せつ菜「ニジガクにはファミリーとVSという概念があるんです……」善子「なによそれ」ルビィ「どういうこと？」
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せつ菜「侑さんに気に入られた人はファミリー、そうでない部員はVSです」
善子「だから何が違うのよ？」
せつ菜「ファミリーに入ると侑さんの作ったソロ曲が与えられて、週に一度、講堂でソロライブを開くことが許可されるんです」
ルビィ「えっ、それって同好会メンバーなら誰でも活動のうちに入ってるんじゃないの！？」
せつ菜「VSだと何かと冷たく扱われて、既存のアイドルソングで月に1曲だけ前座をすることが認められます」
善子「せつ菜はどうなの！？」
せつ菜「私ははじめはVSでしたが、今ではファミリーです」
ルビィ「ニジガクってシビアなんだね……」 絵里「歩夢は当然ファミリーなんでしょう？」
かすみ「……歩夢先輩はライブで丸々歌詞や振りを飛ばしても、侑先輩から「曲に問題があった？直すよ」って言われるだけです……かすみんなんてちょっと下手だっただけでも謝ってるから羨ましいですよ」 彼方「曲が終わった瞬間、エマちゃん、ステージ上でクルッて一周回って叫んだんだよね」
エマ「やったー！ってね」
彼方「会場が沸き上がって、自分もスクールアイドルなんだって実感したから」
にこ「分かるわ、あの時間がさいっこうに気持ちいいのよ！本当にプロのアイドルになったみたいで！」
エマ「それで舞台袖に戻ったら、プロになりたいなら自分一人でなればいいんだよ、って侑ちゃんに怒られて」
彼方「エマちゃん、名前呼ばれたこと無いもんね」
エマ「無いね、自分(てめえ)かナチス野郎だね」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
