彼方「壊し」しずく「壊れ」ss
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すみません情弱で
スレ建てれなかったので携帯から建ててからpcからやろうと思ったのですが
余所でやってくださいと出て
原因探します
大変失礼しました 専ブラはなぜか規制されてる
携帯でやるのが安定かと 余所でやれはクッキー消しても無駄よ
5ch運営の巻き込み規制だから
ブラウザ変えてみ
Firefox、InternetExplorer、GoogleChrome、Microsoftedge…とか 閲覧注意 かなしず キャラが死にます】
彼方「遥ちゃん……こんな彼方ちゃん見て怒ってるよね」
彼方「うん……彼方ちゃんも……いけない事してると思ってる」
彼方「言い訳にしかならないと思うけど……彼方ちゃんは遥ちゃんはやっぱり……大切な存在だよ」
彼方「出来れば……ここに来る資格はないかもしれないど……また来るよ」
彼方「線香や花を供えに……また来るよ」手を合わせ ――――――――――――――――
数年前
病院
彼方「嘘だよね……ねぇ……」ガクガク
彼方(遥ちゃんが……交通……事故……)
彼方「遥ちゃんが……死んだって……」ポロポロ
医者「手を尽くしましたが……」
彼方「嘘だよ…嘘だよ……信じない……そんな……」
彼方「うああああああああああ!!!」 ・・・・
・・・
・・
・
彼方(遥ちゃんは普通に寄り道をせずに真っ直ぐに家に帰ろうとした)
彼方(信号もちゃんと守っていた……遥ちゃんは赤信号は絶対に渡らない娘だもん)
彼方(でも……そこにトラックが……)
彼方(運転手はどうやら……睡眠時無呼吸症候群があったらしい……)
彼方(突然寝てしまう病気……)
彼方(そんな症状があったのに……仕事場には黙って働いてたらしい……)
彼方(遥ちゃんを轢いた人を絶対許せない……今でも許せないけど……)
彼方(運転手はそのまま猛スピードで壁に激突……そのまま死亡らしい)
彼方(会社の人が謝りにきていた……怒りしか感じなかった)
彼方(でも……それでも頭の隅で……会社の人より運転手が悪いと解っている)
彼方(だけど……誰かを恨まないと……壊れそうになっちゃう) 彼方(でも世界は彼方ちゃんが嫌いなのかな?……)
彼方(彼方ちゃんの心が壊れそうな事が続けてやってくる……)
彼方(遥ちゃんの遺体は……病院で葬儀屋さんが運ぶと思ってた)
彼方(でも……遥ちゃんが死亡した原因をちゃんと調べないといけないらしい)
彼方(その原因を調べるのは病院ではなく警察で死亡解剖するらしい)
彼方(ひどいよね……遥ちゃんが亡くなって聞いて……そしてまだ会えない)
彼方(死亡解剖に一日もかかって……やっと返してくれた)
彼方(でも……)
彼方(彼方ちゃんが遥ちゃんを見たのは……納体袋に入った状態だった)
彼方(体の至る所は傷だらけで……手足は折れ曲がっているらしく……何より……)
彼方(顔の怪我が酷いらしい……)
彼方(お母さんが最初に納体袋のチャックから顔みて……泣き崩れた)
彼方(彼方ちゃんも……震えながら……中を覗いた)
彼方(あんなに可愛い……彼方ちゃんの自慢の妹の遥ちゃんの顔が……)
彼方「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!」 彼方(顔のいたる部分に皮がめくれて……口は開いたまま口から液みたいのが流れている)
彼方(眼は片方は開いたまま………どうして?)
彼方(彼方ちゃんが悪いことしたのかな?遥ちゃんが悪いことなんてしてない……それなのに)
彼方(どうして、この世界は残酷なのだろう……)
彼方「何で!!?何で!!??うああああああああああ!!」ガリガリ
彼方(もう訳が分からなくなって自分自身の頭を掻きむしる)
彼方(そこからの記憶はあまり覚えてない)
彼方(どうやら彼方ちゃんは気絶しちゃったみたい……)
彼方(それから葬式をした)
彼方(棺の中に納体袋のままいれて……顔の部分は生前元気だった写真を貼ってある)
彼方(棺の中に花をいっぱい入れて……もうこれで火葬場に行くってなった時)
彼方(彼方ちゃんはまた泣き崩れた 動けなかった)
彼方「嫌だ!嫌ぁぁぁぁ!!」
彼方「遥ちゃん!置いていかないでよ!!えぐ……うあああああ!!」 彼方(泣いても泣いても……悲しみは晴れない)
葬儀屋「大変申し訳ありませんが……出棺時間が迫っておりますので……」
彼方ママ「彼方……」ガシ
彼方「待ってよ!嫌ぁぁ!嫌!お別れなんて嫌だ!」
彼方ママ「っ」ポロポロ
彼方(心の整理がつかないまま遥ちゃんは持っていかれた)
ミシミシミシ
彼方(さっきも言った通り……彼方ちゃんの心はもう壊れている)
彼方(なのに……追い打ちをかけるように……彼方ちゃんの心を痛めてくる)
彼方(二時間くらい後に…火葬が終わって骨になった遥ちゃんを見て)
バキッ
彼方(もう……やめてと思った)
彼方(これいじょう……痛めつけないで……)
彼方(泣きながら……言葉を発さず……遥ちゃんの骨を壺に入れる) ・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
数日後
朝
彼方「………」パチリ
彼方「………」
彼方「………学校行かなきゃ……」
彼方「………」
彼方「お弁当……もう……遥ちゃんの分……作っても……食べてくれないんだね……」ポロポロ
彼方「………」
・・・・・・・
数時間後
学園
ガラ
先生「え〜ですからここは……」
彼方「……」
シーン
彼方「すみません……遅刻してしまいました」 先生「そ、そうですか……では席についてください」
彼方「……」
彼方(あの後また泣いちゃって……遅れちゃった……)
・・・・・
モブ「あ、あの彼方ちゃん……」
彼方「…?」
モブ「そ、その……妹さんの事で……」
モブ2「大丈夫かなって……心配で……」
彼方(大丈夫なわけないじゃん)
彼方「……有難う」
彼方「まだ気持ちの整理がついてないけど………有難う……」 少し離れた場所
果林「彼方……」
果林「はぁ……私…だめね」
果林「彼方にどんな言葉をかけてあげたらいいか解らない」
果林「傷ついてるのは……誰よりも解ってるはずなのに……」
エマ「果林ちゃん…」
エマ「私も……どうしたらいいんだろ……」
果林「情けないわ……私自身が」
果林「友達が……仲間が傷ついてるのに」
彼方「………」
彼方「見てるね……二人共」
果林「あ……」
果林「そ、その……」
彼方「………」
彼方「有難う……気を使ってくれてるんでしょ……」
エマ「彼方ちゃん……」
彼方「果林ちゃんやエマちゃんだから言うね……もう……辛いよ……」
彼方「今まで遥ちゃんにいい所を見せるために頑張ってきたのに……」
彼方「こんな……こんな……」ポロポロ
エマ「彼方ちゃん……」ギュ
彼方(立ち直れるはずもなく……授業も集中できないから……今日は早退した) ・・・
・・
・
バイト先
店長「そうか……」
彼方「ごめんなさい……こんな非常識な辞め方で」
店長「いや、確かにバイトでも辞めるのは一か月前くらいに報告は欲しいけど……」
店長「こればかりはね……」
店長「妹さんのために頑張ってきたもんね」
店長「気の利いた事言えないけど……元気でね」
彼方「ありがとうございました……」ペコリ
彼方(バイトも実が入らなかった)
彼方(しばらく休んで再開も考えたけど……)
彼方(遥ちゃんを失って………今までみたいに頑張れなくなった……) ・・・
・・
・
数日後
彼方(最近は寝れてない……)
彼方(体から力が入らない……)
彼方(大好きだった料理も……最近は作ってない)
彼方(久しぶりに調理室にきたけど……)
彼方(やっぱり何もする気が起きない……)
彼方(彼方ちゃんにとって遥ちゃんは……全てのやる気を起こさせてくれる存在だった) 彼方「どうしたの?しずくちゃん……」
しずく「い…いえ……彼方さんがここに入るのを見て……」
しずく「彼方さん……学校に、あまり来てないと聞いて心配で……」
彼方「そうなの……心配かけてごめんね」
彼方「………」
彼方「でも……やっぱり今日も調子が悪いから……帰るよ」
しずく「は、はい……」
彼方「それじゃあね」テクテク
しずく「………彼方さん……」
しずく(今の……見間違いじゃない……彼方さん自分自身の首に包丁を突き刺さす姿勢でした……)
しずく(彼方さん………私………) ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
しずく(羨ましかった)
しずく(彼方さんの妹の遥さんが羨ましかった……)
しずく(だって私は彼方さんが好きだった)
しずく(普段はのんびりしている彼方さん……でも)
しずく(遥さんの事になると、凄く活発に動く)
しずく(普段との、そのギャップ……彼方さんは可愛いと思うけど……同時に遥さんの為に頑張る彼方さんをカッコいいと思った)
しずく(大好きな彼女が……今さっき……死にそうにしてた……)
しずく(ううん……もう心は死んでいるかもしれない……彼方さんの事が好きだから解る)
しずく(どれほど……彼方さんが遥さんの事を好きなのかを……) しずく(だから……自殺なんてしても……おかしくないと思ってしまう)
しずく(さっきだって……もし私が入って来なかったらと思うと……)
しずく(彼方さんの支えになってあげたい……でも彼方さんを支えるのは遥さんしかできない……)
しずく(そう……遥さんにしか……)
しずく「なら私は………」
な る
しずく「遥さんに演じる」 ――――――――――
しずく(璃奈さんに頼んで遥さんがライブ配信しているアーカイブを探してもらい)
しずく(さらにはライブだけではなく、普段の彼女を撮影している動画を片っ端からみました)
しずく(言葉使い、動きの癖、全てに注意を払いながら見ました)
しずく(私が今からやる事は……遥さんにとっても悪いことをしていると思います)
しずく(それでもなお……彼方さんを失うわけにはいかない……たとえ)
しずく(それが最低な事だとしても……私は彼方さんを守りたい)
しずく「お姉ちゃん…遥さんは私達に会った時は敬語だったけど、もちろん姉妹である彼方さんには使わない。遥さんは自分自身を呼ばれた時少し癖があるようにみえる。」ブツブツ
しずく「もっと……もっと遥さんの動画を見ないと……遥さんになれない」 ・・・
・・
・
数日後
学園
彼方「………」トボトボ
彼方(遥ちゃんが亡くなって……暫く経ったけど……全然気持ちが切り替わらない)
彼方(遥ちゃんは彼方ちゃんにとっての全ての原動力……)
彼方(立ち直れそうにもない……)
彼方(もう一度……会いたい…会いたいよ……)
スゥ
彼方「……ぇ?」
彼方(今……目の前に通りかかった娘……)
彼方(違うのは解っている……けど……なんでか……遥ちゃんの雰囲気に似ていた) 彼方「あ、あの!」
クル
彼方「ぇ……遥ちゃ…」
彼方「っ!」
彼方(違う……遥ちゃんなわけないのに……)
彼方(でも……なんで……どうして……彼方ちゃん……おかしくなったのかな)
彼方(目の前のしずくちゃんを遥ちゃんを重ねてしまう)
しずく「?」
しずく「どうしたの?」
彼方「あ……あはは……」
彼方「そ、その……髪型……いつもと違うね……今日はツインテールなんだ……」
しずく「うん」
彼方「っっ」ゾワ
彼方(何!?違うはず……どうみても違うはずなのに……)
彼方(まるで遥ちゃんと話してるみたいな感覚) 彼方「はぁ……はぁ……」
しずく「どうしたの?」
彼方「い……いや……しずくちゃん……」
彼方「いつも……彼方ちゃんには敬語だったから……驚いちゃって」
しずく「変かな?」
彼方「う…あ……」
彼方(何これ……どうなてるの?)
彼方(しずくちゃんが……言葉を発する度に遥ちゃんの姿が重なる)
彼方「うう…ん……彼方ちゃん……むしろ親しく感じて嬉しいよ……」ガクガク
しずく「本当かな?」
彼方「は……はは」ドクンドクン しずく「……」
しずく「彼方さん」
彼方「!」
彼方(アレ?……さっきまで、しずくちゃんの姿に遥ちゃんが重なって見えたけど……今は普通にしずくちゃんだ)
しずく「私……彼方さんの何か役に立つことが出来ないか……考えたんです」
しずく「私が遥さんの代わりなんて出来るはずもない」
しずく「私は……彼方さんが好きだから……好きだからこそ彼方さんが遥さんの事をどれほど大事にしてるか解ってるんです」
彼方「え……」
しずく「私の好きは……我儘です」
しずく「どんな形でもいい……彼方さんに必要とされたい」
しずく「だから……最低だと……いけないと思ってても……私は止めれません」
しずく「彼方さんが元気になるなら私は遥さんになります」
しずく「私自身を殺し……完璧な遥ちゃんに」
彼方「なに……言ってるの……しずくちゃん……」 しずく「本気だもん」
彼方「っっ」
彼方「嘘……なんで……」
彼方(また遥ちゃんと……話している感覚に……)
しずく「明日休みだね、また買い物いきたいな」
彼方「ぁ……あああ」ガクガク
彼方「ダメ……遥ちゃんは……遥ちゃんだけなんだよ……」
彼方「しずくちゃんが……言ってた通り……変わりなんて誰もできない……」
しずく「うん」
しずく「嬉しい」
彼方「っっ」ビク 彼方(駄目っ……でも……あの頃の感覚が体の奥底から溢れてくる)
彼方(遥ちゃんの為だったら何でも出来ると思わせてくれる……活力が……戻ってくるのを感じてしまう)
彼方(いけない……でも……久しぶりのこの感覚は……)
しずく「それじゃ、またね」
しずく「お姉ちゃん」
彼方「ぁぁぁ……ぁぁぁ」
彼方(もう認めるしかない……たとえ幻だとしても……)
彼方(嬉しいという気持ちがあったと……) ・・・・・・・・・・
彼方(あれから、遥ちゃ……しずくちゃんが教室に行ったけど)
彼方(何も言えなかった)
彼方(あの後ろ姿のしずくちゃんを呼び止めて……また喋ったら……)
彼方(何を言い出すか……解らない……)
彼方(………)
彼方(ううん……本当は解ってる)
彼方(また喋ったら……委ねてしまう……あの心地よすぎる感覚に……)
彼方(しずくちゃんに遥ちゃんを演じてなんて……言ってしまいそうな自分が怖い……)
彼方(上手く言葉には出来ないけど……じすくちゃんに遥ちゃんを演じてもらうのは、いけない事だと思う……)
彼方(だけど……だけど……それが……幻でも……) ――――――
――――
―――
――
―
放課後
彼方「………」
彼方(しずくちゃんに会わないように帰らなきゃ)
彼方(どうして、しずくちゃんがあんな事してくるのか分からない……)
彼方(だけどそれ以上に自分自身があのしずくちゃんに会ったらどうなるか解らない)
彼方(怖い………)
彼方「ぁ……」
彼方「ぁぁ……」
しずく「………」
彼方(前の方にしずくちゃんが居る……こっちには気が付いてない)
彼方(でも……しずくちゃんは魔法が使えるのかな?)
彼方(今も……遥ちゃんの雰囲気を感じる……)
彼方(泣きそうになる……不安や恐怖からくる涙ではなく……暖かい感情が体の奥から溢れて……涙が流れる)
彼方(でも……目の前に居るのは遥ちゃんじゃなくて……遥ちゃんを演じているしずくちゃんなんだ)
彼方(もう……心と体が別になった気がした……)
彼方(心では……いけない事だと思っても……体が求める)
彼方(遥ちゃんが居た感覚が蘇る。目から涙がでてくる)
彼方(今すぐここから離れるべきなのに……体が言うこと聞いてくれない)
しずく「あ」
しずく「お姉ちゃん」
ドクン ドクン
彼方「………」
彼方「しずくちゃん……」
彼方「もう……やめようよ……ね?」
彼方「彼方ちゃんの為にしてくれてるのは解ったけど……それは……彼方ちゃんの為にならないよ……」
しずく「それでやめたら彼方さんは自分を傷つけるのをやめるんですか?」
彼方「……調理場の見てたんだね……ごめんね」
彼方「あれは………冗談だから……死のうなんて考えてないよ……」
しずく「そうですか……では」
しずく「生きようとしてるんですか?」
彼方「ぇ……」 しずく「私…彼方さんの事が好きです」
しずく「だから彼方さんの最近の生活も見てました」
しずく「気づいてなかったですか?彼方さん……目のクマが出てるのを……ちゃんと寝てますか?」
しずく「学校も来ては、直ぐに帰りの繰り返しですよね」
しずく「そして……大好きだった料理を作ってるんですか?」
彼方「そ……それは……」
しずく「出来てないですよね……だってそれは」
彼方「……やめて……」
しずく「遥さんが居ないから」
彼方「………」 しずく「解ってます……何度でも言います」
しずく「彼方さんがどれ程遥さんを愛していたか……解ります」
しずく「彼方さんには遥さんが必要です」
しずく「だから……だから」
しずく「私が遥さんになります」
しずく「今日で確信しました」
しずく「この時間で彼方さんに会えたのが答えです」
彼方「……ぁ」 彼方「ち……ちがう……今日は……調子が……良かっただけで……」
しずく「そう……いつも来ては早退を繰り返した彼方さんが」
しずく「今日遥さんを演じた私に会って、今のこの時間……授業がすべて終わった時間まで調子が戻ったんですよね?」
彼方「ぁ……ぅ……」
しずく「あの頃の彼方さんが戻るなら」
しずく「私は遥さんを演じます」
彼方「………」ポロポロ 彼方(体が求めている……)
彼方(遥ちゃんが居なくなった日から今日まで……冷たい水底にいる感覚)
彼方(苦しくて苦しくて……楽になりたくて……)
彼方(もう……すでに壊れちゃった彼方ちゃんには……)
しずく「それでは……今から切り替えます」
彼方(救いの光でもなくても……偽物の光だとしても)
彼方(望んでしまう)
しずく「お姉ちゃん」
しずく「帰ろう」 ―――グチャ―――
彼方(何かが潰れた音がしたような気がした)
彼方(その偽物の光に委ねてはいけないという……ブレーキが、その音とともに潰れた気がした)
彼方(彼方ちゃんは……【私】は……)
彼方(その光に身を委ねる) 彼方「ふ…うふうふ……ははは」
しずく「♡」テヲニギリ
彼方「よ〜し〜明日は休みだね〜久しぶりに何処かに行こうか〜」
しずく「買い物にいきたいな〜」
彼方「うんうん解ったよ〜」
彼方「お弁当作って行こうね遥ちゃん〜」
しずく「うん」
彼方「よ〜し〜期待しててね〜」 書留はここまでなので、また書きます
結局原因が解らなかったのでpcからスマホに写して貼り付けしました
もしpcから書き込みができたら、たこやきです
長々と申し訳ございません >>23
すみません貼り付け忘れありました
彼方「………」包丁を握り
彼方「このまま……首を切って……」スゥ
彼方「遥ちゃんに会いにいけば……はは……」
彼方「そんなことしたら遥ちゃん……絶対嫌いにっちゃうね……彼方ちゃんのこと」
ガラ
しずく「え?」
彼方「……あ」包丁を離し 悲しいけど、すごく良いです
彼方ちゃんとしずくちゃんじゃないと成り立たないお話だというところも ―――――
――――
―――
――
―
近江家
彼方「明日どこに買い物に行こうかな〜」
しずく「お菓子も買いたいな〜ポッキーとか」
彼方「うん遥ちゃんポッキー好きだもんね〜」
彼方「彼方ちゃん、久しぶりに料理作っちゃうよ〜」
しずく「うん。お姉ちゃんの料理楽しみ」
彼方「ふ、ふ、ふ……楽しみにしててね〜」
彼方「遥ちゃん」
しずく「何?お姉ちゃん」
彼方「うふふふ呼んだだけだよ〜」
しずく「も〜」
彼方「ふふふふ」 ・・・・・・・・・・・・
しずく(遥さんを演じるにあたって問題になると思われた家での問題)
しずく(どうしても私と彼方さんの家が別々だから、学校が終わった後はどうするか悩んでいましたが)
しずく(思いのほか簡単に解決出来ました)
しずく(それはお母さんと彼方さんのお母さんの了承を得た事でした)
しずく(彼方さんのお母さんはどうしても深夜の仕事でなかなか家の事が出来ないようで)
しずく(娘一人を家に置くのはやはり心配だそうで)
しずく(そこで事情を知っているお母さんに泊まりに行ったり、泊めたりしていいかとお願いしたところ)
しずく(了承を得ました)
しずく(これで……私は遥さんを演じるだけです) ・・・・・・・・・・
数日後
学園 庭
彼方「すや〜」
果林「……あ」
果林「彼方じゃない」
エマ「あ、本当だ」
彼方「すぅ………」
果林「寝てる……わね」
エマ「そうだね……前まではこの光景が当たり前だったけど」
エマ「最近はずっと、思い悩んでたよね……」 果林「ええ……あんな事があったもの」
果林「でも……不思議と安心してくるわね」
エマ「うん……いつも見る光景が」
エマ「これ程安心するとは思わなかった」
彼方「ん〜……」パチリ
彼方「あ〜果林ちゃんにエマちゃん〜」
彼方「どうしたの〜?」
果林「何でもないわよ」
果林「何か……懐かしい感じがしてね」
彼方「そうなんだ〜とにかく彼方ちゃんは」
彼方「もうひと眠りするよ〜すや〜」
エマ「ふふふ……彼方ちゃんが戻ってきた感じだね」
果林「ええ」 ーーー
ーー
ー
放課後
同好会
彼方「じゃ〜ん〜」
歩夢「わ〜美味しそうです!」
彼方「久しぶりにお菓子作ったよ〜」
彼方「遠慮しないで食べてね〜」
かすみ「わ〜い!いただきます!」
愛「美味しい〜」
せつ菜「とても美味しいです!隠し味にプロテインがあるのでしょうか!!?」
璃奈「それはないと思う」
しずく「美味しい」 彼方「もっと食べて食べて〜」
しずく「有難うございます」
彼方「……」
彼方「…………」
彼方「…………………………」
果林「彼方?どうしたの?」
彼方「うん?なんでもないよ〜」
彼方「ふふふ……うふふ……ははは……」 ・・・・・・・・
彼方「さ〜帰ろう〜遥ちゃん」
しずく「うん!お姉ちゃん」腕を組み
しずく「家でもお姉ちゃんのお菓子食べてるけど、本当に美味しい」
彼方「そういって貰えると彼方ちゃん嬉しいよ〜」
しずく「でも」
しずく「あんまり無茶しないでね」
しずく「昨日も夜遅く勉強してたの知ってるよ」
彼方「う〜んごめんね〜」
彼方「ここ最近サボってたから取り返さないとね〜」
しずく「無理はしないでね」
彼方「勿論だよ〜」
彼方「心配してくれてありがとう遥ちゃん♡」
彼方「ひ……ふふふ……うふふ……はひひ……」
しずく「………」 しずく(皆には彼方さんは完全に戻ってきたと思うのでしょう……)
しずく(でも私には彼方さんは壊れたままだと解る)
しすく(私がやっているのは例えでいうとボロボロになって立てなくなった人形を)
しずく(無理やり糸や割箸を使って立たせているようなもの……立ってはいるけど人形はボロボロのまま)
しずく(でも……そうするしかなかった)
しずく(無理にでも立たせてあげないと……死んでしまいそうだから……)
しずく「お姉ちゃん」
しずく「大好きだよ」
しずく(ほんの少し……遥さんを演じる中で【私】の気持ちを混ぜるのを許してほしい)
彼方「うん〜彼方ちゃんも好きだよ〜」
彼方「………」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数週間後
しずく(今まで休日は彼方さんといたけど……「今日だけ」は一緒に居られなかった)
しずく(今日で遥さんが亡くなって49日が経った)
しずく(忌明け……遥ちゃんの骨を墓に入れる納骨……法事の日)
しずく(どんなに遥ちゃんを演じても)
しずく(こればかりはどうする事も出来ない)
しずく(彼方さんを目の前で遥さんを演じれないのが……不安になる)
しずく(もう壊れている彼方さんが心配になってくる)
しずく(納骨が終わったら……様子を伺って会いに行こう) ――――――――――――――――
彼方「遥ちゃん……」
彼方(納骨は終わり……遥ちゃんの手元写真を仏壇の中に置く)
彼方(49日にはいろいろな意味があって)
彼方(故人を亡くした遺族が悲しみを乗り越えるのに49日とされてるのが一説らしい)
彼方(だったら……彼方ちゃんはまだだね……)
彼方(また涙が流れた)
彼方(そして……気が付いてしまったんだ……)
彼方「………」スマホトリダシ
ガチャ
彼方「終わったよ〜……この後会えるかな……」 ―――
――
―
数十分後
近江家
彼方「あ、来たね……」
しずく「うんお姉ちゃん」
彼方「遥ちゃん」
彼方「あのね……今はじすくちゃんに戻ってもらってもいいかな」
しずく「ぇ……」ゾクゥ
しずく「ど……どうして」
彼方「今日ね……遥ちゃんの骨を墓に納骨して……涙が溢れちゃったの」
彼方「それと同時に気が付いちゃたんだ……」
彼方「しずくちゃんには感謝してるけど……」
彼方「しずくちゃんにも遥ちゃんを演じるのに限界があるんだよ……」
彼方「その限界を見ると……彼方ちゃんはしずくちゃんを遥ちゃんとして見れなくなってきたんだよ」
しずく「そんな……」 しずく「ど、どこがいけなかったんですか!?私は完璧に遥ちゃんを演じれます!」
しずく「今日の行けない日とか悪かったのですか!?なら対策します!」
しずく「ですから!」
彼方「違う!!!」
しずく「ッ!!?」
彼方「しずくちゃんは凄いよ……ほぼ遥ちゃんを演じてる」
彼方「姉である彼方ちゃんが惑うくらいに………」
彼方「でもね……限界があるんだよ」 彼方「しずくちゃんは言ってたけど……自分自身を殺して他人を演じるなんて無理なんだよ」
しずく「ど、どうして!?私は自分を出さずに……」
彼方「だったら……」
彼方「同好会の時は?」
しずく「っっ」
彼方「同好会の時は遥ちゃんを演じてなかったね」
彼方「無理だよね……どんなに真似ても……スクールアイドルはその人の存在そのもの出さないといけない」
彼方「遥ちゃんのスクールアイドルまでは……表現までは出来なかったんだよね……」
彼方「それに……しずくちゃんにはしずくちゃんのファンがいる」
彼方「その人を捨ててでも……遥ちゃんを演じれる?」
しずく「それは……」 彼方「じすくちゃん……しずくちゃんには感謝しても感謝しきれない」
彼方「偽りだとは言え……今日この日まで元気にやってこれた……」
彼方「本当にありがとう……でもね」
彼方「もう……限界かもしれない……」
彼方「遥ちゃんを演じてるしずくちゃんを今日見ても……もう感じられなくなってきた……」ポロポロ
彼方「ありがとう……しずくちゃん」
しずく「……ぁ…ぁぁ」
しずく「でも……それだったら!彼方さんは立ち直れたんですか!?もう自分を傷つけないんですか!?」 彼方「……」
彼方「うん……多分……立ち直れると思うよ」
しずく「っっ!」
しずく(嘘だ……偽りとは言えずっと一緒に居た!だから解る……彼方さんは立ち直れるわけがない!)
しずく(遥ちゃんの後を追ってもおかしくない……)
しずく(遥ちゃんの後を……)
しずく「………ぁぁ」
しずく「い……や……」
しずく「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」ブツブツ 彼方「有難う……しずくちゃん……」
しずく(……ぁ)
しずく(もう……終わりなんだ……)
しずく(この関係は……もう……)
しずく(終わり……)
しずく(どうせ……終わりなら……)
―――グチャ―――― ガシ
彼方「あ……しずくちゃん?」
彼方「な…なんぐっ!??」チュ
しずく「んんっ……ん…あむ……」クチュクチュ
彼方「んっ……ぱぁ……はぁ……はぁ……し、じすくちゃん!?な、何を!?」
しずく「好きです彼方さん」
クチュ
彼方「んんっ……んんんんんっっ!!」ジタバタジタバタ
しずく「ぷは……はぁ……はぁ……♡」
しずく「ふ……ははは」
しずく「とっても可愛いですよ彼方さん♡」
彼方「しずくちゃん……」ウルウル
しずく「あは♡」ゾクゾク しずく(ああ……何をしてるんだろ)
しずく(彼方さんを守りたかったのに)
クチュクチュ
彼方「ぁぁ!……んんっ……ふぁあ………」
しずく(今以上に壊れないようにしてたのに)
しずく(今……私が彼方さんを……壊している)
彼方「やっ…///服を……脱がさないで///」
しずく「彼方さん♡彼方さん♡♡」クチュクチュ
彼方「んんっ///……はぁ///……あぁ///……ゆびがはいって///」
クチュ
彼方「ひぃぃ///」ビクビク
しずく「あはは♡♡♡ははは♡♡」
彼方「ぁ……」
彼方(朦朧とする意識の中しずくちゃんの顔を見た……)
彼方(ああ……私は……しずくちゃんを壊しちゃったんだと思った……) ――――――――――――――――――
彼方(どれくらい時間が経ったのだろう?)
彼方(どのくらい体を重ねたんだろう)
彼方(昼ぐらいの外の景色は真っ暗になっていた)
しずく「許してくださいなんて都合の事は言いません」
しずく「私は彼方さんが好きなんです」
しずく「そんな彼方さんが……遥ちゃんという大切な存在を亡くして」
しずく「彼方さんは生きていけないと思ったんです」
しずく「だから楔を打ってでも……生きて欲しかった」
しずく「彼方さん……彼方さんが遥さんの後を追って自殺するなら」
しずく「私も死にますから」
彼方「………」 しずく「こんな酷い事した私を嫌ってもかまいません」
しずく「好きです……さようなら」
バタン
彼方「………」
彼方「…………」
彼方「ふふ……そっか……ふふ」
彼方「私もしずくちゃんも壊れちゃってたんだ………」
彼方(襲われたのに……何故だろう)
彼方(満たされた感覚がしてくる) 書留はここまでなのでまた書きます
明日か正月には終わると思います ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日
昼
しずくの家
しずく「………はぁ……」
しずく「私……昨日は……」
しずく(昨日の事を思い出す……あんな事しといて彼方さんになんて言えばいいか……)
しずく(会う勇気もなくて……学校を今日は休んでしまいました) ピーンポーン
しずく「?誰だろう?」
ガチャ
彼方「……」
しずく「ぇ……」
しずく「彼方さん……どうして……まだ……学校が……」
彼方「うん……早退しちゃった……」
彼方「どうしても……しずくちゃんに会いたくて……」
彼方「今日学校に探しても居なかったから……休んでるって聞いて……家に来たんだ」
しずく「そうですか……」 しずく「来たのは昨日の事ですか?」
彼方「うん……それもあるかな」
しずく「すみません……昨日は……」
彼方「私はね……しずくちゃんが遥ちゃんを演じてくれた期間……」
彼方「途中から……昨日も言った通り……遥ちゃんを重ねる事が出来なかった……」
彼方「それでも……ずっと演じてくれる、しずくちゃんが好きだった」
彼方「私の為に遥ちゃんを演じてくれるしずくちゃんが……好きになっていったんだと思う」
彼方「だからかな……昨日襲われても……全然嫌な気持ちじゃなかった」
彼方「だからね……私は何とも思ってないよ」 彼方「気をやまないで」
しずく「彼方さん……」ポロポロ
彼方「しずくちゃん」ギュ
彼方「でもね……しずくちゃんも解ってるでしょ?」
彼方「私はもう壊れてるって」
彼方「今日だって結局授業も実が入らないし」
彼方「遥ちゃんがいないから……何も手がつかない」
彼方「しずくちゃんの言う通り……生きようとしてないんだね」 彼方「だからね……昨日みたいに……してくれないかな……」
彼方「嫌な事を思わせる暇なく……激しく……じゃないと……私は……自分自身を傷つけちゃうかも……」
しずく「………彼方さん……」
彼方「だから……ね……」
しずく「……いいんですね……」
しずく「彼方さんも解ってるんですよね?」
しずく「私だって……彼方さんの事になると……歯止めがきかないって」
彼方「うん……」
ガバ
彼方「んっ///♡」
しずく「あむっ///♡」
クチュクチュ…… ―――――
――――
―――
―
彼方(また……長いこと体を重ねてた)
彼方(お互いを求め長いこと体を重ねた)
彼方「しずくちゃん……」
しずく「はい……」
彼方「もう……前みたいに彼方ちゃんは振舞えないよ」
彼方「スクールアイドルも料理も全て……遥ちゃんの為だった」
彼方「今まで誤魔化してやってきたけど……やぱりもう無理なんだね……」
彼方「遥ちゃんが死んだ日……彼方ちゃんも死んだんだ……」
しずく「彼方さん……」 彼方「勉強も何もかも身が入らない無気力な彼方ちゃんだけど……」
彼方「それでも好きでいてくれるの?」
しずく「もちろんです……彼方さん」
彼方「えへへ……嬉しいや」
しずく「私も……落ちることまで落ちます……彼方さんと一緒に」
彼方「………うん」
彼方(しずくちゃんは解ってくれてたんだ……これからのこと) ――――
―――
――
―
しずく(アレから私達の異常ともいえる付き合いが始まった)
しずく(もう彼方さんは学校に行こうとしないのが解った)
しずく(昔みたいに料理やアイドル活動も出来ないと思った)
しずく(本当なら、私が彼方さんをやる気を出させて昔みたいに元気な彼方さんを戻すのが普通なんでしょう……)
しずく(けど……私は知っている)
しずく(遥さんが居なくなった彼方さんはもう戻れないことを……)
しずく(そんな彼方さんをほっとけない) しずく(だから……私も落ちる)
しずく(今までの築き上げてきたものを捨ててでも……彼方さんと一緒に居たい)
しずく(遥ちゃんを演じるのに私を応援してくれる人は捨てれなかった)
しずく(だけど……彼方さんと一緒に居られるなら私は……覚悟が出来る)
しずく(ずっと……一緒に居たい……どんな道のりでも)
――――――――――――――――――――― しずく(私と彼方さんは学校に行かず外でブラブラしたりして過ごした)
しずく(両親には学校に行ってると思わせて隠れて一緒に居た)
しずく(その後は工事中でだれも入ってない廃墟のビルを見つけて暫くそこで暮らした)
しずく(もう先の事とか考えず……今を求めて……落ちていく)
彼方「はぁ…♡♡しずくちゃん♡♡もっともっと♡♡」クチュクチュ
しずく「んっ♡彼方さん♡♡好きですぅ♡……好きぃぃ♡」クチュクチュ
彼方「ふあぁぁ///♡♡♡」ブシャアアアア
彼方「はぁ……はぁ……♡」
しずく「彼方さん♡♡」ギュ 彼方「しずくちゃん♡」
しずく「んむ……あむ……♡」チュチュ
彼方「んん……んぁ………まだしたりない?」
しずく「///」コクコク
彼方「うん♡いいよ……しずくちゃんが満足するまで…♡」
しずく「♡♡」
しずく(私達は求め合った) ・・・
・・
・
数週間後
しずく(アレから……この廃墟のビルに過ごして数週間が過ぎた)
しずく(家族の皆は心配してるんだろうな……ごめんなさい)
しずく(でも……後悔はありません)
しずく(こうして……彼方さんと一緒に居れるのが幸せなんです)
彼方「しずくちゃん……」
しずく「?」
彼方「彼方ちゃん達……悪いことしてるね〜」
しずく「ふふふ……そうですね」
彼方「遥ちゃんが居たら怒られそうだよ〜」
しずく「ええ……」 彼方「ごめんね……」
しずく「それは言わない約束ですよ」
彼方「ははは……そうだったね」
彼方「でも……今回はそれだけじゃないよ」
しずく「どういうことですか?」
彼方「今更彼方ちゃんは前みたいに戻ろうなんて思わないよ」
彼方「しずくちゃんとこうして触れ合って居られるのが幸せだよ」
彼方「でもね……やっぱり考えようにしないようにしてるけど……考えちゃうよね」
彼方「いつまで……ここに隠れれるのかって……」
しずく「そうですね……」
彼方「それに多分お母さん達が彼方ちゃんを探しているし」
彼方「ここも見つかるのもそろそろだと思うんだよね……」
しずく「………」 彼方「だからさ……しずくちゃん」
彼方「落ちるとこまで……彼方ちゃんと落ちてくれる?」ササ
しずく「お金……」
彼方「彼方ちゃんバイトしてたからまだあるよ……だからね」
彼方「彼方ちゃんと一緒に……来て欲しいの……」
彼方「先の見えない……旅路に……」
しずく「旅路ですか……ふふふ……まぁついて行きますよ」
しずく「どこでも……いつでも……」
しずく「彼方さんと一緒なら」
彼方「ありがとう……しずくちゃん……」ギュ ―――
――
―
数年後
墓
彼方(ここに来るのも……久しぶりだな〜)
彼方(嫌なことから逃げて)
彼方(この場所から逃げて……)
彼方(それでも……不思議としずくちゃんとなら怖くない)
しずく「それじゃ……名残惜しいですけど……帰りましょうか」
彼方「うん……」
彼方(ふと……学園の方向を見る……皆はどうしてるんだろうか?)
彼方(元気にしてるんだろうか……)
しずく「彼方さん」
しずく「後悔……していますか?」 彼方「しずくちゃんと逃げた事に後悔はないよ……でも」
彼方「遥ちゃんを守れなかった事には後悔してるよ」
しずく「そうですね……」
彼方「遥ちゃんはしっかり者だからね……ついつい嫌な事から逃げだす彼方ちゃんを叱ってくれる存在だった」
彼方「叱ってくれないから彼方ちゃん……悪い娘になっちゃたよ」
彼方「ごめんね……遥ちゃん」 彼方「また……くるね」手を合わせ
彼方「行こ……しずくちゃん」
しずく「はい彼方さん」テヲニギリ
彼方(今までこれたのは……遥ちゃんを失った彼方ちゃんじゃ無理だったけど)
彼方(今はしずくちゃんという大切な存在を守るためなら……何でもできる気がした)
おわり 駆け落ちエンド 有難うございました 誤字脱字申し訳ありませんでした 乙乙すごい面白かった
こういうビターエンドなかなしずssもすき ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています