花陽 「い、いま凛ちゃんが思いっきり何回も壁を蹴ったから」

凛 「……」

花陽 「……」

凛 「知らないね」

花陽 「……」

凛 「凛が壊した? 根拠は? だってシロアリが柱食ってたかもしれないじゃん。かよちん、もしかして親友を疑うの?」

花陽 「洞窟でシロアリ……」

凛 「なわけないよね? そもそもこんな脆い洞窟で休まなくて良かったにゃ!」

花陽 「……まあそれもそうだね。ありがとう、凛ちゃん」 ニコッ

凛 「にゃ……!」

花陽 「……」

凛 「……」