愛「りなりーがやってるゲーム、愛さんにもやらせてよ!」
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練習後、二人だけの部室
愛「いつも部室で楽しそうにやってるの見て、愛さんもやりたいと思ってたんだよね!」
璃奈「うん。もちろん、大歓迎」
璃奈「でも・・・愛さんもやりたかったなら、言ってくれれば良かったのに」
愛「いやー、だってさ!せっつーとゆうゆう、それからぽむぽむとりなりーのいつメンで、コントローラ埋まってるじゃん」
愛「誰か追い出してまでやらせて貰うのは、悪いかな〜と思って」
璃奈「愛さんがやりたいなら、いくらでも私が変わってあげたよ」
愛「まあまあ、細かいことは気にせずにさ!二人だけで楽しもうじゃん!」
璃奈「うん。そうだね」
愛「よし・・・ところでこれはスマブラ、で合ってるよね?」
璃奈「ううん。これは、『ARMS』ってゲーム」 愛「あれ?CMとかでよく見る、スマブラだと思ってた」
璃奈「対戦ゲームという点では同じだけど、二つは全く別もの。ARMSの方が操作が少ないから、やりやすいと思う」
璃奈「簡単に言っちゃえば、パンチと掴みとガード、それから移動だけ」
愛「へー。初心者の愛さんには、わかりやすくて良いね!」
璃奈「とりあえず習うより慣れろで、対戦してみた方が良いかも」
璃奈「操作は教えるから、まずはキャラを選んで」
愛「は〜い。じゃあ愛さんに少し似てる、この金髪お姉さんにしようかな・・・」
璃奈「私は、これ」カチカチ
愛「あはは。ごついオッサン選ぶんだね」 〜数分後〜
璃奈「基本操作は、こんな感じ」
愛「なるほど。つまりパンチにはガードすれば良いけど、ガードは"つかみ"に弱いわけか」
璃奈「そう。でも"つかみ"はパンチに弱いから、ちょうど三すくみになってる」
愛「それで、ゲージが溜まったら必殺ラッシュが使える・・・なるほど、大体わかった」
璃奈「とりあえず、一回やってみよう」
愛「ん。負けないぞ!」
璃奈「こっちこそ」カチカチ 〜15分後〜
愛「あー!!今のは不用意なつかみだった!」
璃奈「・・・よし」カチカチ
愛「あっ!やばい!やばい!やばい!」ガチャガチャ
璃奈「・・・」ガチャカチカチカチガチャガチャ
愛「あ〜!また負けかー・・・」
璃奈「でも、危なかった…さすが愛さん、上達早い」
愛「ん。ありがと!要は、相手の拳を見切って返せば良いわけでしょ?」
愛「愛さんは、反射神経は割と良いからね!」
璃奈「もう既に、初めて2ヶ月経つ侑さんを超えてる」
愛「えー、ホント?」 璃奈「でも、このゲームは反射神経だけじゃない・・・それを今から、見せてあげる」ポチポチ
愛「おっ。りなりー燃えてる〜!さっきと違うキャラ?」
璃奈「悪いけど・・・ゲームで愛さんに負けるわけにはいかない」
愛「ふふっ。愛さんも、負けないよ!」
璃奈「ステージはランダム、と・・・それじゃ愛さん。準備はいい?」
愛「よし来い!」
璃奈「・・・いっちょ」
愛「アームズ!!」
ガラガラガラ
果林「あら。二人とも・・・まだ部室残ってたのね」
愛「!!?ちょっとりなりー、一旦タンマ!」
璃奈「・・・」ガチャガチャ
愛「りなりー、りなりー!」ユサユサ
璃奈「・・・ハッ。あれ、果林さん」
果林「どうやら、良いところで邪魔しちゃったみたいね」 愛「いやー、びっくりした。果林、どうしたの?」
果林「モデルの仕事で使う書類を、うっかり部室に置き忘れちゃって・・・今日中に記入しなくちゃならないものだから、わざわざ取りに来たのよ」
愛「ふーん…」
果林「それにしても・・・愛が璃奈ちゃんと一緒にゲームをしてるのは珍しいわね」
愛「ん。部室でりなりーとゲームするのは、初めてだと思う」
璃奈「愛さん、すごく上手なんだよ」
果林「へぇ・・・隠れた特技ね」 愛「あっ!良かったら、カリンも一緒にやらない?」
果林「ワタシも?」
璃奈「璃奈ちゃんボード、『ワクワク』」
果林「うーん・・・そういうゲームはめっぽうダメなのよ」
果林「悪いけど今回は、パスさせて貰うわ」
璃奈「ボード、『ションボリ』」
愛「ちぇー。愛さんの腕前、見せたかったのになー・・・」
果林「ふふ。愛ったら、よほど自信が付いたのね」 果林「じゃあ一試合、観戦してから帰ろうかしら」
愛「お、いいね。これは負けるわけにはいかないよ!」
璃奈「・・・燃えてきた」
璃奈「今度はわたし、このキャラ使うね」ポチッ
愛「あれ。なんか変な見た目してて、あまり強くなさそうじゃない?」
璃奈「ワタシの得意キャラだよ。絶対に、負けない!」
愛「げっ。りなりーの得意なキャラはヤバイかも…」 愛「カリン。アタシのこと、応援してー!!」
果林「くすっ。璃奈ちゃんにコテンパンにされないように、頑張るのよ」ヒラヒラ
愛「ん。DiverDivaの名誉のためにも、負けないぞー!」
果林「璃奈ちゃんも頑張って」
璃奈「うん。絶対、負けない」
愛「じゃありなりー、準備はいいね?」
璃奈「いいよ。・・・いっちょ?」
愛「アームズ!!!!」
果林(楽しそうにゲームするのね) 〜5分後〜
愛「うおおおぉぉぉ!!」カチカチカチカチ
璃奈「・・・」ガチャガチャ
愛「ヤバイっ…ヤバイ!!」カチャッカチャ
璃奈「・・・」カチャッカチカチカチ
愛「りなりー、それずるいって!!」カチャカチャカチ
璃奈「ずるくない、これは勝負」
果林(確かに、璃奈ちゃんのアレはずるいわね)
愛「あっ、負けた〜〜〜!!!」
璃奈「・・・よしっ」 愛「あ〜、ダメか・・・」
果林「でも愛も善戦してたじゃない」
璃奈「まさか、ここまで追い詰められるとは・・・璃奈ちゃんボード『恐るべし』」
愛「もっかい!もっかいしよ!」
果林「負けたくない気持ちは分かるけど、既にけっこう遅いわよ?」
愛「それでも、このままじゃ引き下がれないよ」
璃奈「うん。受けて立つよ、愛さん」
愛「それで、カリンはどうするの?」
果林「・・・」
果林「二人が戦うの見てるの…結構楽しいから、もう一試合だけ付き合うわ」
愛「お、いいね〜!」
璃奈(果林さん本当は、やりたいんじゃ・・・) 愛「多分このアームが、りなりーのDNAマンに効くと思うんだけど・・・」
璃奈(さすが愛さん・・・鋭い)
璃奈「でも私は、このままでいくよ」
愛「ん・・・ちょっと待って、精神統一」コキコキ
璃奈「じゃあ私も」指パキポキ
愛「・・・ふぅーーーっ」
璃奈「璃奈ちゃんボード、『全集中』・・・」
果林(あのボード、意味あるのかしらね?) 愛「・・・っし」
璃奈「・・・スゥ」
果林(すごい緊張感・・・!)
愛「・・・いっちょ」
璃奈「アームズ!」
せつ菜「皆さん!!!!!!!!!!!!!!もう下校の時間ですよ!!!!!!!!!」ガラガラガラ
愛「ぎゃあああああああ!!!!」
璃奈「・・・ぅぉっ」ビクッ
果林「・・・!」ビクゥゥゥッ せつ菜「あれ。三人もいらっしゃったのですね!!」
愛「せ、せっつー・・・声デカ過ぎ」ドキドキ
璃奈「心臓、止まるかと思った」ドキドキ
せつ菜「そ、それはすみません…!何やら部室にまだ人が残っているようでしたので、お声かけをと、、、」
せつ菜「ってあれ、ARMSをやっているのですか?愛さんと果林さんも一緒と言うのは、珍しいですね」
果林「あぁ、でも私は見ているだけ…」
せつ菜「と言うことは!!!ここに私も加われば、2vs2のチーム戦が出来るという訳ですよね!!」キラキラ 果林「だから、その・・・」
せつ菜「くぅー、熱いですね!!打倒DiverDivaです!!」
せつ菜「璃奈さん、頑張りましょうね!!!」
璃奈「・・・」
愛「だってよ、カリン。どうするの?」
果林「えぇ・・・?初心者の私なんかが混ざって、大丈夫かしら?」
果林「それにその組み合わせだと、向こうは経験者二人になっちゃうじゃない」
愛「んー、確かに」
せつ菜「あ、多分大丈夫ですよ!!」 せつ菜「私このゲームは大好きですけど、すごい下手なんです!」ペカー
せつ菜「むしろ璃奈さんの足引っ張ってしまうかもしれませんね!」
果林「・・・せつ菜」
璃奈「仮に、もしそうだとしても大丈夫。ゲームは、楽しむことが一番大事だから」
愛「うんうん。そうだよね!」
璃奈「果林さん。一緒にやろ?」
愛「まぁ愛さんに任せなって!DiverDivaは負けないぞー!」
果林「・・・うん」 果林「ふふっ。じゃあ、お手柔らかに頼むわね」
愛「よしきた!」
せつ菜「うおお!!!燃えますね!!!」
璃奈「よし。じゃあ私が果林さんに操作方法教えるから、少し待ってて」
せつ菜(あれ?そこからですか?)
果林「よろしくね、璃奈ちゃん」
璃奈「任せて。えーと、まずは使うキャラを選択して・・・」
せつ菜「す、すみません・・・私また何か、空回りしてませんでしたか?」ヒソヒソ
愛「あー、気にしない気にしない。結果的にせつ菜のお陰で、カリンも参加してくれることになったしさ」ヒソヒソ 愛「それより、せっつーは帰る時間大丈夫なの?家が結構、厳しいんじゃ無かったっけ?」
せつ菜「今日は自主練習をしようと、生徒会の雑務があるから遅くなると家には伝えてあるんです」
せつ菜「ところが案外暗くなって来てしまったので、予定を早めて帰ろうかと思っていたのですが・・・」
愛「部室に残って、一緒にゲームってわけだ」
せつ菜「うっ・・・やっぱり、まずいですかね」
愛「まぁまぁ、たまには良いじゃん!メンバー間の仲を育むのだって、大事な活動だよ?」
愛「それに・・・この四人で集まって何かするなんて、滅多にないことじゃん?楽しまないと損だよ!」
せつ菜「・・・えぇ。その通りです」 せつ菜「・・・」クスッ
愛「せっつー、どしたの?」
せつ菜「私も少しは・・・カタブツから抜け出すことが出来たでしょうか」
愛「なに。そんなこと、気にしてたんだ?」
せつ菜「はい。そして、こういう高校生らしい事にずっと憧れてました!」
せつ菜「放課後、部室に残ってダラダラ時間を過ごす・・・毎日となると頂けませんが、一度くらい私もやってみたかったんです!!!」
愛「あはは。せっつー、良いじゃん」
愛「せっつーがしたいなら、アタシが幾らでも付き合ってあげる!」
せつ菜「ふふっ。程々に、ですよ!」
璃奈「それで、このボタンを押すと腕が両方飛んで・・・」
果林「へぇ。なるほど」
璃奈(せつ菜さんと愛さんって、あんな風に楽しそうに話すんだ)
果林(せつ菜と愛って、あんなに楽しそうに話すのね・・・知らなかったわ) 璃奈「これで、操作方法は全部だよ」
果林「確かに、シンプルはシンプルだけど・・・実際にやってみないと何とも言えないわね」
愛「じゃあ早速、チーム戦してみよっか!」
せつ菜「はいっ!!!!」
璃奈「おー」
璃奈「あ。えーと、果林さん。最初はこのキャラと、このアームが使いやすいかな・・・」
果林「ありがとう。なかなか、カッコイイじゃない」
せつ菜「果林さんのイメージにも、ピッタリ合ってます!」
果林「ふふっ。そう?」
璃奈「よし。それじゃ、早速行くよ・・・」
璃奈「いっちょ?」
せつ菜「ARMS!!!!!!!!!!!」
愛(声デカっ) 侑ちゃんは確かにゲーム弱そう
せつ菜はなんやかんや器用そうだからそれなりなイメージ 〜数十秒経過〜
果林(なるほど。2vs2と言っても実質、1vs1が同じフィールドに2組できるだけなのね)
果林(それで、私の相手は・・・)
せつ菜「果林さん!負けませんよ!!」
果林「ふふっ。私だって勝負するからには、負けるつもりはないわ」
せつ菜「受けて立ちます!!せつ菜パンチ!!!✊せつ菜ブロウ!!!👊」
果林(これ、けっこう防ぐの難しいわね・・・ならこっちもお返しよ)✊✊
せつ菜「グハァぁぁあ!!やりますね、果林さん!!」
果林「ふふっ。どうも」 保守終わったので一旦寝ます
あと、序盤にARMSのゲーム解説入れちゃったんで勘違いさせてしまったかもしれませんが、四人が放課後の部室でゲームするという事が主題であり
このゲームへマニアックに踏み込むことは無いのでご安心ください
それではおやすみなさい 愛「・・・」カチャカチャッカチカチ
璃奈「・・・」カチカチカチ
せつ菜「うおお!!!二方向からパンチが飛んできました!!!」ガチャガチャ
果林「ふふふ」ポチポチ
せつ菜「果林さん!初めてにしては上手過ぎます!!」カチャカチャカチャ
果林「せつ菜こそ、下手だって言う割には良いパンチ出すじゃない?」カチャッカチャカチャ
せつ菜「!!・・・ありがとうございます!!」ポチポチ
愛「・・・っし」カチャカチャ
璃奈「・・・」ガチャガチャガチャチャチャ 愛「わっ。今の、すごい上手」ガチャガチャ
璃奈「えへん、歩夢さん相手に練習した」カチャカチャカチャチャ
愛「へー・・・歩夢って、上手いの?」ポチポチ
璃奈「歩夢さんは・・・実はかなりのゲーマーなんじゃないかと思ってる」カチャカチャ
愛「え、歩夢が・・・?」ガチャチャチャチャガチャガチャガチャ
璃奈「動きがたまに、ゲーマーのそれに見える時がある」カチャカチャ
愛「ふーん・・・」ガチャガチャ
せつ菜「うおおおおお!!!!やばいです!!!!!」ガチャガチャッカチャ
せつ菜「璃奈さん!!!助けてください!!助けてください!!!」 愛「おっ、果林やるじゃん!」
璃奈「待ってて、すぐ行く」ガチャガチャガチャ
せつ菜「やばいです…やばいです!」
果林「ふふっ。逃がさないわよ」✊ポチッ
璃奈「・・・」👊👊ポチポチ
果林「あら璃奈ちゃん、すごいパンチね」
璃奈「・・・」エヘン 愛「果林。協力していくよ!」
果林「そうね。まずは、せつ菜から狙うってところかしら」カチカチャ
せつ菜「ひぃっ!」カチャカチャ
璃奈「させないよ」ガチャガチャカチャカチャカチ
愛「よし、行くぞー!!」ポチポチ👊
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
せつ菜「うおお!!せつ菜スカーレットファイアー!!!!」
果林「・・・」ポチポチ
せつ菜「あれ!ガードされてしまいました」
璃奈「・・・ぶふっ。せつ菜さん、必殺技出す前に叫んじゃダメ」カチャカチャ
愛「せっつー、面白すぎ」ガチャガチャガチャ
せつ菜「ですが・・・必殺技はやはり、叫ばなくては」ポチポチガチャ 璃奈「そのせいで悪役にガードされるヒーローなんて、見たことない」カチャカチャカチャ
せつ菜「私は、そういうヒーローが好きなんですよ!!」カチャカチャ
果林「・・・」✊ポチッ
せつ菜「あぁ!やられてしまいました…後はお願いします」
璃奈「ん。任せて」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
璃奈「・・・」✊✊✊
愛「うわっ!逆転された!」
せつ菜「凄い!さすが璃奈さんです!!」
璃奈「ギリギリの戦いだった」
果林「まさか2対1から逆転されるなんて、、、凄いわねぇ」
璃奈「璃奈ちゃんボード『えへん』」
愛「DiverDivaも、もっと修行しなきゃ」
果林「ふふ、そうね」 果林「でも悪いけど、今日はここまでにしておくわ。時間も遅いし」
せつ菜「あ、私もこの辺で上がらせていただきます!」
愛「そっか。りなりー、アタシ達はどうする?」
璃奈「うーん。愛さんが続けたいなら、私も付き合う」
愛「そう?・・・」 愛「じゃあ、もう少しだけやろっか!」
璃奈「…うんっ」
果林「ふふっ。程々にしておくのよ」
菜々「戸締りだけ、よろしくお願いしますね」
愛「はーい」
果林「じゃあ、また明日」
菜々「お疲れ様でした」
愛「まったねー!」
璃奈「おつかれさまでした」ペコリ 果林「途中まで、一緒に帰りましょう」テクテク
菜々「えぇ。といっても僅かですが」テクテク
菜々「ところで、果林さんがゲームに興味がおありとは、少々意外でした」
果林「普段は全然やらないんだけど…二人があまりに楽しそうにしてるものだから」
果林「ついつい、眺めちゃったのよ」
菜々「ふふ。分かる気がします」
菜々「これからも、ゲームを続ける気は無いのですか?」
果林「うーん。やっぱり私は、見ている方が楽しいわ」
果林「また思い出したように、やらせてもらうかもしれないけど」
菜々「なるほど、そうですか」 果林「そういえば…菜々の格好をしているのに、早く帰れとか言わないのね?」
菜々「まぁ、あの二人なら羽目を外しすぎる事も無いでしょう」
菜々「それに・・・」
果林「それに?」
菜々「恐らくですが・・・璃奈さん達は、二人きりでゲームしたいとも思っていたはずです」
菜々「そこに加えて頂いたのですから、あまりうるさい事を言うつもりはありませんよ」
果林「やっぱり、そう思った?」
菜々「あの二人は、とりわけ仲が良いですからね」クスッ 果林「くすっ。仲が良いと言えば・・・」
果林「せつ菜は気が付いた?」
菜々「…何にですか?」
果林「ゲームしてる時の、愛のことよ」
菜々「愛さん?どうかしたのですか?」
果林「それが、可愛らしいことにね・・・」 璃奈「・・・」バシッバシッ👊
愛「おっ。やるなぁ」ガチャガチャポチポチ
璃奈「・・・」カチャカチャカチャカチャ
愛「これならどうだ」ポチポチ✊
璃奈「・・・いたっ」
愛「よしっ。いけるかも」ガチャガチャポチポチ 璃奈「・・・」ガチャガチャカチャカチャカチ
愛「うわっ、なにそれ!」ガチャガチャ
璃奈「・・・」✊✊ポチポチ
愛「あ!ちょっ、ちょ!!」カチャッカチャカチャ
愛「あちゃー。負けた・・・」
璃奈「璃奈ちゃんボード、『WIN』」 愛「こりゃ、今日はもうだめかな〜…」
璃奈「あ・・・もう、こんな時間」
愛「そろそろ、帰ろっか。途中まで送るよ」
璃奈「うん」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
愛「うーー、寒くない?」テクテク
璃奈「寒い。こんな遅くまで学校残ったの、初めてかも・・・」テクテク
愛「夏が終わったばかりなのに、風が冷たいな〜・・・」ブルブル
璃奈「でも、今日は楽しかった・・・ありがとう、愛さん」
愛「ううん、こちらこそ!」 璃奈「私ね、みんなとゲームするの好きなんだ」テクテク
愛「うん」テクテク
璃奈「オンライン対戦とか、一人でするのも好きだけど・・・」
璃奈「でも一箇所に集まって、ワイワイしながらゲームするのが一番楽しい」
愛「ん。やっぱ、そうだよね!」 愛「ゲームしてる時のりなりーは、表情コロコロ変わってて…見てるこっちまで楽しくなるもん」
璃奈「本当…?そんなに顔、変わってる?」
愛「うん!敵を倒した時に、えっへんって顔したり、やってやるぞーって顔したり!」
璃奈「そ、そうかな・・・」
愛「そうだよ!」
璃奈「というか愛さん、そんなに私の顔見てるの?」
愛「え?」 愛「まぁ、見てるよ」
愛「ゲームも楽しいけど、りなりーのこと見てるのもすごく好き!」
璃奈「…そうなんだ」
愛「あ。別に、手抜いてるわけじゃないよ!たまに、チラッチラッとね?」
璃奈「・・・なんか、恥ずかしい」
愛「そう?別にいいじゃん。減るもんじゃないしさ」 璃奈「明日からは愛さん、私より前に座ってね」
愛「えぇ〜?」
愛「愛さん、寂しいぞー!」
璃奈「わ、私はここでお別れ・・・また明日」ダッ
愛「あ。りなりー、気をつけてね!バイバイ!」
璃奈「バイバイ」タッタッタッ
愛「変な、りなりー…」 璃奈「・・・はぁ、はぁっ」タッタッタッ
璃奈(なんで)
璃奈(なんでこんなに、ドキドキするんだろ)
璃奈(でも私・・・今、すっごく嬉しい)
璃奈「また明日も…愛さんとゲーム、出来るかな」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 翌日
侑「うわっ!愛さん上手い!!」カチャカチャ
愛「でしょ?ほれほれ!」✊✊ポチポチ
せつ菜「愛さんと璃奈さんが組むと、手がつけられませんね!」カチャッカチャ
かすみ「はいっ、はいっ!次かすみんもやりたいです!」
せつ菜「では、私が変わりますね」
しずく「かすみさん、大丈夫?」
しずく「以前璃奈さんにコテンパンにされて以来、二度とやらないって言ってませんでしたっけ?」
かすみ「ぐぐっ…今日こそ、りな子を倒すから!!」
璃奈「望むところだよ」 愛「歩夢も、結構やるみたいじゃん?腕前見せてよ」
歩夢「わ、私はそんなに上手くないけど…」
侑「そうだよ!歩夢けっこう上手くてさ」
愛「じゃあコントローラ、歩夢に渡すね」
歩夢「あまり…期待しないでね?」
愛「まぁ。楽しむのが、一番だからね!」 「歩夢せんぱい!?かすみんばっかり、狙わないでくださいよ〜!」
「そんなつもりは無いんだけど、ごめんね…!」✊👊✊👊ポチポチ
「さっすが歩夢!」
「まだまだ!かすみんの辞書に、諦めると言う言葉はありませんからね!!」
せつ菜「確かに、見ている方もかなり面白いですね。これ」
果林「そうでしょ」
愛「ふふっ。だよね〜!」
せつ菜(・・・それに) せつ菜「果林さんが、昨日教えてくれた通りです」
愛「なんのこと?」
果林「愛はずっと、璃奈ちゃんの事見てるのね?」
愛「えっ。そうかな」
果林「昨日から、ずっとそうよ」
愛「ふふっ。そう言われるとなんか、恥ずかしいんだけどさ」 愛「ゲームしてる時のりなりーは表情がコロッコロ変わるから・・・見てて楽しいんだよね」
果林「コロッコロ、ねぇ」
璃奈(・・・)カチャッポチッ
せつ菜「どちらかと言えば、淡々と殺戮しているように見えますが・・・」
愛「そう言われてみれば昨日の方が、もう少しイキイキしてた気もする」
果林「ふーん?」
せつ菜(璃奈さんの気持ち…なんとなく分かる気がしますよ) せつ菜「愛さんと、二人きりだったからでは無いですか?」
愛「え?」
果林「そうね。璃奈ちゃんに信頼されてるのよ、きっと」
せつ菜(オタクに優しいギャルを、突き詰めたような人ですからね。愛さんは!)
愛「んー。愛さん、関係あるのかな…」
果林「口元、にやけてるわよ」クスッ
愛「えっ。あ、そうだったら嬉しいけど!!///」 愛「も、もう〜!!褒めても何も、出ないからね!」
果林「何も取ろうなんて、思ってないけど」
せつ菜「くすっ」
愛「…/// アタシも、ゲームしてくる!」
果林「行ってらっしゃい」
愛「ゆうゆう、次変わって!!」
侑「あ、愛さん。私のカタキ取ってよ!」
愛「任せて!」 歩夢「あ。愛ちゃん」
璃奈「愛さん」ボード『>▽<』
璃奈「今日は私より、前に座って」
愛「ちぇー。はいはい」
果林(璃奈ちゃんに、愛。それから歩夢・・・見るからに危ない卓が出来上がったわね)
しずく「かすみさん。次こそ頑張って?」
かすみ「う、うぅ…今度こそは、今度こそはー!!」 侑「みんなー、頑張って!!」
歩夢「うんっ!」
愛「よし来い!」
かすみ「負けませんよ!」
璃奈「それじゃ、行こっか。・・・いっちょ?」
「「「アームズ!!!」」」
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