彼方「遥ちゃんに彼ぴが…?」
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彼方「遥ちゃ〜ん。今日のおゆはんは何がいいかな〜?」
遥「あ、お姉ちゃん。ううん、大丈夫。今日は食べてくるから」
彼方「え………あ、うん。で、でも先週も食べてきたよね……」
遥「……うん。大丈夫だよ。ちゃんと遅くならないうちに帰ってくるから」
彼方「そ、そっか………」
遥「うん。心配しなくても大丈夫だから」
彼方「わ、わかったよ〜。それじゃ、お金渡しておいたほうがいいかな」
遥「い、いいよそんな! それじゃ、行ってきます!」
彼方「あっ……気をつけるんだよ〜!」 〜間〜
彼方「っっっっっっっっでごどがあ゛っ゛だん゛だょ゛ぉ゛お゛お゛おお!!!!!」
果林「わかった!! わかったから鼻水と涙拭いて!! あ、ちょっと擦り付けないで頂戴!!」
エマ「彼方ちゃんは遥ちゃんが大好きなんだもんね〜」
彼方「ぅ゛ぇ゛ぇぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ん!!! は゛るがぢゃんに!!! 彼ぴっぴがぁあああ!!!!! あ゛ぁああああ!!!!」
果林「早計が過ぎない? 別に彼氏がいるだなんて言ったわけじゃないんでしょ?」
彼方「ずび………そ、そうだけどぉ……」
彼方「で、でも……彼方ちゃんに言えなくて……それで……あんなに外食するだなんて……」
果林「あんなに、ってたかだか数回程度でしょ? それに、ちゃんと門限には帰ってきてるんならいいじゃない」
彼方「でもぉ……でもぉ……」
果林「それに、もう高校生なんだから彼氏の一人や二人くらい………」
彼方「う゛ゔぁぁああああ゛ぁ゛あ゛!!!! ばる゛がち゛ゃんに!!! 二人も!!! 彼氏ぃいいいいい!!!!!!!!」
果林「うるさっ!!!!」 エマ「でも、遥ちゃんは幸せそうなんだよね?」
彼方「うっ……ぐすっ……そ、そうだけど……」
エマ「それじゃあ、幸せそうな遥ちゃんを見守るのもお姉ちゃんの大事なことなんじゃないのかな?」
果林「エマの言うとおりよ」
彼方「……わかってる。わかってるんだよぉ」
彼方「遥ちゃんはすっごく可愛いし……気配りもできるし……一生懸命だし……好きになって当たり前なんだよぉ……」
彼方「でも……やっぱり、彼方ちゃんから離れていくって考えると……」
彼方「か、彼方ちゃんから離れ………」
彼方「彼方ちゃんから………はな………れ………!」
彼方「ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!! ばる゛がち゛ゃんい゛がな゛いでぇええええ!!!!!」 彼方「分かってるんだよぉおおお!!! 重いお姉ちゃんでごべんねええええ!!!!」
彼方「でも辛いんだよぉおおおおお!!!!! こんなダメダメなお姉ちゃんを許してええええええ!!!!!」
果林「ああああ!!!! 抱きつくのは構わないけどせめて汁を拭いて汁を!!!!」
エマ「いいなー果林ちゃん」
彼方「ずびっ……ずびっ……」
果林「ほら、ちーんなさい。ちーん」
彼方「」チーーン
果林「…………しっとりしてる」フキフキ
彼方「エマちゃああああん………」
エマ「はいはい。よしよししてあげるからねー」
果林(えええ………エマにはちゃんと拭いてから抱きつくんだ……) 彼方「…………少し落ち着いたよ〜、ごめんねぇ、二人共」
果林「……まあ、いいわ」
エマ「でも、どうしても気になるんだったら遥ちゃんに聞けばいいのに」
彼方「こんなデリケートで、しかもみっともない話聞けないよぉ……」
果林「だったら………尾行けてみるしかないんじゃない?」
彼方「?」
果林「定期的にデートしてるんなら、また予定はあるんでしょ? 尾行するのよ」
エマ「探偵みたい!」
果林「それで、彼氏がどんな人間か見定めてみればいいわ。そうしたら、潔く引き下がれるでしょう?」
彼方「う、ううう……遥ちゃんの後をつけるだなんて………」
果林「貴女のためでもあるのよ。どうするの?」
彼方「彼方ちゃんは………彼方ちゃんは………」 〜明くる日〜
彼方「………………」
彼方「結局遥ちゃんの後についてきてしまった………許して……こんなダメダメなお姉ちゃんを許して……」
彼方「でも……でも……もし、もしも……遥ちゃんが悪い人に騙されてたりしたら………」
ポワワワワ〜ン(ここから彼方ちゃんの妄想)
???「はぁ……はぁ……遥ちゃん……かわいいね………」
遥「えへへ………照れますね………」
???「お、お願いがあるんだけどさ……そのあんよで私の顔をね……踏んでくれないかな……? はぁはぁ」
遥「えっ……こ、こうですか?」
???「おひょっ♥♥ スクールアイドルのっっ蒸れた足がっっっ♥♥ すーーーはーーーっ♥♥ あーこれはたまらないーー♥♥♥」
遥「こ、こうすればいいんですか?」ぐりぐり
???「おっっほっっっ♥♥♥ お鼻ぐりぐりされてっっっ♥♥ 匂いが脳髄にっっっ♥♥♥♥ これはトキメキのバーゲンセールですわ♥♥♥♥♥♥」
ポワワワ〜ン(妄想おわり)
彼方「だめだぁああああ!!! は、遥ちゃんは彼方ちゃんが守護らなきゃ……!」 遥「おまたせしました!」
???「いいえ、私も今来たばかりですから♥」
彼方「おっと! 相手が来たみたい………」
彼方「うぐぐぐ……遥ちゃんったらあんなに幸せそうな顔してる……でも、でも……」
彼方「うう……可愛いなぁ遥ちゃん……遥ちゃんが恋人だったらもうほかに何もいらないよねえ………」
彼方「はっ! 駄目だ駄目だ! お相手がどんな人か、彼方ちゃんが見極めなきゃ!!」
彼方「!!」 しずく「今日も可愛い格好ですね♥ 遥さん♥」
遥「えへへ♥ ありがとうございます♥ しずくさんこそ、似合ってますよ♥」
しずく「ありがとうございます♥ それでは行きましょうか」
彼方「しずくちゃん!?!?!」
彼方「えっ、だって、えっ、しずくちゃんが、遥ちゃんの彼ぴ……?」
彼方「え、だって同好会でもそんな素振り………」
彼方「え、えええ…………し、しずくちゃんが遥ちゃんと………」
ポワワワワ〜ン(ここから彼方ちゃんの妄想)
しずく「遥………かわいいよ」(やらしいイケボ)
遥「しずくさん……そんな、こんな場所で壁ドンだなんて……♥」
しずく「今晩は遅くなるって、彼方さんには伝えてあるんですよね……?」(やらしいイケボ)
遥「大丈夫です。今日は、友達の家にお泊りするって言ってありますから……」
しずく「ふふっ。イケない子ですね……それでは、今晩は朝までかわいがってあげますよ……♥」(やらしいイケボ)
遥「きゃっ……♥」
ポワワワ〜ン(妄想おわり)
彼方「ぉ゛ぁ゛っっ!! ぉ゛ぁ゛っっ!!」(脳が壊れる音) 彼氏とかいうから一瞬何を言ってるのか分からなかったが何てことはなかった 彼方「そんな………まさか同好会のメンバーに……遥ちゃんがあああ………あ゛ぁ゛あ゛……」
彼方「で、でもしずくちゃんはいい子だから……遥ちゃんを大事にしてくれるよね……?」
彼方「で、でも……演技のためにとりあえず付き合ってやったんだ、なんて展開は………」
彼方「そ、それにどうして彼方ちゃんに隠す必要があるのかな……もしかして、二人ったら……!」
遥「あの………お姉ちゃん?」
彼方「ぴゃいぃっ!?」
しずく「こんな草陰でどうしたんですか?」
彼方「あばばばばばばばばばば」 遥「もしかして………」
彼方「ご、ごめんよぉおおおはるかぢゃあああああ!!!!」
彼方「かなたちゃだめな大人だよぅうううう!!!! こんなっっ!! こんなみっともない真似しええええ!!」
遥「お、落ち着いてお姉ちゃん!! ま、周りの皆が見てるから!!!」
しずく「そ、そうです!! とりあえずあの喫茶店にでも入りましょう!! ね? ね?」
彼方「あびぇええええええええ!!!!!!」 〜1年生組事情説明中〜
彼方「料理のお勉強?」
しずく「はい。遥さんと一緒に、料理教室に通ってたんです」
遥「お姉ちゃんをびっくりさせたくて、なるべく内緒にしてたんだけどね」
しずく「ペアで通うと安くなるので、私もついていったんです」
遥「今はまだ、お姉ちゃんの晩御飯を作れるほどのレベルじゃないけど、そろそろお披露目できるかなーって思ってたんだ」
しずく「バレちゃいましたけどね」
遥「作ったものは自分で食べる。だから、晩御飯がいらなかったの」
彼方「……………」
遥「ご、ごめんねお姉ちゃん……でも、どうせだからサプライズにしたくて」
彼方「………は、はるかちゃん……」
しずく「ふふっ♥」
彼方「は゛る゛か゛ぢ゛ゃ゛゛゛あ゛゛゛あ゛ああ゛あん!!!! お゛゛ね゛゛え゛゛ち゛ゃんぁあああ!!! おねえ゛ちゃんはどっでもじあわ゛せものだよぉおお!!!!!
遥「お姉ちゃん!!! み、みんなこっち見てるよぉ/////」 彼方「ありがとうねえしずくちゃん。遥ちゃんをよろしく頼むよ〜」
しずく「はい。ちゃんと送り届けますから♥」
遥「もーっ。そこまでしなくてもいいよぉ」
彼方「じゃあ、今晩のおゆはん当番は遥ちゃんね〜♪」
遥「も、もうちょっと練習してからじゃ駄目かな……?」
彼方「上手になるためには他の人にいっぱい食べさせてあげなきゃ駄目だよぉ。毎日が練習なのです〜♪」
遥「うーん……あまり期待しないで待っててね?」
彼方「よーし、彼方ちゃん今日は電車を使わずにダッシュで家に帰ってお腹空かして待ってるぞ〜!」
遥「やめてよハードル上げないでよぉ!!」
3人「あははははははは!!!」 しずく「行っちゃいましたね」
遥「うん。頑張らなきゃね」
しずく「……………」
遥「…………」
しずく「……………♥」
遥「……………♥」 しずく「撮れましたか?」
遥「ええ。そりゃもうバッチリです。ほらっ♥♥」
スマホ『かなたちゃだめな大人だよぅうううう!!!! こんなっっ!! こんなみっともない真似しええええ!!』
遥「ぁああああ………♥♥♥」
しずく「今どきの盗撮用カメラはすごいですね……こんなに小さいのに」
遥「当面のお姉ちゃん分には困りませんよ♥♥」
遥「はぁあああああああああ♥♥♥♥ それにしてもいいなああああお姉ちゃん♥♥♥♥♥♥♥♥」
遥「あんなに泣きじゃくって公衆の面前で恥も外聞もなく抱きついてくるだなんてたまらないょぉ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
しずく「ふふっ♥ お役に立てたようでなによりです♥♥」
遥「しずくさんからこんな提案をされたときにはびっくりしましたけどね。彼氏の存在をほどほどに匂わせておくだけで、あんなお姉ちゃんが見られるだなんて……♥♥」
スマホ『分かってるんだよぉおおお!!! 重いお姉ちゃんでごべんねええええ!!!! でも辛いんだよぉおおおおお!!!!! こんなダメダメなお姉ちゃんを許してええええええ!!!!!』
しずく「部室に仕込んでおいた隠しカメラでこんなものが撮れてる時点で、始めからうまくいくのは始めからわかっていましたよ♥」
遥「いいなあいいなあ……♥♥♥ この調子でもっとどんどん壊れてほしいなあお姉ちゃん♥♥♥♥♥♥♥」
しずく「焦っては駄目ですよ♥ こういうのは順序が大事なんです♥ 段階を追って、少しずつ取り囲んで、そうして行き場を亡くしていくのが肝要なのです♥♥」
遥「はぁ〜い♥」 遥「ただいま〜お姉ちゃん」
彼方「やあやあおかえり遥ちゃ〜ん。約束通り、彼方ちゃんお腹空かせて待ってたよ〜」
遥「はいはい。じゃ、キッチン借りるねー」
彼方「彼方ちゃんが餓死する前によろしくね〜」
遥「も〜っお姉ちゃんったら♪」
彼方「……………?」
彼方「えっと、遥ちゃん?」
遥「なぁに?」
彼方「…………その、首筋の絆創膏は」
遥「あっ、こ、これは………む、虫刺され! 虫に刺されちゃって!」
彼方「………あー、うん。そうなんだ」
彼方「も〜っ。悪い虫さんだねぇ。遥ちゃんをちゅーちゅーしちゃうだなんて」
遥「あはは。そうだねぇ」
彼方(…………考えすぎ、だよねぇ)
彼方(だめだめ! 遥ちゃんを疑うだなんてことしちゃ!!)ぶんぶんぶんぶん
遥(………ああ、いいなあお姉ちゃん。ただの首筋の絆創膏一つだけでも勝手に疑心暗鬼になってくれてる……♥)
遥(剥がしたところでなにもないのに………さて。今度はどうしよっかなぁ♥♥ もっともーっと可愛い姿を見せてよね、お姉ちゃん)
遥(―――――――私だけにね♥)
ζ(*^ᴗ^*)ζ おしまいだよ こんなこと言って彼方ちゃんもいずれは彼ぴっぴ作って脳を破壊する側に回るんやろ 復讐 ...仕返しして分からせてあげようよ彼方さん!どんなにツラいかを ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています