのん「スマートフォンの教材も充実してて、しかも自分に合わせた教材が届くんだ!」
かのん「それなら私もできるかも!」 24時間体制で質問に答えるって学生バイトを深夜も雇ってるってこと? ――
かのん「お母さん、ちょっとご相談が……」
かのんママ「お小遣いならあげないわよ」
かのん「いやー、まあ近いけどそうじゃなくて……」
かのん「実は、進研ゼミやりたいの!」
かのんママ「進研ゼミ!?」
ありあ「お姉ちゃんが!?」 かのんママ「でも前小学校の頃やって続かなかったでしょ?」
かのん「今回は本気!」
かのん「本気でスクールアイドルをやるために、スキマ時間でニガテが克服できる進研ゼミをやりたいの!」
かのん「予習復習効率アップアプリでは1回5分でできるからスキマ時間にやることもできるし」
かのん「紙の教材だって1回15分でできるんだって」
かのんママ「でも1回5分とか15分で本当に効果あるの?」
ありあ「あ、でもうちの中学校で成績1位の子も進研ゼミやってるよ」
かのん「生徒会長の葉月さんも進研ゼミやってるんだって!」
かのんママ「へえ、すごいわね」 偏見だけど進研ゼミやってるような高校生って成績も大したことないイメージ かのんママ「でも、そんなにすごいんじゃ高いんじゃない?」
かのん「ううん、塾や予備校に通っているのと比べると3年間で81万円※もオトクなんだって!」
※塾・予備校の費用については「学校外教育活動に関する調査2017」(ベネッセ教育総合研究所)より
かのんママ「それはお得ね!」
かのんママ「これくらいだったらお父さんのお小遣いを少し減らせば……」
かのんパパ「!」ビクッ ――
かのん(進研ゼミを始めてから初めての定期テスト)
かのん(歌の方は進研ゼミを初めて勉強に対する不安がなくなったおかげかすぐ歌えるように戻った)
かのん(あとは勉強が上手く行けばいいんだけど――)
かのん(最後の足掻きに定期テスト予想問題集を見ておこうかな)
すみれ「あれ、かのんそれ……」
かのん「ん?」
かのん「あ、すみれちゃんそれって!」
すみれ「そうよ、進研ゼミ」
かのん「すみれちゃんもやってたんだね!」
すみれ「ショウビジネスの基本よ!」 先生「はい、じゃあテスト始めるから筆記用具以外のものしまって」
かのん「頑張ろうね、すみれちゃん」
すみれ「ええ」
先生「では、はじめ!」
かのん(!)
かのん(すごい、スラスラ解ける!)
かのん(この問題、予想問題集で見たやつだ!)
かのん(この問題も、前まで全然解けなかったやつ)
かのん(でも、ニガテを克服した今なら自分の力で解ける……!) ――
先生「今回はちょっと難しいテストだったかもしれません」
先生「平均点も54点と低めでした」
先生「でも満点が2人います」
先生「澁谷さんと平安名さん!」
かのすみ「っ!」
可可「かのんすごいデス!」
千砂都「さすがかのんちゃん!」
かのん「えへへ」
すみれ「私も満点なんだけど!」
可可「はいはい、すごいすごいデス」
すみれ「なによその投げやりな態度!?」 ――
かのん(それから私はスキマ時間に効率よく勉強をして、スクールアイドルに割ける時間が増えた)
かのん(おかげでスクールアイドル活動の方も結構順調で――)
千砂都「最近かのんちゃんすごいね!」
可可「歌えなくなった時はどうなるかと思いマシタが、すぐ歌えるようになって」
可可「前よりもノビノビとスバラシイコエになった気がしマス!」
可可「やっぱり可可はセンターはかのんがいいと思いマス!」
千砂都「そうだね、今度はかのんちゃんのセンターでいこっか!」
すみれ「またかのんに取られちゃったわね」
かのん「言ったでしょ、私が奪いにいく番だって」
かのん「すみれちゃんもまた奪ってみてよ」
すみれ「そうするわ」ニコッ 恋「……」チラッ
かのん「あ、ごめんちょっとまってて」
千砂都「? うん」
かのん「葉月さん!」
恋「……なんでしょう?」
かのん「葉月さんもスクールアイドルやろうよ!」
恋「……いえ、わたくしは――」
かのん「私は葉月さんに進研ゼミを教えてもらってから勉強もスクールアイドルも楽しいの!」
かのん「だから今度は私が葉月さんに――うぅん、恋ちゃんにスクールアイドルの楽しさを教えてあげたい!」 昨日くらいに進研ゼミかと思ったらいい話のSSあったけどこっちはちゃんと進研ゼミで安心した 恋「しかし、わたくしはスクールアイドルは……」
かのん「嘘、さっきもわざわざ屋上まで見に来て……」
かのん「やりたいんでしょ!?」
かのん「お母さんがやってたスクールアイドル!」
恋「なぜそれを!?」
かのん「進研ゼミで読解力も磨いたからね」
かのん「きっと恋ちゃんがスクールアイドルを認めてくれないのってそういうことかなって」
恋「……いいんですか?」 恋「散々あなたたちの邪魔をしたわたくしを、受け入れてくれるんですか?」
かのん「もちろん! ね、みんな?」
くーすーちー「っ!」
可可「ば、バレてマシタ……」
可可「でも、レンレンが入るのはもちろんおっけーデス!」
千砂都「恋ちゃんがいれば百人力だから歓迎だよ!」
すみれ「まあ、恨んでないといえば嘘になるけど、リーダーが言うんだからしょうがないったら、しょうがないわね!」
恋「みなさん……!」 ――
かのん(それから5人で活動を始めた私たち)
かのん(グループ名もLiella!に決まって、ラブライブ!に出場)
かのん(今日はなんと決勝の日!)
かのん(あの後ちぃちゃんと可可ちゃんにも進研ゼミを勧めて、私たちは成績もいつも学年トップ)
かのん(この場に立っているのも勉強をスキマ時間にやることでスクールアイドルに割ける時間が増えたから!) 進研ゼミの高校講座はいい印象皆無だなあ
z会とどうしてここまで差が付いたのか かのん(進研ゼミをやっていたおかげで恋ちゃんが悩んでいた学校運営についても解決した)
かのん(進研ゼミで数学のニガテがなくなったからだよね)
かのん(ちなみに強敵になるかと思われたサニパさんは、悠奈さんがテストで赤点を取ってしまい、塾に通うことに……)
かのん(塾通ってスクールアイドルに割ける時間が少なくなったことでスクールアイドル活動が疎かになって予選敗退)
かのん(今度進研ゼミのこと教えてあげようかな) 対象の学力が異なるからな
進研ゼミが対象としてるレベルはそもそも真面目に勉強する子が少ない まだ甘い
進研ゼミを始めれば、彼女も出来るはずだぞ! 恋「ついにここまで来ましたね」
かのん「恋ちゃんがあの時声をかけてくれたおかげだよ」
恋「そんなことありません、かのんさんが頑張ったから……!」
すみれ「イチャイチャするのはその辺にしなさいったら、しなさい」
すみれ「今から大事な舞台なんだから!」
かのれん「イチャイチャなんてしてない(です)!」
千砂都「とか言いながら息ピッタリ」クスクス 恋「かのんさん、このライブが終わったら、伝えたいことがあります」コソコソ
かのん「う、うん/////」ドキドキ
可可「かのん何してるんデスか! かけ声よろしくお願いシマス!」
かのん「わ、わかった!」
かのん「それじゃあ、ラブライブ!の舞台へ!」
かのん「Liella!」
Liella!「スーパースタート!!!!!」
かのん(始めよう、進研ゼミ――!)
おわり ●進研ゼミ速い!殺人バファロー配達に主人公仰天
●進研ゼミ一日15分!主人公母親抜き打ちテスト撃ち指令
●ド迫力の主人公新助っ人進研ゼミ、中間テスト崩し任せろ
●恋愛任せろ!進研ゼミ、主人公のキューピットや!!
●母親も合格点!進研ゼミ、がんばりシールもらえるやん
●主人公安心「テスト前・対策」ゼミ“一発合格"
●進研ゼミ・赤ペン先生、主人公の活躍に太鼓判!
●ドドドドドッ野球部・主人公、走る凶器や
●主人公唸った!“進研"ゼミがライバル殺した
●主人公不敵!期末テスト歓迎、私の弱点探して 面白かった!
高校生活の輝きの源、それが進研ゼミか… >>18
俺の友達が進研ゼミやってたわ
塾に行くのがだるくて家でやる人にはいいのかも >>5まで読んでやっとゼミスレ判定できたわ
まだまだ修行が足らんな 歌えなくなるところまで読んでDiver Diva見て戻ってきたら進研ゼミで草 かのん「進研ゼミで読解力も磨いたからね」
ここ特に好き >>54
修行が足らんてのは俺の話な
中にはスレタイ見てからゼミスレ認定余裕でしたってやつもおるかもしれんが俺はそこまでは無理やった めっちゃ笑ったけど、進研ゼミ無しだとどういう展開になるのか気になる 進研ゼミの漫画はエグくて好き
← 進研ゼミをやった主人公 彼氏と学歴をGET
→ やってない友人 ひとり寂しく底辺高校へ
https://i.imgur.com/GwlUOuV.jpg ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています