海未「未来へワープする方法を思いついた?」
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代行ありがとうございます
穂乃果「そうだよ!穂乃果未来へワープする方法を思いついたんだ!」
海未「はぁ…どうせまた何かに影響されたんでしょう」
ことり「タイムマシーン?」
穂乃果「ほんとに思いついたの!」
穂乃果「ことりちゃんも海未ちゃんも、消したい記憶とかってある?」
ことり「消したい記憶?」
ことり「私は特に…、あ、でも恥ずかしい記憶とかは消したいかな」
穂乃果「あるよね!」
海未「特に無いですね」
穂乃果「え〜じゃあさじゃあさ」
穂乃果「時間が早く経てばいいのにー!とかこの時間さえ無ければー!って思ったことは?」
ことり「うーん、時間が早く経てばいいのにって思う時かあ…」
ことり「早く皆に会いたいなって思う時はあるよ」
海未「私は…特にありませんね」
穂乃果「えー、海未ちゃんにも1個くらいあるでしょ〜」 穂乃果「例えば…最初のライブの練習の時とか!凄い恥ずかしがってたじゃん?その時とか!」
海未「まぁあの時は恥ずかしがったですが…もう今は克服出来ましたし思ってませんよ」
海未「それにどんな時間も後になって見れば大事なものですし」
穂乃果「えーつまんないの」
ことり「でも皆で恋愛映画見た時はものすごく恥ずかしがってたよね」
海未「なっ…ことり!!!!」
穂乃果「やっぱりーその時は思ったでさしょ?」
海未「なんでその時のこと……」
穂乃果「思ったんでしょ?」キラキラ
海未「うっ…お、思いましたよ!」
穂乃果「やっぱり!海未ちゃんも穂乃果と同じこと思ってて安心したよ!!」
海未「はぁ…?」
海未「それとこれ何が関係あるんですか」 穂乃果「穂乃果もね、つまんない授業してる時とか無理やりおつかいに行かされた時とかお説教されてる時とか」
穂乃果「早く時間が経てばいいのにー!とか終わったあとにワープ出来たらーって思うことあるんだよ」
海未「…………」
穂乃果「それでねその時間が終わったあとにその嫌な記憶を消せば、嫌な時間が起こる前から起こったあとに」
穂乃果「ワープ出来るんじゃないかって考えたの!!」
ことり「確かに!ワープ出来るね!」
穂乃果「でしょ!タイムマシンを作るより記憶を消した方がいいんだよ!凄いこと気づいちゃったんだよ」
ことり「穂乃果ちゃん凄い♪」
穂乃果「えへへー、もっと褒めてくれてもいいんだよ!」
海未「はぁ……どうせこう言うことだろうと思いましたよ」
穂乃果「海未ちゃんも弓道の練習面倒臭いなとか思ったことないの?」
海未「ある訳ないでしょう!」
海未「授業中そんなことばかり考えていたんですか?」
穂乃果「え?そうだよ。凄い発想でしょ!」
海未「そんなこと考える暇があったら授業を聞きなさい!!!!!」 穂乃果「ううう……」ビリビリ
海未「貴方のそのよこしまな考えを私と一緒にしないでください!」
海未「全く…そんなことの為に授業を聞いていないなんて…」
海未「さっきの小テスト酷い点数だったでしょう」
穂乃果「えへへ…見た?」
海未「見ましたよ!!なんであんな点数なんですか!」
穂乃果「考えごとばっかしてて…」
海未「もう…そんなありもしない物について授業中考える暇があったら勉強した方が有意義ですよ」
穂乃果「そうなんだけどね…」
海未「授業だって無駄ではないんですからね」
穂乃果「ご、、ごめん…」
穂乃果「(この時間も記憶が消せれば無かったことに出来るのになー…)」
海未「穂乃果!!」
穂乃果「はいいっ!」 海未「…どうせ記憶が消せれば良いのにと思っているのでしょう」
穂乃果「…海未ちゃんは私の心が読めるようで……」
海未「穂乃果の考えることぐらい分かります!」
ことり「う、海未ちゃん落ち着いて…」
穂乃果「ごどりぢゃーん!」ダキッ
ことり「穂乃果ちゃんも悪気があった訳じゃ無いし…」
海未「まったく…そんな出来もしないことを考えるなんて…」
穂乃果「出来るかもしんないじゃん」
海未「そう言うことを言ってるのではありません!」
ことり「穂乃果ちゃんも明日から授業ちゃんと聞くよね?」
穂乃果「うん、聞くから〜〜」メソメソ
ことり「穂乃果ちゃんもこう言ってるし…」
海未「いいですか、無駄な時間など無いんですよ。自分の使い方次第でいくらでも有意義な時間にだって出来るんですから」
穂乃果「うん分かった〜」メソメソ
ことり「よしよし…」
海未「ことりは穂乃果に甘いんですから…」 体感的には未来にワープしてるんだろうけどなんか言葉にできない違和感を感じる、おもしろい 穂乃果家
穂乃果「…まぁ思いついたけどそんなこと出来やしないよね」
穂乃果「あーあ、嫌なこととかすぐ忘れられたらいいのに……」
穂乃果母「穂乃果ー!穂乃果ー!」
穂乃果「んー?なにお母さん」
穂乃果母「ちょっとおつかい行ってきてー」
穂乃果「えー!やだよーー!!今帰ってきたばっかりだし!!」
穂乃果母「そんなこと言わずに行きなさい!」
穂乃果「雪穂に頼めばいいじゃん!!」
穂乃果母「今日は友達の家に泊まりで居ないでしょ!」
穂乃果「あーそうだった……。面倒臭いなぁ」
穂乃果「あーあ、なんでこんな夜におつかい行かなきゃ行けないんだろう」トボトボ
穂乃果「記憶が消せたら自動的におつかいに行ったことになるのに…あ、流れ星だ」
穂乃果「…………」
穂乃果「神様…お願いします」
穂乃果「嫌なことを忘れる機能を穂乃果につけてください!!」
…………
穂乃果「…って、そんなこと無理だよね。あーあつまんないなー……」
穂乃果「はぁ…」
キランッ (・8・)チュンチュン…
穂乃果「おはよーむにゃむにゃ」
ことり「おはよう、寝癖が酷いよ穂乃果ちゃん」
穂乃果「急いで来たからね…海未ちゃんは?」
ことり「あそこに居るよ」
海未「穂乃果!!」
穂乃果「う、海未ちゃん……」
海未「また遅れて…遅れるのなら連絡をしなさい連絡を!」
穂乃果「ごめん、充電が切れてて…」
海未「とにかく穂乃果は……」ガミガミ
穂乃果「(あーあ、嫌だなぁ。早く終わればいいのに)」
海未「分かりましたか?」
穂乃果「んっ?うん」
海未「もう行きますよ」
ことり「うん、穂乃果ちゃん寝癖治してあげるから行こ?」
穂乃果「えっ?あ、うん」
穂乃果「(なんかやけに海未ちゃんの説教が短いような……)」
ことり「海未ちゃんあんなこと言ってたけど穂乃果ちゃんの為を思ってるんだからね」
穂乃果「う、うん…今って何時だか分かる?」
ことり「え?今?40分だけど…」
穂乃果「(40分?穂乃果が着いたのが25分くらいだから…何故か15分も経ってる?)」
穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃんお説教どれくらいやってた?」
ことり「分かんないけど10分くらいは…でも落ちこまないでね!今日一緒にクレープ食べよう♪」
穂乃果「う、うん!ありがとう!」
穂乃果「(私が知らない内に時間が経ってる…これってもしかして……もしかして____!!!)」 ダメダメ穂乃果ちゃんと甘々ことりちゃんとガミガミ海未ちゃんかわいい 穂乃果「あーあこの授業つまんないなぁ…数学なんて分かる訳無いじゃん……」
穂乃果「(そ、そうだ!今朝使えた奴が本物ならまたワープ出来るんじゃない?)」
20分後
穂乃果「あーあつまんなかった…でもここで念じれば……」
穂乃果「(さっきの授業の記憶忘れさせてください……!!)」
…………
キーンコーンカーンコーン
穂乃果「(今の時間は……授業が終わった時間だ!)」
穂乃果「やった…やった!ワープ出来た!」
数学の先生「授業を終わります」スタスタ…
穂乃果「やったー!!授業が終わったー!!!!」
海未「うるさいですよ!」
穂乃果「海未ちゃん、数学の授業今さっき終わったんだよね!?」
海未「ええ?そうですが…」
穂乃果「やったー!やったー!!」ピョンピョン
海未「なんであんなにはしゃいでいるのでしょう……」
ことり「数学の授業が退屈だったんじゃない…?」 穂乃果「(やったーやったー!)」
穂乃果「(こんなことが出来るようになるなんて…きっと神様が叶えてくれたんだ!神様ありがとう!!)」
ことり「穂乃果ちゃん、次の授業体育だよ?」
穂乃果「うん!」
……………
穂乃果「まあ体育は楽しいから使うことは無いかな」
ことり「ほ、穂乃果ちゃん……」
穂乃果「ん?どうしたの?」
ことり「今日の授業…マラソンだって……」
穂乃果「ええー!?今日はバレーボールって……」
体育の先生「今日はマラソンに変更になった!文句を言わず従うように!」エー ヤダー
穂乃果「えぇ…そんな…」
ことり「こんな寒い日にやるなんて……酷すぎるよ……」
海未「マラソンに変更ですか…まあでも走ればすぐに暖かくなりますよ!」
穂乃果「せっかく楽しいこと出来ると思ったのに…」
海未「走り終わったらスッキリしますよ」
穂乃果「うぅ…辛い…。いや、待ってよ」
穂乃果「(そうだ!私はワープ出来るんだった!!!辛いマラソンなんてワープしちゃえば…)」
ことり「寒い……」ブルブル
穂乃果「(私1人だけみんなより楽出来ちゃうんだ!)」 穂乃果「ワープしてますように!」
…………
穂乃果「ワープ出来た……?」
穂乃果「っはぁ……はあ!はぁ…はぁ……………!」
穂乃果「(あ、あれ?やばい息切れが………)」はぁっはあはぁ……」
ことり「疲れたね、穂乃果ちゃん」ハァハァ
穂乃果「えっ、うん、はあっ…はぁ………」
穂乃果「(そっか、マラソンが終わった直後に来たから息切れしてるんだ)」
海未「はぁ…はぁ、疲れましたけどスッキリしますね!」
ことり「確かに終わったあとだとスッキリするね!はぁ…はぁ」
穂乃果「(すっきりするって…そんな訳無いじゃん……)」
海未「穂乃果も結構スッキリしますよね?」
穂乃果「え?う、うん」
穂乃果「(する訳無いよ。ワープした方が断然いいに決まってる…!)」 放課後
穂乃果「さっきみたいに息切れしちゃうのはあれだけど…未来の穂乃果が使うタイミングをずらしてくれれば息切れせずにすむし」
穂乃果「しかも未来の穂乃果がやることはやって置いてくれてるし…」
穂乃果「嫌なことをせずにワープ出来るなんてやっぱり凄い能力だよ!!!」
にこ「あんた今日はご機嫌ね」ガラッ
穂乃果「に、にこちゃん!!(聞かれた?)」
にこ「なにかいい事でもあったの?」
穂乃果「うん、まあねーえへへへへへ」
にこ「何その笑い方…」
凛「穂乃果ちゃんーこんにちはー」ガラッ
穂乃果「凛ちゃん!」
凛「にゃ?なんか今日ご機嫌だね」
穂乃果「まぁちょっといい事があってねー?んふふふふ」
凛「いい事があるのはいい事にゃー!」
穂乃果「いい事しか体験しかしないって言うのはやっぱりいいね!!」 ことり「あーん」
穂乃果「あーん」モグモグ
穂乃果「うーん美味しい!!」
ことり「穂乃果ちゃん、今日はご機嫌だね」
穂乃果「んー、まぁちょっとね」
ことり「海未ちゃんに怒られて落ち込んでるかと思ったけど」
ことり「意外と元気そうでよかったよ♪」
穂乃果「うん!」モグモグ
ことり「ここに海未ちゃんが居たら何で怒ったのにそんなに元気かって怒られそうだけど……」
穂乃果「ううん!大丈夫大丈夫!もう怒られるのも怖くないんだ!!」
ことり「そうなの?」
穂乃果「うん!今の穂乃果だったら何でも出来るからね!」モグモグ
ことり「よく分かんないけど…穂乃果ちゃんが元気ならいいっか」
穂乃果「うん!」モグモグ
ことり「ふふ」ニコニコ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています