少し前の音楽室

海未『これ、新しい詞です』

真姫『うん』

ワイワイガヤガヤ

真姫『随分と騒がしいわね』

海未『ああ…真姫は一年生ですから知りませんよね。なんでも一年に一度だけ伝説のパンが購買に並ぶそうなんです』

真姫『ああ…なんか、にこちゃんも言ってたかも。それで外が騒がしいんだ』

海未『穂乃果も急いで教室を出て行きましたよ。限定10個らしいですからね。毎年争奪戦になるみたいで…ある種、伝統的なイベントになってるみたいなんです。廊下を走ったりする生徒もいる様なので考え物ですけどね』

真姫『イベントかぁ…』

海未『どうしました?』

真姫『ううん。ちょっと楽しそうだなって。私、子供の頃からずっと優等生で…あまりそう言うのに参加した事がなかったの』

海未『そうだったんですか。真姫、私達も参加しましょう!』

真姫『でも……海未は嫌いでしょう?こう言った騒ぎは…』

海未『優等生ではありませんからね。私も』

真姫『…よく言うわ』