侑「あれ?せつ菜ちゃん風邪?」
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侑「マスクしてどうしたの?」
せつ菜「熱はないのですが、喉が痛くて……」
侑「そうなんだ」
侑(生徒会長の時はいつも落ち着いてるけど……)
侑(アイドル姿のせつ菜ちゃんが大人しいのってなんだか新鮮だなぁ)
みたいなね 侑「今日は無理しないで帰った方がいいんじゃないかな」
せつ菜「ですが……」
侑「ちょっとおデコ借りるね」
せつ菜「ひゃっ」
侑「うーん、確かに熱はないね」
せつ菜「ち、近いです、侑さん…///」
侑(いつものせつ菜ちゃんなら『うひゃぁ!?ゆゆゆ侑さんいきなり何を!!!?』とか言いそうなのに。本当に具合悪いんだなぁ)
侑「やっぱり家でゆっくり休むべきだよ。皆には私から伝えておくから」
せつ菜「は、はい///……すみません侑さん」
侑「いいっていいって!元気なせつ菜ちゃんも好きだけど、しおらしいせつ菜ちゃんも可愛くて好きだな〜」
せつ菜「な、なっ///うぅ、侑さんいじわるです」
侑(うっ!)ドキッ
侑「ほ、褒めてるだけだよー」
侑(今日のせつ菜ちゃん、可愛すぎる〜!こんなの誰だってついつい意地悪したくなっちゃうよ!) 侑「忘れ物はない?じゃ、帰ろっか!」
せつ菜「荷物まで持って頂かなくても…侑さんに付き添って貰わなくても、私1人で帰れますし」
侑「まぁまぁ、これくらい私にも手伝わせてよ」トコトコ
せつ菜「本当に何から何まで…お恥ずかしい限りです」
侑「そんなことない。いつもせつ菜ちゃんは同好会も生徒会長も一生懸命頑張ってるんだから、たまには甘えてもいいんだよ」
せつ菜「侑さん…」
侑(そういえば、せつ菜ちゃんって背は私よりちっちゃいんだよね)
侑(いつもは元気いっぱいで、存在感があって、私よりずっと大きく見えてたせつ菜ちゃんがとっても小さく見えて…) 侑(それから何か会話をしても、せつ菜ちゃんの受け答えに覇気を感じられなかった)
侑「せつ菜ちゃん、やっぱり私は元気なせつ菜ちゃんが1番好きだよ」
侑「どんなことにも全力で、楽しそうで、大好きを叫ぶせつ菜ちゃんが大好き」
侑「だから…あれ?せつ菜ちゃん顔真っ赤だよ」
せつ菜「またそんなこと言って、侑さんが悪いんですよ…」フラッ
侑「今度は意地悪じゃ…せつ菜ちゃん!?」
侑(息が荒い。体温も…熱い!さっきはそんなだったのに!)
侑「せつ菜ちゃんしっかり!」
侑(ここからちょっと行ったところに病院があったよね!歩いてだと少し遠いからタクシーを呼ばないと。でもここは歩行者専用道路で車が通れない…)
侑「とりあえず大通りに出てタクシー捕まえなきゃ、せつ菜ちゃん動ける!?」
せつ菜「は、い…」
侑「……!やっぱ今のなし!せつ菜ちゃんはじっとしてて!」
侑(せつ菜ちゃん、歩くのも辛そうだよ。こうなったら…) 🌸cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 侑ちゃんを縛るようなことはしたくないからね 侑「私がおんぶするから、私の肩に腕置いて
!」
(ここをこうして、足を抱えてと。よい、しょ。うわ、せつ菜ちゃんの足スベスベだ)
侑「よし。辛いと思うけど、しっかり私のこと抱きしめててね。それじゃ立ち上がるよ。せーの!」グググッ
侑(うぐっ、女の子とはいえ人1人持ち上げるのは普通にきつい!こんなことならちょっとくらい練習で皆と一緒に筋トレしておけば良かったかも!) 侑「ぬおおおあお!!!!!」プルプル
せつ菜「侑さん…おろして…歩けます…」
侑「だめ!せつ菜ちゃんは絶対に私が送り届けるから!病院までぇ…!」ズルズル
せつ菜「どうして…そこまで…」
侑「言ったでしょ。大好きだから」
せつ菜「…!」
侑「大好きを叫ぶせつ菜ちゃんが大好きって。だから…だから、私はそんなせつ菜ちゃんをずっと守りたいんだ!」
侑(あと、あともう少し!)
せつ菜「侑さん、ありがとう………です……」
侑(最後、せつ菜ちゃんは小さく何か言ったような気がしたけど、私には分からなかった) 侑「いだだだだだだだだだ!!!!!」
侑(あの後私はせつ菜ちゃんを無事病院に送り届けたのだけれど、もらい風邪と筋肉痛に襲われ学校を休んでいた)
侑「しかもせつ菜ちゃん1日で治るなんて…私は2日経っても風邪どころか筋肉痛まで治らないし」
せつ菜「侑さん!」ガチャ
侑「せつ菜ちゃん!すっかり良くなったみたいだね」
せつ菜「侑さんのおかげです!それより、私の風邪が移ってしまったなんて…」
侑「いーよいーよ。風邪は大分マシになったし。今は筋肉痛の方が強敵だよ」
せつ菜「すみません!おんぶまでさせてしまって、私が不甲斐ないばかりに侑さんに負担を…」
侑「そ、そういうつもりで言ったんじゃないってば!私はせつ菜ちゃんが大好きで!守りたいからそうしただけだって!」
せつ菜「お、大きな声で言うのはやめてください!///」
侑「忘れちゃったなら、また教えてあげよっかなって」ニヤニヤ
せつ菜「…覚えてます。侑さんが私に言ってくれたこと。ちゃんと伝わりましたよ」 侑「なら良かった!そういえば、最後せつ菜ちゃん何か言わなかったっけ?」
せつ菜「え?」
侑「ほら、『侑さん、ありがとう』の後。何か小さく言ってた気がするんだけど」
せつ菜「そ、それは…」
侑「それは?」
せつ菜「内緒ということに…」
侑「えー!せつ菜ちゃんらしくないよー!叫んでよー!」
せつ菜「侑さん本当は分かってません!?」
侑(実はちょっと察してたり…)「いやー分っかんないなー。ほらせつ菜ちゃんお願い!」
せつ菜「あーもう分かりましたよ!私も!大好きを叫ぶ私を大好きでいてくれる侑さんが!」
大好きです!!!!! ぽむに次ぐレベルでワラワラ沸いてくる最近のせつ菜ほんと草生える
良いぞもっとやれ ⁄/*イ`^ᗜ^リ 覇権CPですね!!!!!!!!!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています