お昼休み。

教室は騒々しいので、私はいつも生徒会室で食べる。会長も、私と付き合いだしてからはいつもココだ。

菜々「──── やはり虹ヶ咲の強みは部活動の多さでは?他校と比べても非常に細分化されていますし」モグモグ
副会長「生徒さん達の受けは良いのかもしれませんが、親御さんたちがソコに惹かれるかどうかですねぇ」ムグムグ

お弁当をつつきながらの会話は、大体が生徒会に関する事だ。学園祭、学校説明会、その他細かな行事についても話し合っている。

副会長「…最近ですとオープンスクールという生徒が実際に学校生活を体験する方式もあるようです」

菜々「成る程。そちらでアピールを…ん?副会長失礼しますね」ヒョイ

副会長「ひゃ?!か、会長?」

菜々「ああ、すみません。頬にご飯粒が付いていたもので」パク

副会長「た?!…食べないで下さい///」メガネクイッ

菜々「うっ?!こ、これは大変失礼しました…///」メガネクイッ

たまにこうしてじゃれ合うときの会長のなんと可愛いこと!普段のクールっぽさからは想像出来ないほどお茶目な一面!そのギャップに私は…私は…!