桜坂しずく(xx)「禁則事項です♡」
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こんにちは。
初めましての方は初めまして。桜坂しずくです。
ガチャッ
ある日家に帰ったら
「おかえりー」
自室に知らないお姉さんがいました。 しずく(とうとう脱衣所まで来てしまった)
未来しずく「何恥ずかしがってるの?相手は自分だよ」
しずく「分かってます!分かってますけど……」
目の前には既に衣服を脱ぎ終えボディラインがハッキリそのまま確認できるようになった未来の自分の姿が。
分かってはいたけど、その……
未来しずく「前も言ったけど、同年代では悪くない方だし、別に子供っぽくも無いと思うけど」
しずく「目の前にそんな立派な物があるのに、慰めにしか聞こえませんよ!」
未来しずく「気持ちは分かるけど、脱いでくれないと入れないよ」
しずく「あ、後で行きますので先に入っててください!」
未来しずく「しょうがないなぁ」
バタンッ
しずく(行った……?)
しずく「はぁ……」
しずく(未来の私はああ言ってたけど、あのスタイルと比べたら私なんてただのちんちくりんだよ) ガララ
未来しずく「お、やっと来……た……」
しずく「…………///」
未来しずく「1ついい?」
しずく「はい……」
未来しずく「お湯に浸かるときはタオル外してね」
しずく「そ、それは銭湯などで身体を洗ったタオルをそのまま湯船につける人がいるからであって、これは洗いたてなので……」
未来しずく「いや、家でもお風呂掃除大変になるし」
しずく「うっ」 設定は面白そうなのにこの人いつも絶望的に書くのが遅いな 未来しずく「恥ずかしいのは分かるけど……」
しずく「うぅ……こうなったらどうにでもなれ!本当の私を見てください!」バッ
未来しずく「うわっ!そんな露出狂が見せつける時みたいにタオル広げなくても」
しずく「うう……恥ずかしい……」
未来しずく「恥ずかしいって、相手は私だよ?見慣れてるのに」
しずく「それでも恥ずかしいんです!そのスタイルと比べられると!」
未来しずく「うーん……まぁ気持ちはわかるけどさ。私って劣等感の塊だから」
しずく(自覚してはいるけど、そうズバッと言われると傷つくなぁ) 未来しずく「ほら、今の私お姉ちゃんだからさ。家族とお風呂入って恥ずかしがる子なんていないって」
しずく「でも……」
未来しずく「そもそも歳の差だってあるし、それによく見ると……」
プニッ
しずく「え……?ひゃんっ!」
未来しずく「いいケツしてるじゃん♡プニプニで気持ちいいよ」
しずく「ちょっ……どこ触ってるんですか!?」
未来しずく「うわっ、弾力凄っ!」プニプニ
しずく「ちょっと!揉まないでください!!」 しずく「もう!変態みたいな事するのはやめてください!!」パシッ
未来しずく「あらら」
しずく「一緒にお風呂入るってこういう事するためだったんですか!?」
未来しずく「いやぁ、普通に一緒にお風呂入ろうかなって思っただけなんだけど。でもこう……目の前にいい形のお尻があったら触りたくならない?」
しずく「ならないです!!!」
未来しずく「……そうやって否定してるけどさ、私もしずくって事忘れてない?」
しずく「今度は何が言いたいんですか」
未来しずく「人の根本ってそう簡単に変わらないんだよ。だから私の考えはそのまま自分自身の考えになるの」
しずく「…………」 未来しずく「この前皆で合宿やったよね?他の子の裸気にならなかった?自分とどう違うんだろうとか」
しずく(……確かに同級生のかすみさんや璃奈さんの身体が気になったり、エマさんや果林さんの胸を目で追ったりはしてしまったけれど)
未来しずく「かすみさんや璃奈さんの身体が気になったり、エマさんや果林さんの胸が気になったりね♡」
しずく「……っ!!?」 未来しずく「どのくらいの重さなんだろう……とか気になったりしたよね?でもそんな事話せる訳もなく」
しずく「…………」
未来しずく「でも自分自身なら遠慮はいらないよ?」
しずく(自分相手なら遠慮はいらない……?)
未来しずく「私の、触ってみたくない?自分のを触るだけだから、なんの遠慮なく好き放題できるんだよ?」
しずく(自分のを触るだけ……)
しずく(そう、これは自分で自分の身体を触るのと同義……!) しずく「じゃあ、ちょっとだけ、その胸触ってみてもいいですか……?」
未来しずく「いいよ。はい、どうぞ♡」
しずく「……」ゴクッ
プルプルプルプル
チョン
未来しずく「へんたい♡」
しずく「!?」 えっちとえっちが混じったらそれはもう超えっちだなって バッ
しずく「そ、そっちがしてもいいっていったんでしょ!?」
未来しずく「別に駄目とは言ってないじゃん」
しずく「…………」
しずく(今度はちょっと包み込む感じに触ってみよう)
スッ
未来しずく「ひゃんっ♡」
しずく「ななななな、何変な声出してるんですか!?演技だとしてもいやらしすぎますよ!!」
未来しずく「私の声がいやらしいって言うけど、つまりは自分の声がいやらしいって言ってるようなものだからね」
未来しずく「さっきそっちも同じような声出してたし」
しずく「嘘……」
しずく(え、第三者から見たら私の声あんなにやらしく聞こえるの?)
しずく(流石に未来の私が過剰な演技してるだけだよね??) ーーーー
しずく母「タオル2つここ置いておくわよー」
ドタバタ
『ギャーギャー』
しずく母「楽しそうねしずく。やっぱりもう一人産んであげればよかったかな」
未来しずく『すけべ女♡えっち♡いやらしずく♡』
しずく『ち・が・い・ま・す!!』
しずく母「何話してるのよしずく……」 しずく母絶対美人だよね
そういえば虹ヶ咲で親ってアニメとかでも出てないよね? なんとなく虹ヶ咲の母親は綺麗だけど年相応なデザインしてそうな気がする しずく母『しずくー!危ないからあんまりお風呂ではしゃいじゃだめよー?』
しずく「はーい」
未来しずく「はーい」
「「え?」」
しずく母『ふふ、しずくって呼ぶと二人一変に反応してくれるから便利ね』
「「ぷっ」」
二人で顔を見合わせて、お母さんのしずくという呼びかけに二人同時に反応したことがなんだかおかしくって。
またも二人同時に笑ってしまった。
未来しずく「あーおかしっ。改めて私が二人いるって変な気分」
しずく「ホントですね」
未来しずく「おいで、一緒に入ろう?」ヒョイヒョイ
その優しい手招きに先程までの変態行為も忘れ、共に湯船へと向かうのだった。 チャポン…
家の浴槽は一般的な家庭より少し大きい。そのため、二人が入ってもまだ余裕があった。
しずく(いつも一人で入るには広すぎるお風呂だったけど、初めて広くてよかったなって思ったかも)
未来しずく「いいよね、家族とお風呂。物心ついてからはもうずっと一人で入ってたもんね」
しずく「そうですね……」
たまに耳に入ってきたクラスメイトの姉妹でお風呂に入った〜という話をどれほど羨ましいと思ったことか。
しずく(きっと姉か妹がいたら、友達がいなくても寂しく無かっただろうな……) しずく(今なら答えてくれるかな)
しずく「姉さんは……」
未来しずく「固いよ……敬語やめてお姉ちゃんって呼んでくれてもいいんだよ?」
しずく「すみません、まだ恥ずかしくて」
未来しずく「うーん、そっか。まぁそのうち呼んでね」
未来しずく「それで、何かな」
しずく「姉さんは何しにこの時代に来たんですか?」
未来しずく「え?」
しずく「ほら、タイムスリップするSF物では大抵何か目的があるじゃないですか」
しずく「過去を変えに来たとか死んでしまう誰かを救いに来たとか、それともただ昔を懐かしみに来たとか?」
未来しずく「目的……」 未来しずく「ないんだよね、それが」
しずく「え?」 しずく「いやいや!無いって事は無いでしょう!」
しずく「それなら一体何の為に過去に来たって言うんですか!!」
未来しずく「それが私が自分の意思できたわけじゃないんだよ」
しずく「え?」
未来しずく「気が付いたらこの時代に放り出されてて。スマホもなぜか無いし他に頼れるものも無いから、家に来てお母さんに事情話して匿ってもらったの」
未来しずく「丁度昨日の昼頃くらい?」
しずく「えぇ……そんな事って……」 しずく「じゃあ元の時代に変える方法も……」
未来しずく「分からないの」
しずく「話を聞く限り特に何か未練でもあるわけでも無さそうですよね?」
未来しずく「うん」
しずく「はぁ……」
つい大きく溜息をついてしまう。
もしかしたら、このままずっと未来の私と一緒なんて事になるんじゃないのか。
未来しずく「溜息付きたいのはこっちだけどね……」
しずく「あ、そうですよね。すみません」
未来しずく「これからどうしようかな私……」
しずく「姉さん……」
いや、他人事じゃない。これは未来の私の問題でもあるんだ。 しずく「げ、元気出してください!きっと、何かきっかけがあれば元の時代に戻れるはずです!私も協力しますから!」
しずく「お母さんにも事情を話してしばらく家に居られるようにします!二人で探せばきっと見つかるはずです!!」
未来しずく「……ありがとう。でもきっとそのうち戻れるよ」
未来しずく「だから、しばらくはこの時代を楽しんじゃおっかな。時間が無くて行けなかった舞台とかいっぱいあるし!」
しずく「あ!ずるい!!私も見たいのに!!」
未来しずく「あんたは部活の練習があるでしょー?」
しずく「うう……。後で感想聞かせてくださいね!!あとパンフレットも買ってきてください!!」
未来しずく「はいはい」アハハ
ーーーー しずく「ふぅ……今日は練習もハードだったけど色々疲れた……」
ガチャッ
未来しずく「しずくー?」
しずく「ちょっ!いきなり入ってこないでください!」
未来しずく「えーいいじゃん。私は私なんだし」
未来しずく「それとも、一人でえっちなことでもしてた?」
しずく「ち、違います!!今寝ようとしていたところです!!///」
未来しずく「そっか。学校遠いもんね」 しずく「それで、何しに来たんですか……」
未来しずく「夜這い♡」
しずく「帰ってください。もう寝るっていいましたよね?」グイッ
未来しずく「うそうそ!冗談だって!だから追い出そうとしないで!!」 しずく「はぁ……それで?本当は何の用なんですか」
未来しずく「いやなに、お母さんから客室借りてたんだけど、どうにも落ち着かないっていうか、寝付きも悪かったし」
未来しずく「だから一緒のベッドで寝てもいい?」
しずく「一人暮らししてるんでしたよね?ここじゃないベッドは慣れっこなんじゃないですか?」
未来しずく「うぅ……なんで未来の私自身なのにそんなに冷たいの」
しずく「散々変な事言ってきたからですよ!!」
未来しずく「えぇ〜?そんなに変な事言ったっけ」
しずく(自覚無かったのか) 未来しずく「やっぱりここのベッドが1番落ち着くんだって。久しぶりの実家だし」
しずく「…………」
少し俯いて話す私の姿は演技とは思えなくて。
今は実家にずっといるけれど、やっぱり一人暮らしでいると実家が恋しくなるものなのかと思うと無下にはできなかった。
クイックイッ
しずく「変な事しないって約束するならいいですよ」
未来しずく「……!」
ギュゥゥ
しずく「ちょっ、ちょっと!」
未来しずく「ありがとう!」
しずく「……ど、どういたしまして///」
嬉しそうに笑う私の顔は、今まで見せたこちらをからかう様な表情とは打って変わって、無邪気な少女の様な笑顔だった。
しずく(そんなに嬉しいんだ。やっぱり寂しいのかな、一人暮らしって……) こうして私は未来の私と同じベッドで寝ることになった。
私の部屋のベッドは元々でかすぎたので、寧ろ二人で丁度いいくらいだ。
未来しずく「ねぇ、しずく。……って言うのも変だけど」
しずく「なんですか?」
未来しずく「ありがとうね。元の時代への帰り方分からないって言った時励ましてくれて」
しずく「え?」
そう呟く私の表情は真剣だった。
しずく(そっか。自分から訪れたのならともかく、気が付いたら過去にいましたなんて普通は怖いよね)
しずく(もしかしたら今までふざけてたのは寂しさを誤魔化してたのかも) しずく「姉さん……」
未来しずく「ん?」
しずく「今日は、その……抱きついて寝てもいいですよ」
未来しずく「…………」
しずく「自分に抱きつくのが気持ち悪くなければですけど……」
ギュゥゥ
しずく「!」
未来しずく「ふふ、そんな事言って、お姉ちゃんに甘えてみたかっただけでしょ!」ギュゥゥゥ
しずく「違っ///私はただ不安だろうから励ましてあげようかと!」
しずく(確かに姉妹でこういう事憧れてたっていうのもあるけど……)
未来しずく「生意気だぞ!この!彼方さんみたいに抱き枕にしてやるー!」
しずく「うう、苦しいです……!」
ーーーー .
チュンチュンチュン
しずく「うわぁ……気持ち悪っ」ビッチャァァァ
未来しずく「うん……まぁ汗っかき二人が抱きしめ合って寝たらこうなるよね……」ビッチャァァァ
明日からはくっつきすぎずに寝ることをお互い心に固く誓うのであった。
. スクールアイドルフェスティバル前じゃないの?
あれって夏だっけ 多分夏季休業頃じゃない?
22点のアレは期末だろうし ガチャッ
しずく「おはようございます」
せつ菜「しずくさん、おはようございます。家が遠いのに今日も遅れずに偉いですね」
しずく「おはようございます。いえ、私が好きでしている事ですから全然偉くなんて」
かすみ「あれ、しず子。今日は未来さん一緒じゃないの?」
しずく「みら……姉さん?何か用でもあった?」
かすみ「いや、ほら。スクールアイドルフェスティバルの準備手伝ってくれるって言ってたから今日は来ないのかなーって」
しずく「あー……」
しずく(そういえばとっさにそんな事言っちゃったっけ) しずく「姉さんは色々忙しいから」
かすみ「そっか。社会人は夏休みないもんね」
しずく(とりあえず誤魔化せた……)
しずく(これからもちょくちょく来てもらわなきゃ逆に怪しまれちゃうかな)
しずく「ところで聞きたい事ってそれだけ?」
かすみ「え?」
しずく「さっきのかすみさんの様子見てると、なんだかそれが本命じゃ無い気がして」
かすみ「鋭いなしず子……。別に大したことじゃないんだけど、昨日未来さんが髪飾りがどうとか言ってたから……」
しずく「髪飾り?」 ジーッ
しずく「してないじゃん」
しずく「というか髪飾りしてたことあったっけ?」
かすみ「最近は別に無いなぁ」
しずく「そうだよね」
しずく(うーん。未来の私が言おうとしてた事。なんだろう?)ジーッ
ジーッ
かすみ「うう……かすみんが可愛いすぎるのは分かるけど、そんなに見つめられると照れちゃいます///」
しずく「あ、分かった」
かすみ「へ?」 しずく「じゃあみ……姉さんには今度いつ来れるか聞いておくね!」
かすみ「あ!ちょっとしず子!」
かすみ「もう、姉妹揃ってなに……?」 しずく「ただいまー」
未来しずく「おかえりー」
いつもなら返事が返ってくることも、そもそも自分の部屋を開ける際にただいまを言う事もないけれど。
少しだけそれに慣れてしまって、なおかつそれが心地良くなってきている自分がいる。
しずく「姉さん、昨日学校行った時スクールアイドルフェスティバルの手伝いしてくれるって紹介しましたよね?」
未来しずく「え?うん。そういやそんな事言ってたっけ」
しずく「昨日ちょっと見学しただけじゃ逆に怪しまれそうだから、またたまに虹ヶ咲に来てもらえませんか?」
未来しずく「うーん、手伝う分には全然いいんだけど、バレちゃったりしないかな」
しずく「大丈夫じゃないですか?昨日はちょっと焦りましたけど、誰も姉さんを私だなんて疑ってる人はいませんでしたし」
しずく「そもそも未来から来たなんて現実で考える人なんていませんし、姉さんの演技力があればバレる心配なんて無いんじゃないですか?」
しずく「ね、大女優さん♡」
未来しずく「おおう、言ってくれるな」 未来しずく「それなら別に侑先輩とあっても問題無いよね。バレないんだし」
しずく「え?」
未来しずく「ね、お願いがあるんだけどさ。今度のお休みの日、この頃の侑先輩と一緒に出かけてみたいんだ」
しずく「へぇ、行ってらっしゃい」
未来しずく「だからしずくから頼んで!私と先輩が遊ぶ所に姉さんも付いてきたいって言ってるけどいいですか、って!」
しずく「な、なんで私も一緒なんですか!?二人で行ってくればいいじゃないですか!!」
未来しずく「部外者の私がいきなり侑先輩と一緒に遊びに行きたいなんて怪しすぎるでしょ」
しずく「わ、私だって──」
未来しずく「殆ど喋ったことない」
しずく「分かってるなら!」 未来しずく「でも私が直接誘うより同じ部活の後輩が誘った方が遥かに自然だよね?」
しずく「それは、そうですが……」
未来しずく「それとも、侑先輩と遊びに行くのは嫌?」
しずく「嫌じゃないけど、何話せばいいか分からないって言うか、侑先輩趣味合わなさそうだし……」
未来しずく「……」
パシッ
しずく「あぁ!私のスマホ!」
カチッ
未来しずく「よしっ、ロック解除。侑先輩、突然すみません。次の休みの日ですが……」
しずく「何勝手に!」
未来しずく「はい、ありがとう」ヒョイッ
しずく「いますぐ転送取り消しを……あ、もう既読ついちゃった……」 しずく「ロクに喋ったこともないのにいきなり遊びに誘うなんて絶対変な子だと思われてるよ!」
未来しずく「大丈夫だって。私を信じてよ」
しずく「うぅ……他人事だと思って。自分の事だよ?」
ポンッ
しずく「あ、返信来た……」
未来しずく「何て書いてあるの?」
しずく【しずくちゃんお疲れ様!しずくちゃんからメッセージ貰えるなんて嬉しいな!次の休みの日なら特に予定ないから大丈夫だよ!どこ行く?】
しずく「だって」
未来しずく「だってって……自分の事だよ?」 未来しずくが同好会のみんなと交流して大人になったしずくって感じで良いね 歩夢の問題が解決したのがスクールアイドルフェスティバル直前って考えたら10〜11話の間くらい? 暗証番号も指紋認証も何のそのだな
しかし口調的に未来しずくがかおりんに思えてならない しずく「これって、遊びに行く事になったって事?」
未来しずく「そうでしょ」
しずく「あぁ……」ガクッ
未来しずく「そんなに落胆しなくても……」
未来しずく「ちゃんと仲良くしておかないと、いずれ侑先輩に皆でお世話になったお礼を伝えるって展開になった時しずくだけ説得力皆無になって回想捏造することになっちゃうよ」
しずく「…………それ、これから起こる事ですか?言ってしまっていいんですか?」
未来しずく「やばっ」 未来しずく「と、とにかく!何も考えずに自分が行きたい所に誘えばいいんだよ!」
しずく「でもそれじゃあ侑先輩楽しめないんじゃ」
未来しずく「先輩の事何も分からないんだからそんなの一緒に過ごしてみないと分かんないでしょ!」
しずく「だったら姉さんが教えてくれても……」
未来しずく「未来教えすぎるのもあれでしょ?いいから、でもとかだったらとか言ってないで決める!」
しずく「散々色々自分から言ってるのに……。そもそもなんで怒ってるの?」 しずく「うぅ……でもそんなすぐに決められないよ」
未来しずく「分かった。別に今すぐに決めなくていいよ、私も一緒に考えるから」
未来しずく「とりあえず私も行っていいかだけ聞いておいて?」
しずく「分かりました」スッスッ
しずく「あ、未来さんも来てくれるの楽しみだって」
未来しずく「ほんと?やった!」 未来しずく「じゃあ早速お風呂入りながら作戦会議でもしよっか」
しずく「うん……」
未来しずく「大丈夫。侑先輩なら素を見せても嫌ったりしないって。自分が思ってる程」
しずく「」 途中送信
未来しずく「じゃあ早速お風呂入りながら作戦会議でもしよっか」
しずく「うん……」
未来しずく「大丈夫。侑先輩なら素を見せても嫌ったりしないって。先輩は自分が思ってる以上の人だよ」
しずく「そうなんですか?」
未来しずく「私が自分に嘘付くと思う?」
しずく「…………そうですね。歩みよる前から色々考え過ぎちゃうのは私の悪い癖ですね」
しずく「うん!アドバイス色々お願いします!姉さん!」
未来しずく「よしっ!分かった!」
ーーーー しずく「うわぁぁぁぁぁん!!」
侑「お、落ち着いてしずくちゃん……」ソワソワ
しずく「これが落ち着いていられますか!!」
しずく「一緒に食べようと思っていたパンケーキの店は長時間待ち、代わりに行ったクレープ店でも期間限定商品が売り切れ!お気に入りのカフェもなぜか今日に限って臨時休業!!」
しずく「レストランでは先輩のお洋服にコーヒー零しちゃうし、もう……なにこれぇ……」
侑「あのっ、私なら気にしてないから……だから泣かないでしずくちゃん……」オロオロ
未来しずく「……ぷっ」
しずく「……!」 >>165
これは酷い...
しかも、栞子まで居るのにしずくだけ居ないって... ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています