花陽 「ようやく寝床を見つけたよぉ。小さな洞窟だけど……」

凛 「でもここ少し寒くないかにゃ?」

花陽 「仕方ないよ。他のところだと寝てる間に危ない動物に襲われるかもだし……」

凛 「寒いのは我慢できるもんね。分かった、凛ここで頑張るにゃ! そーーれ!」 キック キック キック キッーク

ガラガラドーン

花陽 「あれ……」

凛 「……」

花陽 「きょ、今日の、今日の寝床が無くなったんだけど」

凛 「えーと……」

花陽 「遭難しててやばくて、でもようやく休める場所を見つけて、おそらくしばらく休めないからこれが最後のチャンスで……」

凛 「うーん……」