あなた「うわっ!?なんだこの猫!」
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あゆにゃん「にゃっ♥︎にゃっ♥︎にゃっ♥︎」スリスリ
歩夢「……どうしたの?その猫ちゃん」
あなた「暇だから学校ふらっとしてたら見つけたから撫でたらこうなっちゃったんだ」
歩夢「なんだかあなたに凄く懐いてるね。本当に初めて会ったの?」
あなた「うーん、そうだと思うんだけど……」
あなた「そうだよね?」ナデナデ
あゆにゃん「にゃ〜♥︎」ゴロゴロ
あなた「あはは、凄く人懐っこい猫だね。歩夢ちゃんも撫でてみなよ」
歩夢「う、うん……」スッ
あゆにゃん「……」ヒュッ
ボフッ
あなた「わっ!あはは、急にスカート中入っちゃダメだよ〜」
あゆにゃん「にゃにゃにゃ〜♥︎」
歩夢「……野良猫みたいだし保健所に連絡してみるね」
あなた「ちょ!?」 あゆにゃん「にゃ、にゃーん……」プルプル
あなた「ほら、歩夢ちゃんが怖いこと言うからこの子も震えてるよ……よしよし」ギュッ
あゆにゃん「にゃ……///」
あやにゃん「……」チラ
歩夢「!」
あゆにゃん「……にゃふ」ペロ
歩夢「嘘だよ!その子いまニヤってしてた!怖がってるフリしてあなたに抱きしめられたかっただけだよ!」
あなた「も〜歩夢ちゃん、そんなわけないじゃん!」
歩夢「ぐぬぬ……」 あゆにゃんあぐりっぽいからニヤっとするの似合いそう あなた「というか本当に野良猫……?こんな毛並みが良くてきれいな野良猫いるのかな……?」
歩夢「いるよ」
あなた「あとこの猫なんか歩夢ちゃんに似てない?」
歩夢「そうかなぁ……私は似てないと思うけど」
あなた「いやいやそっくりだよ。私この子見た時最初歩夢ちゃんが璃奈ちゃんに猫にされたのかと思っちゃったもん」
歩夢「……頼んで本当になろうかな」ボソ
あなた「え」
歩夢「ふふ、冗談だよ」ギュッ
歩夢「猫の姿じゃあなたとこうやってくっつけないもんね」
あなた「あ、歩夢ちゃん……///」
歩夢「……」チラ
あゆにゃ「!」
歩夢「……ふふ」
あゆにゃ「シャ-!!」 @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 歩夢ちゃんかと思って撫でて可愛がってくれてたんだね テクテク
あなた「ん?」
せつにゃ「……」ジ-
あなた「また猫……私のバッグをじっと見つめてる……」
あなた「このスクールアイドルのストラップが気になるのかな?」カチャカチャ
あなた「はい、もっと近くで見せてあげるね」スッ
せつにゃ「!!!!!!」ピョン
あなた「わわっ!」
せつにゃ「にゃ〜〜〜!!!!!!」スリスリ
あなた「君は元気だなぁ」ナデナデ
あゆにゃ「にゃにゃにゃにゃんにゃにゃーにゃにゃにゃにゃにゃにゃ!?」
あなた「ど、どうしたの!?急に暴れて!」
歩夢(……なんとなく何が言いたかったのか分かった気がする) こいつらアザラシに嫉妬したり猫に嫉妬したり忙しいな おかしいあゆにゃんの言いたいことが何となくわかった気がする せつにゃ「にゃ〜にゃ〜!!」スリスリ
あなた「なんだかこの子はせつ菜ちゃんに似てるなぁ……」ナデナデ
歩夢「一瞬であなたに懐いちゃったね」
あゆにゃ「……にゃん」
せつにゃん「にゃん?」
あゆにゃ「にゃ」クイ
トコトコ
せつにゃ「??」
トコトコ
あなた「あれ、2匹ともどこいくのー?」
あなた「歩夢ちゃんっぽい子の方がせつ菜ちゃんっぽい子連れてっちゃったね」
歩夢「何か話してたのかな?」
あなた「うーん、やっぱり猫同士って私たち人間みたいに会話のコミュニケーションが取れてるのかなぁ」
〜間〜
あゆにゃ「にゃ〜」ピョン
あなた「おっ」ダキ
あなた「あれ、もう1匹は……?」
あゆにゃ「にゃ?」キョトン
歩夢「あっ……」 あなた「なんだかより一層ひっついてくるようになった気がする」
歩夢「あはは」
あなた「でも困ったなぁ……ずっとこうしてるわけにもいかないし……」
あゆにゃ「!?」
あゆにゃ「にゃにゃぁ!!」ガバッ
あなた「うわぁ!?」ドサッ
あゆにゃ「にゃっ……!」ギュ-ッ
歩夢(え……猫に押し倒されて抑えられてる……) あなた「ごめんね……うちでは飼えないし……」
歩夢「私の家も……サスケ飼ってるからこの子のこと食べちゃうかもしれないし」
あゆにゃ「にゃ〜〜〜〜!!!!」
あなた「すっごい嫌がってるね」
歩夢「猫畜生が本当にあなたとくっつけると思ってたのかな?(うん、見ててかわいそうだね……)」
あなた「栞子ちゃんに相談して校内にいる野良猫たちは害はないから大丈夫って伝えておかないと」
歩夢「害ないのかなぁ……?」 ○お台場・虹ヶ咲学園
そうして、あの子はそばにいた女の子とどこかに行ってしまった。「練習」っていってたけどなんの練習なんだろう?
初めて人間のあの子を見て、今まで感じたことないような気持ちが溢れたの。この子とずっといたい、もっとこの子のことが知りたいって。
きっとこれが、私の「トキメキ」なんだ。やっと見つけた私の運命。……なのになんでだろう、やっぱり猫と人間じゃ一緒に歩いて行くことは出来ないのかな?
「……悲しいなぁ」
これで私のトキメキは終わったんだと思うと、胸の中がきゅーって締め付けられるようで……つい声に出しちゃった。
「どうしたの?あゆみゃんさん」
「! りにゃちゃん……えっとね」
〜間〜
「そっか……それは、悲しい」
一緒になって悲しんでくれるりにゃちゃん。特徴的な頭の毛がシュンとなっている。
「でもそれなら良い案がある」
「案?」
「この薬を飲ませればその人間の子を私たちと同じ猫にできる」
「そしたら、何も問題はなくなる」
……!!
あの子も、私たちと、私と同じに……!
落ち込んでいた心に、ふつふつと熱が入っていく。あの子とまた一緒に、今度はずっとずっと……!
りにゃちゃんからお薬を受け取る。これをバレないように飲ませれば……。
幸せな未来が、頭の中に広がっていくのが分かる。良かった。まだなくなってなかったんだ。
────私の、「トキメキ」は。
ふふ、待っててね。“あにゃた” おつでした。オチがちょっと怖くて何ていうかショートショートっぽい感じだった。同じなんだけど。もし歩夢が薬飲んじゃったらあゆみゃんが2匹になるのかなw 猫だのハムスターだのに本気で対抗するぽむほんとすこ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています