璃奈「私とせつ菜さんのぬいぐるみ作ってみたんだけど」せつ菜「結構可愛いですね♪」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
りなりーはアバター猫も作ってたしデザインセンスもある せつ菜「璃奈さんのぬいぐるみ借りてもいいですか?」
璃奈「うん、いいよ」
せつ菜「ありがとうございます♪」
从[> ᴗ <]从
せつ菜「この璃奈さん、小さくて可愛いです♪」ナデナデ
从[> ᴗ <]从 ニャニャーン♡
璃奈「///」 侑「でも、璃奈ちゃんの事だからそれだけじゃないんでしょ?」
璃奈「うん。例えばこんなことが出来る」ピッ
⁄/*イ`^ヮ^リ スチャッ
愛「お、立った」
璃奈「他にもこんなこととか」ピピッ
⁄/*イ`^ヮ^リ 〜♪〜♪
歩夢「リズムに合わせて踊ってる…」
璃奈「本人の思考に近いAIが組まれてて、自律で行動するようにできてる」
侑「へぇ〜すごいね♪」
愛「確かにすごいけど、目からビームとかの追加機能は無いんだ」
璃奈「そういうの付けると侑さんが悪用するから却下した」
侑「なんで私!?」 せつ菜「ということはこの子も動くんですか?」
璃奈「うん、動く」
せつ菜「ぜひ見てみたいです♪」
璃奈「じゃあ床の上に置いて」
せつ菜「はい♪」
从[> ᴗ <]从 コトン…
璃奈「それじゃあ動かすね」ポチッ
从[l_l]从 キョロキョロ…
せつ菜「何かを探してるみたいですね」
⁄/*イ`^ヮ^リ 从[l_l]从 !
侑「せつ菜ちゃんのぬいぐるみに反応したみたい」
⁄/*イ`^ヮ^リ 从[l_l]从))...
チュッ♡
せつりな「あっ……///」
⁄/*イ`^ヮ^リ♡从[> ᴗ <]从
「「「……………………」」」
せつ菜「い、今どきのぬいぐるみって色々進んでいるんですね……///」
璃奈「うん……///」 侑「ところで他の人たちのぬいぐるみは」
璃奈「実はせつ菜さんのぬいぐるみがまだ調整終わってなくて」
侑「そうなんだ」
璃奈「ごめんね、もう少し時間かかりそう」
侑「ううん、璃奈ちゃんのペースでいいよ♪」
歩夢(侑ちゃんのぬいぐるみ……欲しいな///)
せつ菜「あの……璃奈さんのぬいぐるみ、持ち帰っても……」
璃奈「いいよ。来週までなら」
せつ菜「あ、ありがとうございます!」
侑「せつ菜ちゃんすっかり気に入っちゃったんだね」
せつ菜「はい♪」
璃奈「…………」
璃奈「それじゃあ、私は引き続きこの子の調整してるから」
せつ菜「はい、頑張ってください。璃奈さん♪」 璃奈「思考や行動パターンは一通り押さえたんだけど」
璃奈「これだけはどうしても上手くいかない……」
⁄/*イ`^ヮ^リ ワッハッハ
璃奈「せつ菜さんの笑いはこんな不自然じゃない」
璃奈「せつ菜さんの笑顔はもっとはつらつとしていて、元気があって」
⁄/*イ`^ヮ^リ ワッハッハ
璃奈「…………」
璃奈「明日せつ菜さんにお願いしてみようかな」
⁄/*イ`^ヮ^リっ小麦粉
璃奈「あっそれは駄目」 せつ菜「笑顔……ですか?」
璃奈「うん。参考にしたいから」
せつ菜「それでしたら……こんな感じでしょうか?」ニコッ
カシャ…
璃奈「うーん……違う」
せつ菜「えーっと……」アセアセ…
侑「どうしたのふたりして?」
せつ菜「あ、侑さん」
璃奈「昨日のぬいぐるみの参考にせつ菜さんの笑顔が欲しくて」
侑「あ、それならいい動画あるよ」 せつ菜「これは…この前のライブ映像」
侑「これの8:20付近なんだけど」
