せつ菜「侑さん!一日だけA・ZU・NAに入りませんか!?」
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https://www.pixiv.net/artworks/86671970にインスパイアを受けて書きました
SS初投稿ですので何卒お手柔らかに……
2人「えーっ!?」
侑「そうなんだよ。歩夢がちょっとひねっちゃって」
歩夢「ごめんね。来週までには間に合わせるから」
せつ菜「いえ、仕方のないことです。でも、私達来週には渋谷のイベントに出るんですから早めに治してもらわないと」
しずく「せつ菜さん、急かさないであげてください。でも練習はしたいですよね。歩夢さんは見学だとして、フォーメーションの練習もそろそろしたいですし……」
侑「振り付けを覚えている人って言うと……ダンス得意で見学にちょくちょく来ていた果林さんはどうかな?」 せつ菜「そうなるとKA・ZU・NAですか?」
侑「ぶぴょっw」
歩夢「もう……笑いのレベルが相変わらず」
しずく「でもDiverDivaの二人がもう練習に出て引き止めるのも気の毒ですし」
せつ菜「QU4RTZも練習に出てますね。」
歩夢「誰に頼めば―――」
服飾同好会「すいませーん、予定より早いですが頼まれてた衣装できました!」
しずく「このタイミングで!?」
服飾同好会「で、こっちが歩夢ちゃん用のピンク中心、素のイメージに違わない王道な可愛さを。こっちがせつ菜さん用なんだけど趣向を変えて青中心でかわいく、だけどクールに。こっちがしずくちゃん用のこれもまたちょっといつもらしくない幼い感じの黄色。これぞ王道派アイドル!どう?」 侑「―――!ときめいちゃった〜!みんなありがとう!」ダキッ
被服同好会「ど、どうも……」
歩夢「ゆ、侑ちゃん!?痛っあいててて……」
せつ菜「歩夢さん!?」
しずく「もう!安静にしていてって言ったじゃないですか!ところでこの黒の衣装は?」
服飾同好会「あぁそれ?イメージを掴むために作った試作品、いわばプロトタイプでね」
せつ菜「プロトタイプ?」
服飾同好会「3つの衣装の元になってるんだ。布はピンクにしたかったけど、間違えて買って余っちゃってた黒中心でね。残りは色合いがわかりやすいように赤と白で分けてあるんだ」
せつ菜「すべての元となった黒いプロトタイプ?」 服飾同好会「1年生の子捕まえて作ったからちょっとちっちゃいし踊ること想定してないから耐久力もないけど―――」
せつ菜「性能に難のあるすべての元になったプロトタイプ!うおおおおおおおおおお!!」
侑「せつ菜ちゃん?」しずく「せつ菜先輩!?」歩夢「耳元で叫ばないで……」
せつ菜「燃えてきました!侑さん!貴方が着るべきです!」
侑「へ?ええ〜っ!?」
せつ菜「侑さん!貴方は振り付けもひと通り見て覚えてるし、衣装だってあります!」
侑「私はアイドルを応援する側だから―――」 せつ菜「何を言っているんですか!封印された零号の試作機!何も知らされていない侑さんにこそふさわしい!着てみたく無いんですか!?」
侑「そんなこと言われたって、ね?私が着ても―――」
歩夢「〜〜〜〜!」ウルウル
しずく「先輩?」キラキラ
侑「なんでふたりとも目がときめいてるの……」
せつ菜「決定です!今日限りはYU・ZU・NAです!」
歩夢「私も混ぜてよ〜!」
せつ菜「じゃあA・ZU・NA・YUです!」
侑「やっぱりYUがいらない……」 侑「うぅ何故か着られないことはなかったし……でも腰回りと胸がきついし恥ずかしいよぉ」
しずく「先輩?似合ってますよ?」
せつ菜「侑さん!かわいいです!!!」ペカー
侑「うぅ……やだみんな……」カアァァァァ
歩夢「むぅ〜っ私だって最初は恥ずかしかったんだからね!」
侑「それとこれとは―――」
歩夢「じゃあ緊張ほぐすためにやってこれ」ぴょん
侑「?」 歩夢「ゆうぴょん」
侑「はぁ!?今!?」
歩夢「いつかのおかえしだよ」
しずく「先輩……」
侑「あわわわ……」
歩夢「……?」ドキドキ
侑「あぁぁぁぁ……」
しずく「む……しずぴょんだぴょん?」チラッ
せつ菜「え!せ、せつぴょんだぴょん!」
歩夢「あゆぴょんだぴょん?」
侑「は」 しずく「先輩……ここの振り付けは、こうですよ?」
侑「ひゃっ!ち、近いよ……」
しずく「慣れない衣装で敏感になってる……?」
侑「この衣装さっきっからギチギチ言ってるしそろそろ脱ぎたい……そ、それにえ、こ、こんな時間!練習もう一週したらいよいよ終わりだね!楽しかったー―――」
歩夢「今すぐにでも終わってほしそうな言い方はダメだよ」
しずく「せっかくなので次が終わったら皆さんにも見てもらいませんか?A・ZU・NA・YU」
侑「え!?みんなに見せないって約束じゃ……後やっぱりYUがいらないよ……」
愛「おーいこっちは果林がもうすぐ撮影だし引き上げだよ!」
エマ「こっちも彼方ちゃんが寝かけてるしおしま〜い!」
侑「へ」愛「ん?」エマ「え?」 順番逆でした
>>9
歩夢「ゆうぴょん」
侑「はぁ!?今!?」
歩夢「いつかのおかえしだよ」
しずく「先輩……」
侑「あわわわ……」
歩夢「……?」ドキドキ
侑「あぁぁぁぁ……」
しずく「む……しずぴょんだぴょん?」チラッ
せつ菜「え!せ、せつぴょんだぴょん!」
歩夢「あゆぴょんだぴょん?」
侑「は」
しずく「先輩の番ですよ?さぁ……」
侑「えぇぇ……」
しずく「さぁ!」
侑「うぅ……ゆうぴょんだぴょん……」
しずく「大きな声で!」
侑「ゆうぴょんだぴょん!ぴょ〜ん!」 愛、エマ「か、かわいいい〜〜〜!!」
侑「えぇ〜っ!?」
果林「愛ったら、ちょっと〜……?あっ、へぇ〜」
かすみ「かすみんはバテてるときもかわいい……、ん?ぎぇ〜っ新手!……って先輩じゃないですか!なんですかその格好!?」
彼方「!彼方ちゃんおめめしゃっきりしちゃったんだぜ……体もポカポカしてきたよ〜侑ちゃんって妹系?」
璃奈「黒ドレスツインテ少女……璃奈ちゃんボード『狙いすぎ』」愛「り、りなりー?w」
侑「みんなやめてよぉ〜〜〜〜〜っ」
歩夢「……」フンスッ
侑「ねぇなんでそんな誇らしげなの!歩夢が悪いんだよ!」
エマ「ねえ侑ちゃん?」
侑「えっエマさん?」
エマ「一回踊ってみてほしいな〜って」パァァ
侑「や、そん、え〜っやめてよエマさん……」
果林「エマの頼みって少ないだけに断れないのよね〜」
侑「圧をかけるのもやめて……そう、果林さん!仕事の時間は大丈夫なの?」
果林「頭数減らそうって無駄よ?遅れた時用のタイムスケジュールだから迷わなければ時間はかなり空くわ」
侑「あ、あぁ……」
愛「それでいいのか果林……。まあでもみんな見たいって言ってるしやってみなよ〜!」 侑「ぇ……ぃゃ……」
バッ、うるっ。 エマ「侑ちゃん……おねがぁい!」
侑(どこかで見たことのある構図!詰めに来てるよエマさん!)
しずく「先輩?一日だけですから……」
せつ菜「劇場版限定フォームみたいでワクワクしませんか!?」
歩夢「侑ちゃん……」
侑「あ〜っ!わかった!わかったよぉ!んもぉ〜!」 歩夢・しずく・せつ菜・侑「元気だして!Cheer for you〜〜〜」
エマ「すごーい!あんなに恥ずかしがってたのにちゃんとやってくれてる〜!」
彼方「侑ちゃんやる〜!」
愛「歩夢のあれは……?」
果林「一緒に踊りたいからって杖突いて衣装着て右腕で踊ってる」
璃奈「でもすごく嬉しそう」
かすみ「健気さはアイドルの隠し味!それに気づいてるとは歩夢先輩も第一問は合格ですね!」
彼方「よきかなよきかな〜ぎこちなさがいいね〜」
エマ「侑ちゃんが一生懸命踊ってるのを見ると妹と踊ってた時を思い出しちゃった!またお手紙書こ〜っと」
彼方「エマちゃんもやはり妹の面影を見ちゃいますか〜彼方ちゃんもだよ〜」
侑「A!」ギチギチギチ
せつ菜「Z!」
しずく「U!」
歩夢「NA!」
侑「A!」ギチギチ、バンッ
せつ菜「!Z!」
しずく「U!」
歩夢「NA!」
侑「A!」バイン!バンッ、バラッ、ボロっ
せつ菜「じ、Z!」
しずく「…U!」
歩夢「!NA!」カァァァ
6人(衣装が……弾け飛んだ!) 侑「うぅ〜〜〜〜〜イエェ〜〜〜〜〜〜!!」
璃菜「侑先輩……胸のあたりとガターベルトが弾けて―――」
かすみ「りな子黙って!あのアクシデントに動じずぎこちなくとも踊るあの姿勢!黙って見て、アレがアイドル!」
エマ(気づいてないの?)
果林「意外、ブラは黒なのね。」
愛(ブラがブラック……ブラだけに!って今のナチュラルダジャレが聞こえてないほど集中してる!) 侑「浮かない顔 どうしたの? 察知しました SOS」
彼方(SOSが必要なのは侑ちゃんだよ……)
せつ菜「初めての感情 ちょっと怖くて戸惑っちゃうよね」
愛「へぇ……ゆうゆが恥じらいながらも踊るっていうのも……って何を考えて―――」
しずく「曇り空も越えて〜飛んでけーGO!GO!GO!GO!」
ドサッ 果林(さっき弾け飛んだボタンだわ。ここまで飛ぶなんて。)
しずく「この先の未来 大きなシアワセ 待っているから 大丈夫っ!」
璃奈「今が大丈夫じゃない……」
歩夢・しずく・せつ菜・侑「元気出して!Cheer for You!!」 彼方「この次は……間奏のラインダンス!」
璃奈「り、璃奈ちゃんボード、『あわわわわ』」
かすみ「せせせ先輩あんな恥ずかしい格好でやるんですか……」
6人「……」
かすみ「―――踊ったっ!ラインダンスを衣装弾けさせながらブルンブルンいわせて踊りきりましたよ!」
彼方「風……いけないお店みたいだぜ」
エマ「フウって?」
果林「気にしなくていいのよ」
璃奈「愛さん、じっと見てる……」
侑「A!」
せつ奈「……じ、Z!」
しずく「U?」
歩夢「NA!」 侑「もう終わりだからねっ!もう二度と、え、みんな何その目……、あ、な、ぇ、なにこの服……」
せつ奈「踊ることを度外視してるから耐久性はない。でも侑さん、流石にそこまでは……」カァァァ
歩夢「侑ちゃん……さすがに恥ずかしかったよ」
侑「あ……ぁゅ、あゆ、む……言わ、な、いで……」
しずく「先輩……似合ってますよ」
侑「もうやだ!二度とスクールアイドルはやらな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!」
おわり 終わりです。読んでいただきありがとうございました。ご支援もありがとうございました。
私はただ、ゴスロリ風ドレスの侑ちゃんが恥じらいながら踊る大好きを止められなかっただけなんだ。反省はしていない なんだ
そのままライブ当日も歩夢の代わりに出るのかと思った 何らかのアクシデントで代役として侑が代打ネタありやな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています