侑「……久しぶりっ!」
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そう言って彼女は笑顔を見せてくれた。無垢で純粋な、懐かしい日々に見た時と変わらない笑顔。
ただ、今の彼女から幼さは消え、大人の美貌が見えていた。
「えへへ、元気にしてた?」
気兼ねない挨拶。私は何も返さない。
透明なアクリル板で遮られた向こうの部屋にいる彼女に、私は冷たく言い放った。
「なにしに来たの……侑ちゃん」
侑「……歩夢、元気かなって」 侑「聞いたよ歩夢…また生き延びたんだって…」
歩夢「…敗北を知りたいのに」
そう吐き捨てる歩夢の前毛は少し焦げていた。
都合3度目の死刑の執行…薬物、首吊り、そして今回は電気椅子…
歩夢の細い体はそれらに難なく耐えたのだと、弁護士から聞いていた。 じゃろうがで草生やさなかったら続いていたんだろうか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています