せつ菜「かすみさん……また勝手に眼鏡を持って行きましたね」かすみ「うふふっ、ごめんなさ〜い♪」
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せつ菜「貸すのは構いませんが黙って持って行くのはやめてくださいと言っているでしょう」
かすみ「まぁまぁ、かすみんとせつ菜先輩の仲じゃないですかぁ」
せつ菜「はぁ……どうやら反省する気はないみたいですね」
せつ菜「……♪」ポコーン
せつ菜「―んん〜?」ズイッ
かすみ「ふぇっ!?////ななななんですか急に!?////」
せつ菜「おっと失礼、そこにいたんですね。眼鏡がないと目がよく見えないもので」
せつ菜「なので、早く返してくれませんか?」ニコッ
かすみ「そ、そんなに目が悪かったでしたっけ……?」
せつ菜「―くすっ♪これに懲りたら無断で眼鏡を持ち出すのはやめてくださいね♪」
かすみ「も、もぉ〜せつ菜先輩の意地悪〜見えてたんじゃないですかぁ////」
せつ菜「ふふ、慌てるかすみさんもかわいいですね」
かすみ「確かに私はかわいいですけどぉ〜」
かすみ(はうぅ……ドキドキしちゃったよ////) かすみ「はぁ〜まさかせつ菜先輩があんな事をしてくるなんて」
かすみ「イタズラは私の専売特許なのに、もうっ」
かすみ「……」
かすみ(近くで見たせつ菜先輩の顔……すごくキレイだったな)
かすみ(すぐ離れちゃったけどあのまま見つめられていたら……)
かすみ「……////」カァァ
かすみ(もし、また眼鏡を無断で借りたらどうなるんだろう)
かすみ「……また、やってみようかなぁ」 生徒会長室
かすみ「失礼しま〜す」ガチャッ
かすみ「……せつ菜先輩はいないみたい、今の内に」
かすみ「せつ菜先輩の眼鏡、眼鏡は〜っと」
かすみ「おっ、あったあった。机の上に置きっ放しだなんて持って行ってって言ってるようなもんだよね」
かすみ「―さっ、ささっ」キョロキョロ
かすみ「よ、よーし」スッ
せつ菜「―かすみさん」
かすみ「にょわあぁっ!?」ビックゥ かすみ「せ、せせせせつ菜先輩!?いつの間に!?なんでいるんです!?」
せつ菜「私は生徒会長なのだからここにいるのは当然でしょう、さっきからいましたが」
かすみ「ぜ、全然気付かなかった……」
せつ菜「私の眼鏡を持って……また勝手に借りて行くつもりだったんですか?」
かすみ「えっと、それは……ですね……」モジモジ
せつ菜「やれやれ、仕方のない人ですね」
かすみ「うっ……!!////」ミガマエ
せつ菜「おや、どうしたのですか?急に顔を赤くして」
かすみ「い、いえ……////」
せつ菜「……ははぁん♪」ニヤリ
せつ菜「―あ〜困ったなぁ、早く眼鏡を返してくれませんかね〜」
せつ菜「かすみさ〜んどこですか〜?」
せつ菜「ここかなぁ?」ズイッ
かすみ「ふぁっ……!!////」ドキッ
せつ菜「うふふ♪見つけました♪」
かすみ「あ、あぅあぅ〜////」 かすみ(き、キタキタキタ〜////)
かすみ(やっぱりせつ菜先輩って目鼻立ちがクッキリしててすごい美人……)ゴクリ
せつ菜「さ、眼鏡を返してくださいかすみさん」
かすみ「……あの」
かすみ「もし……返さないって言ったら?」
せつ菜「え?」
かすみ「このまま眼鏡を返さなかったら……どうします?」
せつ菜「……」
せつ菜「―くすっ♪そうですね……♪」
せつ菜「眼鏡をかけないとかすみさんの顔がよく見えないままなのでぇ」アゴクイ
かすみ「あっ……////」
せつ菜「もっと近くで見せてもらいましょうか」イケボ
かすみ「ふああぁぁ〜♡」トローン かすみ(あぁ……いい、せつ菜先輩……////)
かすみ(このまま……このまま私を……)
せつ菜「―なんてね」パッ
かすみ「……へ?」
せつ菜「おふざけはこのくらいにして、眼鏡を使いたければお貸ししますよ」
かすみ「あ、いや……」
かすみ「私は……そのぅ……」
せつ菜「眼鏡を借りに来たのではないのですか?」
かすみ「それは……それはぁ〜////」モジモジ
かすみ「もうっ!!ずるいですよこんなところでやめるなんて!!」
かすみ「私はもっとせつ菜先輩に」
せつ菜「私に?」
かすみ「あ」
せつ菜「私に、なんですか?」ニヤニヤ
かすみ「……わかってるくせにぃ////」 せつ菜「―もしかして、最初から私にあぁして欲しくてここに来たと」
せつ菜「眼鏡を借りるつもりなんかなかったと」
せつ菜「そういう訳、ですか」
かすみ「だって、せつ菜先輩があんな事してくるから……」
かすみ「もっと……やって欲しくなっちゃって////」
せつ菜「まぁ……これは少し刺激が強すぎましたかね」
せつ菜「ちょっとした仕返しのつもりだったんですがね、うふふ♪」
せつ菜「いけない子ですね、かすみさんは」
かすみ「いけない子にしたのはせつ菜先輩ですよぅ」
せつ菜「元はと言えば無断で眼鏡を借りて行くかすみさんが悪いんです」
かすみ「そうですね……かすみんは悪い子です、ごめんなさい////」
せつ菜「うん、素直でよろしい♪」ニコッ せつ菜「では……正直なかすみさんにご褒美をあげましょう」
かすみ「ご褒美?」
せつ菜「こちらへどうぞ」ポンポン
かすみ「は、はい」ストン
せつ菜「ふふふ、いらっしゃい♪」ギュッ
かすみ「わっ!?////せつ菜先輩!?////」
せつ菜「1度かすみさんの事を抱っこしてみたかったんですよねぇ」
かすみ「せつ菜先輩……顔、近……////」カァァ
せつ菜「眼鏡をかけてないのでこのくらい近付かないと」
かすみ「それ、まだ言うんですか〜?」
せつ菜「なら眼鏡を返してください、眼鏡をかければここまで近付かなくても」
かすみ「あぁ〜んウソウソ!!冗談ですぅ〜!!」ムギュー
せつ菜「ふふっ、本当かわいいですねかすみさん♪」
かすみ「せつ菜先輩は意地悪ですけどね〜」
かすみ「―あぁ、せつ菜先輩いい匂い……体もふかふか柔らか〜い♪」スリスリ
せつ菜「あらあら、急に甘えん坊さんになってまぁ」ナデナデ
かすみ「うぇへへへ〜♡」 かすみ「せつ菜先輩って優しいですよね〜」
かすみ「なんだかんだ言って眼鏡は貸してくれるし〜」
かすみ「こうやって……私をかわいがってくれるし」
せつ菜「あまり度を越えると怒るかもしれませんよ?」
かすみ「もぉ〜そんな事言わないでくださいよ〜」スリスリ
せつ菜「やれやれ、やっぱりかすみさんを怒る事は出来ませんね」
かすみ「かすみんがかわいいが故に、ですよね」
せつ菜「そうですね、かすみさんには怒るよりも」アゴクイ
かすみ「あん////」
せつ菜「こうした方が効き目があるようです♪」
かすみ「はあぁぁ〜んせつ菜せんぱぁ〜い♪」トローン せつ菜「さて……名残惜しいですがそろそろおしまいにしましょう」
かすみ「ええぇ〜?もっと一緒にいたいですぅ」
せつ菜「私もそうしたいのはやまやまですがこれから生徒会の会合があるので」
せつ菜「申し訳ありませんが席を外してもらえないでしょうか」
せつ菜「あと、眼鏡を返してください」
かすみ「むぅ……そういう事ならしょうがないですね」スッ
せつ菜「ありがとうございます」スチャ
菜々「―ふぅ、これで安心して会合に臨めますね」
かすみ「もしかして、私が眼鏡を借りてる間に会合があって困った事とか……」
菜々「いえ、万が一の時に備えてスペアを持っていますから困った事はありません」
かすみ「はぁ!?だったらどうしてあんな事を」
菜々「言ったでしょう、仕返しだって」ニヤッ
菜々「ほら、間もなく他の皆さんも集まりますから出て行ってください」グイグイ
かすみ「わわっ!?ちょ、押さないでください〜!!」
バタンッ
かすみ「……」ポカーン
かすみ「スペア……持ってたんだ」
かすみ「じゃあ私はただせつ菜先輩にからかわれてただけ……?」
かすみ「―んもぉ〜せつ菜先輩ったら〜!!////」ジダンダ
菜々「―うふふっ♪」 その後
せつ菜「あれ?眼鏡が……はぁ、またかすみさんだな」
せつ菜「仕方ない、スペアの方を」ガサゴソ
せつ菜「―えっ?スペアもない!?もうっ、かすみさんたら」
かすみ「お探しの物はこれですかぁ〜?」ニヤニヤ
せつ菜「かすみさん……まさかスペアまで持ち出すとは……」
かすみ「こんな時に備えて〜もっとスペアを持ってたりしないんですかぁ〜?」
せつ菜「流石にありませんよ」
せつ菜「まったく……あなたも懲りませんね」
かすみ「でへっ♪と言う訳で今日も〜」
せつ菜「―やれやれ、困りましたねぇ」
せつ菜「あ〜かすみさんの顔がよく見えません、どこにいるのかなぁ?」キョロキョロ
かすみ「は〜い、かすみんはここで〜す♪」ムギュー
せつ菜「あぁいたいた、捕まえました」ギュッ
せつ菜「勝手に眼鏡を持ち出す悪い子にはお仕置きですよ〜♪」
かすみ「やんっ♪優しくしてくださ〜い♪」デレデレ
せつ菜「―今度からはこんな事をせず素直に甘えてくださいね」ニコッ
かすみ「……はーい////」 終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございました 甘々せつかすは脳にいい
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