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侑「……久しぶりっ!」
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0001名無しで叶える物語(やわらか銀行)
垢版 |
2021/06/15(火) 20:11:16.02ID:L2GZ6f3V
そう言って彼女は笑顔を見せてくれた。無垢で純粋な、懐かしい日々に見た時と変わらない笑顔。

ただ、今の彼女から幼さは消え、大人の美貌が見えていた。

「えへへ、元気にしてた?」

気兼ねない挨拶。私は何も返さない。

透明なアクリル板で遮られた向こうの部屋にいる彼女に、私は冷たく言い放った。


「なにしに来たの……侑ちゃん」


侑「……歩夢、元気かなって」
0014名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/06/15(火) 20:40:15.40ID:QuDIZPCu
侑「聞いたよ歩夢…また生き延びたんだって…」

歩夢「…敗北を知りたいのに」

そう吐き捨てる歩夢の前毛は少し焦げていた。

都合3度目の死刑の執行…薬物、首吊り、そして今回は電気椅子…

歩夢の細い体はそれらに難なく耐えたのだと、弁護士から聞いていた。
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