果林「モーニングルーティーン、ですか？」
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ファッション誌編集「そう！ 今ウチが持ってるチャンネルで読者モデル達のモーニングルーティンを紹介しようって企画が持ち上がってるの」
果林「それで私のモーニングルーティンを？」
編集「そう。アンケートでもそういう希望が多いのよね〜。特に果林はウチのトップ格だからか名指しで要望が大量に届くのよ」
果林「はぁ……」
編集「お願いできない？ もちろん報酬はちゃんと払うし、機材もこっちで用意するわ」
果林「えっと……」
編集「イヤなら断ってくれて全然いいんだけど、こっちとしては果林には特に参加してほしいと思ってるの！ ね、どうかしら？」
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エマ「それでモーニングルーティンを撮るの？」
果林「ええ。向こうとの付き合いもあるし、期待してくれてるみたいだからね」
エマ「これはマズいよ……」ﾎﾞｿｯ
果林「エマ？」 エマ「ど、どんな動画を撮るつもりなの？」
果林「え？ モーニングルーティンなんだから、普通に朝の様子よ？」
エマ「どんな感じか最初から言ってみて。メモとるから」
果林「えっと、明日は休日だから……まず朝起きるでしょ？」
エマ「私に起こされて、ね」
果林「それでカーテンを……」
エマ「私が開ける」
果林「それで軽く太陽の光を浴びて自律神経リセット！」
エマ「その間私は蒸しタオルを作ってるよね」
果林「洗面所に行って洗顔。冷たい水を掛けるんじゃなくて、蒸しタオルでじんわり温めるのがポイントね」
エマ「私が作った、ね」 果林「洗顔が終わったら……朝ご飯？ その前にプロテインね。ブドウ味のやつ」
エマ「シェイクは自分でできるから偉いよ果林ちゃん！」
果林「それでタンパク質を補給したらストレッチ。血流を促して脳にスイッチを入れてくの」
エマ「その間に私は朝ご飯の準備っと」
果林「15分きっちりストレッチしたら朝ご飯ね。スープと生野菜は毎回必ず。パンかご飯かはその日の気分次第ね」
エマ「ちなみに明日はご飯だよ〜」
果林「最初にスープを数口飲んでからベジファーストを意識しつつ食べていくの。まあ、これはそこまでキッチリしてないんだけどね」
エマ「で、私が着替えを用意しておくんだよね」
果林「ごちそうさましたら着替え。ってここは動画にできないわよね」
エマ「私に着替えさせられてるもんね」 果林「それでもうお出かけだから……ここまでかしら？」
エマ「うん。そうだね〜」
果林「どう？ 別に普通だと思うけど」
エマ「こうなるけど、いいの？」ﾋﾟﾗｯ
エマに起こされる
↓
エマがカーテンを開けてくれるので、太陽を浴びる
↓
エマが作ってくれた蒸しタオルで洗顔
↓
ブドウ味のプロテインを飲んでストレッチ
↓
エマが作ってくれた朝ご飯を食べる
↓
エマが用意してくれた着替えに着替える
果林「あー……」
エマ「これでいいの？」
果林「待って、休日の着替えは私が用意してるわよ」
エマ「平日は全部私だけどね」
果林「これは……マズいわね。モデルとしての朝香果林の顔ってものがあるし」
エマ「明日だけ、私が手伝わずに普段通りのことをやってみる？」
果林「それは無理よ！！！」 エマ「えぇ……」
果林「はっ！！ 名案が思いついちゃったわ！！」
エマ「名案？」
果林「朝起きるとこから始めるから大変なのよ。だから、起きてる状態で動画にするの」
エマ「それだとモーニングルーティンにならないんじゃないの？」
果林「ふふふ。例えば明日、朝の……7時に起きる動画を撮るとするでしょ？」
エマ「うん」
果林「だったらその前の6時に起きて、朝ご飯とか着替えとか、いろんな準備を済ませてから6時55分にベッドに入って、そこから撮影開始するの！」
エマ「うーんと、7時に起きたフリをするってこと？」
果林「そう！」
エマ「上手くいくのかなぁ……」
果林「エマったら心配性ね。完璧にこなしてみせるわ！」
エマ「そう？ それなら明日は……」
果林「6時に起こしてちょうだい」
エマ「うん♪」 〜夜・果林の部屋〜
果林「えっと、カメラの角度はこれで……よし。起きるところを映したら、移動する場所に持って行けばいいのよね？」
果林「それで、朝6時に起きたら朝ご飯と着替えと蒸しタオルの準備をして……ふふっ。完璧ね！」
果林「おやすみなさい！」ﾎﾞﾌﾝｯ
果林「すやぁ……」 〜朝5時〜
ｶﾞﾁｬｯ
エマ「果林ちゃん入るよ〜」
果林「すやぁ……」
エマ「ふふっ。果林ちゃんの寝顔って、何回見ても飽きないなぁ」
エマ「それで……やっぱり」
ｺﾞﾁｬｺﾞﾁｬ
エマ「果林ちゃんてばお片付けせずに寝ちゃったんだね。こんな部屋見られたらファンの子達も悲しんじゃうよ〜？」
果林「んひゅぅ……」
エマ「もう。幸せそうに寝ちゃって。果林ちゃんだけじゃ1時間で片付けられないだろうし、私が掃除しちゃわないと！」
ﾃｷﾊﾟｷﾃｷﾊﾟｷ
エマ「……これでよし」
エマ「ふぁぁぁ、ちょっと頑張って早起きしちゃったから少し眠いや」
エマ「ダメダメ。そろそろ時間だし起こさなくっちゃ！」 >>11
隣室に入寮の挨拶に行ったら
汚部屋で栄養失調のままぶっ倒れてた所を介抱して仲良くなった説 エマ「果林ちゃん起きて〜」ﾕｻﾕｻ
果林「すぴー、すぴー……」
エマ「果林ちゃ〜ん、6時だよ〜」ﾕｻﾕｻ
果林「んんん……んぁ……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
エマ「果林ちゃ〜ん」ﾕｻﾕｻ
果林「んん……んんぁっ！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
エマ「きゃっ！ もう。起こしてって言ったのは果林ちゃんだよ〜？」ﾕｻﾕｻ
果林「んーん。やーや」
エマ「起きてよ果林ちゃ〜ん」ﾕｻﾕｻ
果林「やーなのぉ！ む〜〜〜」ﾌﾄﾝｸﾙﾏﾘ
エマ「うぅ〜、今日の果林ちゃんは頑固だな〜」
果林「すやぁ……」
エマ「でも、こういうときって半分起きてるから……」
エマ「あーあ。果林ちゃんがそんなにイヤならやーめた。もう起こさないよ」
果林「すやぁ……」
エマ「もうこれから果林ちゃんにはずーーっと1人で起きてもらうね」
果林「……！！」ﾋﾞｸｯ
エマ「果林ちゃんが起こしてって言っても、もう知〜らない」
果林「……やーや」
エマ「んん？ どーしたの果林ちゃん」
果林「エマが起こしてくれなきゃヤなの」
エマ「それじゃ、今から起きれる？」
果林「……」
エマ「はいもう起きないとずっと起こさない！ さん、にぃ……」
果林「起きた！ 起きたから！」ｶﾞﾊﾞｯ
エマ「はいはい。それじゃ蒸しタオル持ってくから洗面所行こうね〜」
果林「うみゅ……」ﾉｿﾉｿ
エマ(寝ぼけてるときの果林ちゃんって殆どその時のこと覚えてないみたいだけど、すっごく可愛いんだよね〜) >>6
エマちゃん自身がそれを心の支えにするくらい好きでやってることに対して奴隷呼ばわりってお前アンチか？ 割とマジでエマっちと出会うまで、どうやって生活していたのか気になるねぇ 〜洗面所〜
エマ「果林ちゃん、はい蒸しタオル」ｽｯ
果林「ありがと……」
エマ「今日は何するんだっけ？」
果林「……もーにんぐるーちんを撮る」
エマ「はい正解。それで、そのために今から何するのかな？」
果林「着替えと、朝ご飯の準備」
エマ「大正解♪ 朝ご飯の用意は？」
果林「冷蔵庫の袋レタスをお皿に入れて、プチトマトとレンジでチンしたブロッコリーでサラダ。ケトルで沸かしたお湯でスープ。ご飯は……」
エマ「よしよし。じゃあ頑張ろー！」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
