μ's「一日先生」
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絵里「と言う事でこの幼稚園で一日先生をμ'sにやって欲しいとお話が来ました」
穂乃果「いや〜一度やってみたかったんだ〜。幼稚園の先生!」
海未「穂乃果!これは遊びじゃないんですよ」
穂乃果「分かってるよ〜」
凛「かよちん。とてもよく似合ってるよ」
花陽「凛ちゃんも!」
にこ「真姫。あんた幼稚園生の相手出来るの?」
真姫「出来るわよ。毎日子供を相手にしてるんだから」
ことり「あはは…それって…誰の事?」
希「いっぱい居るからな〜」
絵里「くれぐれも問題は起こさない様に」 先生「では…μ'sの皆さんにはさくら組をお願いしたいと思います」
絵里「はい。よろしくお願い致します」
先生「あの…さくら組はとっても大変だと思いますがくれぐれも……気をつけて下さい」
絵里「え?」
先生「じゃあ、園児を集めて来ますので」
絵里「あっ、はい」
穂乃果「なんか…妙な言い方だったね?」
絵里「そうね」
先生「じゃあ。お願い致します」 穂乃果「は〜い。皆さんこんにちは〜」
園児「こんにちは〜」
穂乃果「音ノ木坂学園から来ました」
園児「お願いします」
真姫「なによ。良い子たちじゃない」コソコソ
絵里「そうね」
穂乃果「じゃあ私達の自己紹介をします。先生は高坂穂乃果と言います。穂乃果先生って呼んでね〜」
園児「は〜い」
穂乃果「先生の大好きな食べ物はいちごとパンと…」 園児「穂乃果せんせ〜」
穂乃果「ん?何かな?」
園児「質問があります!」
穂乃果「質問?なにかな?」
園児「2015年の国連サミットで採択されたSDGsはビニール袋の有料化など日本でも徐々に浸透されてると思います。けれど、ぼくたち個人やパパの通っている様な会社ではまだ浸透していない方が多いと思います」
穂乃果「………は?」
園児「ぼくたちは何をすればいいのですか?」
穂乃果「えっと……なんて?え?S…なに?」
園児「SDGsです」
穂乃果「あ〜……えっと…」 園児「そもそも日本はSDGsが掲げる目標が馴染みにくく興味を持てないのが問題だと思うのですがどうすればみんなが興味を持つと思いますか?」
穂乃果「あ〜……誰か…」
凛「……」
ことり「あはは…」
穂乃果「絵里ちゃん!」
絵里「えっと……」
穂乃果「え〜…」
園児「穂乃果先生!」
にこ「ほら…穂乃果先生、聞かれてるわよ」
穂乃果「え…が…頑張るしかないよね?」
園児「誰がですか?」
穂乃果「一人一人が…ね?」
園児「……ありがとうございました」
穂乃果「あはは…いいえ…」 絵里「じ、じゃあ…自己紹介…の続きをしましょうか」
海未「そ、そうですね。皆さん、こんにちは。私は園田海未と申します。海未先生とお呼びください」
園児「先生!」
海未「な、なんでしょうか?」
園児「先生はなんで喋り方が丁寧なんですか?」
海未「え?あぁ…これは幼少の頃からの癖みたいものなんです」
園児「へ〜
凛「海未ちゃんホッとしてるね」コソコソ
にこ「ね。また難しい事聞いてくるかと思ったのに」コソコソ 園児「先生!」
海未「なんでしょう?」
園児「赤ちゃんってどうやって生まれるんですか?」
海未「へ?」
園児「赤ちゃんはどうやって生まれるんですか?」
海未「それは…コウノトリさんが運んで来るんですよ」
園児「コウノトリってなんですか?」
海未「コウノトリは……トリさんの名前です。白くてクチバシの長いトリさんなんですけど見た事はありませんよね」
園児「へ〜どうしてトリが赤ちゃんを運んでくるんですか?」
海未「どうして?それは…」
園児「運ばれて来た赤ちゃんはどこから生まれたんですか?」 海未「その…」
園児「何もない所からいきなり生まれてくるんですか?」
海未「そ、そう言った事はなくて…その…」カァァァ
希「うわっ…海未ちゃん顔真っ赤に…」
にこ「何を想像してるのかしら?」
海未「あの…私…まだ赤ちゃんは…居ないので…えっと…帰ったらお父さんとお母さんに聞いてみて下さい」
園児「は〜い」
希「うわっ。逃げた」
凛「ズルいにゃ」
にこ「幼馴染そろってダメダメね」
穂乃果「だって…まさかだし」
海未「そうです」 絵里「えっと…次は誰が…」
にこ「準備で言えばことりでしょ?」
ことり「わ、私はまだいいよ…」
花陽「私も…」
凛「次、にこちゃんじゃない?」
にこ「なんでよ!」
絵里「大丈夫よ。ほら…ね?」
にこ「何がね!なのよ!」 絵里「ほら…子供達が待ってるわよ」
にこ「なっ…にっこにっこに〜」
シーーーーン
にこ「なんでよ!!!!!」
園児「………うっ…うぅ…」
にこ「え?うそうそ?ちょ…待って!ほら!にっこにっこに〜」
シーーーーン
凛「凄いねにこちゃん。泣き止んだよ」
にこ「……複雑。えっと…先生の名前は矢澤にこにーでーす。にこにー先生って呼んで欲しいラブにこ」
シーーーーン
にこ「………」
シーーーーン
にこ「え?終わり?質問は?」 絵里「えっと…じゃあ次は…」
にこ「え?本当に終わりなの?」
園児「はい!」
にこ「な、なあに?」
園児「昨今の日本では…」
にこ「昨今?え?昨今?」
絵里「それは分かるでしょ」
にこ「だって園児が使う言葉ではないでしょ」
園児「昨今の日本では第5世代移動通信システムの技術開発や標準化が進んでいると聞きました」
にこ「へ〜……そうよ」
絵里「絶対なんの事か分かってないでしょ」 園児「けれど私達の生活はなにも変わっていないのは何故ですか?」
にこ「それは………きっとまだ開発途中なのよ。その通信なんちゃらは」
園児「どこまで開発されてるんですか?」
にこ「え?それは…企業秘密だから教えて貰えないのよ。分かった?」
園児「………ふっ」
にこ「え?今鼻で笑った?」
園児「ありがとうございました」
にこ「鼻で笑ったわよね?」
希「にこっち。相手は幼児だから」
真姫「幼児と同レベルなんでしょ」 にこ「はあ?じゃあ、あんたなら答えられたっての?」
真姫「5GもSDGsも新聞読んでニュースみてれば答えられると思うけど?」
にこ「なっ!?」
穂乃果「そうなの?」
にこ「じゃあ次真姫行きなさいよ」
真姫「別にいいけど」
絵里「じゃあ真姫よろしく」 真姫「任せて。私の名前は西木野真姫。真姫先生って呼んで下さい」
園児「はーい」
真姫「何か質問ある?なんでも答えるわよ?」
園児「はい!」
真姫「何かしら?」
園児「likeとloveの違いを教えて下さい!」
真姫「………は?」 園児「likeもloveもどっちも好きって意味だって書いてありました」
真姫「それはだから…好きと大好きみたいな…いや違うわね…えっと…じゃあアレね!あなたは好きな子いる?」
園児「ともちん!」
真姫「じゃあケーキ好きは好き?」
園児「大好き!」
真姫「ふふっ、そう。でもケーキ好きはともちんを好きの好きとは違うでしょ?」
園児「……」
真姫「分からないかな?じゃあケーキとともちんどっちが好き?」
園児「ん〜……ケーキ!」
真姫「でしょ?それがlove……え?ケーキの方が好きなの?」
園児「うん。ちょっとだけ」
真姫「えぇ…ケーキの方が……」 真姫「…ともちんの事はloveじゃなくてlikeって事ね。じゃあ…えっと…ともちんとママだと好きの種類が違うでしょ?」
園児「え〜ママもともちんも同じくらい好き!」
真姫「え……ごめん。じゃあケーキもママもともちんも全部loveなのかも。うん。あなたはloveだけ覚えておけば良いわ」
園児「え〜」
にこ「なによ?結局ダメじゃない」
真姫「にこちゃんよりはマシだったでしょ!!」
にこ「どうだか?」
真姫「って言うかなんで園児がloveとlikeの違いなんて気になるのよ…」
ことり「あはは…それこそ大人でも分からないよね」 希「じゃあ次はウチが行こうかな」
にこ「何よ?余裕ね?」
凛「希ちゃんって何気に頭いいもんね」
穂乃果「なんでも答えられそうだよね」
希「はーい。こんにちは〜」
園児「こんにちは〜」
希「希お姉さんでーす」
にこ「お姉さん?」
穂乃果「教育テレビみたいだね」 希「今日一日よろしくね〜」
園児「はーい」
希「じゃあ…質問ある人?」
穂乃果「お〜自分から聞いた」
園児「はい!」
希「何かな?」
園児「明日の天気はなんですか?」
希「明日の天気?」 園児「うん。明日ママとパパとピクニックに行くの」
希「そうなんか〜。ん〜……」
園児「晴れますか?」
希「え〜……どこに行くの?都内?」
園児「うん」
希「へ〜……都内かぁ……後でてるてる坊主一緒に作ろうか?」
園児「明日雨なんですか?」
希「ど、どうやろ?それは…明日の事は明日になってみなきゃ分からないし?」 園児「雨降ってたら…ピクニック中止になっちゃう…」
希「え〜あ〜…後で…一緒に…てるてる坊主作ろうか?」
園児「雨が降るから?」
希「違う違う。ほら!雨が降らない様にだよ!」
園児「てるてる坊主があれば雨は絶対に降りませんか?」
希「ん〜…それはてるてる坊主さんに聞いてみないと。ね?」
園児「はーい」 にこ「流石の希お姉さんもタジタジね」
希「だってあんな事言われちゃ…」
にこ「さあ。次誰行くの?花陽?ことり?それとも凛?」
凛「じゃあ凛が行くにゃ!」
穂乃果「凛ちゃん。私の二の舞にならない様にね」
凛「大丈夫だよ。小さい子とお話しする時は小さい子に目線を合わせて話せばいいの」
海未「自信あり気ですね」
にこ「精神年齢が同じくらいなんでしょ」 凛「はいは〜い!先生の名前は星空凛って言います」
園児「はいっ!凛先生!質問いいですか?」
凛「はーい?何かな?」
園児「今、日本は借金が沢山あるってお母さんが言ってました」
凛「え?そうなの?」
園児「今では1000兆円を超えるって言ってました」
凛「1000兆?1000兆って1兆が1000個?」
絵里「1000兆だからね」
凛「1000兆…一生かかっても返せる自信がないにゃ…」 園児「じゃあ日本はずっと借金を返せないんですか?」
凛「え?どうかな?借りたら返さなきゃいけないし。そもそもどこから借りてるの?」
園児「国債で賄ってるって言ってました」
凛「国債…?あ〜……国債ね!国債……空港みたいにゃ?」
園児「え?」
凛「え?」
園児「……」
凛「うん。お外で遊ぼうか?」 園児「日本の借金は?」
凛「外で遊んでるうちに無くなるよ」
絵里「こうして喋ってる間にも増えてるんだけど…」
凛「そうなの?」
園児「……ありがとうございました」
凛「いいえ」
真姫「全然ダメじゃない」
にこ「これじゃあμ'sがおバカな集団だと思われちゃうわよ」
絵里「あながち間違いじゃないのが嫌ね」 ことり「じ、じゃあ次は私が行こうかな」
希「おっ!ことりちゃん!」
穂乃果「μ'sの名誉挽回を頼んだよ」
ことり「あはは…頑張るね。は〜い、良い子のみんな〜こんにちは〜」
園児「こんにちは〜」
ことり「ことり先生です〜。ちゅんちゅん」
園児「先生可愛い〜」
穂乃果「おっ!良い反応!」 園児「ことり先生〜」
ことり「はい。何ですか〜?」
園児「先生〜!クラムボンって何ですか?」
ことり「へ?クラムボン?」
園児「うん」
ことり「クラムボンって…あの…やまなしの…?」
園児「やまなしの」 ことり「え〜……」
『クラムボンはわらつたよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらつたよ。』
『クラムボンは跳てわらつたよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらつたよ。』
ことり「クラムボン…クラムボンって…何?」 絵里「こ、ことり?大丈夫?」
ことり「絵里ちゃん…クラムボンって何?」
絵里「さ、さあ?」
園児「先生〜。クラムボンって何ですか?」
ことり「クラムボン…ってなんなんだろう…」
園児「クラムボン…」
ことり「クラムボン…」
園児「クラムボン…」
ことり「クラムボンって…何?」 絵里「は、は〜い。ことり先生はここまで」
ことり「クラムボン」
絵里「じゃあ次は花陽先生が」
花陽「わ、私?」
絵里「トリよりいいでしょ?」
花陽「絵里ちゃん…」
絵里「はい!拍手〜」
にこ「なんか司会進行し始めたわね」
凛「流石元生徒会長にゃ」 花陽「皆さんこんにちは」
園児「こんにちは」
花陽「えっと…私は小泉花陽です。今日はよろしくお願いします」
園児「お願いしま〜す」
海未「なんか板に付いてますね」
穂乃果「だね。似合ってる」
花陽「えっと…今日は皆さんにお米の話をしたいと思います」
園児「え?」
絵里「え?」 花陽「皆さんはお米がどうやって出来るか知っていますか〜?」
園児「田んぼ!」
花陽「正解です。お米は田んぼで作られます。なので美味しいお米を作るにはしっかりと田んぼを作らないといけません」
絵里「あの〜…花陽?」
花陽「良い田んぼ作りに欠かせないのが良質な土です。春頃に肥料や燻炭と言ってお米の外の皮を400度以下の低温で燻した物を…」
絵里「花陽!!」
花陽「どうしたの?」
絵里「お米の話は今はいいから」
花陽「え?あっ…つい…」 自分が詳しくてなおかつ相手が知らない土俵にするから
花陽の流れは戦略として正解だよな。
この園児たちなら知識欲満たされて喜びそうだし。
ただし減反政策の流れになって詰む可能性あり。
(熱弁して圧倒するかもしれないけど) 穂乃果「花陽ちゃん凄かったね!」
花陽「え?そ、そう?」
凛「さすがかよちんにゃ!」
花陽「あ、ありがとう」
絵里「はい。と言う事で最後は私。エリー先生と呼んでね!」
園児「エリー先生〜」
絵里「はい!どうぞ!」
園児「人はなぜ生きるのですか?」 穂乃果「うわっ…出た!!?一番難しい質問…」
にこ「正解のない質問が一番キツイわね」
絵里「人はなぜ生きるのか?」
園児「はい!」
絵里「そうね…」
凛「絵里ちゃん困ってるにゃ」
真姫「そりゃあそうでしょ。どんなに絵里が優秀でもまだ高校生なんだから」
海未「大人だってどれだけの人が答えられるのでしょうか?」 絵里「人がなぜ生きるのか…そうね…私も皆んなの倍以上長く生きるけど未だに分かりません」
園児「分からないの?」
絵里「きっと誰しもが心の片隅で疑問に思い悩みながらそれでも答えを見つけられず生きてる人が殆どじゃないかな?」
穂乃果「そうなの?」
凛「さあ?」
絵里「取り敢えず一生懸命生きてみて下さい。遊んで学んで食べて恋をして時には歌を歌ってみたりして。答えは意外な所で見つかるかも。そしたら、私にもこっそり教えて下さい。ね?」 9人全員の自己紹介が済んだ。ここからさてどうなる!?期待する。 穂乃果「お〜…大人っぽい対応!!」
海未「流石絵里ですね」
凛「穂乃果ちゃんや絵里ちゃんとは大違いにゃ〜」
絵里「さあ。一通り自己紹介も終わった所で…」
先生「エリー先生!」
絵里「あら?まだ何か…」
先生「キンタマは金色じゃないのになんでキンタマって言うんですか?」
絵里「……は?」 園児「エリー先生!」
絵里「あら?まだ何か…」
園児「キンタマは金色じゃないのになんでキンタマって言うんですか?」
絵里「……は?」 園児「キンタマはなんで金色じゃないのにキンタマって言うんですか?」
絵里「……えっと」
にこ「初めて幼稚園児らしい質問が出たわね」
海未「最低な質問ですけどね」
希「海未ちゃん。幼稚園児やから」
穂乃果「男の子って本当好きだよね。キンタマとかち○ことか」
園児「どうしてですか?」 絵里「それは……あの……ごめんね。それも分かりません」
園児「じゃあなんでキンタマは二つもついてるんですか?」
絵里「え?…………大事な物だからじゃない?」
園児「だからおっぱいも二つあるんだ!」
絵里「…そうね」
園児「じゃあ、ちんちんは大事じゃないの?」
絵里「………うん?」
園児「だってちんちんは一つしかないもん」
絵里「それは…」 穂乃果「くだらない質問の方が苦戦すると言う…」
凛「頭良い人ほどそうだよね」
海未「くだらな過ぎてついていけないのでしょう」
ことり「絵里ちゃん真面目だもんね」
希「真面目と言うか不器用なんよ。えりちは」
絵里「ちょっと!誰か助けてよ」
穂乃果「絵里ちゃん!ファイト!」
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