〜♪〜♪
侑「あ、ここ!」ピッ
⁄/*イ`^ᗜ^リ ペカペカー
璃奈「これ……」
侑「巷で評判のペカペカした笑顔のせつ菜ちゃん、通称ペカペカせつ菜ちゃん」
侑「せつ菜ちゃんの笑顔っていったらこれだと思うんだけど、どうかな?」
璃奈「私が考えてたのとは違う」
璃奈「けど……いいかも……///」 せつ菜「あの、つかぬ事をお伺いしたいのですが……」
侑「どうしたの?」
せつ菜「私の笑顔って、こんなに子供っぽいんでしょうか?」
侑「うん♪」キッパリ
侑「この動画のコメントでも結構評判なんだよねー」
〜〜
『この笑顔が見たかったずら〜?』
『これで高校2年生って、ちょっと無理があるんじゃないかニャ?』
『フッ、この堕天使に相まみえる天使としてふさわしい純粋無垢な笑顔……』
『ハノケチュンもこんな笑顔だったらいいのになー』(・8・)
〜〜
せつ菜「orz」 侑「璃奈ちゃん、参考になったかな?」
璃奈「うん、手がかりになりそう」
侑「それからさ、こんな機能を付けて欲しいんだけど」
璃奈「それはだめ」
侑「ちぇ」
せつ菜「すいません、今回お役に立てなくて」
璃奈「ううん、またせつ菜さんにお願いすることあるかもしれないから、そのときはよろしく」
せつ菜「はい。任せてください♪」ニコッ 璃奈「表情部分の出力を10%増加、年齢設定を3つ分下げて」カチャカチャ
璃奈「これでどうかな?」ポチッ
⁄/*イ`^ワ^リペカッ…
璃奈「うん、近づいてきた」
璃奈「侑さんの言う通り、みんなをぽかぽかさせるような笑顔こそがせつ菜さんの本質なのかもしれない」
⁄/*イ`^ワ^リペカッ…
璃奈「動画だけでは限度があるからやっぱり本人の協力が必要かな」
⁄/*イ`^ワ^リペカッ…
璃奈「…………」
『この璃奈さん、小さくて可愛いです♪』ナデナデ
『それでしたら……こんな感じでしょうか?』ニコッ
『はい。任せてください♪』ニコッ
璃奈「せつ菜さんのぽかぽか笑顔、思った以上に難しいかも……」 かすみ「せつ菜先輩が喜びそうなこと?」
璃奈「うん。どうしても知りたくて」
かすみ「そういうことは最近先輩にべったりなりな子のほうが詳しくない?」
璃奈「そうだと思ってたけど……最近のせつ菜さん、笑顔に遠慮があるような気がして」
かすみ「ふーん、そういうものなのかな」
璃奈「それで、電撃組時代からの付き合いのかすみちゃんなら何か知ってるかなと思って」
かすみ「あ、そこ拾うんだ」
璃奈「うん」 かすみ「うーん…せつ菜先輩っていったら、やっぱライブじゃない?」
璃奈「ライブ…」
かすみ「特に事前に内容知らせないサプライズライブなんかやったらすっごい喜ぶよ♪」
かすみ(ホントはイタズラ目的だったんだけどね〜。失敗したけど)
璃奈「そうなんだ」
かすみ「あのときのせつ菜先輩、すっごくキラキラしててさー」
璃奈(!!)ガタッ
かすみ「はわっ!?」ステーン
璃奈「それだ!」
かすみ「ててて……その様子だと何か掴めた?」
璃奈「うん、ありがとうかすみちゃん。私、頑張ってみる」
かすみ「成功したらクレープ奢ってねー♪」 璃奈(会場の準備もよし、宣伝動画も準備OK)
璃奈(あとはせつ菜さんにどう伝えるかだけど)
カツカツ…
璃奈「あ、せつ菜さん」
せつ菜「こんにちは璃奈さん」
璃奈「あのっ……せつ菜さん」
せつ菜「なんでしょうか?」
璃奈「今週の土曜、ジョイポリとか……どうかな?」
せつ菜「ジョイポリ……あ、もしかしてライブをやるんですか?」
璃奈(!!!)
せつ菜「璃奈さんのライブでしたら大歓迎です!ぜひ誘ってくださいね♪」ニコッ
璃奈「……ごめん、なんでもない」シュン…
せつ菜「あれ、璃奈さん?」 ジョイポリスライブ会場の予約、キャンセルしますか?(Y/N)
璃奈(サプライズライブ、失敗した……)ピッ
キャンセルしました。
璃奈(私はかすみちゃんほど上手く隠せない……)
璃奈「…………」
かすみ「りーな子♪どうだった?」
璃奈「かすみちゃん……」
かすみ「ありゃ、その様子じゃ失敗したみたい?」
璃奈「ごめん……かすみちゃん」
かすみ「あーあーいいっていいって♪まだチャンスは一杯あるわけだし」
かすみ「その時は、かすみんも手伝うよ♪」
璃奈「ありがとう……」 璃奈(振り返ってみれば、せつ菜さんのあの笑顔見たこと無かったかも)
璃奈(朗らかだけど、どこか遠慮がちな笑顔)
『璃奈さん、ありがとうございます♪』
璃奈(あるいは……元気一杯だけど、観客に対して向けたような笑顔)
『みなさーん、盛り上がってますかー!!』
璃奈(それがせつ菜さんの笑顔だとずっと思ってた。でも知っちゃった)
『今までのライブの中で一番幸せです!ありがとうございました!!』⁄/*イ`^ᗜ^リペカペカー
璃奈(あんな暖かくて、みんなをぽかぽかさせるような笑顔、見たこと無い)
⁄/*イ`^ワ^リペカッ…
璃奈(せつ菜さん……私のこと、好きじゃないのかな……)
璃奈「…………」キューッ… 璃奈「…………」
テクテク…
せつ菜「あ、璃奈さん♪」
璃奈「せつ菜さん……」
せつ菜「ちょうどよかったです。璃奈さんにお話がありまして」
璃奈「せつ菜さん、昨日はごめん」
せつ菜「昨日ですか?あぁ、ジョイポリのお誘いのお話でしたら大丈夫です」
せつ菜「むしろサプライズを察して口を滑らせてしまったこちらのほうに非があるというもの」
せつ菜「璃奈さんは悪くありません♪」
璃奈「そう、なのかな…」
せつ菜「はい。なのでこちらから謝りたいと思います」
璃奈「ううん、そこまでしなくても」
せつ菜「いえ、これはけじめです。璃奈さんごめんなさい」ペコリ
璃奈「せつ菜さん……」
璃奈(やっぱり、せつ菜さんってまじめで優しい///) 璃奈「それで、せつ菜さんの話って」
せつ菜「そうでした。……これなのですが」
璃奈「箱……これは……」
せつ菜「はい。璃奈さんへのプレゼントです♪」
璃奈「開けてもいいかな?」
せつ菜「はい。ぜひ!」
…パカッ
璃奈「白い花の髪飾り…」
せつ菜「璃奈さんに似合うと思いまして♪」
璃奈(綺麗……///) 璃奈「せつ菜さん、今付けてもいいかな?」
せつ菜「はい♪」
璃奈「…………」
カチッ
璃奈「どう……かな///」
せつ菜「凄く似合ってます♪」
璃奈「……ごめんせつ菜さん、ちょっとスマホのインカメラで確認してもいいかな///」
せつ菜「はい♪」
カシャ…
璃奈(これが、せつ菜さんからのプレゼント///)
璃奈「せつ菜さん……嬉しい///」
せつ菜「よかった……璃奈さんに喜んでもらえてうれしいです♡」ペカペカー 璃奈(せつ菜さんの……笑顔……!!)
カシャシャカシャカシャ
せつ菜「え、えっと…璃奈さん?」
璃奈「ごめんせつ菜さん、すぐ終わるから///」カシャカシャ
璃奈「……」ジーッ…
璃奈「せつ菜さんの笑顔、可愛い///」
せつ菜「そんなに私の笑顔が珍しいんですか?」
璃奈「ううん、せつ菜さんはいつも笑顔だと思う」
璃奈「けど、あの笑顔を知っちゃったから、どうしても見たくなって……」
せつ菜「ふふっおかしな璃奈さん♪」
璃奈「ごめん……」
せつ菜「なんて……多分璃奈さんの言う通りなんだと思います」
璃奈「え?」 せつ菜「今までも同好会の為に笑顔であることを意識してきました」
せつ菜「でも、時々思うんです。私、本当に心から笑えているのかなって……」
璃奈「せつ菜さん……」
せつ菜「動画を見たとき驚きを隠せませんでした。私の笑顔、あんなに無垢だったと思っていなかったので」
璃奈「せつ菜さんの笑顔からいつも元気を貰ってた。けど」
せつ菜「けどあの笑顔は特別、だから自分にもその笑顔を向けて欲しい」
せつ菜「そう、思ってたんですね」
璃奈「うん。せつ菜さんの笑顔……暖かくて、私までぽかぽかしてきて、好き///」
璃奈「だから、欲しくなっちゃった……///」
せつ菜「ふふっ♪」
ギュッ
璃奈「あっ……///」
せつ菜「私もすぐには変えられないと思います。けど」
せつ菜「璃奈さんに最高の笑顔が送れるように……私、頑張りますね♪」ペカッ
璃奈「……うん///」 璃奈「年齢設定を更に1下げて表情誤差補正α値を5プラス……」
璃奈「これで……」ピッ
⁄/*イ`^ᗜ^リ ペカー
璃奈「うん、せつ菜さんらしくなったと思う」
璃奈「…………」
『よかった……璃奈さんに喜んでもらえてうれしいです♡』ペカペカー
璃奈「笑顔……私だけの笑顔……///」
璃奈「♡♡♡」 侑「で、笑顔が気に入り過ぎちゃってこうなったと」
璃奈「うん」
⁄/*イ`^ᗜ^リ⁄/*イ`^ᗜ^リ⁄/*イ`^ᗜ^リ スカーレットストーム!!!
かすみ「せつ菜先輩が3倍になったみたいで煩い……」
璃奈「ごめん、量産ラインに入っちゃった」
愛「ま、いいんじゃない?部室が寂しくなるよりは」
彼方「彼方ちゃん、おねむが出来るか心配だよ〜」
歩夢(侑ちゃんのぬいぐるみ、いつ出来るかな)
side璃奈 おわり sideせつ菜は明日にスレ再利用で
多分出来高分になるけど 乙。尊かった。
表情豊かなせつ菜と表情を作れない璃奈は対照的な存在よね。 素晴らしいですね!!!!!
せつ菜編も楽しみにしてますよ!!!!! ではsideせつ菜を記載
後半あえてside璃奈と若干展開変えているんでご周知を カチャカチャカチャカチャ
璃奈「せつ菜さんのパフォーマンスが向上したのに合わせて、エフェクトをあえて減らして……」
カチッ
璃奈「こんな感じに仕上げてみたけど」
せつ菜「わぁー、素敵なMVですね♪」
璃奈「私の予想では再生回数が前回より15%上昇すると見込んでいる」
璃奈「恐らく、せつ菜さんのMVでは最高の数値」
せつ菜「ここまでしていただけるなんて、璃奈さんには感謝しても感謝しきれません♪」
璃奈「私も、せつ菜さんが喜んでくれて嬉しい……///」ギュッ…///
せつ菜「璃奈さん……///」
〜〜
菜々「…………」
菜々(思い返してみれば、璃奈さんにいただいてばっかりのような気がします)
菜々(いつも一生懸命で、同好会に新しい風を与えてくれて)
菜々(そんな璃奈さんの為に、私に出来ることは何かあるのでしょうか……)
菜々「…………」 せつ菜「私と璃奈さんのぬいぐるみ……ですか?」
璃奈「うん、これなんだけど」
⁄/*イ`^ヮ^リ从[> ᴗ <]从
せつ菜「へぇー結構可愛いですね♪」
璃奈「そういってもらえると嬉しい///」
せつ菜「あの、璃奈さんのぬいぐるみ借りてもいいですか?」
璃奈「うん、いいよ」
从[> ᴗ <]从
せつ菜(璃奈さんのぬいぐるみ……小さくてふかふかで可愛いです///) せつ菜(はっ!いけないいけない……)
せつ菜(危うくまた璃奈さんからいただいてしまうところでした)
せつ菜(ここはひとつ断腸の思いで一歩引くのが道理というもの……)
从[ l _ l ]从 ジーッ…
せつ菜(そ、そんな目で見つめられては……)
从[> ᴗ <]从 ニッコリン♡
せつ菜(あ……あぁっ……///)
璃奈「どうしたの?せつ菜さん」
せつ菜「璃奈さん、折り入ってご相談がありまして……」 菜々「結局家に持ち帰ってしまいました」
从[> ᴗ <]从 キャッキャッ
菜々「ここのところ璃奈さんに頭が上がらないような気がします……」
从[ l _ l ]从っ ツンツン
菜々「」クルッ
从[> ᴗ <]从 ニッコリン♪
菜々(この可愛さ、天使です///) 菜々「ところで……」
从[ l _ l ]从 キョロキョロ…
菜々「この子はボードを付けたままなんですね」
菜々「……少し失礼しますね」
ソソソ…
从[ l _ l ]从っ ペチッ
从[> _ <]从 イヤイヤ
菜々「断られてしまいました」ションボリ…
菜々「…………」 菜々「やはり、いただいてばかりの私に璃奈さんを惹きつける力なんて……」
『MVのエフェクト、こんな具合にしてみたんだけど、どうかな』
『魔法のストック完了、前線の防御よろしく』
『生徒会お疲れ様。貰いもののクッキーだけど食べる?』
『次はせつ菜さんの番。頑張って……!』
菜々「…………」
パンッ!!
菜々「くよくよしても始まりません。行動あるのみです!!」 愛「りなりーの好きなもの?」
せつ菜「はい、愛さんなら何か知ってると思いまして」
愛「うーん、りなりーならなんでも喜びそうだと思うけどなー」
せつ菜「そうでしょうか?」
愛「ほら、りなりーってさ、一人で遊ぶこと多かったって言うじゃん」
愛「だから友達からのプレゼントとか絶対喜ぶと思うんだよねー」
せつ菜「なるほど、参考になります」
愛「しかしせっつーも唐突だよねー。りなりーの誕生日じゃないこのタイミングで」
愛「…ははーん。もしかして、りなりーに告白ぅ?」
せつ菜「そ、そういうわけでは……///」 せつ菜「告白と勘違いされてしまいました///」
せつ菜「確かに璃奈さんは素敵な人ですが、告白なんて……」
せつ菜「…………」
『私も、せつ菜さんが好き……♡』チュッ♡
せつ菜「///」カァー///
せつ菜「はっ、いけません!そんな邪なこと」
せつ菜「これは純粋に感謝の気持ちを表すもの、見返りとかを求めるものではありません!」 せつ菜「とはいえ、贈るものって結構難しいです」
せつ菜「機械類はすごくいいものを使っていますし、ゲームも一通り持っているはずですし」
せつ菜「ここはひとつ、衣装とか……でも私、服の流行は分からないですし」
せつ菜「一体全体何を贈ればいいでしょうか」
せつ菜「うーん…………」
テクテク……
璃奈「あ、せつ菜さん」
せつ菜「璃奈さん、カメラ持ってどうしたんですか?」
璃奈「ちょうどよかった。せつ菜さん、協力して欲しいことがあるんだけど」 〜〜中略〜〜
璃奈「今日はありがとう」
せつ菜「また何かありましたら私に言ってくださいね♪」
璃奈「うん」
〜〜
『今までのライブの中で一番幸せです!ありがとうございました!!』⁄/*イ`^ᗜ^リペカペカー
菜々「私の笑顔、今まで忘れていたのかもしれません……」
菜々「みんなに大好きを伝えるためにやってきた笑顔を絶やさない努力」
菜々「けど、ファンは知っていたんですね。本当の笑顔を」
菜々「そして、璃奈さんにも伝わって……」
从[ l _ l ]从っ ツンツン
菜々「璃奈さん……」
从[> ᴗ <]从 ニコッ♪
菜々「ふふっ、この子はいつ見ても可愛らしいですね♪」
菜々「…………」 菜々「璃奈さんからはたくさんのものをいただいて」
菜々「けどそれが重責になって、本当の笑顔から遠ざかって」
菜々「今の私、本当に可愛くないですね……」
菜々「…………」
从[ l _ l ]从っ ツンツン
菜々「」クルッ
从[´・_・`]从 ナカナイデ…
菜々「ふふっ、慰めてくださるんですね」
从[´・_・`]从っ ナデナデ
菜々「すいません。今回だけ、甘えさせてください……」 せつ菜(璃奈さんへの贈り物、なかなか決まりません)
せつ菜(なにか手がかりがあればいいのですが……)
カチャカチャ…
せつ菜(あれは、璃奈さん)
カチャカチャ…
せつ菜「何をしているんですか?璃奈さん」
璃奈「あ、せつ菜さん。あのっ……」
せつ菜「なんでしょうか?」
璃奈「今週の土曜、ジョイポリとか……どうかな?」
せつ菜「ジョイポリ……」
せつ菜(…………!!) 〜〜
バン!!ワーワー
せつ菜「え……これは…?」
かすみ「せつ菜先輩のサプライズバースデーパーティーライブです!」
せつ菜「かすみさん!私の事よく分かってくれているんですね!!」
かすみ「え、え〜と……」
せつ菜「こんな素敵なステージ、ありがとうございます!!」ペカペカー
かすみ「よ、喜んでくれてなによりです……」
〜〜
せつ菜「……もしかしてライブをやるんですか?」
璃奈「……!」
せつ菜「ふふっ『璃奈さんの』ライブでしたら大歓迎です!」
せつ菜「ぜひ誘ってくださいね♪」
璃奈「…………ごめん、なんでもない」シュン…
せつ菜「あれ、璃奈さん?」
せつ菜「…………」
せつ菜「やっぱり、そうだったんですね……」 せつ菜(璃奈さんからの好意に耐えられず、ついあんなことを言ってしまいました……)
せつ菜(結果、璃奈さんを傷付けてしまって……)
せつ菜「今の私……本当に、可愛くない……」
せつ菜「…………」グスッ… [[鞄]]ガサゴソ…
从[ l _ l ]从 ヒョコッ
せつ菜「璃奈さんのぬいぐるみ……」
せつ菜「そういえば、返すのを忘れてました」
从[> ᴗ <]从 ニッコリン♪
せつ菜「また明日、返さないとですね……」
从[ l _ l ]从っ□ピッピッピ…
せつ菜「それは……私の携帯」
🌷从[> ᴗ <]从 シャララーン
せつ菜「わぁ、可愛いですね♪」
🌷从[> ᴗ <]从 〜♪〜♪
せつ菜「……もしかして、これならいけるのでは……?」
ガシッ!!
Σ 🌷从[ l _ l ]从 !!!
せつ菜「ありがとうございます!このご恩は必ず!!」
从[> ᴗ <]从ノシ ガチャ
店員「あら、いらっしゃい」
せつ菜(閉店まであと30分……早く選ばないと)
せつ菜(でも、こんな多くのアクセサリーからどうやって……)
せつ菜「…………」
店員「ふふっ、どうしても明日プレゼント渡したい相手がいるんやね♪」
せつ菜「店員さん……」
店員「大丈夫や。あんたみたいな可愛いお客さん相手に店じまいなんてしないから」 店員「それで、どんな相手なの?渡したい相手」
せつ菜「……私のひとつ下で、外見はあどけないですが、いつも一生懸命な方で」
店員「うんうん」
せつ菜「スクールアイドル活動も、とても楽しそうに取り組んでいて」
せつ菜「私の事も応援してくださって、たくさんのものをいただいて」
せつ菜「私は……あの人の事……」
店員「ふふっ、もうええよ。ごちそうさま♪」
せつ菜「……///」プシュー/// 店員「本当にその子の事大事に思ってるんやね」
せつ菜「はい……///」
店員「急にプレゼントが必要ってことは……誕生日でもなさそうやけど」
せつ菜「はい、明日が特別な日というわけではないんです」
せつ菜「ですが、あの人には色々なものをいただいて、何も返してあげられなくて」
せつ菜「いてもたってもいられなくなって、気が付いたらここにいて……」
店員「ふふっ、そうなんや♪」
店員「だとしたら、うちからオススメ選ぶことは無さそうやね」
せつ菜「え?」
店員「多分あんたの心の中に、その子に贈るプレゼントが思い描かれているんやと思うんよ」
店員「そしてそのプレゼントも、あんたに買って欲しいって訴えかけてきている」
せつ菜「プレゼントの……声……」
店員「うん、その通り♪」 せつ菜(この中から、璃奈さんにふさわしいプレゼント……)
🌷从[> ᴗ <]从 シャララーン
せつ菜(璃奈さんのぬいぐるみの花……とても可愛らしかった)
せつ菜(けど、璃奈さん本人に贈るものとしてはふさわしくない)
せつ菜(璃奈さんには、もっと女性らしい花のアクセサリーを贈りたい)
せつ菜(けど、そんなもの……本当に……)
❀
せつ菜「この花……璃奈さんに……」
店員「どうやら、見つけたみたいやね♪」
せつ菜「……はい!」 せつ菜「こんな遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました!」
店員「ええんよ、うちも貰うものは貰ってるし」
店員「そのプレゼント、きっと喜んでくれると思うよ♪」
せつ菜「はい!」
せつ菜(ここまでこれたのも、このぬいぐるみのおかげ……感謝しきれません)
( 从[> ᴗ <]从 )
せつ菜「…………」
店員「どうしたん?」
せつ菜「すいません。もうひとつ購入したいのですが……」 菜々「ぬいぐるみの分、買うことができて良かったです♪」
从[> ᴗ <]从 キャッキャッ♪
菜々「…………」
ガシッ!
Σ 从[ l _ l ]从 !!
菜々「最初に渡すのは璃奈さんって決めていましたが」
菜々「私に勇気をくださったぬいぐるみ、この子に渡すのが先かもしれませんね」
菜々「失礼します……」
カチッ
❀从[> ᴗ <]从 ❀从[> ᴗ <]从
❀从廿_廿从 パカッ…
菜々「ぬいぐるみの……ボードが……」
❀从*廿_廿*从
ホッペチュッ♡
菜々「えっ……?」
❀从// _ //从 シュー…///
菜々「…………///」 せつ菜(あの子から勇気をいただきました……そして優しさも、愛情も……)
せつ菜(これでダメなら……その時はその時です!!)
璃奈「…………」
せつ菜(まずは昨日の事を謝るのが先決ですね。では、いざ!!)
璃奈「あ……」
せつ菜「璃奈さん……」
せつりな「あ、あのっ……!」
せつりな「…………」 璃奈「ど、どうぞ……」
せつ菜「いえ、まずは璃奈さんから……」
璃奈「それじゃあ、私からいくね……」
せつ菜「はい……」
璃奈「せつ菜さん、昨日はごめんなさい」
せつ菜「昨日……ジョイポリの件ですか?」
璃奈「こっちから誘ったのに一方的に無かったことにしちゃったから」
せつ菜「その件でしたら、私が口を滑らせたのが」
璃奈「ホントはね、せつ菜さんの為に用意したんだ。サプライズライブ」
せつ菜「…………」 璃奈「かすみちゃんと相談してね、せつ菜さんはこれが一番喜ぶって話だったから」
璃奈「会場も宣伝動画も用意したんだけど、上手く隠し通せなかったから、落ち込んじゃって」
璃奈「こっちから勝手に持ちかけた話なのに、急にふいにしちゃって」
璃奈「せつ菜さん、ごめんなさい」
せつ菜「……いえ、謝らなければならないのはこちらのほうです」
璃奈「せつ菜さん……」
せつ菜「ジョイポリの件、実は私の為に用意してたって事、気付いてました」
せつ菜「でも、璃奈さんからいただいた好意が大きすぎて、耐えられなかったんです」
璃奈「…………」
せつ菜「だから咄嗟に、璃奈さんのライブなら…なんて逃げ道を作ってしまって」
せつ菜「その結果、璃奈さんを深く傷付けてしまって……」
せつ菜「なので悪いのは私、璃奈さんは何も悪くありません」
せつ菜「ごめんなさい……璃奈さん」 璃奈「ううん、それだったら、やっぱり私が悪い」
せつ菜「璃奈さん……」
璃奈「せつ菜さんの気持ちに気付かないで、一方的に話を持ちかけたから」
せつ菜「それならそもそも私が、普段から璃奈さんに好意を返していれば!」
璃奈「ううん、せつ菜さんには色々なものを貰って」
せつ菜「璃奈さん!!」
璃奈「せつ菜さん」
せつりな「…………」
璃奈「なんか話が変な方向に行ってる」ジトー…
せつ菜「くすっ、そうですね♪」 璃奈「私は、せつ菜さんの笑顔が見たかっただけ」
せつ菜「私は、璃奈さんに少しでも返せるものが欲しかっただけ」
璃奈「お互いを思う気持ちが、今回すれ違っただけなのかも」
せつ菜「ふふっ、そうかもしれません♪」
璃奈「……ねぇ、せつ菜さん」
せつ菜「なんでしょうか?」
璃奈「今回の件で今のせつ菜さんでは難しいってわかった」
璃奈「けど、これからお互いを理解して、支え合う関係になったら」
璃奈「そのときに、またサプライズをやりたいけど、いいかな?」
せつ菜「はい。その時はよろしくお願いします♪」
璃奈「…………///」 せつ菜「私からは、こちらを……」
璃奈「箱……これは……」
せつ菜「日頃の感謝を込めて、私から璃奈さんへのプレゼントです♪」
璃奈「プレゼント……」
せつ菜「璃奈さんからの好意はこんな小さなものではありませんが、それでも無いよりはいいと思いまして」
璃奈「せつ菜さん……嬉しい……///」
せつ菜「ふふっ♪」
璃奈「せつ菜さん、開けてもいいかな?」
せつ菜「はい、ぜひ!」
…パカッ
璃奈「…………///」 可愛いものを愛でてるせつ菜はなぜこうも愛らしいのか 璃奈「せつ菜さん、今付けてもいいかな?」
せつ菜「はい♪」
璃奈「…………」カチッ
璃奈「どう……かな///」
せつ菜「今の璃奈さん、凄く素敵です♪」
璃奈「…………///」
ピッ
璃奈「……ごめん。今の私、インカメラで確かめたいからちょっと待ってて///」
せつ菜「はい♪」
せつ菜(……璃奈さんには本当に助けられてばかりでした)
カシャ…
せつ菜(これひとつで全てが返せるとは思えません。ですが、それでも……)
璃奈「これが……今の私……///」
せつ菜(それでも、璃奈さんに喜んでいただけるなら)
璃奈「せつ菜さん……私……嬉しい///」
せつ菜(私にとってこれ以上の喜びはありません……!!)
せつ菜「よかった……璃奈さんに喜んでもらえてうれしいです?」ペカペカー カシャシャカシャカシャ
せつ菜「え、璃奈さん?」
璃奈「ごめんせつ菜さん。今のせつ菜さんの笑顔を残したくて……///」
カシャカシャ
璃奈「ごめん。せっかくプレゼントもらったのに……」
せつ菜「ふふっおかしな璃奈さん♪」
…………
表情には出ないけど、感情豊かな璃奈さん
スクールアイドルが大好きで、いつも一生懸命で
その頑張っている姿が可愛くて、愛しくて……
璃奈さんからはたくさんのものをいただきました。
いつになるか分かりませんが
私はそれに応えられるよう、頑張っていこうと思います。
そしていつか、私の本当の気持ち……
璃奈さんが大好きだって事、伝えられたなら……
sideせつ菜 clear しずく「そのアクセサリー、せつ菜さんからなんだ」
璃奈「うん///」
かすみ「よかったねりな子、作戦は失敗だったけど、結果オーライじゃない♪」
璃奈「うん///」
璃奈「…………」
……せつ菜さん、ずるい
璃奈「しずくちゃん、かすみちゃん……また協力して欲しい事があるんだけど」
こんな素敵なプレゼント
かすみ「クレープひとつで、なんでもOKだよ♪」
しずく「こらこら。それで、協力して欲しい事って何かな?」
せつ菜さんの事、ますます好きになっちゃう……
璃奈「うん、せつ菜さんの事なんだけど……///」
おわり これは素晴らしいせつりな……
書いてくださりありがとうございました!!!!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています