しずく「この扉を開けたら私たちもハンターとして…」かすみ「いよいよだね」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
jΣミイ˶º ᴗº˶リ ヨロヨロ
かすみ(効いた!)
かすみ(このままもう一撃)ザン
jΣミイ˶º ᴗº˶リ ピョン
かすみ(距離を取られたらまた隙を見つけ…)
jΣミイ˶º ᴗº˶リ ピキー!
かすみ「え、なんですか今の鳴き声!?」
愛「あー…これは…」
かすみ「何ですか?」
jΣミイ˶º ᴗº˶リ ダダダッ
かすみ「あ、逃げたっ」
かすみ「愛先輩、追いますよね?」
愛「うん」 ───
しずく「カスカスル見つけました」
从cι˘σ ᴗ σ˘* フリフリ
果林「羽を広げてのんきに踊ってるわね」
从cι˘σ ᴗ σ˘* ルンルン
果林「ここからなら曲射で届くかしらね?」
しずく「曲射…ですか」
果林「そう。私が撃ってもいいんだけど、まあしずくちゃんの練習もあるしね」
しずく「私…苦手なんですよね」
果林「曲射が?」
しずく「はい…なかなかうまく当てられなくて」
果林「まあ、とりあえずやってみなさい」
果林「失敗しても私がカバーするから」 しずく(狙いを定めて…)
しずく「てやっ」シュッ
ストン
从cι˘σ ᴗ σ˘* ?
果林「ちょっと手前に落ちたわね」
しずく「うぅ…すみません…」
从cι˘σ ᴗ σ˘* !
果林「こちらの場所を気づかれたみたいだけど、まあいいわ」
果林「両サイドにから攻めましょう」
しずく「はいっ」 从cι˘σ ᴗ σ˘* ダダダッ
しずく(私の方に向かってきた!)
しずく(落ち着いて、敵の突進をかわして…)ヒラリ
从cι˘σ ᴗ σ˘* ズサァ
しずく(隙だらけのところに)
しずく(しっかり溜めて)
从cι˘σ ᴗ σ˘* クル
しずく(う、撃つ)シュ しずく(…っ)
从cι˘σ ᴗ σ˘*
しずく(もう一発…!)シュ
从cι˘σ ᴗ σ˘* バサッ
果林「しずくちゃん、もっと溜めて撃たないと!」
しずく「はいっ」
しずく(わかってる…)
しずく(弓はしっかり溜めて撃つことが重要なのは)
しずく(でも敵が近づいてきたら撃って逃げなきゃと思うと…)
从cι˘σ ᴗ σ˘* ピョン
しずく「うっ…」シュ しずく(私の攻撃があまり効いていない…)
しずく(果林さんはカスカスルの隙を見逃さず、的確に撃ってて…)
しずく(そして接近されたら長い手足を活かして華麗に回避)
しずく(私は手数も火力も足りない…)
しずく(これが経験の差…?)
しずく(…)
しずく(ううん。落ち込んでちゃだめだよね)
しずく(さいしょからできるなんてうぬぼれだ)
しずく(私が果林さんよりダメなのは当然のこと)
しずく(せっかくガンナーのお手本がいるんだから、少しでも参考にしないと) ガンナー同士で組むより組み合わせ変えたほうが練習になった気がしなくもない しずく(そうか)
しずく(果林さんがあれだけ撃ててるのは)
しずく(攻撃を見極めて動きを最小限にしてるんだ)
しずく(そうすると…)
しずく(思い出して…カスカスルはこれまでどんな攻撃をしてきたか)
从cι˘σ ᴗ σ˘* ダッダッ
しずく(この動きは!)
しずく(こう躱してっ)
しずく「はっ」シュパ
从cι˘σ ᴗ σ˘* !
果林「クリーンヒットね」
しずく「はい」 しずく(攻撃が読めればしっかり当てられるようになってきた)
しずく(だいぶダメージを重ねられたはず)
ピキー
从cι˘σ ᴗ σ˘* !
果林「今の声は!」
しずく「え?」
从cι˘σ ᴗ σ˘* バサッ
しずく「飛んだ!?」
果林「これは…とりあえず追いましょう」 ───
かすみ「どこまで逃げるんでしょうか」
愛「レドロップは他のモンスターの鳴きまねをして呼び寄せることがあるからね」
愛「多分さっきの声は鳥竜系なんだけど」
かすみ「鳥竜っていうとカスカスルとかですか?」
愛「そうそう」
かすみ「そういえば、しず子たちのクエストの場所って…」
愛「うん。だからまずいかも」 愛「もしもし、りなりー」
愛「カリンたちの方もこの近くだったよね?」
璃奈『うん』
璃奈『愛さんの聞きたいことはわかってる』
璃奈『レドロップと同時にカスカスルも動き出した』
愛「話が早いね。さんきゅ」
愛「これは合流されたら面倒だね…」
かすみ「合流…って2体一緒になるってことですか!?」
愛「そうそう。さすがに2体相手はね…」
愛「だいぶダメージ追わせてるはずだし、その前にカタをつけたいんだけど…」 ───
从cι˘σ ᴗ σ˘* ヒュー
しずく「やっと降りてきます」
しずく「!」
しずく「向こうにもう1体モンスター!?」
果林「レドロップ…多分愛たちのターゲットね」
しずく「どうします?」
果林「んー…」
果林「まあ後ろから愛たちも追ってきてるから何とかなりそうね」 果林「それより、着地の時は一番無防備だから」
果林「狙い撃って早く終わらせるわよ」
果林「それが多分最善策だから」
从cι˘σ ᴗ σ˘* ファサッ
果林「行くわよっ」パンパンッ
しずく「はいっ」シュッ
从cι˘σ ᴗ σ˘* !?
从cι˘× ᴗ ע* ドサッ かすみ「もう1体落ちてきた!?」
愛「おー、カリンとしずくがやってくれたみたいだね」
かすみ「ほんとだ。しず子いる」
かすみ「ぐぬぬ…先越されたか」
愛「んじゃ、アタシたちもあと少しやっちゃいますか」
かすみ「はい!」 ───
jΣミイ˶× ᴗ×˶リ
从cι˘× ᴗ ע*
かすみ「たお、した?」
しずく「これで…終わり、ですよね?」
愛「うん、クエスト完了だね」
果林「2人ともお疲れ様」
かすみ「やったぁ!」
しずく「やったぁ♪」 果林「どうだったかしら、最初のクエストは」
かすみ「正直…大型モンスターをなめてました」
かすみ「練習したのと全然違う」
かすみ「しず子と2人だったら勝てなかったかもしれません…」
しずく「私も…実戦でいろいろ分からされました」
しずく「ありがとうございました」
愛「そんなお礼なんていいって」
果林「そうよ。私たちだって自分の仕事のついでになんだから」 果林「で、ちょっと相談なんだけど」
果林「あなたたちがよければ、しばらく一緒に組んでみない?」
かすみ「いいんですか?」
しずく「でも、私たちに合わせてたら物足りないんじゃ…」
果林「自分たちのためにもなるのよ」
愛「そうそう。経験浅い子と組んだ時にどうフォローしてくかも学んでいきたいし」
しずく「ではお言葉に甘えさせていただきます」
しずく「まだまだ未熟ですが」
かすみ「これからもよろしくお願いします!」 レドロップ
jΣミイ˶º ᴗº˶リ
熊のような体をしたモンスター。ピンチになると他のモンスターの鳴き声を真似て呼び寄せる。人目のないところでは一匹芝居をしていたという目撃情報もある。
参考:アオアシラ(+クルペッコ)
カスカスル
从cι˘σ ᴗ σ˘*
カラフルな体毛を持つ鳥竜。自分磨きのため、毛づくろいやダンスの練習をよくしている。水面に映る自分の姿に見とれていることも。
参考:クルペッコ モンスター顔文字で可愛すぎる
誰も突っ込まなかったけど 愛「お、せっつーじゃん」
せつ菜「愛さん…お久しぶりです」
せつ菜「では歩夢さん、このクエストをお願いします」
歩夢「もう行くの?」
せつ菜「準備はできました」
愛「たまにはゆっくりごはんでもどう?」
せつ菜「すみません、急いでいるので」
歩夢「でもそれじゃあいつか…」
せつ菜「大丈夫です」 せつ菜「そちらは?新人の方ですか?」
果林「そうよ。しずくちゃんとかすみちゃん」
かすみ「せっつーってまさか…」
かすみ「あのせつ菜先輩ですか!?」
せつ菜「あの、というのがどのことかはわかりませんが…私がせつ菜です」
しずく「わぁ…最強と噂されるせつ菜さんに会えるなんて…」
せつ菜「いえ…私なんかが最強なんて呼ばれる資格はないです」
かすみ「あ、少し話聞かせてもらっていいですか?」
せつ菜「すみません。クエストに出発するので失礼します」
しずく「行っちゃった…」 かすみ「かっこいいですよね、せつ菜先輩」
しずく「強力なモンスターに1人で立ち向かい、倒していく…」
かすみ「クールな姿に町中にファンがたくさんですよ」
しずく「私も憧れています♪」
歩夢「それは…どうかな」
しずく「どういうことですか?」
果林「今のせつ菜は…効率を求めすぎてるから」
かすみ「たくさんクエストをクリアしてお金を稼ごうとしてるんですか?」
果林「せつ菜はそういうタイプじゃないわ」 璃奈「私のせい…」
歩夢「だから璃奈ちゃんのせいじゃないって」
しずく「璃奈さんが何か関係あるんですか?」
愛「りなりーが表情うまく出せないのは知ってるよね?」
しずく「はい、前にモンスターに襲われたときの恐怖で、と以前璃奈さんから聞きました」
果林「その時護衛してたのがせつ菜なの」
果林「璃奈ちゃんを守れなかったことにせつ菜が責任感じちゃってね」 璃奈「違う…」
璃奈「むしろせつ菜さんが守ってくれたおかげで私は助かった」
璃奈「すごく感謝してる…のに」
璃奈「私がちゃんと表情を出せてれば…」
かすみ「でもそれ、ただ運が悪かっただけの事故でしょ?」
歩夢「私も璃奈ちゃんも何度もそう言ってるんだけど…」
果林「せつ菜的にはそうじゃないみたいで」
愛「誰かを守れるくらいに強くなるまではってガンガン働いてるんだよね」
歩夢「それで難しいクエストをどんどん受注していって…」
歩夢「せつ菜ちゃんの力ならクリアできちゃうから、断るわけにもいかないし」 愛「まあ、というわけでせっつーはひたすら最速でクリアを目指すようになっちゃったんだよ」
果林「素早く終わらせること自体は悪いことじゃないけど」
果林「そのためにリスクも負ってるみたいだしね」
愛「それに話題になってるクールな姿もせっつー本来の性格じゃないし」
かすみ「そうなんですか?」
璃奈「もともとせつ菜さんは割と顔に出る人だった」
愛「結構元気でうるさいよね」
果林「愛は人のこと言えるの?」
愛「ア、アタシはちゃんとTPOはわきまえてるから」
歩夢「元のせつ菜ちゃんの笑顔を取り戻してほしいと思ってるんだけどね」
果林「そのためには私たちもせつ菜みたいに強くならないとね」
しずく「私たちも…強く…」 愛「で、次のクエストだけど」
しずく「はい」
愛「そろそろしずくとかすみん2人でも大丈夫だと思うんだ」
かすみ「え!?」
果林「もともと2人でやってくつもりだったんでしょう?」
果林「私たちと組み合わせを変えながら何回か狩りに行って、対大型モンスターの基本はわかったと思うから」
果林「もう問題なく立ち向かえると思うわ」 かすみ「かすみんたちも初心者卒業ってとこですね?」
愛「そうそう、そんなとこ」
しずく「そう、ですか…」
果林「まだ不安かしら?」
しずく「いえ、そんなことは」
愛「愛さんはちょっとさびしいけどねー」
果林「まあ、これでお別れってわけじゃないわ」
果林「一緒のギルドにいるんだし、しょっちゅう顔合わせるでしょう」
愛「これからはアタシたちの方が協力を頼むこともあるかもしれないしね」
愛「うん。という訳でアタシたちは行ってくるから」
果林「頑張ってね♪」 しずく「もう私たち2人で大丈夫…か」
しずく「スタートに戻ってきた感じだね」
かすみ「ん〜!ようやくしず子と狩りに行けるよ!」
しずく「そうだね。最初はその予定でいたんだもん」
かすみ「ふふん、かすみんの強さに驚かないでよね?」
しずく「かすみさんこそ今の私についてこれるかな?」
かすみ「当然だよ!」 璃奈「そんな2人におすすめのクエストがある」
かすみ「なになに?」
璃奈「これ」
しずく「クラガボード?」
かすみ「ってあのハサミ持ってるやつだよね?」
璃奈「そう。」
璃奈「両手のハサミと背中のボードは硬いから、狙うなら足か胴体」
かすみ「りな子のオススメなら問題ないね」
しずく「うん、これにしよう」 ───
从[˶˃ᴗ˂˵]从
かすみ「クラガボード発見!」
しずく「ちょうど背中向けてるね」
かすみ「こっち見られてる感じするんだけど」
しずく「ほんと顔みたいだよね、あのボード」
かすみ「知ってる?あれ、たまに表情変わるらしいよ」
しずく「そうなの!?」
かすみ「ま、噂だけどね」
かすみ「とりあえず、気づかれる前に一気に攻めちゃおうよ」 かすみ(躁チュウ棍の特徴。ジャンプによる高さをいかした攻撃)
かすみ(上から、あのボードを、一気に叩く!)
ガキン
かすみ「かった〜…」
しずく「正直に後ろから攻撃するからでしょ」
しずく「ハサミとボードは硬いって言ってたじゃん」
かすみ「勢いつけたらいけると思ったのにー…」
从[˶˃ᴗ˂˵]从 クルン
しずく「くるよ!」 ───
しずく「ボードとハサミに阻まれてなかなか攻撃が届かない…!」
しずく「どうすれば…」
かすみ「しず子、ちょっとあれ引き付けといて!」
しずく「何するの?」
かすみ(狙いを定めて…)
かすみ「こうする…っの」ピョーン
かすみ(乗れたっ)
从[˶˃ᴗ˂˵]从 ブンブン
かすみ「わわわっ」
しずく「かすみさん!」
かすみ(落ちるもんか)
かすみ(このまま攻撃して…!) 从[˶˃ᴗ˂˵]从 コロン
かすみ「よし、転んだ!」
しずく「チャンスだね」
しずく(体とボードのつなぎ目…今なら狙える)ヒュン
バリン
从[˶˃ᴗ˂˵]从 !?
かすみ「ボードが外れた!?」
しずく「やった、狙い通り!」
从[˶˃ᴗ˂˵]从 ザザザ
かすみ「逃がさない!」
かすみ「しず子、一気に決めるよ!」
しずく「うん!」 ───
从[˶×ᴗ×˵]从
かすみ「やったぁ!」
しずく「私たちだけで狩猟成功だね」
かすみ「かすみんがクラガボードを転ばせたおかげだね♪」
しずく「そうだね」
かすみ「えっ?」
しずく「あそこでかすみさんがうまくやってくれなかったらもっと時間がかかってたと思う」
かすみ「やけに素直だね?」
かすみ「私がボードを外して攻撃を通りやすくしたおかげとか言うかと思ったのに」
しずく「私はかすみさんと違って、褒めるところは褒めるよ?」
かすみ「いやいや、かすみんだってちゃんと褒められるから」
かすみ「しず子のおかげでスムーズに討伐ができたし」
しずく「ふふ、ありがとう」 クラガボード
从[˶˃ᴗ˂˵]从
背中に顔のようなボードを背負った蟹のようなモンスター。前後にも歩くことはできる。
ボードは時々表情が変わるという噂。
参考:ダイミョウザザミ Aqoursの顔文字モンハンSS書いてた人かな?
期待しかない ノレcイ´=ω=) スヤァ
かすみ「スヤピライみっけ」
しずく「眠ってるところを見つけられてよかったね」
かすみ「いっくよー」
ノレcイ´=ω=) パチッ
ノレcイ´=ω=) プシュー
しずく(ブレス!?)
かすみ「あれ…なんか、ねむく…」
しずく「かすみさん!?」
かすみ「zzz…」
ノレcイ´=ω=) バサッ
しずく「あ…」 かすみ「あれ、私…」
しずく「まったく…敵の前で寝るなんて」
かすみ「しょ、しょうがないでしょ!」
かすみ「あのブレス食らっちゃったんだから」
かすみ「それよりスヤピライは?」
しずく「逃げちゃったよ」
かすみ「ごめん…かすみんのせいで」
しずく「別にいいよ。また探しに行けば」 ───
ノレcイ´×ω×)
かすみ「よしっ、終わり!」
しずく「今回も無事討伐完了だね」
かすみ「このくらいよゆーよゆー」
しずく「3回も眠らされたくせに…」
かすみ「ぐっ…」
かすみ「ま、まあちゃんと倒せたんだしいいじゃん」 かすみ「さっさとギルドに帰ろうよ」
しずく「そういえば…行く前に璃奈さんが言ってたよね?」
かすみ「この辺りの様子がおかしいって?」
しずく「うん」
かすみ「うーん…特にになにもなかったよね?」
しずく「そうだよね…ただの杞憂だったならいいんだけど」
かすみ「きゆう?」
しずく「無駄に心配しただけってこと」 璃奈『大型モンスターの反応在り。そっちに接近中、気を付けて!』
かすみ「りな子!?」
しずく「え?どこから…!」
(ζル ˘ ᴗ ˚ ル ドン
しずく「っ!」
かすみ「いきなり後ろに!」 璃奈『何が来たの?』
かすみ「わからない…見たことないよ」
璃奈『何か特徴とか…わかることを』
しずく「見た目は体が長い…海竜種?」
かすみ「なんか泡が浮いてるよ!」
璃奈『泡…それなら多分セクシーゼ…』
かすみ「セクシーゼ?」
しずく「名前を聞いたことしかない…」
璃奈「おかしい…この辺りは生息地から離れているはずなのに…」
かすみ「そうなの?」
璃奈『とりあえず、まずい。今のしずくちゃんとかすみちゃんじゃ勝てない可能性が高い』
璃奈『逃げたほうがいい』 しずく「璃奈さんの言う通り逃げよう!」
かすみ「うんっ」
(ζル ˘ ᴗ ˚ ル シュン
しずく「速いっ!」
しずく(一瞬で回り込まれた!?)
(ζル ˘ ᴗ ˚ ル シュー
しずく「周りが泡だらけに…!?」
かすみ「こっち行くよ!」
しずく「この泡…すべるよっ!」
かすみ「ひゃぁっ」ツルッ
しずく「きゃっ」コケッ
(ζル ˘ ᴗ ˚ ル
しずく(まずいっ) せつ菜「はぁぁっ」ズバン
(ζル ˘ ᴗ ˚ ル !?
しずく「せつ菜さん!?」
かすみ「どうしてここに!?」
せつ菜「私が相手をします」
せつ菜「お2人は離れていてください!」
しずく「は、はい」 しずく(せつ菜さんは圧巻でした)
しずく(持っているチャージアックスを瞬時に変形させて)
しずく(時に剣で突き、時に斧で斬り)
しずく(華麗に相手の攻撃をかわしながらも、モンスターから大きく離れることはなく)
しずく(着実に攻撃を重ねていき…)
せつ菜「終わりです!」ズババンッ
(ζル × ᴗ × ル
かすみ「すごい…」
しずく「これがせつ菜さんの戦い…」 せつ菜「大丈夫ですか?」
かすみ「はい!ありがとうございます」
しずく「おかげで助かりました」
しずく「せつ菜さんはどうしてここに?」
せつ菜「璃奈さんからの調査依頼を受けてこの辺りを調べていました」
璃奈『間に合ってよかった』
せつ菜「どうやらこのセクシーゼが迷い込んだのが原因だったようですね」 かすみ「せつ菜先輩!」
かすみ「すっごくかっこよかったです!」
せつ菜「あ、ありがとうございます」
かすみ「こう、バーンって斬りか買ったと思たらズーンっていったり」
しずく「かすみさん、それじゃあ伝わらないよ…」
せつ菜「いえ、ニュアンスはなんとなくわかりますよ」
しずく「私、チャージアックスは試してみて難しそうだから諦めたんですけど」
しずく「うまい人が使いこなすとこんなにかっこいい武器なんですね」 せつ菜「わかりますか!?」
せつ菜「かっこいいですよね。チャージアックス!」
せつ菜「1つの武器で2つの性能を使える、これこそロマンです!」
せつ菜「最初は剣と斧、片方のモードを使うだけで精一杯だったんですけど」
せつ菜「慣れてくるとスムーズに切り替えられるようになるんですよ」
せつ菜「そうなってからがこの武器の楽しいところです!」
せつ菜「敵の動きに合わせて綺麗に連携を決められたときなんかもう最高で」
しずく「せ、せつ菜さん…?」
せつ菜「はっ…」 せつ菜「…こほん」
せつ菜「お2人が無事でよかったです」
せつ菜「後始末は任せても大丈夫ですよね?」
せつ菜「私は次があるのでこれで失礼します」
せつ菜「では」
かすみ「あ…」 かすみ「逃げるように行っちゃった」
しずく「せつ菜さん…武器の話題だしたらすごい食いついて来たね」
かすみ「あんなにガンガンくるとは思わなかったよ…」
しずく「そういえば愛さんが本来はもっと元気な人だって言ってたっけ」
かすみ「あれがせつ菜先輩の本性…?」
しずく「高嶺の花のような人だと思ってたけど、案外接しやすい人なのかな?」 スヤピライ
ノレcイ´=ω=)
大半の時間眠っている鳥竜。起きているときは意外と俊敏に動き、睡眠ブレスで敵を眠らせる。
参考:ヒプノック
セクシーゼ
(ζル ˘ ᴗ ˚ ル
月夜に映える優美なモンスター。よく滑る泡を作り出し、自身の移動に利用しながら敵を足止めする。たまに本来の生息地ではないところで発見される。
参考:タマミツネ かすみ「歩夢先輩。この捜索依頼って何ですか?」
歩夢「行ってくれるの!?」
歩夢「エマさんが行方不明になってるから探してほしいの」
かすみ「エマさん…って誰ですか?」
歩夢「あれ、会ったことないんだっけ?」
しずく「私も知りません」
歩夢「ごめんね。まずはそこからだね」 歩夢「エマさんっていうのは、行商人のお姉さんでね。このギルドでもよく取引してもらってるんだ」
歩夢「2人が普段使ってる回復薬とかもエマさんが持ってきてくれるんだよ」
歩夢「それでね、この町に来るって連絡があったんだけど…」
歩夢「予定を大きく過ぎてるのに姿が見えなくて」
歩夢「通信もつながらないし、もしかして何かあったんじゃないかってことでこの依頼を作ったの」
しずく「その方はどのルートを通るかわかるんですか?」
歩夢「えっと…多分この辺りのはず」
しずく「かすみさん、いいかな?」
かすみ「もちろん!危ない目に遭ってるかもしれないもん。探しに行かないと」
歩夢「ありがとう!」 ───
かすみ「問題はエマさんがどこにいるかだよね」
しずく「モンスターがいるかもしれないから大声を出して探すわけにもいかないし…」
しずく「この辺りの道を探し回るしかないんじゃないかな?」
かすみ「やっぱりそうなる?」
しずく「最悪の場合はモンスターに襲われてもう…」
かすみ「それは…あんまり考えたくないよね」 エマ「そこにいるのはもしかしてハンターさん?」
かすみ「誰かいる!?」
しずく「もしかして…エマさんですか?」
エマ「そうだよー」
しずく「よかった…」
しずく「ギルドの依頼であなたを探していました」
エマ「そうなの?ごめんね心配かけちゃって」
しずく「いえ、エマさんが無事ならよかったです」 かすみ「じゃあ町に戻りましょう!」
エマ「待って」
かすみ「なんですか?」
しずく「何か動けない…理由があるのですか?」
エマ「それは…」キョロキョロ
エマ「ここじゃあれだから、ちょっとこっち来て」 かすみ「ここは…洞穴?」
かすみ「こんなところで何してるんですか?」
エマ「実は大型モンスターの縄張りに入っちゃったみたいで…」
かすみ「モンスター?」
エマ「ここに来るときに見かけなかった?」
しずく「大型モンスターは特にみていませんが…」
しずく「何がいるんですか?」
エマ「うん、あれは…」 エマ「しっ!近づいてくる」
エマ「こっち隠れて」
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ズリズリ
かすみ「長っ」
しずく「あの細長い体は…ポムサスケでしょうか?」
エマ「そうなんだよ」
エマ「運よく見つからなかったみたいだからここに隠れたんだけど…」
エマ「ずっとこのあたりをうろついてるから…」
エマ「ここから離れられないんだよね」 しずく「確かにこの洞穴ならモンスターは入ってこれませんね」
かすみ「だけど、よくずっとここに隠れてられましたね」
エマ「食べるものとかはたくさんあるから、しばらくは過ごせるよ」
かすみ「うわっ、すごい荷物!」
しずく「行商の商品…これを1人で運んでたんですか…?」
エマ「うん、慣れればそんなに重くないよ」
しずく「この荷物だと逃げるのも一苦労ですね」
かすみ「あれ、ギルドに連絡は取れなかったんですか?」
エマ「それが…どこかで通信機を落としちゃったみたいで」
エマ「ごめんね。そんなドジしなきゃもっと話が早かったのに」
しずく「大丈夫です。こうやって見つけられたんですから」 しずく「…というわけで璃奈さん、エマさんは見つけたんだけど」
璃奈『うん、今歩夢さんとも話してきた』
璃奈『ポムサスケの狩猟許可が出たよ』
璃奈『もちろんエマさんの保護が最優先だから、戦闘を避けて帰ってきてもいいけど』
かすみ「よし、じゃあかすみんたちでポムサスケを倒しちゃおう」
しずく「そうだね。ここに居られても通る人が困るだろうし」
エマ「ありがとう!助かるよ」
エマ「あ、必要なものがあったら言ってね。できるだけのことはするから」
エマ「回復薬は大丈夫?罠や爆弾もそろってるよ?」
しずく「それ、売り物じゃないんですか?」
エマ「売り物だけど、私たちが助かるためだもん。欲しかったら遠慮なく言ってね?」
エマ「もちろんお金は取らないから」
かすみ「いいんですか?じゃあ…」 ───
しずく「かすみさん、ほんとに遠慮なかったね…」
かすみ「いろんなアイテムをただでもらえるチャンスだよ?」
かすみ「安全な狩りのためにも使えるものは使わせてもらわないと」
しずく「そういうところちゃっかりしてるというか」
かすみ「しっかりしてると言ってよね」
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ
かすみ「じゃあさっき話した作戦通りで」
しずく「うん」 かすみ「はぁぁっ」タタタッ
しずく(かすみさんの突撃に合わせて、まずは閃光玉を…)
しずく「えいっ」ポイ
ピカッ
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ?
かすみ「ちょっとしず子、どこ投げてんの!?」
しずく「ごめんなさーい!」
かすみ(忘れてた…あの子そういうの苦手だったんだっけ)
かすみ(私だけでも攻撃をっ)ザン
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ !
かすみ(そしていったん距離を取る!)
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ かすみ(あれ…?)
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ
かすみ「囲まれたぁ!?」
かすみ(かすみんの周り一周って、どんだけ体長いの!)
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ グルグル
かすみ「ど、どうすれば…」
しずく「かすみさん、上から!」
かすみ(上…?)
かすみ「そっか!」
かすみ「はぁっ」ピョン
かすみ(抜けたっ)
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ドゴン
かすみ「ひっ」
かすみ「あっぶな…」
かすみ(もう少し逃げるのが遅れてたら一気に突き上げられてたところだったよ…) しずく「ごめんなさい、もう1回閃光玉を」
かすみ「ううん、今度は私がっ」ポイ
ピカッ
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ クラクラ
かすみ「今だよしず子!」
しずく「うん!」
しずく(敵の目がくらんで狙いが定まってない間に…)
しずく(睡眠ビンを付けた矢をっ)
しずく(連続で当てる!)シュシュシュ
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ パタリ・・・
@cメ*˶- ᴗ -˵リ zzz
しずく「よしっ、効いた」 しずく「かすみさん、今のうちに」
かすみ「うん」
かすみ「樽爆弾を仕掛けて…」
しずく「爆破!」
ドドドカン
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ !!!
かすみ「そのまま続けて攻撃!」 ───
@cメ*˶× ᴗ ×˵リ
エマ「わぁ〜、すごい」
かすみ「かすみんたちにかかればこんなもんです♪」
エマ「2人ともありがとう。さすがハンターさんだね」
しずく「エマさんからいただいたアイテムのおかげです」
エマ「これであの町に行けるよ」
エマ「よいしょ…っと」
エマ「2人とも行先同じだよね?一緒に行ってくれたらうれしいな」
かすみ「それはいいですけど、その荷物…」
しずく「運ぶの手伝いましょうか?」
エマ「大丈夫だよ〜」 ポムサスケ
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ
長い体をした蛇のようなモンスター。頭に付いている玉は着脱可能で、飛ばして攻撃してくることもある。 ,,__△_
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 討伐されちゃった〜
/ ∪ ∪
( ノ
)ノ >>112
ポムサスケ
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ
長い体をした蛇のようなモンスター。頭に付いている玉は着脱可能で、飛ばして攻撃してくることもある。
参考:ガララアジャラ 果林「あら、それは残念ね」
エマ「ごめんね…」
彼方「エマちゃんのせいじゃないって」
果林「そうよ。ないものはどうしようもないもの」
歩夢「ギルドから依頼は出しておいたので、そのうちまた手に入りますよ」
果林「どうせだし私が行こうかしら…?」 かすみ「どうしたんですか?」
彼方「あ、かすみちゃん、しずくちゃん」
彼方「別に大したことじゃないよ」
彼方「ちょっとね…食材が足りなくて」
しずく「何がないんですか?」
彼方「エモルヴェルデのミルクだよ〜」
かすみ「え、じゃあもしかして、今クリームシチューとかできない感じですか?」
エマ「ごめんね。どこも不足してるみたいで、見つけられなかったの」
果林「だからエマのせいじゃないって」
かすみ「そっか…じゃあ今日は他のにしようかな」
しずく「残念です…」 果林「あなたたちちょっとこれから空いてるかしら?」
しずく「特に予定は決まってませんが…」
果林「だったら一緒に行かない?」
しずく「エモルヴェルデですか?」
果林「そう。捕獲クエストになるんだけど」
果林「あれはちょっと、1人じゃ大変で…」
かすみ「どうするしず子?」
かすみ「かすみんは別にいいけど」
しずく「私も問題ないよ」
果林「ほんと?ありがとう」 かすみ「ところで捕獲ってどうやるんですか?」
果林「この捕獲用麻酔弾を撃ち込むのよ」
かすみ「なんだ、簡単じゃないですか」
果林「ただ撃つだけじゃダメなのよ」
果林「元気なモンスターじゃ眠ってくれないから」
果林「だからまずは弱らせる」
果林「ただ…かなりタフなのよね」
しずく「エモルヴェルデと言えば体が大きいですからね」
果林「しずくちゃんは戦ったことあるの?」
しずく「いえ、本で見ただけです」 果林「あなたたちと一緒は久しぶりな気もするけど」
果林「今の腕前を見せてもらおうかしら」
かすみ「ふっふっふ…もう果林先輩にも負けませんよ」
かすみ「しず子の腕は!」
しずく「え、私!?」
しずく「そこはかすみさん自身じゃないの?」
かすみ「だってしず子と果林先輩は同じガンナーだし」
果林「へぇ…なるほどねえ」
しずく「いえいえそんな。私なんてまだまだ」 かすみ「何言ってるの」
かすみ「しず子をずっと見てきたかすみんが言ってるんだから」
かすみ「もっと自信持ってよ!」
しずく「かすみさん…」
果林「何いちゃいちゃしてるのよ…」
かすみ「べ、別にいちゃいちゃなんて…」
果林「まあいいけど」
果林「私だって先輩として威厳を見せてあげるわ♪」 ───
しずく「居ませんね」
かすみ「この辺にいるってりな子言ってたのに…」
果林「…」
果林「多分、あれね」パン
かすみ「岩に向けて撃ってどうするつもり…」
,,(d!.•ワ•..) モゾ
かすみ「うわっ動いた!」
しずく「もしかして…エモルヴェルデ!?」
果林「ええ。擬態して寝てたようね」
かすみ「でっか!」 ,,(d!.•ワ•..) グルン
かすみ「うぁ!」
果林「尻尾の一撃には気を付けてね」
かすみ「言われなくてもわかりますよ!」
かすみ「こんなの食らったらかすみん吹っ飛んじゃう」
,,(d!.•ワ•..) グルンルグン
しずく「尻尾を回して回転してます」
かすみ「これは近づけないよ…」
果林「今のうちに武器しまっておいた方がいいわよ」
果林「全力で逃げる準備しなさい」
かすみ「どういう…」
,,(d!.•ワ•..) グルンルグン
,,(d!.•ワ•..) ブォォン
しずく「跳んできた!?」
かすみ「ひぇぇっ!」 ,,(d!.•ワ•..) ズドォン
かすみ「うわぁ…衝撃で揺れてるよ」
しずく「あの巨体に潰されたらひとたまりもないね…」
果林「見ての通り動きはそんなに早くないわ」
,,(d!.•ワ•..) ノソォ
果林「当たらないように攻めるわよ!」
かすみ「はい!」 ───
かすみ「攻撃しても効いてる気がしないんですけど…」
果林「エモルヴェルデは見た目の通りタフだからね」
しずく「外からの攻撃がいまいちでも…」
しずく「中からはどう!」シュ
かすみ「何かやってるの?」
しずく「そろそろ毒ビンの効果が出てくるはず…」
,,(d!.•ワ•..) ドス
かすみ「動きが鈍くなった?さすがしず子!」 果林「かすみちゃん、エモルヴェルデの背中乗れるかしら?」
かすみ「なんでですか?」
果林「背中に2つのこぶがあるでしょ?」
果林「あの先っぽは弱点だから狙えれば狙ってほしいんだけど」
果林「下からじゃうまくねらえなくてね」
かすみ「なるほど…」
かすみ「でもあんな高く飛べないし…」
果林「そうよね…」
かすみ「あっ!」
果林「何か思いついた?」
かすみ「いけるかもです!」 かすみ(尻尾の攻撃をかわして)
,,(d!.•ワ•..) ドン
かすみ(今だっ)
かすみ(尻尾に飛び乗って、そのまま駆け上がる!)
果林「ナイスよ、かすみちゃん!」
かすみ(こぶのさきっぽ…)
かすみ「てやっ」バシュ
,,(d!.•ワ•..) !?!?
しずく「効いてる!」 ,,(d!.•ワ•..) ドタドタ
かすみ「んぎゃっ」ドサ
かすみ「ったた…振り落とされちゃった」
しずく「大丈夫?」
かすみ「へいきへいき」
かすみ「あ、逃げますよ。追わないと」
果林「待って」
かすみ「なんですか?急がないと見失っちゃいますよ」
果林「慌てない」
果林「ここらでエモルヴェルデが巣にしそうな場所の見当はついてるから」
しずく「先回りするということですか?」
果林「ううん、距離的に先回りは無理だろうけど」
果林「一旦あれの視界から外れて警戒を解いてもらうのよ」
果林「油断して休んだところを捕獲するわよ」 ───
かすみ「…なんか遠回りしてません?」
果林「…気のせいじゃないかしら?」
果林「よし、寝てるわね」
,,(d!.-ワ-..) zzz
果林「麻酔弾を撃ち込んで…」パシュパシュ
,,(d!.×ワ×..)
果林「うん、捕獲完了よ」
しずく「この距離なのにさすがですね」
果林「まあ、相手が止まっているからね」
かすみ「やったあ、これで彼方先輩特製クリームシチューも食べられる♪」 エモルヴェルデ
,,(d!.•ワ•..)
山と間違えられると言われる大きなモンスター。巨体を生かしたプレスは破壊力抜群。
背中の大きな2つのこぶからはおいしいミルクが採れる。
参考:ドボルベルク ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています