0017名無しで叶える物語(しうまい)
2021/09/14(火) 21:13:05.74ID:XvFm4rFA恋「それに、嵐さんたちとは元の世界でも会えますから」
璃奈『学校アイドル部……あなたたちは、スクールアイドル?』
恋「いえ、私は違います。それに……嵐さんたちはスクールアイドル部ですから」
璃奈『……私、あなたの気持ちが少しだけ分かるかも』
恋「え?」
璃奈『私の家は、小さい頃から両親が仕事で家にいなくて、私自身も色々あって笑えなくなって、友達もいなくて……』
璃奈『でも今はスクールアイドル同好会に入って、仲間が増えて、色んな人と繋がることができて……今しかできないことをみんなとやれて、とっても楽しい』
璃奈『私がタイムマシンを作ったのは、些細なことをやり直したかったから。でもそれは、今の私を否定することになる。それじゃあダメだって途中で気付いた』
璃奈『だから、あなたが私の作った枕を使ってくれて、今は凄く嬉しい』
璃奈『きっとあなたも、今しかできないことを仲間とやれる日が来ると思う。だから、そのときは――』
恋「はい。そんな日が来たら、私は――」
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