歩夢「Maggot」
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2匹の蛆虫が蠢いている。
白い体を互いに絡みつかせ、モゾモゾと蠢いている。
台所で見つけたゴキブリのように。
目の前を飛び回る蠅のように。
血を吸おうとしている蚊のように。
私は蛆虫を駆除しなきゃならない。
あぁ・・・気持ちが悪い。 Chapter.1
ガタンガタン。
ガタンガタン。
私は電車に乗っている。
あっという間に過ぎて行く風景を見ながら、電車に揺ららている。
席は空いている。
なのになんで座らないかと言うと、最近お腹回りが気になっているからで、少しでもカロリーを消化する為に立っている。
時刻はもう20時になろうとしていた。
早く家に帰りたい。
そんな事をボーっと考えながら過ごしていると駅に着いた。 電車を降りて、駅から出る。
私の家はここから徒歩5分の所にある。
近くにはコインランドリーや業務用スーパー。
我ながらいい物件を見つけたと思う。
高校を卒業し、大学生。
私は侑ちゃんと二人で住んでいる。
少し高めの家賃も光熱費も二人で分担だから負担は一人よりも遥かに楽だ。
私も侑ちゃんも大学に通いながら、アルバイトをしている。
侑ちゃんは居酒屋で、私は子供向けアミューズメントパークで働いている。
忙しくも楽しい日々を。
辛い時や眠る間もない時もあるけど家に帰ればゆうぽむちゃんがいるからどうってことはない。 ⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リちゃん 今はそのバイトの帰り。
私は体力には自信がある方だからそんなに疲れていない。
バイト始めた当初は歩夢ちゃん体力あるね凄いねって褒められていた。
歩夢「着いた」
バックから鍵を飛び出して、ドアを開ける。
歩夢「侑ちゃんただいまー」
・・・返事がない。
歩夢「侑ちゃーーーん?」
侑「あ、歩夢おかえりー!今、着替えてるとこ!」
バスルームの方から声が聞こえる。
歩夢「あ、お風呂入ってたんだ」
侑「うん!ごめん歩夢、ヘアゴム取って!」
歩夢「うん!」
ヘアゴムを手に取り、バスルームの前に立つと扉が少し開き、湯気でほかほかの侑ちゃんが顔を出した。 侑「ごめん、ありがと!」
歩夢「侑ちゃんご飯は?」
侑「まだ食べてないよ。でも、ポテチつまんだからそんなにお腹減ってないかも」
歩夢「もー。ダメだよ。ちゃんと食べなきゃ今からカルボナーラ作るから」
侑「カルボナーラかーいいね!歩夢ってば私のお嫁さんみたいだね」
歩夢「お、お嫁さん!?」
侑「歩夢はきっと良いお嫁さんになるよ!・・・もう閉めていい?寒い」
歩夢「わっ!もう侑ちゃんが変な事言うからだよ!カルボナーラ作ってるからね!」
侑「うん、おねがい!」 @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ゆうちゃんのお嫁さんです❤ ほのぼの幸せそうだけど、ここから鬱になっていくのか… 歩夢「もう侑ちゃんったら・・・」
侑ちゃんの思わぬ攻撃に赤面してしまう。
顔が熱くなってくのが分かり、パタパタと手をうちわがわりにして仰ぐ。
歩夢「さて、用意しなきゃ」
冷蔵庫を開けて、卵や牛乳を取り出す。
近くに業務用スーパーがあるから
もぞもぞもぞもぞ もぞ もぞ
もぞ もぞ もぞもぞもぞ
もぞ
もぞもぞもぞ
もぞもぞもぞもぞ 侑「歩夢、明日楽しみだね」
カルボナーラを胃に流し込む。
歩夢「久しぶりにみんなに会えるねー。遊園地で待ち合わせだから明日ちょっと早く出ないとね」
明日は休日だ。
私と侑ちゃんはバイトが休みで他のみんなも予定が空いている。
という事で明日はみんなと遊ぶ事になった。
侑「何時だっけ?」
歩夢「えーと、10時からだよ」
侑「じゃあ9時には言えでなきゃだね」 歩夢「ねだうそ、んう」
ゆう「カルボナーラ美味しいねー。歩夢は料理本当上手くなったね」
歩夢「えへへ、そうかなぁ・・・」
侑ちゃんに褒められるとやっぱり嬉しい。
思わずにやけそうになるが、カルボナーラを口いっぱい頬張り、照れを隠した。
歩む「侑ちゃん次のバイトいつ?」
侑「明後日だよ。上がりは23時だからコンビニでお弁当買って帰るよ」
歩夢「体に悪いよ?ちゃんと作っておくからチンして食べて」
侑「えぇー。悪いよ。二人暮しになってから歩夢に頼りきりだし」
歩夢「ううん。私、お料理好きだから」 Chapter.1でもうかなり不穏な感じがしてきた カルボナーラを食べ終わり。食器を片した後。
私達はそれぞれ自分の部屋へと戻る。
このアパートは2DKで、私と侑ちゃんは別々の部屋を持っている。
たまにだけど一緒に寝る事もある。
ドキドキして眠れないけど・・・。
私は侑ちゃんの事が好きだ。
他の誰よりも好きな自信がある。
だから、こうして二人で一緒に暮らしてる事がとても嬉しい。
ただ一つ侑ちゃんは私の事をどう思っているのか分からない。
仲が良すぎる親友なのか、それとも私と同じ感情を持っているのか・・・。 期待、すでにすごくワクワクしてる
誤字多くてちょっとだけ気になる 侑ちゃんは無垢で天使のような存在。
もぞ
長い付き合いの間、私はいつの間にか侑ちゃんを神聖化してしまっていた。
もぞ
誰も侑ちゃんを汚してはならない。
もぞ
でも、私は妄想で侑ちゃんを犯した事は何度もある。
もぞ
隣の部屋で侑ちゃんが寝ている時にこっそりと妄想の中で侑ちゃんを汚す。
もぞ
思えば侑ちゃんを汚していいのは私だけなのかもしれない。
もぞ
侑ちゃんは天使のように尊い存在。
その天使に触れていいのは幼馴染でいつも側にいる私だけなのかもしれない。
もぞ
頭の中でもぞもぞと何かが這っている。
白いお米の粒のような集合体。
蛆。 色々思い浮かぶけど、鬱閲覧注意だから覚悟しておかないとか Chapter2
歩夢「あれ、私達が一番乗りみたいだね」
遊園地の入場口の前。
人はまばらでみんなを探すも見当たらない。
侑「早めに出過ぎたみたいだねー」
歩夢「もうちょっと遅くても良かったねー」
侑「待ってようか」
歩夢「うん!」
近くのベンチに二人して腰を下ろす。
今日は快晴だ。
空は青色しか使われていないみたいに、真っ青でその中で太陽が輝いている。 マゴットセラピーってあるよな
あれでmaggotが蛆という意味だと知った あとは釣り餌とかでよく使うか。同じ種類か知らないけど 遊園地からは陽気な音楽が聞こえて来る。
その音楽を聞いていると自然に精神は高揚していき、これから起きる楽しい出来事を妄想し、心拍数も上がる。
歩夢「みんなまだかなー」
侑「早く中に入りたいねー」
次々と遊園地に入って行くカップルや家族達。
陽気なピエロがチケットをもぎっている。
ピエロは不気味な印象を持つ人が沢山いるが私はそうでもなかった。
今まで悪いピエロに出会った事がないからだ。
私が出会ったピエロはいつも陽気で私を楽しませてくれる。
>>51「おまたせーー!」
遠くの方で誰かが手を振っている。 愛「おまたせー!」
侑「お、来たね!こっちこっち!」
歩夢「彼方さんだ!」
愛「ごめんごめん。バス乗り遅れてちゃって」
歩夢「あれ?」
愛「他のみんなは?」
侑「まだみたい」
愛「そっかそっか、りなりーももうすぐ来るはずなんだけど・・・」
侑「一緒じゃないの?」
愛「うん、気付いたらあっこに立ってた。まるで瞬間移動したみたいにねー。なんでだろう」
歩夢「まぁ、いっか」 愛「みんなまだかな」
そう言って愛ちゃんはアスファルトの地面を掘り始めた。
がりがりがりがりがりがり。
侑「な、何してるの?」
愛「暇潰しだよ」
がりがりがりがりがりがり。
アスファルトに赤い線がいくつもでき、次第にそれは同じ赤で塗り潰される。
がりがりという音はいつしか湿り気を帯びた音になる。
愛ちゃんの生爪が剥がれる。
指先から大量の血が溢れている。
あぁ、綺麗だなと私は思った。
地はこんなに綺麗なのか。
混じり気のない純度の高い赤。
完璧な赤。
侑「どうして地面を掘ってるの?」
ai「掘ってないよ。地球に掘られてるんだよ」
歩夢「うふふっ」
たしかにそうだと思い笑ってしまう。
愛ちゃんの指はもうアスファルトに擦られて無くなっている。
これは確かに地球に掘られてるみたいだな。
。たっ思は私とぁなういとこいまう また逆さの文章が出てきた。全部かどうかはわからないけど、少なくともここはもう歩夢か誰かの妄想なのかな 何回か読み返してると内容とか逆さの言葉とかで色んな想像できるから、続きがすごく気になる SB-iPhoneが規制かかった人が多いとかいうレスを見たから規制されちゃってるのかな 私と侑ちゃんはすっかり肉塊になってしまった愛ちゃんを見送り遊園地の中へ入る。
中には陽気なピエロが手を振っている。
歩夢「誰もいないね」
お客さんたちは私達しかいない。
ピエロは相変わらず、手を振っている。
私達以外お客さんがいないんじゃもう役目は終わっているはずなのに・・・。
侑「何かいい匂いしない?」
たしかに、さっきからどこからかいい匂いが香ってくる。
侑「あ、あれ!」
ポップコーンのワゴン者だ。
それに見覚えのある顔。
エマちゃんだ。 エマ「あ、ポップコーンタべない?」
侑「食べる!でも、なんでこんなところにいるの?」
エマ「アルバイトだよ。終末はここでアルバイトしてるんだー」
歩夢「そっかぁー」
エマ「あ、鯵はどうする?」
侑「んー。私はキャラメルかなぁ」
歩夢「うすしおがいいなぁ」
エマ「わかった!えーとキャラメルにうすしおだね!ちょっと舞ってて未から着くるから」
歩夢「ぷっ。うふふふふ」
エマ「どうしたの?」
歩夢「エマちゃん漢字間違ってるよ」
エマ「ごめんね。やっぱり感じむずかしいね」 チリチリチリチリ。
ポップコーンの種が熱い鉄板の上で熱せられている。
思えばなんて残酷な食べ物なんだろうと私は思った。
こんな熱い鉄板の上で熱せられて、耐え切れず爆発して最後には食べられる。
断末魔の叫びが聞こえてきそうだ。
そんなことを思いながらじっと見つめていると大きな爆発音が聞こえた。
びっくりして顔を上げるとエマちゃんはいない。
代わりにポップコーンが空から降って来た。
歩夢「あぁ、エマちゃん。そんなに身を削らなくてもよかったのに」
容器を取り、降ってくるポップコーンを次々と入れていく。
まるでゲームアンドウォッチだねと侑ちゃんが言った。
私はよくわからなかった。 つづきが来てた。どこからが妄想だろうと思ってたけど、ここまでだともう全部そうでも驚かない感じになってきた… 話の背景とかまだまだひねりがあるのかとか、色々気になるね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています