善子(ルビィにお返し渡さなきゃ……)ルビィ「はぁ……」
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善子「……」チラッ
ルビィ「……」
善子「……」チラチラ
さっきからずうっと、善子ちゃんがルビィの方をちらちら見てくる
善子「……」
ルビィ「……」
理由はきっと、ホワイトデーの贈り物
善子「……」
ルビィ(はぁ〜……)
あーあ、どうせならちゃんとサプライズとかにして欲しかったなぁ。それならルビィだって楽しめたのに 〜先日〜
ルビィ「ルビィが今欲しいもの?」
曜「う、うん!参考までに、教えて欲しいなって……」
ルビィ「……」
……善子ちゃんだろうな。先輩の曜ちゃんだったらルビィにここまで気を使わないだろうし、こんな態度にならないだろうし
ルビィ「……」
あーあ、だったら直接聞いてくれればよかったのになぁ……
ルビィ「ごめんね曜ちゃん、わざわざ善子ちゃんのために」
曜「ううん気にしないで、私が好きでやってることで………ってうぇぇ!!?ど、どうして善子ちゃんの名前が!!?」
ほら、やっぱり ルビィ「ルビィが欲しいものだよね?お菓子とかの方がいい?」
曜「あ、うん。助かるよ」
ルビィ「う〜ん……マカロンとか?」
善子ちゃんがルビィをここから、ちょっぴり退屈なリアルから連れ出してくれるのなら、ほんとはルビィはなんでもいいんだ
ルビィだってたまにはね、苦いコーヒーだって飲んでみたいんだもん
ルビィ「手作り……は、善子ちゃんじゃ無理そうだから、ちゃんとしてればなんでもいいよ」
曜「なるほど……助かったよ!ありがと!」
ルビィ「ううん、ルビィの方こそごめんね。わざわざ」
曜「いいのいいの!それと私がルビィちゃんに聞いたってことは……」
ルビィ「わかった、内緒にしとく」 善子「……」
ルビィ(はぁ〜……)
善子「……//」
ルビィ(本当に善子ちゃんはしょうがないなぁ……)
真っ白なティラミスにふんわり隠された、ほんのり酸っぱいストロベリーソース
そんなワガママで甘い隠し味、ねだってたってしょうがないもんね
ルビィ「あー……ルビィ思い出した!」
曜「ルビィちゃん?急にどうしたの?」
ルビィ「ルビィ教室に忘れ物してきちゃったよ。えへへ〜」
ルビィ「ごめんね。ルビィちょっと取りに行ってくるね!すぐ戻るから!」テテッ!
善子「……」 ルビィ「……」
善子ちゃんは気づいてくれるのかな?甘くて酸っぱいルビィの気持ち
ルビィ「……」
ガラガラ
善子「あっ……」
ルビィ「……」
善子「……//」
ルビィ「善子ちゃん、こんにちは」 善子「あっ、き、奇遇ね……//」
ルビィ「そうだね。善子ちゃんも忘れもの?」
気づいてるのに聞いちゃうなんて、ルビィはちょっぴりイジワルな魔法使いです
善子「そっ、そうね、まあ色々あって……」
ルビィ「ふーん」
善子「……//」
ルビィ「……」
善子「……そっ、それと!!これっ!!!」
善子「バレンタインのお返し!!」 ルビィ「……」
善子「あ、や、もらったままなのもなんか悪いと思って……///」
もう、今更カッコつけようとしなくていいよ、大丈夫だよ
善子「そ、それっ!!ルビィの好みとかは正直わかんなかったんだけどっ!!ヨ、ヨハネに頑張って選んだつもりだから、受け取てくれると嬉しい、なんて……//」
だってルビィ、善子ちゃんと出会ってからずーっと、善子ちゃんのことカッコイイと思ってるもん。ひとめぼれだもん
善子「……ルビィ?」
ルビィ「うん、ありがと」
善子「ど、どういたしまして//」
ルビィ「ねえ善子ちゃん、それでね?」
ねえ、あげようか?甘い罠
善子「ル、ルビィ!?な、何!?//」
ほら、トリコにしてあげる
善子「あ、や、ひゃぅ!ぅ〜っ………!!!!//////」
———
——
— 善子「……ぅぅ////」
ルビィ「……はい」
善子「ふぇぇ!!?///」
善子「なっ、何よ今の!!!?///」
ルビィ「別に、なんでもないよ。ルビィそろそろ戻らなくちゃ」
善子「ル、ルビィ!?いっ、いまあなたヨハネにキス———
今度は善子ちゃんからお願いね。ルビィちょっとだけ待っててあげるから 終わりです。短くてすまん
保守&モチベ維持のためにもコメントしてくれるとありがたいです。というか下さい よしルビすこなんだ……
続きを書いても良いんだよ? 小悪魔的なルビィちゃん好き
善子と本当に堕天してしまいそう 善子ちゃあのことが好きなルビィちゃん、すれてしまいがち問題 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています