かのん「スクールアイドル……?」
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千砂都「あった!私の番号!!」
かのん「ちぃちゃん、あったよ!私の番号も!」
ちぃかの「やったぁ!!」
千砂都「かのんちゃんが勉強教えてくれたおかげだよ、ありがとう」
かのん「そんなことないよ…ちぃちゃんダンスの為にすごく頑張ってたもん」
かのん「これで高校でも一緒だね、ちぃちゃん」
千砂都「こちらこそよろしくね!かのんちゃん!」 リエラの青木れいか(葉月恋)はまだ出ない
敵キャラか? かのん「ごめんねちぃちゃん、私やっぱり今スクールアイドル始めるのは怖い…」
千砂都「そっか…」
千砂都「だけどずっと待ってるよ」
千砂都「かのんちゃんのペースでいいからね」
かのん「ありがとう…」
千砂都「だったら、しばらくは私のマネージャーやってよ!」
かのん「マネージャー!?」
千砂都「それなら人前に出るわけじゃないし、大丈夫でしょ?」 可可「その手があったデスか!」
可可「それなら可可たちのマネージャーもかのんさんにやってもらいたいデス!」
かのん「えぇーー!?」
千砂都「ちょっと可可さん、先に私が誘ったんだけど?」
可可「それを言ったらそもそも最初にスクールアイドルに誘ったのはこっちの方デス!」
クゥちさ「「かのん(さん)(ちゃん)はどっちがいいの(デスか)?」」
かのん「えーっと…」
かのん「とりあえず、両方やってみてから考えてもいいかな…?」
千砂都「そっか…わかったよかのんちゃん」
可可「かのんさんがそう言うなら仕方ないデスね」
かのん(ところで、一緒にスクールアイドルやるって選択肢はないのかな…?) かのんの部屋
かのん「コーヒー淹れてくるから待っててね、ちぃちゃん」
千砂都「かのんちゃんいつもありがとうね」
千砂都「マンマル、勢いでスクールアイドル始めることにしたんだぁ」
千砂都「できればかのんちゃんとやってみたいんだよね」
マンマル「ポポウ♪」
千砂都「応援してくれる…?えへへ、ありがとうね」 かのん「ちぃちゃんお待たせ」
かのん「マンマルとお話してくれてたの?」
千砂都「ちょっとね」
千砂都「マンマルっていつ見てもかわいいなぁ」
かのん「そう言ってもらえてマンマルもきっと喜んてるよ」
マンマル「♪」 千砂都「ところで、スクールアイドルやるって決めたのはいいんだけどさ」
千砂都「振り付けは大丈夫だけど、曲と衣装と…」
千砂都「あとメンバーも集めたほうがいいよね?」
かのん「どうしようね…」
かのん「どれも難しそうだなぁ…」
かのん(作曲は特に大変そうだなぁ…)
千砂都「だよね…」
千砂都「でも作曲出来る人なら、実は心当たりあるんだよね」
かのん「え、そうなの?」
千砂都「明日紹介するよ!かのんちゃんも一応知ってる人だよ!」
かのん(誰なんだろう…?) 音楽室
千砂都「恋ちゃん来てくれてありがとうね」
恋「いえいえ、今日は時間があるので大丈夫ですよ」
かのん(新入生代表の綺麗な人だ…)
かのん(ちぃちゃんいつの間に知り合いに…?)
恋「はじめまして、葉月恋と申します」
かのん「は、はじめまして…澁谷かのんです…」
恋「ランニングしているときに話しかけられて、それから時々一緒に走らせてもらってるんです」
千砂都「前から綺麗な人いるなーって思ってたけど、まさか同い年で学校まで一緒だなんて思ってもなくてさ」
恋「そう言われると少し照れくさいですね…」クスクス 千砂都「そういえば、恋ちゃんってピアノ弾けるんだよね!」
かのん「ピアノを…!?す、凄いなぁ…!」
かのん(楽器弾けるの、羨ましいな)
恋「昔に習ってた程度ですけどね」
恋「確かスクールアイドル?の曲を作って欲しいという話でしたよね?」
千砂都「そうなの!お願いします!」
恋「いくつか考えてきましたので、早速弾いてみますね」ポロロン♪ かのん(恋さんのピアノ…すっごく上手…)
かのん(童謡みたいなものだったり)
かのん(合唱曲の伴奏だったり)
かのん(そして本格的なクラシックの曲まで…)
かのん(だけど、なんだかアイドルの曲からかけ離れたものばかりだよね…?) 恋「すみません…流行というものに疎くて…」
かのん「もしかして…アイドルの曲に疎かったりするの?」
恋「そうですね…今までクラシックばかり聴いてきたものですから…」
恋「どうやら私には難しそうですね…」
千砂都「そんなぁ…」
かのん「……」
かのん「だったら…」
かのん「私に作曲のやり方を教えてもらえないかな…?」
ちされん「「!?」」 恋「作曲を教えて欲しいですか…」
千砂都「かのんちゃん、難しそうだけど大丈夫?」
恋「イメージほど難しくは無いですよ」
かのん「恋ちゃん、そうなの…?」
恋「もちろん奥は深いんですけどね」
恋「メロディを考えて、それに基本的なコード進行をつけるだけでもそれっぽくなるんですよ」
かのん「コード進行…聞いたことはあるけど、難しくないのかな…?」
恋「やる気があればすぐに覚えられますよ」 恋「ただ、コードを鳴らせる楽器をある程度弾けた方が良いとは思います」
恋「ピアノの他にはギターも良いですね」
かのん「ギターか…そういえばお母さんが持ってるなぁ…」
千砂都「かのんちゃんのお母さんの演奏って上手なんだぁ」
恋「そうなんですか…」
恋「だったらピアノよりもいいかもしれませんね」
かのん「帰ったら早速練習しなきゃだね」 かのんの家
かのん「ただいまー」
かのママ「かのん、おかえりなさい」
かのん「お母さん、突然だけど」
かのん「ギター貸して!」
かのママ「!?」 かのんの部屋
かのん「コードの押さえ方の一覧表があるんだ…」ポチポチ
かのん「えーっと…Fメジャーって難しいんだ…」
かのん「……」グギギ
かのん「押えられる気がしない…」
かのん「でも、ちゃんとやらなきゃ!」
かのん「それに比べると他のコードは大丈夫そう…」ジャーン♪ 翌日・教室
千砂都「かのんちゃんギターの調子はどう?」
かのん「一応コードの押さえ方は覚えられたけど」
かのん「ちゃんと弾けるようになるのはしばらく先かなぁ…」
かのん「あと、弦を押さえてたから左手の指が結構痛い…」
千砂都「え、大丈夫なの!?」
かのん「心配し過ぎだよ、お母さんもすぐに慣れるって言ってたから」
千砂都「無理はしないでね…」 可可「何の話してるんデスか?」
かのん「あ、可可ちゃん!」
千砂都「実は、私の曲をかのんちゃんに作ってもらうんだ」
可可「それは羨ましいのデス!だったら可可達にも作って貰いたいデス!」
かのん「とはいってもすごく時間かかりそうなんだけどね」
可可「楽しみにしてマス!きっと千砂都さんには勿体無い曲になりそうな予感がするのデス」
千砂都「何なのその言い方!」 かのん「ところで可可ちゃん達の曲って、可可ちゃんが作ったの?」
可可「それは違いマス」
可可「上海の知り合いに作ってもらったんデスよ」
かのん「そうなんだ…」
可可「ずっとスクールアイドルに憧れてきたから」
可可「その為に準備はしてきたつもりデス」
可可「ダンスの方は全然足りなかったみたいデスが…」
かのん「…可可ちゃんならきっとすぐ上手になるよ」
可可「もちろんそのつもりでこれからも頑張るのデス」 可可「そういえば今日は可可達の練習を見てもらう日デスね!」
かのん「そうだったね」
かのん「そういえば、練習見せてもらうの初めてだなぁ」
可可「そうデスね!」
かのん「楽しみだなぁ」
可可「頑張るデスよ」
可可「それに、すみれにもかのんさんを紹介しないとデス!」
かのん「そうだった…緊張するなぁ…」 かのん「澁谷かのんです…よろしくお願いします…」
すみれ「あなたがかのんさんね…可可から話は聞いてるわ」
すみれ「私は平安名すみれ、といっても私の事は知ってるわよね?」
かのん「可可ちゃんとライブやってましたもんね」
すみれ「いや、そうじゃなくて」
すみれ「そのずっと前からの話よ」
かのん「???」
すみれ「どうやら覚えてないみたいね…」 すみれ「私はずっとショービジネスの世界に居たの」
かのん「そうなんですか!凄いなぁ…」
すみれ「とはいっても最近は活動を休止してたんだけどね」
すみれ「だからその間に皆から忘れ去られてしまうのも仕方の無いことなのね」
かのん(昔は有名だったのかなぁ…?思い出せないけど…)
可可「そういう設定なのデス、あまり本気で相手にしない方がいいデスよ」 すみれ「設定とは失礼ね!」
可可「だったら証拠を持ってくるのデス!」
すみれ「……」
すみれ「ショービジネスの世界の人間は過去を振り返らないのよ」
可可「それにすみれの動画サイトの再生数も大した事無いデス」
すみれ「これからいっぱい再生されるからいいのよ!」
かのん(あれ…?可可ちゃんとすみれさんってすっごく仲悪い…?) かのんの部屋
かのん「可可ちゃんとすみれさんってあんな感じだったんだ…意外だな」
かのん「ギターの練習しないとだね」
かのん「…Fもちょっとは押さえられるようになったかな…?」グギギ
かのん「ずっと頭にあるメロディに、早くコードつけたいな」
かのん「ちぃちゃんも可可ちゃんもすみれさんもスクールアイドル頑張ってるんだ」
かのん「…私も頑張らないと」 数日後
かのん「ちぃちゃんおはよう」
千砂都「かのんちゃんおはよう!今日はギター持ってきたんだ」
かのん「ちょっと恥ずかしいけどね…まだまだうまく弾けないし」
千砂都「似合ってるよかのんちゃん」
かのん「だけどねちぃちゃん…」
かのん「曲…少しだけ形になったの」
千砂都「本当に!?」 休み時間・音楽室
恋「まさかこんなに早く仕上がるなんて凄いです」
かのん「そうかなぁ…」テレテレ
かのん「チューニングはこんな感じかな?」ジャーン♪
千砂都「」ドキドキ
かのん「それじゃあ、いくね」 かのん「宝物を見つけた子どものように」♪
かのん「奏で始めたんだ夢を」♪
かのん「きらり希望響かせるの」♪
かのん「どこまでも広がれ私のSymphony」♪
ちされん「「!!」」 かのん「どうかな…?」
千砂都「かのんちゃん!凄いよ」パチパチパチパチ
恋「ええ、こんな短い間でよくやったと思います」パチパチパチ
かのん「ありがとう…」テレテレ
恋「ところで曲を完成させる為に楽器弾ける人も集めないとですよね」
かのん「それは大丈夫だよ恋ちゃん!」 かのん「パソコンである程度作ってみたんだ、こっちも聴いて欲しいの」ポチッ
シャカシャカ♪
千砂都「ちゃんと曲になってる!」
恋「パソコンってこんなことも出来るんですね、勉強になります」
かのん「色々と調べたんだ、私のギターだけだと味気無いと思ってさ」
恋「ところで、曲名は決まってるんですか?」
かのん「それも考えてきたんだ」
かのん「私のSymphony…なんてどうかな?」 千砂都「すっごく良いよかのんちゃん!」
恋「私も良いと思います」
恋「きっとかのんさんのスクールアイドルへの思いが、この曲を形にしたんですね…」
恋「…決めました」
ちぃかの「?」
恋「私もスクールアイドルやってもいいでしょうか…?」
ちぃかの「「!!?」」 私のSymphonyって響け!ユーフォニアムとけいおん!のハイブリッドっぽいよね 千砂都「もちろんだよ!恋ちゃん!」
恋「ありがとうございます!」
千砂都「それなら、今日から早速練習だね!」
恋「はい!」
千砂都「やるからにはビシバシいくよ!」
恋「が、頑張ります!」
かのん(ふたりとも頑張って…!) 放課後・中庭
恋「ダンス…こんな感じでしょうか…?」タンタタン!
ちぃかの「「す、すごい!!」」パチパチパチパチ
恋「一応スケートをやってたものですから…」
千砂都「なるほど…それなら納得だよ」
かのん「即戦力!って感じだね」 千砂都「これならライブもすぐに出来そうだよね」
恋「ライブですか…やるなら早いうちがいいですよね」
かのん(二人ともすごいなぁ…)
可可「話は聞かせてもらったデス!」
かのん「可可ちゃん!?」
可可「ちょうど可可達もそろそろ次のライブをやろうと思ってたところデス」
可可「だから、合同ライブするってのはどうデスか?」
ちされん「「合同ライブ!?」」 千砂都「可可さん達とライブかぁ…」
千砂都「…恋ちゃんはどう思う?」
恋「私としては丁度いい機会だと思うのですが…」
千砂都「やっぱりそうだよね…」
千砂都「……」
千砂都「わかった、その話に乗ってやろうじゃん!」
可可「決まりデスね!」
可可「ライブに向けてお互いに頑張るデスよ!」ビューン
恋「行っちゃいましたね…」 恋「さっきの方は一体…?」
かのん「一緒のクラスの唐可可ちゃんだよ、先にスクールアイドル始めてたんだ」
かのん「ただ、ちぃちゃんと仲があんまり良くないみたいなんだよね…」
千砂都「可可さん、かのんちゃんを自分達のグループにしつこく勧誘してるんだよね」ムスー
恋「それでさっきの態度だったんですか…」
千砂都「かのんちゃんもはっきり断ってよね」
かのん「あはは…でも可可ちゃん達も素敵なスクールアイドルだと思うな」 千砂都「可可さんの事は置いといて」
千砂都「ライブに向けて準備しないとね」
千砂都「ダンスはバッチリだけど、衣装用意しないといけないね」
かのん「あと、私も曲を仕上げなきゃ…」
恋「もちろん私も手伝いますよ」
千砂都「とはいっても、可可さんみたいに今から衣装の手作りは難しいよね…」
恋「どうしましょう…?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています