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恋「>>3で生活費を稼ぎます」
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0003名無しで叶える物語(たまごやき)
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2021/09/14(火) 21:34:19.50ID:q59GSuqE
ポーカー
0004名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2021/09/14(火) 21:37:15.61ID:hgzawmle
透視イカサマで稼ごう
0006名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/14(火) 21:38:51.20ID:L4HP4km7
恋「ポーカー……つまりギャンブルですね」

恋「となると相手が必要です」

恋「>>8さんを誘ってみましょう」
0011Dグレ観たことないです(たこやき)
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2021/09/14(火) 21:49:20.31ID:L4HP4km7
恋（お金を持ってそうで……知り合いでない方がいいですよね？）

恋（あそこにいる白い髪の方にしましょう）

恋「あの、よろしいでしょうか」

アレン「僕？」

恋「はい」

アレン「えっと……どこかであったことあるかな……？」

恋（いい誘い文句を言わないと）

恋「>>12」
0012名無しで叶える物語(SB-Android)
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2021/09/14(火) 21:50:39.50ID:ZAUDaTvT
私とイケナイ遊び、してみませんか？
0015名無しで叶える物語(しまむら)
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2021/09/14(火) 21:54:50.21ID:rT+nUnm+
ちぃちゃんのたこ焼き屋でバイト
0018名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/14(火) 22:06:44.30ID:L4HP4km7
アレン「！！」

恋（びっくりしてます、決まりましたね）

アレン（ナンパかな？）

アレン「あのねぇ」

アレン「君みたいな子どもが……こういうことをするの、良くないんじゃないかな」ｱﾊﾊ

恋「ほんの少しだけで構いません」

恋「その、お暇そうに見えたので──お忙しいところだったのでしょうか？」

アレン「>>20」
0021名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/14(火) 22:17:04.62ID:L4HP4km7
恋「そうですか……」ｼｭﾝ

アレン（引き下がってくれたか）

アレン「遊んでるほどの余裕はないんだ、じゃあね」

恋「……」

恋（優しそうな方ですし狙い目だと思ったのですが……）

恋（よく考えたらあまりお金は持っていなさそうでしたね。同年代ぽかったですし）

恋「次のターゲットを探します>>23」
0028名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/14(火) 22:31:12.79ID:L4HP4km7
恋（次はあの金髪の方にしましょう）

恋（雰囲気からして学が足りない感じですし遊んでるタイプのように見えます）

恋「失礼します」

ナルト「お？オレに何か用か」

恋「はい、私と──」

恋（いえ。さっきは掴みで失敗しましたから、違う文句で誘いましょう）

恋「>>30」
0032名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/14(火) 22:44:35.19ID:L4HP4km7
恋（趣向を変えましょう）

恋（手当たり次第に狙うのではなく、人伝てにお金持ちに接近する）

ナルト「天王寺、かぁ……聞いたことねーってばよ」

恋「そうですか」

ナルト「人探しか？なら手伝ってやってもいいけどさ」

ナルト「どういう奴なんだ？」

恋「えーっと……」

恋（正直よく知りません……スクールアイドルの動画でちらと見ただけ……）

恋「>>34」
0035名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/14(火) 22:58:48.01ID:L4HP4km7
ナルト「おぉ？目立ちそうな奴だな」

ナルト「……っし！行ってくるってばよ！」

恋「あっ、どちらに？」

ナルト「ああ、ちょっとひとっ走りしてくる！！」ｼｭﾊﾞｯ

ｼｭﾀｯ　ｼｭﾀﾀﾀﾀ……

恋（すごい身体能力ですね……体操選手かなにかなんでしょうか）

恋「…………待ってればいいんですよね？」


ｽﾞｻﾞｻﾞｯ!

ナルト「悪りぃ、待たせた！」

恋「早っ！？」

恋「天王寺さん、見つけたんですか？」

ナルト「>>37にいるってばよ」
0040名無しで叶える物語(しまむら)
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2021/09/14(火) 23:07:29.54ID:rT+nUnm+
草
0042名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/14(火) 23:20:31.26ID:L4HP4km7
ナルト「こ↑こ↓」

恋「はぇ〜」

恋「あの……お礼もできず、申し訳ありません」

ナルト「そんなのいいってばよ。んじゃな」ｼｭﾊﾞｯ

恋「行ってしまいました……」

恋（とても親切でいい人でした）

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

恋「すみません、こちらに天王寺璃奈さんはいらっしゃいますか？」

出てきたのは>>43
0044名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/14(火) 23:27:01.16ID:L4HP4km7
璃奈「こんにちは。あなたは……」

恋「葉月恋と申します」

璃奈「葉月さん……はじめまして、だよね？」

恋「はい。会っていきなりで申し訳ないのですが──」

恋「今日はお願いしたいことがあって参りました」

璃奈「お願い？」

恋「ポーカーです」

璃奈「ポーカー……？」

恋「私と勝負をしていただけませんか……賭けをして」

璃奈「…………」

恋（この人……表情が読めません……！）

璃奈「>>46」
0049名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/14(火) 23:39:10.64ID:L4HP4km7
恋「あっ……！」

璃奈「ごめんなさい、でも……そういうお誘いはちょっと」

恋「待ってください、もう少しだけこちらの話を──」

璃奈「もしもし、愛さん？」

愛『りなりーどしたー？』

璃奈「今、変な子が来て……」

愛『え？りなりー今どこ』

璃奈「野獣邸」

愛『……すぐ行く。通話は繋いだままにしといて』

璃奈「うん」

恋「だ、誰と喋ってるんですか？」

恋（警察はやめてください！）

璃奈「秘密」

恋（やっぱり何を考えてるのかわかりません！？）

恋（天王寺さんの通話の相手によっては……ぶるぶる）

恋（大ピンチです。なにかアクションを起こさなくては>>52）
0057名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/14(火) 23:55:08.92ID:L4HP4km7
恋（こうなったら実力行使、力ずくです！）ｶﾞｼｯ

璃奈「な、なにするの」

恋「暴れないでください……！」

恋（細い身体……）

璃奈「愛さ──」

恋「！！」ｸﾞｲｯ

璃奈「むぐぅっ……」

愛『りなりー……？』

恋「あ。そういえば電話が繋がったままでしたね……」

愛『なんか変な音しなかった？りなりー大丈夫？』

恋「>>59」
0058名無しで叶える物語(たまごやき)
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2021/09/15(水) 00:02:54.14ID:W3L9ePIP
𝑪𝑼𝑻𝑬 𝑨𝑮𝑮𝑹𝑬𝑺𝑺𝑰𝑶𝑵
0059名無しで叶える物語(茸)
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2021/09/15(水) 00:03:00.01ID:ZpIVS9gp
誰かは知らないですが今からこの子の命以外すべてを奪います
と言って電源を切る
0060名無しで叶える物語(たまごやき)
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2021/09/15(水) 00:04:18.68ID:W3L9ePIP
お前か？
0061名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 00:12:25.10ID:FV/0BRoT
愛『は！？誰おまえ──』ﾌﾞﾂｯ

璃奈「あ……！」

恋「──そういうことですから……宣言通りやらせていただきます」

璃奈「…………」

恋「この状況でも顔色一つ変えないなんて、冷静なんですね」

璃奈「っ」

恋「安心してください。私もできるだけ優しく穏便に済ませたいので」

璃奈「……どうしてこんなことするの」

恋（お金に困ってるからです）

恋「私のことはいいでしょう。言うことを聞かないと……わかりますね？」

璃奈「……」ﾋﾞｸｯ

恋「>>62してください」
0066名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 00:24:07.27ID:FV/0BRoT
璃奈「お金……」

恋「そうです。お金持ちらしいですね、あなた」

璃奈「わかった、いくら払えばいいの？」

恋「あるだけ全部ください」

璃奈「今は>>67しか……」
0068名無しで叶える物語(たまごやき)
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2021/09/15(水) 00:25:56.02ID:W3L9ePIP
限度額やばそう
0069名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 00:31:59.98ID:FV/0BRoT
恋「出してください」

璃奈「はい」

恋「これは……」

恋（黒いカードです……！！）

恋「あ、暗証番号も教えなさい」

璃奈「8101919114514」

恋「長いですね……メモしておきます」

璃奈「え、覚えやすいと思うけど」

恋「？？」

璃奈「？？」

恋「……あとは」

璃奈「まだ何か必要なの？」

恋「>>70」
0072名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 00:43:31.33ID:FV/0BRoT
璃奈「ターミネーター……」

恋「ちゃんと返してください」

璃奈「財布は実質、あげたから」

璃奈「他にもなにかいるもの、ない？」

恋「え？もう目的は達成したので特には──」

恋（どうしてわざわざ引き留めるようなことを……）

恋「──あっ！！」


ｶﾞﾁｬ　ﾊﾞﾝ!

愛「りなりー！！！」

璃奈「愛さん！」

恋（しまった……）

恋（かくなるうえは>>73）
0074名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 00:51:51.85ID:FV/0BRoT
恋「逃げます」

璃奈「きゃっ！」ｸﾞｲｯ

恋「あなたは人質です」

愛「あ！待ちなー！！」

恋（足速そうな人ですね）

恋「なので、お行儀よく駆け比べはしません」

恋「この未来チックなバイクお借りします！」ﾄﾞﾙﾙﾙ

愛「りなりぃぃぃぃっ！！？」




恋「撤収完了です」

璃奈（あれ？立派なおうち……）

サヤ「お帰りなさいませ。あら？」

恋「ただいま帰りました」

サヤ「そちらの方は……」

恋「私の>>75です」
0077名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 01:08:10.17ID:FV/0BRoT
サヤ「まあ。お嬢様と仲良くしてあげてくださいね」

璃奈「…………」

サヤ「私は失礼します、ごゆっくりどうぞ」

ﾊﾞﾀﾑ

恋「天王寺さん」

璃奈「…………」

恋「このままでは私は捕まってしまいます」

璃奈「うん。愛さんが今ごろ警察に連絡してると思う」

恋「それでも私は捕まりたくありません」

恋「なので、一計を案じようと」
0078名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 01:16:30.71ID:FV/0BRoT
璃奈「無理。日本の警察は優秀だから逃げられない」

恋「ええ。逃亡は無理でしょう」

恋「ですから、はじめからなかったことにしようかと」

璃奈「なかったことに……？」

恋「そうです」

恋「あなたと私は数時間前にあったばかり──ではなく旧知の仲だった」

璃奈「！？」

恋「私が、あなたを拘束、脅迫、誘拐したのは──あくまで遊びの延長上、たちの悪いいたずらだった」

恋「というのはどうでしょうか」

璃奈「…………」
0081名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 01:25:15.99ID:FV/0BRoT
璃奈「たしかにそれなら、はじめから犯罪はなかったことになる」

恋「ですよね？」

璃奈「だけど、私はあなたを手伝わない」

璃奈「脅されてもあなたに都合のいい話なんかしない」

恋「そうでしょうね」

恋「私が言ったことを覚えていますか？」

璃奈「？？」

恋「『命以外すべてを奪います』。あなたの」

璃奈「……できるわけない」

恋「それでも全部奪います。あなたの身も心も」

璃奈「…………」

恋「実は、この部屋防音なんです」

恋「何から始めましょうか？>>83」
0087名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 02:01:44.19ID:FV/0BRoT
葉月家の屋敷、そのうちの一室。
テーブルとソファが並べられ、応接間のようにしてあるその部屋で、二人の少女が並んで座っていた。
璃奈の右隣に座を占めた恋は、わずかに俯いたその顔を覗き込んだ。
しみ一つない白い肌。琥珀を嵌め込んだような丸くきらめく目。
なにをしても眉一つ動かさないのはまさしく人形のようで、不気味ではあるけれど。
それでもたしかに、美しい少女だ。
恋は右手で璃奈の肩を掴み、左手を璃奈の頬に添えて、彼女の顔を自分の方に向けさせた。
暗いアンバーの瞳は、捨てられた仔猫のようなふるえる眼差しをこちらに投げかけていた。
二人とも何も言わず。
恋はゆっくりと顔を璃奈に近づけ、その唇に口づけた。
「んっ……」
璃奈は明らかに拒絶の意思を見せていた。
恋はそれを逃がすまいと、力ずくで抱き寄せた。
肩を掴む五指をしっかりと食い込ませ、頬を撫でていたもう片方の手は首の後ろに回っていた。
互いの胸がぶつかる。
恋は、相手の心臓が激しく拍動する音を聞いた。恐怖に興奮している音だった。
「んんっ……んっ……」
真一文字に閉じ合わされた璃奈の両唇を、重ねた自らの唇でもって割り開かせていく。
しばらくの抵抗の後、璃奈はようやく諦めて唇を開いた。
その間隙に、恋はすかさず自らの舌を捩じ込んだ。
0091名無しで叶える物語(ささかまぼこ)
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2021/09/15(水) 02:14:19.83ID:Nj4EmQgV
いきなり文章の質が変わって笑った
0092名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 02:19:44.99ID:FV/0BRoT
璃奈は最初、何もしないと心に決めていた。
下手に反応を見せれば、相手が何をしでかすかわからない。
できれば、何をしても、されても変わらないこの無表情に、目の前の彼女が不気味さを覚えて敬遠することに期待していた。
だが、いざ実行に移されると、恐怖心が勝った。
──本当に、すべて奪うつもりなのか。
恋の舌が自分の咥内を好き放題している。
彼女の粘る舌先が自分の舌を舐める。歯を舐める。歯茎、口蓋、頬の内側に至るまで、ざらついてぬめった感触が行ったり来たり。
自分は今、捕食されているのだ。
気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。
粘膜同士が触れ合うたびに、背筋にぞわぞわと痺れるような淡い感覚が駆ける。
じゅるじゅる、と互いの唾液を混ぜっ返す水音がうるさく響く。
璃奈はできる限り、冷静な思考を保っていたいと考えていたのだが、体の内から出てくる奇妙な熱が、まだ熟しきらない少女の身体を支配し始めていた。
0093名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 02:22:17.97ID:FV/0BRoT
恋「ぷはっ……」

璃奈「ふーっ……はーっ……はーっ……」

恋「その気になってくれましたか？」

璃奈「そんなわけ……ない……」

恋「でしょうね。じゃあ、次は>>94しましょう」
0094名無しで叶える物語(光)
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2021/09/15(水) 02:22:44.20ID:cXls0UPQ
急に文豪になるな
0098名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 02:45:46.36ID:FV/0BRoT
「ルビィさんごっこ？」

その名前で思い出すのは──とあるスクールアイドルグループのメンバー。
人見知りで、溌剌として子どもっぽい赤毛の少女の姿を、璃奈は思い浮かべた。

「はい。ルビィさんになりきって遊ぶそうですよ」

「なりきる」

恋はヘアゴムをとり、ポニーテールをほどいた。
艶やかな黒髪がなびき、ふわりと茉莉花のような香が辺りに舞う。
それから、恋はその黒髪を頭の左右で束ねておさげをつくり──

「んゅ、がんばりゅびぃ！」

「…………」

「あれ、違いましたか」

「違わないかもだけど……わからない」

要するに、黒澤ルビィをカリカチュアして模倣する遊び……なのだろうか。
──それって楽しい？


恋「もう片方はお姉さん役であやしたり甘えたりするプレイだそうです」

璃奈「……本当にやるの？」

恋「もっと激しいコトがしたいと。天王寺さんもノってきましたね」

璃奈「違う」

恋「ルビィさん役とお姉さん役、どっちがいいですか？」

璃奈「…………>>99」
0100名無しで叶える物語(あら)
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2021/09/15(水) 02:56:56.68ID:Pxy1jn7V
ルビィちゃんになって甘えたいんだな
ラブライブでもトップクラスに母性に飢えてそうなコンビだもんな
0101名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 03:20:53.90ID:FV/0BRoT
「こちらをどうぞ」
恋はポケットから二つヘアゴムを取り出し、璃奈に渡した。

「髪、くくらなきゃダメ？」
「当然でしょう」

璃奈は腹をくくった。

「う、うゆ……るびぃでしゅ」
「あらあら、可愛いでちゅね〜」

癖が強く跳ねやすい毛質のためか、毛束はばさばさと膨らみ、そのシルエットはポメラニアンやトイプードルのような小型犬を思わせた。

「ルビィちゃん、おいで〜」
「うゆ！」

今の自分は可愛らしい妹。璃奈はそう思い込むことにすると、両手を広げて待つ恋の胸に飛び込んだ。

「よしよ〜し」

恋の手が、髪の毛をワシャワシャとかき分けて頭を撫でる。

「おねぃちゃん……」

「なんですか？」

「しゅき……」

「あらまあ〜」

わかりやすく媚びてみせると、恋は両腕を背中にまで回して抱きしめてくれた。
──そういえば、恋は何歳なんだろう？学年は上？下？
恋は璃奈のことを多少知っているらしいが、璃奈は恋のことはほとんど何も知らされていない。

「おねぃちゃん……ひゃ！？」

思考を巡らしていると、突然背中に悪寒が走った。
恋が指先を背筋に沿って上下に行き来させている。

「くっ！くしゅぐった、ひゃぁぅ？！」
0102名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 03:49:55.83ID:FV/0BRoT
「なっ、なんでこんなことぉ」

恋は少しだけ疑問だった。何が？
璃奈が全く笑わないことだ。
話しかけたり、こうやって刺激を与えてみたりすると正常な反応が返ってくる。
なのに、彼女の表情は崩れない。
恋は核心に迫りつつあった。たぶん、彼女は笑わないのではなく笑えない。
以前に動画で観た、アイドルに似つかわしくない風変わりな装備は。
あれは、そういうことなのだ。

「こちょこちょ〜」
「ひぃっ、やんっ、やめてぇ〜」

背中から脇腹、脇の下、脚。いろいろな箇所を、触れるか触れないかの微妙な距離感でくすぐる。
恋は璃奈の顔をちらりと見た。
肌の色は初めより熱を帯びて朱が差し、身体を震わせて目を細めるさまはどことなく耽美で、声は笑いというよりは呻く、あるいは喘ぐような響きだった。
無表情だが、無反応ではない。
確信を得た恋は、次の手を打った。
璃奈をソファに押し倒し、その上に覆い被さった。

「ルビィちゃん……」
「え……」

璃奈の上に馬乗りになり、腕が動かせないよう両ひざで身体を挟み込む。

「身体に悪いところはない？」
「う、うん……」

何をされるのかわからない、といった顔。
だが、きっと戸惑いと恐怖を感じていることだろう。
真っ白な額に、優しく唇を乗せて。

「お姉ちゃんが身体を見てあげる」

ブラウスのボタンにそっと手をかけた。
0103名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/09/15(水) 03:50:45.92ID:FV/0BRoT
中断　夕方以降再開
ルビィさんごっこはよくわからん
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