侑「歩夢、キス…しよっか///」
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歩夢「うん…」
侑「んっ///」チュッ
歩夢「んっ」
歩夢(侑ちゃんとのキス…凄く嬉しいはずなのに…)
侑「ぷはっ」
侑「ねぇ歩夢、どうだったかな?私のキス」
歩夢(…何だろうこの心のざわめき)
歩夢「うん」
歩夢「侑ちゃん上手だったよ、とっても…」 侑「…」
侑「歩夢…何かあった?」
侑「ずっと上の空というか…」
歩夢「ううん、なんでもないの」
歩夢「私そろそろ帰るね」
侑「…うん、気をつけて」
歩夢「…」 〜歩夢家 ベット〜
歩夢(どうしたんだろ私…)
歩夢(大好きな侑ちゃんとのキスだったのに)
歩夢(っ…) ズキンッ
歩夢(せつ菜ちゃんのキスの痕…)
歩夢(…ジンジンする)
歩夢(せつ菜…ちゃん…)
歩夢(熱い…熱いよ…)
歩夢「んっ…んっ…」クチュックチュッ 歩夢(あんまり眠れなかったな)
歩夢(私…)
菜々「歩夢さん」
歩夢「あっ、菜々ちゃん」
歩夢「おはよう」
菜々「おはようございます」
菜々「…」
菜々「少しお顔がすぐれないようですけど大丈夫ですか?」
歩夢「うん…ちょっと寝不足で」
菜々「そう、ですか…」
菜々「…昨日、例の件はどうでした?」
歩夢「っ…」
歩夢「…ごめんね」
菜々「…」
菜々「…歩夢さん、放課後少しだけお時間いただけます?」
歩夢「…」
歩夢「うん」 〜空き教室〜
菜々「なるほど…」
菜々「侑さんとキスはしたけど気持ちがついて来なかった、と」
歩夢「うん…」
歩夢「侑ちゃんのことは大好きなのに」
歩夢「本当に大好きなのに」
歩夢「せつ菜ちゃんのキスも忘れられないの…」
歩夢「好きと好きが混じり合っちゃってるの…」
歩夢「私って強欲だよね…
歩夢「でも、どうしたらいいのか…自分でも分からくて…」ヒクッ
歩夢「うぅっ…菜々ちゃん…」
歩夢「私どうしたらいいの?」ギュッ
菜々「歩夢さん…」ギュッ 私は泣いている歩夢さんをそっと抱き寄せた
歩夢さんを傷つけてしまった…罪悪感
歩夢さんの心に『私』がいる…高揚感
二つの気持ちが私を破壊する
歩夢「菜々さん…んっ…」
でも歩夢さんはそんな卑怯な私を迎え入れてくれる
まずは軽く口づけを1回
2回、3回…何度も重ねる
何度も…何度も…お互いの存在を確かめるように
私の眼鏡が曇る…熱い…熱いキス
こんな慰めじゃ何も変わらないのに…
すると歩夢さんは私の制服のボタンを外し始めた…そこからは… 歩夢「はぁ…んはぁ…はぁ…」
菜々「はぁ…はぁ…」
菜々「歩夢さん、満足できましたか?」
歩夢「…」
歩夢「ごめんね、菜々ちゃん」
菜々「私こんなつもりじゃ…」
歩夢「もうどうにでもなっちゃえって、自暴自棄になっちゃって…」 歩夢「最低だよね…軽蔑しちゃうよね…」
菜々「歩夢さん」ギュッ
菜々「悲しまないでください」
菜々「私も同罪です」
菜々「私の提案があなたに深い傷を負わせたんです」
菜々「私のことは気にしないでください」
菜々「私はただ歩夢さんの傷を埋めるだけの存在であればいい」
菜々「歩夢さんには笑顔でいて欲しいんです」 菜々「だから笑ってください、歩夢さん」ニッコリ
菜々「私、笑顔の歩夢さんが大好きなんです」
歩夢「菜々ちゃん」
歩夢「でも、それだと菜々ちゃんは…」
菜々「前も言った通り…」
菜々「私は歩夢さんと侑さんが幸せであることが望みなんです」
菜々「ですから、こんな汚れ役…へっちゃらです♪」
歩夢「…」 歩夢「菜々ちゃん…」
歩夢「菜々ちゃんはどうしてこんなに優しいの?」
歩夢「菜々ちゃんには何の得もないのに…私なんかのためにどうしてここまでしてくれるの?」
歩夢「私、分からない…」
菜々「それは…」シュルッ
せつ菜「超簡単な話です♪」 せつ菜「私は子供の頃から正義のヒーローに憧れてるんです!」
せつ菜「ヒーローに損得勘定なんてものはありません♪」
せつ菜「ヒーローは困ってる人がいたらどんな人も助けます!笑顔にします!」
せつ菜「どんな人でも必ず笑顔にする…それが私、スクールアイドル『優木せつ菜』の使命なんですよ♪」
歩夢「…」
歩夢「…ふふっ」
歩夢「せつ菜ちゃんらしいね♪」
歩夢「あーあ、なんだかモヤモヤも取れちゃったよ〜」
歩夢「ありがと」 歩夢「私…せつ菜ちゃんのためにも幸せになるね♪」
せつ菜「その意気です!」
歩夢「うん♪」
せつ菜「ただ今日と先日のことは二人だけの秘密ですよ?」
歩夢「うん!」
せつ菜「それとエッチなことも金輪際禁止します♪」
歩夢「えーそれは残念」
せつ菜「浮気はダメです!」
歩夢「冗談♪冗談♪」
せつ菜「ふふっ」 せつ菜「そろそろ侑さんのところに行ってあげてください」
せつ菜「おそらく今頃、歩夢さんのことを探し回ってますよ♪」
歩夢「そうだね、そろそろ…」
歩夢「…」
歩夢「ねぇ、せつ菜ちゃん…」
せつ菜「どうしました?」
歩夢「…ううん、何でもない」
歩夢「侑ちゃんのとこ行くね」
歩夢「今日は本当にありがとう」
せつ菜「はい!」ニッコリ 菜々(損得勘定抜きのヒーロー…)
菜々(そんなヒーローが現実にいたら凄いと思います)
菜々(私には無理ですね…)
菜々(私は本当は歩夢さんを…)
菜々(いえ、侑さんなら歩夢さんのことを必ず幸せにしてくれます)
菜々(歩夢さんの笑顔さえ見れたら、それだけで十分…) ポタッ…ポタッ…
菜々(あれ?)
菜々(どうして…)
菜々(涙が…)
菜々(分かってる…私では歩夢さんの一番になれない…)
菜々(なのに…)
菜々(涙が止まらない…)
菜々(でも決めたんだ…この道を進むって)
菜々(私は…) 私は胸の奥深くに秘めたる思いを隠しながら高校生活を過ごしていくだろう…
叶わぬからこそ、一番近くで彼女の幸せを見届けたい
5年後…10年後…20年後…いつか友人とこの秘事を笑って話せる日が来たらいいな…そう信じて あゆせつっていろいろ考えたけどハッピーエンドに持っていけない…
難しいね 乙
あゆせつを成り立たせるには侑ちゃんの存在が必要そう ⁄/*イ`^ᗜ^リ …
⁄/*イ` ; ᗜ ; リ やけにキスが上手い歩夢ちゃんに侑ちゃんが違和感覚えるんだよね… あゆせつでハッピーエンドにするにはゆうぽむが成立する前に歩夢さんの気持ちをこちらに向けないといけませんからなかなか難しいですね……
ですが!!!!!こういうビターエンドも良いものです!!!!! 逃げるなアアアアアア
責任から逃げるなアアアアアアアア ゆうぽむが割と共依存気味なのもあって全員幸せにぽむせつを成立させるのは難しいね どんな結末になっても構わない
ただそこにせつあゆがあるだけで良い やっぱりどの世界線でもせつ菜ちゃんは泥棒猫なんだね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています