菜々「優木せつ菜をもう一度」
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それはそうとして支援 肌寒い日だった。
なんだか真冬みたいに寒くて、横になったまま動きたくなくて。
「……な、…きて、……!」
(もうちょっと寝かせてほしいんですけど……)
周りの声がうるさい。
ぼんやりした意識の中で、誰かに呼ばれた気がした。 〜せつ菜の部屋〜
せつ菜「ふぅ……勉強おしまい。さて、寝るまでにこっそりアニメでも観ましょうか」
せつ菜「最終回、やっと見れます……!前回の引きが気になって仕方なかったんですよね」ワクワク
『卒業したって、何も変わらないよ!またすぐ会えるから……』
『せ、せんぱいっ……』ダキッ
せつ菜「う、うっ……良い話ですね」グスグス
せつ菜(それにしても……卒業ですか)
まだ遠いことだと思っているけれど、今は10月。
せつ菜「あと半年もないんだ……」
ベットに横になって考える。
せつ菜「私の高校生活も、もう半分終わりなんですよね……」
せつ菜(楽しかったな……まだ時間はあるけれど)
せつ菜「『卒業したってまた会える』うん。その通りですよね、やっぱりいい台詞です!」 \菜々ー?起きてるの?/
せつ菜「!」
せつ菜「はーい、も、もう寝ます……」
せつ菜(いけない、こういうテンションは「せつ菜」の時にしないと)
せつ菜「……」
せつ菜「卒業したら……」
せつ菜(私は、菜々に戻るのかな。せつ菜では無くなってしまったら)
せつ菜「……戻るって言い方はおかしいですね。私は今も菜々なんだから」
せつ菜「……寝よう」 〜〜〜〜〜
菜々「……」
遅くなってしまった。みんなはもう店に着いてるみたい。
卒業してから、あまり集まれなくなった。
みんな忙しいのはいい事だけど、少し寂しい。
菜々「あ、ここですね……!」
個室を目指して、一つ深呼吸。
扉を開けようとしたら、皆の声が聞こえた。
歩夢「今日はみんな集まれて良かったね!」
侑「うん、乾杯しよう!さ、せつ菜ちゃんも!」
菜々「……え」
あれ、おかしいな。
その名前が、今聞こえてくる訳がないのに。
かすみ「先輩達は何飲むんですか?」
愛「えっとねー。ゆうゆはお酒弱いから……」
侑「そんなこと無いもん!愛ちゃん、そんなに言うなら飲み比べしよ!」
歩夢「やめておいた方が……」
侑「えー」
せつ菜「そうですよ侑さん。愛さんは強いんですから、無理しちゃ駄目です!」 菜々「なんで……?」
菜々(そこに、私がいる訳ない)
菜々(早く、入らなくちゃ、)
ガタン!
菜々「開かない……?」
菜々(待って、そこにいるのは昔の私で、今の私はここに……)
菜々「どうして!そこは、私の大事な……」
チュン(・8・)チュン
せつ菜「……」ハッ
せつ菜「夢……?」
せつ菜「……シャワーでも浴びて、早めに学校に行きましょうか」 〜〜〜〜〜
せつ菜「始業まで1時間はありますね。いくらなんでも早く来すぎました……」テクテク
せつ菜「散歩でも、しましょうか」
せつ菜(今日、朝練があれば良かったのに)
せつ菜(なんであんな夢を見たんでしょう。卒業したって、同好会の皆さんはずっと仲良くしてくれる筈なのに)
せつ菜(昨日見たアニメのせい?本当に影響されやすいですね、私は……)ハァ
せつ菜「あれ、ここは……」
目の前には、いつの間にか大きな階段。
私がライブをした、思い出の場所。
せつ菜「懐かしいですね」
私がここで歌ったのは2回。
あの時はーー。
しずく「あれ、せつ菜さん?」 せつ菜「し、しずくさん?おはようございます」
しずく「早いですね。あれ、今日は朝練ありませんよね……?」
せつ菜「ふふ、違いますよ。私が早く起きただけです」
しずく「よ、よかった……」
せつ菜「しずくさんは演劇部ですか?」
しずく「はい!朝練で来たんですけど、ちょっと早すぎて……。よかったら、学校までご一緒しませんか?」
せつ菜「ええ、お話しましょう」
しずく「……昨日は新しい台本をもらったんです!」
せつ菜(演劇のことになると、しずくさんは目がキラキラしますね。可愛いです)フフッ
しずく「それでですね、私の役は三姉妹の末っ子なんてすが、姉役の部長に甘えるシーンがあって難しくて……って、また私喋りすぎてましたね。ごめんなさい……」
せつ菜「え、そんな!最後はどうなるのか楽しみですよ」 しずく「ありがとうございます……。そういえば、せつ菜さんはどうしてあの場所に?」
せつ菜「えっ、それは……」
しずく「……?」
せつ菜「ちょっと、ライブの事を思いだして」
しずく「ライブですか?すごく楽しかったですね。またやりたいです!」
せつ菜「……」
しずく「せつ菜さん?」
せつ菜「いえ!そうですね……私も…3人でライブが出来て、面白かったです」
しずく「私もせつ菜さんも劇のために設定にこだわって大変でしたけどね」
せつ菜「かすみさんには、途中から呆れられてしまいましたけど……」
しずく「そういえば、あの劇のかすみさんの乗り物……気づいたら完成してましたよね」
せつ菜「え、演劇部が手伝ったのでは?」 しずく「いえ、それが……いつの間にかあの大きさで置いてあったらしくて……」
せつ菜「ええ……?」
「「……」」
せつ菜「ま、まあ……そういうこともありますよね!」
しずく「そ、そうですよね!あ、私そろそろ練習に行かないと……」
せつ菜「あ、もう学校……」
しずく「まだ授業まで時間ありますけど、せつ菜さんは?」
せつ菜「私は……生徒会の仕事をしようかと。放課後は同好会に行けるように終わらせておきたいので」
しずく「頑張ってくださいね、それでは!」
せつ菜「はい!しずくさんもファイトです!」 せつ菜「……さて、私も鍵を借りないと」
せつ菜(それにしても、さっきは少しドキッとしました)
……ライブ。
最初に私としずくさんが思い浮かべていたのは、多分違うライブだった。
あの場所でやった2回目のライブは、3人だった。
せつ菜(あの時は、本当に楽しかった)
せつ菜(皆がやりたいステージを考えて、たくさんファンに助けてもらって……同好会でも一緒に侑さんに向けて歌って)
せつ菜「かすみさんと、しずくさんとライブができて」
1回目は、1人だったから。 せつ菜「……。」
『スクールアイドルが大好きなんでしょう!?だったらもっと、』
『こんなんじゃ、ラブライブなんて出られませんよ!』
せつ菜(私が同好会を駄目にして、けじめでやったライブ。あれでせつ菜を終わりにするはずだった)
せつ菜(でも、みんなが同好会を諦めなくて……。また集まって、私の事も受け入れてくれた)
せつ菜(菜々のこともせつ菜のことも受けとめてくれる。大事な場所)
せつ菜「……幸せ者ですね、私は」
せつ菜「私も何か、皆さんに恩返し出来ればいいんですが……」 〜〜〜〜〜
せつ菜(あんな風に意気込んでから、まだ数日)
せつ菜(この状況はなんなんでしょうか)
彼方「せつ菜ちゃん、寝ちゃった?」
せつ菜「起きてますよ。あの、彼方さん?」
彼方「ん〜?」
せつ菜「なんで私は膝枕をされてるんでしょう……?」
彼方「せつ菜ちゃんは最近生徒会で忙しそうでしょ?今日だって遅れてきたしね〜」
彼方「最近は朝も早く来てるって、しずくちゃんの証言もあるのです」
せつ菜「ちゃんと眠れてますから、大丈夫ですよ」
彼方「うーん」スッ
せつ菜「彼方さん?」
彼方「目の下。クマができてる」
せつ菜「……えっ」
彼方「すやぴマスター彼方ちゃんの目は誤魔化せないよ〜。せつ菜ちゃん今日は練習休み!」 せつ菜「いやでも練習」
エマ「じゃあ、次は私が枕になろうかな!」
せつ菜「エ、エマさんまで」
エマ「せつ菜ちゃんは1人で我慢しちゃうんだもん。見てると、私達は甘やかしたくなるんだよ」
彼方「お姉ちゃんの習性かな〜」
せつ菜「2人とも……」
『彼方さん、今日も遅刻ですよ!』
『ごめんごめん……』
『同好会はもう、廃部にします!』
せつ菜「っ、ごめんなさい」
彼方「……せつ菜ちゃん?」 エマ「ぎゅーっ!」
せつ菜「わわ、エマさん!?」
エマ「こういう時は、素直に甘えた方がお得だよー」
せつ菜「っ……」
せつ菜「ありがとう、ございます……」
彼方「いいんだよ〜。どうする?このまま寝ちゃう?」
せつ菜「……実は最近、夢見が悪くて。少しだけ寝てもいいですか?」
エマ「……!うん!彼方ちゃん、私途中で変わるから!」ナデナデ
彼方「膝枕変わったら起きちゃうよー?」
せつ菜(……あったかい)
私にはもったいないくらい、暖かい場所。 〜翌日〜
せつ菜「昨日はよく眠れましたね……、彼方さん達のおかげでしょうか」
せつ菜(……まだ撫でてもらった感触が残っているような気がします。お姉ちゃんがいたら、あんな感じなんでしょうか?)
「練習はじめるよー!」
\ヨロシクオネガイシマス!/
せつ菜「……えへへ」
「部活行こー?」
「あ、会長。お疲れ様です!」
せつ菜「っはい!?こ、こんにちは!」
せつ菜(……危ない)
せつ菜「同好会も行きたいですが……」
せつ菜(副会長は今日も来ているはずですし、生徒会優先ですね)クルッ
せつ菜「……ん?」 せつ菜「……ん?」
せつ菜(あの2階の看板……なんだか向きが、傾いているような) ガタッ
せつ菜「!」
せつ菜(違う、あれは傾いてるんじゃなくて……)
「備品ってどこに置いてるんだっけー?」
「準備室だから確か……」
せつ菜「そこの2人、待っ……」
グラッ
せつ菜「……!」ダッ 〜部室〜
侑「せつ菜ちゃん遅いねー」
歩夢「生徒会忙しいのかな?連絡来ないのは珍しいけど……」
愛「んー、急な用事が出来たとか?他に来てないのは……しずくとカリンだけかぁ」
璃奈「しずくちゃんは演劇部で遅れるって」
エマ「果林ちゃんは……あと5分で着くって」
「……ねー!」
「だれか……!」
歩夢「じゃあ、あと20分くらいかな……」 かすみ「先に練習始めませんか?かすみん練習したいステップがあるんですよー」
侑「いや、果林さんは……」
エマ「……ねぇ、さっきから何か聞こえない?」
璃奈「?確かに、外がなんかバタバタしてるような」
愛「じゃあカリンを探しつつ、様子を見に……ん?」
プルル……
かすみ「あれ、電話だ」 歩夢「電話?せつ菜ちゃん?」
かすみ「いえ、しず子です……もしもーし?」
かすみ「あれ、なんか声が変……もしかして泣いてるの!?」
「……え?」 なんだか、真冬みたいに寒い。
せつ菜(さっきまでは、すごく暖かかったのに)
寝転んだまま、全然動く気がおきない。
せつ菜(……あれ?私、いつ横になったっけ)
「……な、…きて、……!」
「な…さん……、」
ぼんやりした意識の中で、誰かに呼ばれた気がした。 〜〜〜〜〜
侑「せつ菜ちゃんっ!!」
愛「せっつー!」
歩夢「ふ、2人とも!ここ病院だから静かに!!」
果林「……3人とも、少し落ち着いて」
愛「カリン!せっつー、は……」
果林「とりあえず、命に別条はないそうよ」
歩夢「……良かった」
果林「今は検査中。ケガをしたのは頭だから、色々確認しないといけないみたいでね……」 侑「……そっか」
果林「しずくちゃんは家も遠いし、親御さんに迎えに来てもらったわ。来たのは貴女達だけ?」
侑「うん。とりあえず同学年だけで来たんだけど……」
愛「看板が上から落ちてきたって、学校では大騒ぎだよ。生徒会長が巻き込まれたって噂になってる」
果林「……そう」
ガラッ
??「ありがとうございました」
侑「あ……」 愛「ねぇ、あの人って多分……」
歩夢「あ、あのっ!」
??「貴女達は……」
歩夢「菜々ちゃんのお母様ですよね?私達、あの…菜々ちゃんの友達で、様子はどうなんでしょうか?」
菜々母「あの子のために来てくれたのね……ありがとう。頭を怪我した割に、特に問題はなさそうなの」
果林「本当ですか?」
菜々母「ええ、普通に話も出来たし……。夜も遅いけど、少しだけ話してあげてくれないかしら」
侑「良いんですか?ありがとうございます!」 侑「お邪魔します、せ……菜々ちゃん?」
愛「せっ……会長、具合どう?」
せつ菜「皆さん!来てくれたんですね。せつ菜で大丈夫ですよ、母は一旦帰ると言っていたので」
歩夢「せつ菜ちゃん……良かった、元気そうで」
せつ菜「はい、お医者さんも驚いていました」
果林「……こっちの心臓が止まるかと思ったわ」
せつ菜「果林さんとしずくさんが付き添ってくれたんですよね?ありがとうございました」
果林「本当よ!いきなり事故があって、生徒会長が怪我したって聞こえてきて、どうしようかと思ったわ」
果林「頭は怪我してるし、呼びかけても返事がないし……」 せつ菜「すみません……」
果林「良かった。他のみんなにも、伝えないとね」
愛「あれ、カリン……もしかして泣いて」
果林「泣いてないわ。ちょっと連絡してくる」
愛「そっか、愛さんも安心したよ……後、せっつーか庇った後輩には怪我ないって」
せつ菜「それは良かったです!」
歩夢「それでせつ菜ちゃんが怪我したら駄目なんだからね?」
侑「しばらくしたら退院できるの?」
せつ菜「はい、問題が無ければ数日で……。大事な時期なのに、ごめんなさい」
侑「え?いや、大丈夫だよ」
せつ菜「ところで……あの」
歩夢「?」 せつ菜「みなさん、暑くないんですか?」
愛「え、せっつー暑いの?だったら看護師さん呼んでくるけど」
せつ菜「いえ……ただ全員厚着だから気になって」
侑「最近はずっとそうじゃない?」
せつ菜「そうでしたか……?」
愛「……」
歩夢「せつ菜ちゃん、まだ疲れてるんじゃない?明日また来ようか」
愛「待って、歩夢。……ねえ、せっつー。さっき言ってた大事な時期、って何のこと?」
侑「え?あ、そういえば……。今って特にライブの予定無いよね?」
歩夢(……そういえば)
せつ菜「え、侑さん?だって……」
せつ菜「もうすぐスクフェスの開催日ですよね、この前一緒に打ち合わせ行ったじゃないですか」 侑「ス、スクフェス?この前って……そんなはず」
せつ菜「?練習が大事な時期に怪我をしてしまってごめんなさい。東雲や藤黄の人とも調整しないと……」
侑「え、え?」
愛「せっつー。スクフェスは夏休みだよね?」
せつ菜「そう、ですね?」
歩夢「……せつ菜ちゃん、今はもう10月だよ」
せつ菜「え?」
愛「……アタシ、看護師さん呼んでくる」
せつ菜「ま、待ってください!」
愛「でも!」 せつ菜「大丈夫です、さっき母と話した時はちゃんと日付も覚えていたはずで……」
愛「そう、なの?」
せつ菜「そうです!今は秋ですよね。きっとまだ混乱してるんです、変なこと言ってごめんなさい」ハハハ
歩夢「……何か変なことがあったら、すぐお医者さんに話してね?」
せつ菜「ええ。そうだ、母が送ってくれると思うので、皆さんもお気をつけて」
歩夢「ほら、侑ちゃんも」
侑「う、うん。明日はみんなも来るからね!ちゃんと寝るんだよ」
せつ菜「はい!」 〜帰り道〜
果林「せつ菜が元気そうで良かったわね。みんなも安心してたわ」
歩夢「……うん」
果林「…暗いわね、どうかした?」
侑「いや、大丈夫だとは思うんだけど……」
愛「まあ、今日は怪我したばっかりだし!せっつーならちゃんと戻ってくるよ!」
果林「……?とりあえず明日もお見舞いね」
愛「あんまり大勢で行くと大変かもね。同好会と会長は関係ないことになってるし」
侑「じゃあ、今日来れなかった人達に譲ったほうが良いのかな……」
果林「そうね、じゃあ……」 〜〜〜
菜々母「菜々、一旦帰るけど。今日はゆっくり寝るのよ」
せつ菜「うん。おやすみ」
バタン/
せつ菜「……はあ」
せつ菜(さっきは、なんで変な勘違いをしたんでしょう)
せつ菜「あんな大事な思い出を忘れるなんて……。この前だって、あのステージの事で話したばっかり、で……」
せつ菜「……あれ?」
せつ菜「その時、誰と喋ったんでしたっけ」 璃奈「はいせつ菜さん、これお見舞い。入院中は暇だと思って」
せつ菜「わぁ、ラノベの新刊……!ありがとうございます!」
しずく「私からもこれ、おすすめの小説なんです。早く良くなってくださいね」
かすみ「かすみんからはこれ、お見舞いのコッペパンですよ!早く来ないと、いっぱい練習して置いていっちゃいますからね!」
璃奈「かすみちゃん、目が真っ赤」
かすみ「そ、そんなことないもん!」
しずく「隠さなくてもいいのに……」
かすみ「うぅ〜〜」
せつ菜「かすみさんも、ありがとうございます」
かすみ「あ……う、そりゃあ心配しますよ!当然です!」
しずく「せつ菜さん、最近朝も早く来ていましたからね。ゆっくり休んでください」 せつ菜「朝?」
せつ菜「……そうでした、しずくさんでしたね」
しずく「え?」
せつ菜「しずくさん、スクフェスの話をした時のこと、覚えてますか?」
しずく「話……朝2人で会った時の、あの?」
せつ菜「そうです!あの時の……ええと」
しずく「ステージの話ですね」
せつ菜「そ、そう。かすみさんのお神輿の話です」
かすみ「いや、なんの話ですか」
しずく「ふふっ。かすみさんのバックにいる謎の存在の話だよ」
璃奈「ほんとに何の話?」
せつ菜「はは……」 せつ菜「……っ」カタカタ
せつ菜(動画……スクフェス……虹ヶ咲演劇ライブ……、これですよね)
♪♪♪
せつ菜「そうですよ、ライブは3人で、副会長とかにも手伝ってもらって…」
せつ菜(動画を見れば思い出せるのに……さっきは咄嗟に思い出せなかった)
せつ菜(偶然?それとも)
『……せつ菜ちゃん、今は10月だよ?』
『誰と喋ったんでしたっけ……』
せつ菜「……」
菜々母「あら、お友達の動画?」
せつ菜「お母さん。あの……」 彼方「えっ、入院期間延びちゃったの?」
せつ菜「そうですね、2週間くらい」
エマ「どこか悪いとか……?」
せつ菜「いえ、ちょっと詳しく検査をしようと思いまして……。怪我の場所が場所なので」
せつ菜「念のため、です」
果林「そう……」
せつ菜(お母さん達には、学校生活で記憶があやふやな時がある、と説明した)
エマ「そうそう、これからもお見舞いは3人ずつにするからね!」
せつ菜「気を使わせてしまって……」
彼方「大丈夫だよー、ここに10人くるのも迷惑だしね」
エマ「ん?あ、2人とも!」 >>52
訂正します
彼方「えっ、入院期間延びちゃったの?」
せつ菜「そうですね、2週間くらい」
エマ「どこか悪いとか……?」
せつ菜「いえ、ちょっと詳しく検査をしようと思いまして……。怪我の場所が場所なので」
せつ菜「念のため、です」
果林「そう……」
せつ菜(お母さん達には、学校生活で記憶があやふやな時がある、と説明した)
エマ「そうそう、これからもお見舞いは3人ずつにするからね!」
せつ菜「気を使わせてしまって……」
彼方「大丈夫だよー、ここに9人くるのも迷惑だしね」 果林「どうしたの?窓の外になにか……!あら。せつ菜、じゃあ今日は帰るわね」
彼方「え、もう?……って果林ちゃん?引っ張らないで〜、せつ菜ちゃんじゃあねー!」
せつ菜「え!?ええ、また……?」
せつ菜(ど、どうしたんでしょう急に……)ポカーン
ダダダ……
せつ菜「ん?」
ガラッ
副会長「会長!」
せつ菜「ふ、副会長?」 副会長「よかった……」ヘナヘナ
せつ菜「来てくれたんですね、ありがとうございます」
副会長「無事だったんですねぇ……」
せつ菜「無事ですよ、ちゃんと連絡したでしょう?あ、え、泣かないでください」
副会長「姿を見ないと実感できなくて……」
せつ菜(なるほど、果林さん達は私の正体がばれないように帰ってくれたんですね)
せつ菜「心配しすぎですよ、私は元気です」
せつ菜「でも…ありがとう。生徒会は大丈夫ですか?色々任せてしまって……」
副会長「いえ、残りのメンバーで頑張っていますから。会長はとにかく、ゆっくり!休んでください」
せつ菜「そうですか?この前まで論争中だった流しそうめん同好会の件は……」
副会長「それはですね……」 保守してくれた方ありがとうございます
GWが消失したため、続きが遅くなりそうです
後で建て直すので一旦落としてください、すみません! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています