0015名無しで叶える物語(しうまい)
2021/09/14(火) 21:03:16.54ID:XvFm4rFA千砂都「それじゃあ葉月さん、また明日ー」
恋「はい、また……明日」
恋「……」
『わたくしには、まだお母様が残してくれた結ヶ丘がありますから』
『母が遺した学校を続けるためには――』
恋「ここは――」
璃奈『家に帰らないの?』
恋「……この世界は、タイムマシンで戻った過去ではないのですね」
璃奈『そう。あの枕の本当の機能は、その時その人が望んでいたものを見せる機能。騙してごめんなさい』
恋「どうりで、家での私は子どもの頃の小さい姿なのに、外に出て嵐さんたちと会うと高校生の姿に戻ったり」
恋「そもそも私が嵐さんや澁谷さんたちと出会ったのは、結ヶ丘に入学してからです。サヤさんの姿も元の世界の姿のままでしたし」
璃奈『新しい記憶も強く残るから、色々混ざったんだと思う。改良の余地あり』