「まさか会長がスクールアイドル好き…しかも推しの衣装と同じ手袋を探して購入する程のマニアだとは気づきませんでした…。
昨日のライブ、本当に良かったですよね!
開幕からそうたーかくー!のDIVE!で客席を最っ高に盛り上げた直後、畳み掛けるようにCHASE!が始まった時はお恥ずかしながら興奮のあまり思わず叫んでしまいまして…」
思わず熱っぽく語ってしまった私は、口元に手を当てクスクスとおかしそうに笑う会長を見てハッと我に帰りました。
「あっ…すみません会長…つい…」
「いえ、いいんです…ただ、貴女もスクールアイドルが大好きなんだなって思ったら私も嬉しくなってしまって…
ライブを見てそんなにたくさん感想を持ってくれたなんて、きっと優木せつ菜…ちゃん、も喜んでいるはずですよ」