0127名無しで叶える物語(SB-iPhone)
2021/01/22(金) 23:51:48.90ID:3nCVObu2愛「ご、ごめんねー?一応ノックはしたんだよ?」テヘペロ
菜々「………あぁ、愛さん。何か御用ですか?」ニコッ
愛(な…!あのバカップルぶりを見られておいて…!)
副会長(平静を装っている!なんという精神力!)
愛「う、うん。体育会系の部長達から、学園祭でもSIFみたいな他校と合同で催しをやってみたい!って相談受けちゃってさー」
菜々「そうでしたか…流石愛さん。部長さん達から信頼されてますね」
愛「そんなことないよー!ただの助っ人なのにこんなこと相談されて大変!」
副会長「………」
宮下愛さん。曰く『部室棟のヒーロー』。文武両道、眉目秀麗。その人柄の良さから非常に幅広い交友関係を持つ。私からみたら、眩しすぎて…
菜々「…分かりました。生徒会で話し合ってみます。大筋が決まり次第、各部長さん達に集まってもらいます」
愛「オッケー!ありがとねせっつー!」
副会長「あっ…」
菜々「もー、愛さん。ここでは『中川菜々生徒会長』ですよ」
愛「アハハッ、ゴメンねー!つい癖で言っちゃったよ!じゃあね、せいとかいちょー!副会長も!」
副会長「…あ、はい」
…そうだ。スクールアイドル同好会の皆さんは、私よりもっと前に会長の秘密を知っていたんだ。なんかズルい…
菜々「…副会長?どうされました?」
副会長「はひぇ!?な、なんでもありませんよ!さ、お弁当食べちゃいましょう!もう時間ありません!」
菜々「…?」
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バタンッ、と生徒会室の扉が閉じる。寄り掛かり、ズズズ…とそのまましゃがみ込む。
愛「…意地悪しちゃった」
愛「性格悪いなぁ、私」