せつ菜「彼方さん‼雪合戦やりましょうよ‼」彼方「ん〜今忙しいからあとでね〜」
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せつ菜「忙しいって、寝てるだけじゃないですか」
彼方「だからぁ、寝るのに忙しいんだよ」
せつ菜「なんですかそれ、寝るのなんていつでも出来るじゃないですか」
せつ菜「雪合戦は雪が積もった今しか出来ないんですよ」
せつ菜「一緒に外で遊びましょうよ彼方さ〜ん」グイグイ
彼方「う〜ん、寒いから毛布引っ張らないで〜」ガシッ
せつ菜「嫌ですぅ〜彼方さんと雪合戦やりたいですぅ〜!!」グググッ
彼方「こんな日くらい毛布の中でぬくぬくさせてよ〜」グググッ せつ菜「はぁっ……はぁっ……なんて力……」
彼方「すやぁ〜」
せつ菜「まったく、彼方さんたら。もういいですよーだ」スタスタ
彼方「……」チラッ
彼方「……諦めたかな?やれやれ、せつ菜ちゃんと外で雪合戦だなんてこっちの体力がもたないよ」
彼方「寒い日にはぽかぽかの暖かい部屋でお昼寝するのが最高なんじゃないか」
彼方「さて、せつ菜ちゃんもいなくなった事だし思う存分寝るぞ〜」
彼方「―すやぁ……」 せつ菜「……」ソォーッ
彼方「むにゃむにゃ……うへへ〜」
せつ菜「ふっふっふ……私がいなくなったと思って安心して眠ったようですね」ニヤリ
せつ菜「スイッチの入った私はもう止められません、ぜひとも彼方さんには相手をしてもらわないと」
せつ菜「くらえっ‼スカーレットスノーストーム!!」ポイッ
彼方「ぶっ!?」ベチャッ
せつ菜「やったぁ‼雪玉をぶつけてやりました‼」
せつ菜「さぁ彼方さん、悔しかったら私と一緒に雪合戦を」
せつ菜「―!?」ゾクッ
彼方「……せつ菜ちゃん」ユラリ
彼方「そこまで雪合戦がやりたいの……」
彼方「わかった、相手をしてあげようじゃないの。表へ出なよ」
せつ菜「ふふっ……やっとやる気になりましたね彼方さん」プルプル
せつ菜(体が震えている……?もしや私はとんでもない魔物を起こしてしまいましたかね……?) せつ菜「先程は私が不意打ちをしてしまいましたが今度は正々堂々勝―ぶっ!?」ボフン
せつ菜「か、彼方さんいきなりなにを……!?」
彼方「雪合戦に付き合う前に軽くお仕置きをしないとねぇ」
彼方「いくらせつ菜ちゃんとは言え彼方ちゃんの眠りを妨げたのは許される事じゃあない」
彼方「それぇ〜」グッ
せつ菜「ちょ、彼方さんやめっ!!あ〜れ〜!!」ゴロゴロ
せつ菜「目が回るぅ〜!!」
彼方「―ふぅ、こんなものかな」
彼方「名付けてせつ菜ちゃんだるま、かわいいねぇ〜」
せつ菜「私が雪だるまに……!?動けない〜!!」グググ〜
彼方「そこから抜け出したら改めて勝負してあげようじゃないか、むふふ」
せつ菜「ぬぬっ……!!くうぅ〜!!」 せつ菜「むむむむ……!!」グググッ
せつ菜「―うおりゃあぁ〜!!」バッカーンッ
彼方「おお、自力で抜け出すとはなかなかやるねせつ菜ちゃん」
せつ菜「ふっ、当然です。私の熱い情熱はこの程度の事で縛り付ける事は出来ませんよ‼」
彼方「いや〜熱いねぇ、雪溶けちゃうんじゃないの」
せつ菜「では、いざ尋常に勝負です!!」
彼方「私が勝ったらせつ菜ちゃんを抱き枕にお昼寝させてもらうよ」
せつ菜「望むところです‼私も負けませんよ‼」 さすがに眠ってる時に顔面に雪玉ぶつけられたら殺すわ せつ菜「スカーレットスノーストーム!!」ポイッ
彼方「よっと」ヒラリ
せつ菜「なっ……!?避けた!?」
彼方「そりゃそんなわかりやすい投げ方ではね〜」
彼方「さっきは不意を突かれたけど彼方ちゃんに同じ技は2度も通じないぜ」ニヤリ
せつ菜「ならばこれでどうです!!スカーレットスノーハリケーン‼」ポイポイポイポイ
彼方「ふわぁ〜」スカスカスカッ
せつ菜「なっ、なぜ当たらないんですか!?」
彼方「―それ、残像だよ」
せつ菜「はっ!?いつの間に後ろに!?―ぶっ!?」ベチャッ
彼方「ふふ、まだまだだねせつ菜ちゃん」ドヤァ かなせつが料理関係以外で絡んでるシチュはなかなかに貴重ですね
これは楽しみです せつ菜「くっ……まさか彼方さんがこれほどの強さとは」
せつ菜「と言うかなんですかさっきの動き‼あんなの反則ですよ‼チートです!!」
彼方「はは、あれでも私は本気じゃないんだよ」
彼方「せつ菜ちゃん相手ならまぁ、30%くらいで十分かな」
せつ菜「むぅ〜ならば全力でぶつかるまでです!!」
せつ菜「うおおぉぉ〜!!」ポイポイポイポイ
彼方「また雪玉の段幕かぁ、芸がないね〜」ヒョイヒョイ
彼方「―あれ、せつ菜ちゃんどこに行ったのかな?」
せつ菜「私は……ここですっ!!」
彼方「えっ?上!?うわっ!!」ドシーン
せつ菜「雪玉で撹乱させて私が自ら特攻‼決まりました‼」
彼方「むぅ〜やる……ねぇ……」 彼方「こうなったら彼方ちゃんも本気を出しちゃおうかな」
彼方「ちょっと強めにいくよ、そぉれ」ビュンッ
せつ菜「くっ‼」サッ
せつ菜「恐ろしく速い雪玉……私でなければ当たってましたね……」
彼方「ほうほう、いいね〜その調子その調子」ビュンッビュンッ
せつ菜「ふっ‼とぉっ‼」
彼方「避けているだけじゃダメだよせつ菜ちゃ〜ん」
せつ菜「わかっています、よっ‼」ポイッ
彼方「ははは、どこに投げて―いてっ」ベチャッ
せつ菜「どうです!?魔球せつ菜Xのお味は‼」
彼方「変化球……そう来たか〜」
せつ菜「さぁ、まだまだ勝負は終わりませんよ彼方さん‼」
彼方「面白くなって来たね、最後までとことん付き合ってあげようせつ菜ちゃん」 せつ菜「いきますよ〜!!―ふ、ふぁ……」
せつ菜「は……は……はーっくちゅん!!」
彼方「む、大丈夫せつ菜ちゃん?」
せつ菜「きゅ、急に寒くなってきました……」ブルブル
彼方「動いていた時は夢中だったけど今になって汗が冷えてきたんだね」
彼方「―お、そうだ。ぽこーんと閃いた」
彼方「こういう時は『あれ』を作るといい」
せつ菜「あれ?」キョトン
彼方「せつ菜ちゃんにも協力してもらおう、ここからは共闘といこうじゃないか」 せつ菜「よいしょ、よいしょ」ザクッザクッ
彼方「ほい、ほいっと」ザクッザクッ
せつ菜「こんなに雪を集めてなにを作るつもりですか?」
彼方「かまくらだよかまくら、かまくらの中って暖かいんだよ〜」
せつ菜「ほう、雪合戦以外にもそんな楽しみ方が」
せつ菜「よーし、なら早く完成させてしまいましょう‼」
彼方「焦らない焦らない、しっかり固めないと崩れちゃうからね〜」
彼方「ちょっと上に乗って踏み固めて」
せつ菜「わかりました、そりゃっ!!」ドスドス
彼方「うんうん、その調子でやってて。私はちょっと離れるよ」
せつ菜「よくわかりませんがいってらっしゃい‼」 この前しずかりのマンスリーネタでss書いてた人いたけど同じ人かな? 彼方「お待たせ〜」
彼方「お、大分いい感じになってきたね。お疲れ様」
彼方「あとは入口を作って中を整えれば」ザクッザクッ
彼方「出来た、かまくらの完成だ」
せつ菜「おお、ついに完成ですね‼頑張った甲斐がありました」
彼方「そんなせつ菜ちゃんにご褒美があります」
彼方「じゃーん、彼方ちゃん特製のおしるこだよ〜」
せつ菜「うわぁ、おいしそう」パァァ
せつ菜「なんだ、おしるこを作るなら私も一緒にやりたかったなぁ」
彼方「今回はせつ菜ちゃんにはかまくらの方をお願いしたかったからね、ごめんよ」
彼方「今度は一緒に作ろうね」
せつ菜「はい‼約束ですよ‼」 彼方「さぁ、中に入ってみよう」
せつ菜「あ、彼方さんの言う通りかまくらの中は暖かいですね」
彼方「そうだろそうだろう、更にこうやって寄り添えば」ピトッ
せつ菜「ちょ、彼方さん……////」ドキッ
彼方「うふふ、ぽかぽかしてきたでしょ?」
せつ菜「はい……////」
彼方「雪合戦では大人げなくなってしまったお詫びにおしるこを食べさせてあげる。はい、あーん」スッ
せつ菜「ひ、ひとりで食べられますって」
彼方「遠慮しなくてもいいよ〜ここには私達2人しかいないんだから」
せつ菜「それじゃ……いただきます」パクッ
彼方「おいしい?」
せつ菜「―はい、優しい甘さと温かさで身も心も暖まります」
せつ菜「それに……彼方さんがそばにいるから」カァァ
彼方「せ、せつ菜ちゃ〜ん……!!」
彼方「いや〜せつ菜ちゃんはかわいいなぁ〜」ムンギュー
せつ菜「もう、苦しいですよ彼方さん。ふふふ」テレテレ 彼方「あぁ〜なんだか眠くなってきたなぁ」ウトウト
彼方「このまませつ菜ちゃんを抱き枕にしてお昼寝しちゃおうかな」ギュッ
せつ菜「だ、ダメですよ流石にここで寝るのは。風邪を引いてしまいます」
せつ菜「それに一緒にお昼寝するのは雪合戦で私に勝ったらという話でしたよね、まだ勝負は着いていません」
彼方「えぇ〜いいじゃない彼方ちゃんが優勢だったじゃん」
せつ菜「いいえ‼私も負けたつもりはありませんよ‼」
せつ菜「ならばもう1度仕切り直しとして再戦しましょう!!」
彼方「やだ〜せつ菜ちゃんとお昼寝する〜」ガシッ
せつ菜「また雪合戦やりましょうよ〜!!」グググッ
彼方「かまくらでせつ菜ちゃんとぬくぬくするの〜」グググッ 終わりです、最後まで読んでいただきありがとうございました はしゃぎすぎて暴れん坊なせつ菜ちゃん
かわいいけど相手するの疲れそうw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています