歩夢「しちゃった...」せつ菜「されちゃいました...」
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せつ菜「ゴホンッ」
歩夢「?」
せつ菜「あの...」ヨソヨソ
歩夢「どうしたの?」
せつ菜「...嫌じゃなかったらでいいんですが」
歩夢「んじゃ嫌かな」
せつ菜「まだなにも言ってないです!」 歩夢「なにか企んでるもん」
せつ菜「え」
歩夢「せつ菜ちゃん、なにか企んでるでしょ、顔に書いてる」
せつ菜「企んでません!」
歩夢「ほんとに?」
せつ菜「はい!」
歩夢「嘘ついたら嫌いになるから」
せつ菜「え...いや、...」
歩夢「後ろめたさあるの?」
せつ菜「...ないです」タブン 歩夢「...」ジッ
せつ菜「...」オロオロ
歩夢「冗談だよ、冗談」ニコッ
せつ菜「んなっ、なんですかもう!」ホッ
歩夢「元から嫌い同士だしね」
せつ菜「泣いちゃいそうです」
歩夢「それで、なんの用かな?」
せつ菜「はい、...あの、今日は私が歩夢さんのヘアアレンジをさせていただきたくて...」ボソボソ
歩夢「声小さいよ?どうしたの?いつもみたいに声張れば?、ねぇ、ねぇ」グイグイッ せつ菜「うううう...そ、そうやって威圧されると...その...自信なくしちゃって」
歩夢「へぇ」
せつ菜「っ」
歩夢「私のせい」
せつ菜「い、いや、違います」
歩夢「私のせいにするんだ...」グスッ
せつ菜「っっっ!、勘違いです、な、泣かないでくださ...」ピタッ
歩夢「...」チラッ
せつ菜「...落ち着いて中川菜々、どうせ嘘泣きですこれも...きっとあの演劇部の悪魔の手を借りて身につけた演技に違いないです」ボソボソ
歩夢「なかなかやるね」スンッ
せつ菜「やっぱり!!!」 歩夢「案外ひどいこと考えてるね、せつ菜ちゃん」
せつ菜「どの口が言うんですか!」
歩夢「声、張ってきたね」ニコッ
せつ菜「うっ...」
歩夢「はい、いいよ、好きにして」クルッ
せつ菜「え」
歩夢「私の髪の毛、触りたいんでしょ」
せつ菜「触りたいとかじゃなくて...ヘアアレンジを」 歩夢「触りたくないの?」
せつ菜「っ、...触りたいです」
歩夢「うん、素直でよろしい」
せつ菜「〜っ、どうしていつも歩夢さんのほうが強いんですか...勝てる気がしません」ボソボソ
歩夢「なに?」
せつ菜「な、なんでもないです!」
歩夢「ほら、早くして」
せつ菜「ほんとに泣きそうです」
歩夢「あーごめんね?ついイジワルしたくなっちゃって」ナデナデ
せつ菜「うぅ...///」
歩夢「わざわざ私だけを歌の練習に頑張って誘って、それで髪触りたいとか変態さんみたいなこと言って、こんなお願いしてるんだもんね、こんなお願い」
せつ菜「もぉもぉ!言わないでください!」ポコポコ 歩夢「せつ菜ちゃん、私の事だいすきだよね」
せつ菜「いいえ!!」
歩夢「そうかな?」
せつ菜「そうです」
歩夢「早くした方いいんじゃないかな?誰か来ちゃうよ?変態さん」ニコニコ
せつ菜「うううううう!!!」
歩夢「うー?」
せつ菜「やります!やらせていただきます!!」プクッ
歩夢「お願い叶ったのに怒ってるなんておかしいね」クスッ
せつ菜「私だってわからないです!!」 シュルルル
パサッ
歩夢「ふぅ」フリフリ
せつ菜「っ」ドキッ
歩夢「はい、ぽむ玉解いたから、せつ菜ちゃんの好きにしていいよ?」
せつ菜「...」ドキドキ
歩夢「どうしたの?」
せつ菜「いや...はい、...歩夢さんが髪の毛おろしてるところ、はじめて見たかもしれないです」メソラシ
歩夢「そうかな?そんなことないと思うけど」
せつ菜「...」ジッ 歩夢「...ははーん」ニヤニヤ
せつ菜「な、なんですか...」
歩夢「...そっか、ドキドキしちゃったんだ、私のこと見て」フフッ
せつ菜「んなっ、ちがっ」
歩夢「違わないでしょ?」
せつ菜「うっ」
歩夢「違わないよね」
せつ菜「...」メソラシ
歩夢「素直な子が好きだなぁ...私は」 せつ菜「...しました」
歩夢「はい?」
せつ菜「歩夢さんの...こと見て...ドキドキしてました」ボソボソ
歩夢「マイク使う?あるよ、ここにほら」
せつ菜「んもぉー!勘弁してください!」ポコポコ
歩夢「あはは、ごめんね、調子乗りすぎたね」
せつ菜「むぅー!」プクッ
歩夢「嬉しいよ、ドキドキしてくれて」ニコッ
せつ菜「...」プイッ 歩夢「髪の毛おろしてない時はドキドキしないことも分かったよ」
せつ菜「イジワル!またイジワル言ってますこの人!」
歩夢「それが生き甲斐なんだもん」ニコッ
せつ菜「いい性格してますね...」
歩夢「クシで少し解かさないと、...クルクルが残ってるかも」
せつ菜「!、やります、私がやりますそれも」
歩夢「うん、お願いしようかな」
せつ菜「...すぅーはぁー」
歩夢「?」
せつ菜「いきますね」
歩夢「う、うん、普通にね?普通にしてくれればいいからね?料理みたいにヘタなひと手間とか加えないでね?」
せつ菜「しませんよ!!」 せつ菜「...」スーッスーッ
歩夢「上手だね」
せつ菜「これでも女の子ですので、私だって」
歩夢「せつ菜ちゃんも髪の毛長いもんね」
せつ菜「...」サラサラー
歩夢「...」
せつ菜「よし」
歩夢「菜々さんヘアにするの?」
せつ菜「いえ、せつ菜にします、ピンも持ってきたので」 歩夢「前向こっか?」
せつ菜「あーはい、」
クルッ
歩夢「ん、おねがい♪」(ボソッ
せつ菜「っ...近いですね...お顔が」メソラシ
歩夢「ねぇ、こっち向いて?」ジッ
せつ菜「な、...はい」
歩夢「...」ジーッ
せつ菜「...」ダラダラダラ
歩夢「プッ、...あははは」
せつ菜「んなっ!」
歩夢「緊張しすぎだよ、せつ菜ちゃん」
せつ菜「い、いい加減にしてください!真剣なんです!、ほら、やりますよ!」
歩夢「うん、お願い」 サラサラ スッ
せつ菜「...」スッスッ
歩夢「...」
せつ菜「...こうして」
歩夢「自分でやるのと、誰かにやってあげるのって全然違うよね」
せつ菜「...よし、あとは...」
歩夢「...せつ菜ちゃん?」
せつ菜「...」クシクシ
歩夢「...」
せつ菜「...はい、できあがりです!」
歩夢「わー」パチパチパチ せつ菜「歩夢さん、せつ菜バージョンです!」
歩夢「おーすごい!せつ菜ちゃんになった気分!」クルクルー
せつ菜「どうですか?どうですか?」
歩夢『どうなっても知りませんよ!!』ビシッ
せつ菜「それ、屋上の時の真似」
歩夢『どうなっても知りませんよ!!』ビシッ
せつ菜「もぉやめてください!恥ずかしいです!///」
歩夢「ついノリノリになっちゃった」アハハ せつ菜「でも、とても素敵です」
歩夢「姉妹に見えるかな?双子の」ニコニコ
せつ菜「みんなに見せびらかしたいですね!」
歩夢「写真撮ろーよ」
せつ菜「はい!」
歩夢「掛け声は?」
せつ菜「え?」
歩夢「せつ菜流の写真撮る時の掛け声だよ?」
せつ菜「ないですがそんなの」
歩夢「えー」
せつ菜「ダメでしょうか...」
歩夢「アイドルなのに」
せつ菜「たしかに...?」 歩夢「...とるよー」
せつ菜「は、はい!」
歩夢「...」
せつ菜「...」
歩夢「...」
せつ菜「?」
歩夢「あ、ビデオにしてた」
せつ菜「キメ顔してて恥ずかしいやつじゃないですか!」
歩夢「保存保存」ボソッ
せつ菜「聞こえてます!聞こえてますから!!削除してください!」 歩夢「ならせつ菜ちゃんが撮って」
せつ菜「え」
歩夢「私が信用出来ないなら、せつ菜ちゃんがして」
せつ菜「...わかりました」
歩夢「私はいつでもいいよ」
せつ菜「はい...いきますね」
歩夢「うん」
せつ菜「はい、1たす1はー...」
せつ菜「にー...」
チュッ 歩夢「...」
せつ菜「...え?」
歩夢「後で送ってね、その写真」
せつ菜「いま...ほっぺ」スッ
歩夢「あはは、ついね、つい」
せつ菜「ついって」ボーゼン
歩夢「髪してくれてるときのせつ菜ちゃん、すっごく真剣な顔でさ」
歩夢「私の声届かないくらい集中しててさ...ドキドキしちゃった」
せつ菜「...!?」
歩夢「せつ菜ちゃんのせいだからね?」
せつ菜「な、な、な、!!!///」 歩夢「真っ赤、お耳が真っ赤」ツンツン
せつ菜「〜っっっ!!!」ドキドキ
歩夢「せつ菜ちゃん?」
せつ菜「責任、取ってください」
歩夢「え?」
せつ菜「責任取ってください!!」
歩夢「いいけど、私の事嫌いなんでしょ?」
せつ菜「嫌いですが!!嫌いですが!!!!」
歩夢「じゃあだめだねぇ、好きな人じゃないと」ニコニコ
せつ菜「なんですかそのルールは!」
歩夢「まだまだだねせつ菜ちゃん...、よいしょ」ヨッコラセ
せつ菜「逃げるんですか!」 歩夢「ちょっとトイレ、...それとも、着いてくる?変態さんだなぁ」
せつ菜「行きませんよ!!!もぉもぉ!///」
歩夢「お説教は戻ってきてから聞くね〜」フリフリ
せつ菜「というかこんな時によく冷静にトイレ行けますね!??早く行ってきてください!!!」
歩夢「あはは...」ガラガラ
バタンッ
歩夢「...」
歩夢「...」
歩夢「しちゃった...しちゃった」
歩夢「〜っっっ///」
おわり ⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞…
⌒°(cV„>ヮ<V°⌒ うわぁああトキメいちゃうぅぅう!! 二人ともかわいい。ぽむ玉って普通に定着してるんだな 内心ドキドキしながら仕掛けてたと考えるとめっちゃ可愛い ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています