5分…10分と時が過ぎる。

初めは副会長が、せつ菜の髪をかき上げたりしたが、次第にせつ菜の方も、副会長の腰に手を回したりして。

互いに身体を引き寄せあい、唇を合わせ、舌を絡ませ。

そのキスは、ディープと呼ぶには些か青臭く、ソフトと呼ぶには余りに貪欲であった。