果林「あら、かすみちゃんじゃない」 かすみ「果林先輩!?」
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果林「こんなところで何をしているの?」
かすみ「そりゃあ見てわかるでしょう?初詣ですよ初詣」
果林「今夜同好会のメンバーで集まりがあるのに?」
かすみ「別にそれまで暇なんだからいいじゃないですか!それに、果林先輩だって初詣に来てるんですよね?」
果林「まあ…そんなとこね」
かすみ「…?」
果林「それよりかすみちゃん」
かすみ「なんですか?」
果林「振袖、すっごく似合ってるわ?可愛くて素敵よ♡」
かすみ「ふぇ!?/// ま、まあ世界一キュートなかすみんですからね!振袖かすみんも世界一なんです!」
果林「そうね♪」ニコニコ
かすみ「っ…///」
かすみ(相変わらず、ペースを乱すのが得意な先輩ですね…) かすみ(とはいえ…)チラッ
果林「?」
かすみ(さすがモデル…有り得ないほど振袖を着こなしている…!大人の魅力バリバリじゃないですか!なんか悔しい!!)
果林「かすみちゃん?」
かすみ「なんですか?」
果林「いま、わたしに見惚れてたでしょ♡」
かすみ「はぁ!?そ、そんなわけないでしょう!?」
果林「そう、それは残念だわ 結構気合い入れたから、映えてると思ったんだけど…」ショボン
かすみ「うわあああっ!?見惚れてましたよ!ええ、見惚れてました!めっちゃくちゃ似合ってますよ!!」
果林「ありがと♡」
かすみ「んなぁ!?傷ついたフリしてたんですね!?」
果林「それはどうかしら♡」
かすみ「むき〜〜〜!!!」 果林「新年もかすみちゃんは可愛いわね♡」
かすみ「絶対馬鹿にしてますね?!」
果林「してないわよ〜」
かすみ「まったく」
果林「ちなみに1人?」
かすみ「いえ、16時からりな子としず子と合流する予定です」
果林「へえ〜 16時って…あと1時間後じゃない」
かすみ「…」
果林「どうしたの?」
かすみ「…早くみんなに会いたくて、早めに準備して家出たらまだこの時間だったんですよぉ!」
果林「…!」
かすみ「も〜!かすみんとしたことが〜!!」
果林「かすみちゃんのそういうとこ、好きよ」
かすみ「はい!?」
果林「…」ジッ
かすみ「うう…///」 かすみ「もう果林先輩いいです!また夜に会いましょうね!」スタスタ
果林「あ、ちょっと待って!」ガシッ
かすみ「もー、なんですか?!果林先輩だって初詣に来てるんでしょう?まさか1人なんですか?」
果林「そんな訳ないでしょ?!わたしもエマと彼方と約束があるのよ」
かすみ「3年生は仲良いですね」
果林「それを言うなら1年もでしょ」
かすみ「それで、その2人は?」
果林「16時集合よ」
かすみ「かすみんたちと一緒ですね てか、果林先輩だってめちゃくちゃ早く来てるじゃないですか!そんなに楽しみだったんですか!?」
果林「違うわよ!いえ、違くないけどもっと大きな理由があるの」
かすみ「それは?」
果林「迷子になった時のことを考えてよ」
かすみ「ぷっw 果林先輩らしいですね!」クスクス
果林「か〜す〜み〜ちゃ〜ん?」ムニムニ
かすみ「いふぁいでふ〜!」ヒリヒリ かすみ「新年早々ほっぺつねるのはやめてくださいよぉ」
果林「かすみちゃんがいけないのよ」
かすみ「はぁ」
果林「まあそんなわけで、待ち合わせ時間直前で迷子になったら2人に迷惑かけちゃうでしょ?だからこうして1時間前から待機してるって訳よ」
かすみ「よくわかりました」
果林「でも今年は絶好調ね」
かすみ「何がですか?」
果林「スマホの地図がスーッと頭に入ってくるのよ!これなら迷子になるなんて有り得ないし安心だわ」
かすみ「そ、そうですね…」
果林「もう神社の敷地内に入ってるし、あとは待ち合わせ場所に向かうだけなのよ もっと遅くに寮を出てもよかったかも♪」
かすみ「……あの…」
果林「どうしたの?」
かすみ「ここ、神社から300mくらい離れた歩道ですよ?」
果林「え?」 果林「な、何を言ってるの?ついさっきまで鳥居のとこにいたのよ!?」
かすみ「ここに鳥居はありませんよ」
果林「そんな…」
かすみ「迷ってる自覚すらなかったんですね…」
果林「うう…今年も方向音痴は治らないのかしら…」ショボン
かすみ「……いいんじゃないんですか?」
果林「え?」
かすみ「確かに方向音痴なんて自分にとって悪いことばかりですよ いつかは治さないとさっき果林先輩が言ってた通り他人にも迷惑がかかります」
かすみ「でも、今はそうじゃない」
果林「どういうこと…?」
かすみ「方向音痴なところも、クールでセクシーな果林先輩とのギャップを感じるような、1つの魅力であると思ってる人がそばにいるってことです!」
果林「かすみちゃん…」
かすみ「だからしょげないでください!かすみんが一緒に神社までついていきますから!」
果林「…抱きしめていいかしら」
かすみ「周りに人結構いるんでやめてください」
果林「そう…」
かすみ「…まあ、夜みんなで集まってる時にいくらでも抱きしめていいですから」
果林「…!」パアア 果林ちゃんがお姉さんしつつもツッコミもできるかすみんとの関係好きだ キリがいいのでここで終わりです
このあとみんなと初詣しました へー、いいじゃん
かすかりって接点ないから新鮮だねぇ かすみ「それじゃ、神社行きましょうか」
果林「そうね♪」
ギュッ
かすみ「…この手はなんですか?」
果林「手を繋ぐくらい別にいいじゃない それに、手を離してたらまた迷子になっちゃうかもしれないでしょ?」ニコッ
かすみ「仕方ないですね」
果林「ふふ♡」
かすみ「はぁ…やっぱ果林先輩苦手です」
果林「え…それってわたしのことが嫌いってこと?」
かすみ「嫌いだったら手なんか繋ぎませんよ」
果林「じゃあどういう意味なの?」
かすみ「言わなきゃいけませんか?」
果林「言って」ジッ
かすみ「はぁ…果林先輩って、かっこよかったり可愛かったりなんかめちゃくちゃなんですよ」
果林「それは褒め言葉かしら?」
かすみ「半分愚痴ですぅ〜」
果林「ふふっ」 かすみ「それにしても屋台がいっぱいありますねえ」
果林「そうね なんだかお祭りみたいで楽しいわ」
かすみ「初詣はある意味お祭りですからねぇ」
果林「そうね」フフッ
かすみ「…何か食べないんですか?」
果林「食べたいけどね」
かすみ「スタイル維持のためですか」
果林「そんなところね」
かすみ「…」ニシシ
果林「何その悪い顔」
かすみ「まあまあ待っててください!」
果林「?」
かすみ「すみませーん!チョコバナナ1本お願いします!」
アイヨー
果林「まさか…」
かすみ「はいっ、どうぞ!」
果林「あの、話聞いてたかしら…しかもよりによってチョコバナナとは…」 かすみ「かすみんが果林先輩のために買ったんですから食べてくださいよ〜」
果林「でも…」
かすみ「…」ショボン
果林「うぐ…」
かすみ「…」チラチラッ
果林「し、仕方ないわね」パクッ
かすみ「!」
果林「…美味しいわね」
かすみ「ですよね!なんたって、かすみんの奢りですからね!」
果林「そうかもね」クスッ
かすみ「まあ、果林先輩がスタイル維持のためにどれだけ努力してるかはかすみんにもわかりますけど、元旦くらい少しハメを外してもいいと思います」
果林「かすみちゃん…」
かすみ「食べすぎないようにかすみんが見張っときますし、もし太っちゃったらかすみんも一緒にランニングしますから!」
果林「ふふ、じゃあお言葉に甘えようかしら」クスッ
かすみ「それでいいんです♪」 かすみ「それじゃかすみんもっ」パクッ
果林「えっ」
かすみ「ん〜!やっぱりチョコバナナはいつ食べても美味しいですね〜」
果林「…」
かすみ「果林先輩?」
果林「…」ドキドキ
かすみ「どうしたんですか?…あ、もしかして口つけちゃったから…ごめんなさい…汚かったですよね?」
果林「ふ、ふふっ!わたしはクールでセクシーなお姉さん、朝香果林よ?間接キスくらいで狼狽えるわけないでしょう?」
かすみ「はい?」
果林「むしろこっちが積極的に勧めていきたいところよ♡」
かすみ「何言ってるのかはわからないですけど…とりあえず顔赤いですよ?」
果林「うるさいわね!///」
かすみ「結構ウブなんですね」クスッ
果林「きー!」ムニムニ
かすみ「やめふぇ〜」ヒリヒリ かすみんが調子に乗ってからかう→お仕置きされる
の鉄板の流れが一番ハマるのはかすかりなのかもしれないとちょっと思った ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています