かすみ「しず子が告白されてるところを見ちゃいました……」
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※にじよんネタあります、少しだけモブが出ます
放課後 学園の校舎裏
かすみ「ふんふふ〜ん♪ここのルートは部室への近道なんですよね〜♪」
かすみ「…ってあれ?あそこにいるのって………しず子?……誰かと一緒にいる」
「〜〜〜〜〜」(二人の話し声)
かすみ「むむむ……あれは確か演劇部の……しず子の先輩?だったかな?」
かすみ「何か話してるみたい……」
かすみ「…にひひ♪……こっそり近づいて聞いちゃおーっと♪」コソコソ 演劇部員(以下モブ子)「しずくのことが、ずっと前から好きだったの」
しずく「…え……」
モブ子「私と、付き合ってほしい」
かすみ「(え………)」
かすみ「(え゛え゛え゛ぇ゛〜〜〜!!!)」 かすみ「(と、とんでもないところを見ちゃいました……)」
かすみ「(まさか…(演劇部)部長さん以外にもしず子に迫る要注意人物がいるとは……)」
かすみ「(……もう!こ〜んなに可愛いかすみんがいるのに、何でしず子の方がモテるんですかぁ!)」プンプン
かすみ「(…………)」
かすみ「(…まぁ、確かにしず子は優しいし、それに…………かすみんほどじゃないけど、顔もまぁ………そこそこだし)」
しずく「…………」
かすみ「(……しず子、何て言うのかな)」 かすみ「(ていうか!しず子はスクールアイドルと演劇で忙しいんですよ!)」
モブ子「ごめんね。困らせると思ったから、告白するつもりはなかったんだけど」
かすみ「(そうですよ!しず子の先輩なら気を遣ってくださいよ!)」
モブ子「しずくがスクールアイドルとして活躍してから、ますます可愛くなってきて…」
かすみ「(……まぁ、そこは………少しは同意してあげますよ)」
かすみ「(かすみんほどじゃ、ないですけどね〜っ♪)」キャピ
モブ子「……どうしても気持ちを伝えたくなっちゃったの」 しずく「…………」
かすみ「(だいたい!しず子のこと本当にわかってるんですかぁ!?)」
かすみ「(舞台とかライブでは度胸あるから勘違いされやすいですけど、実はドジで泣き虫だし!)」
かすみ「(それに、変なところで頑固なんですよぉ!それでも好きって言えるんですかぁ!?)」
しずく「…………」
かすみ「(かすみんの方が絶対しず子のことよくわかってますよ!)」フンス
かすみ「(先輩さんは上辺だけしか見てないんじゃないですかぁ!?)」 しずく「…………」
かすみ「(って!さっきから何でしず子は黙ってんの!)」
モブ子「…やっぱり、ダメかな?」
しずく「……はい、ごめんなさい」
しずく「モブ子さんのことは尊敬していますけど、付き合うことはできません」
かすみ「(!!!)」 モブ子「…そっか………ううん、私こそごめん」
モブ子「しずくには、好きな人がいるってわかってたのに」
しずく「!!!」
かすみ「(え………)」
かすみ「(え゛え゛え゛ぇ゛〜〜〜!!!)」 モブ子「しずくは優しいから、可能性あるかもって考えちゃったの」
かすみ「(嘘!?嘘!?誰なんですかぁ!?)」
モブ子「私、最低だった……本当にごめん」
しずく「そんな!謝らないでください!」
しずく「その、付き合うことはできませんけど」
しずく「…私のことを好きって言ってもらえて、嬉しいです!」
モブ子「………ふふ、しずくは真面目だね……そんなところも可愛いけど」 モブ子「…そうだよね……しずくは演技もそうだけど、好きなことにはいつも真剣で、一途だもんね」
モブ子「…私が入る余地なんて無いって、わかってたはずなんだけどな……」
しずく「…………」
かすみ「(……先輩さん、それなりにしず子のことわかってるじゃないですか…)」
かすみ「(…ふんっだ!上辺しか見ていないって言ったことは、謝ってあげてもいいですよ!)!
モブ子「…嬉しいって言ってくれて、ありがとう」
モブ子「しずくは本当に優しいね」ナデナデ
しずく「あ…//」 かすみ「(ちょっと!何頭撫でてるんですか!振られたのに往生際が悪いですよ!)」
かすみ「(しず子も照れないでよ!何でいい雰囲気になってるの!)」モヤモヤ
しずく「……モブ子さん、知っていたんですね。その、私が好きな人いるってこと」
かすみ「(!!!そうそう!その話!!)」
モブ子「わかるよ〜………しずくのこと、ずっと見てたから」
しずく「…モブ子さん……」
かすみ「(もおーー!!そういうのいいですから!また脱線しちゃいますから!!)」イライラ
かすみ「(誰!?いったい誰なんですか!?)」イライラ モブ子「…………」
モブ子「……中須さん?」
しずく「…………はい」
かすみ「(……え…………)」
かすみ「(え゛え゛え゛ぇ゛〜〜〜!!!/////)」
かすみ「(え゛っ゛!?え゛っ゛!?!?////ど、ど、どどどどういうこと〜〜〜〜!?////)」 モブ子「はぁ…やっぱりそうだよね〜……」
しずく「あの!…このことは秘密で……」
モブ子「大丈夫、誰にも言わないから安心して」
しずく「…」ホッ
モブ子「……あーあ、中須さんなら仕方ないなあ…ちょっと妬いちゃうけど」
しずく「あ……その…」
モブ子「ごめんごめん、そんな悲しい顔しないで」 モブ子「…私から告白しておいて何だけど、本当に、私のことは気にしないで」
しずく「モブ子さん……」
モブ子「これからも同じ部活の仲間として、一緒に高め合っていけたら嬉しいな」
モブ子「もちろん、オーディションではしずくに負けないように、頑張るから!」
しずく「……はい!私も負けません!これからも、よろしくお願いします!」
モブ子「うん!そうこなくっちゃね!」
モブ子「それと、スクールアイドルのしずくも、しっかり応援させてね」
しずく「ありがとうございます!次のライブも絶対見に来てください!」
モブ子「行く行く!楽しみにしてるから!」 モブ子「あ!……しずく、ちょっと耳貸して」
しずく「?」スッ
モブ子「……中須さんとのことも、応援してるからね」ボソッ
しずく「!!!///」
しずく「もう!モブ子さん!///」ポカポカ
モブ子「ふふ、良かった〜いつものしずくに戻った」
かすみ「」ポカーン ―――――――
―――
かすみ「」
かすみ「……はっ!!」
かすみ「衝撃のあまり、放心しちゃいました……」
かすみ「…………」キョロキョロ
かすみ「……二人はもういないですね」
かすみ「…………」 かすみ「へ、へぇ〜//…あのしず子がねぇ〜〜かすみんのこと…す、好きって……///」
かすみ「ま、まぁかすみんは可愛いですから!!と、当然ですけどぉ〜!」
かすみ「や〜ん♪かすみんってばぁ〜〜可愛すぎて、皆を困らせちゃう〜♪」
かすみ「てへっ♪」
かすみ「…………」 かすみ「…………」
かすみ「…………///」ボッ
かすみ「ああ〜〜〜〜!!///もお〜〜〜〜〜!!///」
かすみ「(さっきのことが頭から離れない〜〜!///)」ブンブン
かすみ「こ、こんな時は〜〜〜〜!!………れ、練習に励むのが一番です!」
かすみ「そうですよ!かすみんは皆のスクールアイドルなんですから!」
かすみ「一人に好きになってもらっただけで、こんなに狼狽えてちゃダメなんですよぉ〜!」
かすみ「ということで!!早く部室に行きますよぉーーー!」ダダダダ ―――――――
―――
スクールアイドル同好会部室
ガチャ!
かすみ「はいっ!!かすみんが一番乗りですよぉーー!!!」(やけくそ)
璃奈「……一番最後だよ。かすみちゃん」
かすみ「あれっ!?皆さんもうお揃いなんですか!?(どんだけ放心してたの!?)」
しずく「今日はずいぶん遅かったね」
かすみ「し、しず子!!」ドキッ しずく「?……どうしたの?そんなに驚いて」
かすみ「べ、べべべっつに〜///」ニヤニヤ
しずく「……(……あからさまに怪しい)」
しずく「……もしかして、何か企んでる?」
かすみ「ち、ちがっ!!ほんとに違うから!!今回は!」
しずく「?…それならいいけど……」
かすみ「…」ホッ
かすみ「…………」 しずく「〜〜〜♪」(鼻歌)
かすみ「(…しず子、さっきあんなことがあったのに、いつも通りじゃん……)」
かすみ「(ぐぬぬ……かすみんはずっと頭から離れてくれないのに……///)」
かすみ「(先輩さんといいしず子といい、ついでに部長さんといい、演劇部めぇ〜……)」ワナワナ
かすみ「(さっさと練習始めて、忘れちゃいますよ!!)」 かすみ「さっ!皆さん!早く始めちゃいましょうよっ!!」
愛「かすかすってば〜、一番遅くに来ておいて仕切っちゃうの〜?」ツンツン
かすみ「かすかすじゃなくてかすみんです!!」
愛「ごめんごめん〜ついつい」アハハ
かすみ「全くもう!!(よしよし!この調子です!)」 ―――――――
―――
かすみ「(今日は練習じゃなくて、ミーティングの日でした……)」ズーン
かすみ「(しかも、隣にしず子が座っている……)」チラッ
かすみ「(しず子の方、あんまり見ないようにしないと…)」ムムム
あなた「ミーティングを始める前に、皆に提案したいことがあるんだ!」
あなた「前に、皆の自己紹介動画や、特技を披露した動画とか上げたでしょ?それがすごく好評だったからさ」
あなた「今度は、練習してるとこや普段の様子とか、色々撮影して動画サイトに上げようと思ってるんだ!」 あなた「私達をより身近に感じてもらいつつ、メンバーの魅力を伝えられると思うんだけど、どうかな?」
9人「「おお〜!!」」
かすみ「普段のありのままの可愛いかすみんを、ファンの皆さんにお届けできるってことですね!」
あなた「そういうこと!」
あなた「9人のたくさんの魅力を、ファンの人達はもちろん、そうじゃない人達にも知ってもらいたくて!」
あなた「いつものワイワイしてるところや、頑張ってるところ、あとは……」
あなた「そうだ!メンバーがそれぞれ、どんな日常を過ごしているかを撮るのも面白いかも!」
あなた「あと同好会以外のことでも、もし『こんな自分を知ってもらいたい!』っていうのがあれば、それも動画にするよ」
\\「いいね〜」「楽しそう!!」「良いアイデアだと思います!」// あなた「…それじゃ、皆賛成ってことでいいかな?」
果林「ええ。……でもそれって、ファンの人達にとっては良いかもしれないけど…」
果林「私達のことをあまり知らない人達にとっては、面白みに欠けると思うわ」
果林「その辺りは何か考えているのかしら?」
あなた「そう!そこが問題になの!」
あなた「ファンの人達が楽しめつつ、私達を初めて見る人にも、興味を持ってもらえるような内容にしたいんだ」
あなた「…でも……なかなかそれが、思いつかなくて…」 あなた「……だから、今日のミーティングではそれを議題にするつもりだったんだよね…」
果林「なるほどね……ふふっ、そういうことなら、いいんじゃないかしら?」
あなた「良かった!…それじゃあようやくだけど」
あなた「本日の議題は『皆が楽しめる動画にするにはどうすればいいか?』だよ!」
あなた「動画の方向性、演出、何でもいいよ!思いついたらどんどん言って!」 せつ菜「はいっ!!!!」ピーン
あなた「早っ!じゃあせつ菜ちゃん!」
せつ菜「はい!やっぱり、最初にインパクトを与えて、視聴者の皆さんの心をつかむことが大事だと思うんです!」
あなた「確かに冒頭が面白いと、興味持って最後まで見ちゃうってのは結構あるかも。動画広告とかもそうだけど」
かすみ「それ、わかりますよぉ〜」
かすみ「……飛ばすつもりでいたのに展開が気になっちゃって、いつの間にか見終わってるんですよね〜」 せつ菜「ですので!OPで、私達が横一列に並んで、カメラに向かって走り出します!」
せつ菜「そして!その後ろで『ドガーン!!』と、火薬をふんだんに使って巨大な爆発演出をする!」
せつ菜「というのはどうでしょうか!!」
せつ菜「撮影場所も採石場がいいですね!!最近では撮影できる場所も減ってしまって(以下略)」ペラペラ
璃奈「…完全に特撮………でも、インパクトはあるね」
あなた「……う〜ん………」
愛「あれ?何か問題あった?」 あなた「……実は、せつ菜ちゃんのライブで毎回大量の火を使ってるもんだからさ……」
あなた「予算とか手続きの関係で、ライブ以外での特殊効果演出は許可できないって、学園から言われちゃったんだ〜…」
エマ「そういえば…『CHASE!』の時とか、一度に何発も炎打ち上げたりしてるもんね〜」
彼方「……今まで予算大丈夫だったのがすごいね〜〜……一発上げるだけで何万円とかじゃないっけ……?」
歩夢「というか、ライブではやっても大丈夫なんだね…」
愛「いや〜自由な校風っていいね!太っ腹!」
果林「(この学園……変わった部活といい、色々と大丈夫なのかしら……)」 あなた「ていうかせつ菜ちゃん!『生徒会長なら生徒全員の顔と名前を覚えるのは当然です』キリッ」
あなた「とか言ってるじゃん!!何で自分の同好会についてはノータッチなの!?」
あなた「あれでしょ!?本当はできないこと知っててダメ元で提案してるでしょ!」
せつ菜「う!…それは、今の私はせつ菜であって生徒会長では無いからで…」
あなた「ずーるーいー!!何かあるとそうやって逃げるーー!!」ジタバタ
しずく「……さすがです!!私も役者として、せつ菜さんぐらい素早い切り替えができるようになりたいです!」キラキラ
あなた「ならなくていいから!てかしずくちゃんは特にそういうこと覚えちゃダメ!何となくだけど!!」 せつ菜「いや〜///演技のプロであるしずくさんに褒められるなんて、光栄です!//」テレテレ
あなた「ちょっとは反省して!」
せつ菜「でも、しずくさんは私の真似をしなくても、十分素敵な役者ですよ!」ナデナデ
しずく「!//…ありがとうございます//」
かすみ「!!!」ムッ
かすみ「(しず子ってば、まーたデレデレしちゃって!私のこと好きなくせに!)」
かすみ「…………」
かすみ「(ってもおーーーーー!!///思い出しちゃったじゃん!!///忘れないと…)」ムムム あなた「はぁ…そういうわけだから、どうしようか……何とかしてあげたいとは思うけど」
璃奈「……私に任せて」璃奈ちゃんボード【 □-□ヽ】メガネクイッ
璃奈「爆発シーン……CGで良ければ、私が作る」
あなた「本当!?…なんて優しいんだ………さすが、天使・天才・天王寺!」ウルウル
あなた「CGだと少し迫力落ちちゃうかもしれないけど……せつ菜ちゃん!それでいいよね?」
せつ菜「嬉しいです!!絶対に却下されると思ってました!言ってみるもんですね!」
あなた「やっぱり知ってたんかい!」 あなた「璃奈ちゃん、申し訳ないけどお願いしてもいい?私も何でもするから!」(やけくそ)
璃奈「任せて……本物にしか見えなくて、警察が出動するレベルの演出にしてみせる」
あなた「さっきの感動を返して!!!」
璃奈「…私達のことを知らない人達にも、興味を持ってもらいたいって、言ってたから」
あなた「やばい意味で注目集めようとしないで!同好会活動停止になっちゃうから!」
あなた「もう!絶対、動画内に注釈テロップ入れるからね!!『※これはCGです』って!」
せつ菜「そんなことしたらインパクトが無くなってしまいますよ!璃奈さん!是非そうしましょう!」
あなた「せつ菜ちゃんはせつ菜モードではっちゃけすぎ!」 愛「まぁまぁ〜落ち着いて!とにかく、CGで決まりだね!」
愛「……火力『強化』には、『許可』が必要になっちゃうからね」ドヤッ
あなた「!!んぶふぉおwww……くくくww……っw……」
あなた「………っはぁ……はぁ……」
あなた「…それじゃあ……ぷぷっww…っw…えーと……CG作成については追々考えるとして…」
歩夢「(ダジャレであの子の怒りを止めるなんて………愛ちゃん、すごいなぁ…)」
あなた「他の意見も聞きたいかな……何かある?」
\\「う〜ん」「どんなのがいいかなあ」// しずく「はいっ!」スッ
あなた「おっ!しずくちゃん、思いついた?」
しずく「はい!先輩先ほど、メンバーそれぞれの日常を撮りたいって言ってましたよね?」
しずく「それを、ちょっとしたドキュメンタリー番組風にするのはどうでしょうか?」
しずく「編集やナレーションを付けたり、その回の主役の方へインタビューをしたり」
あなた「うんうん」
しずく「あとは、主役以外、つまり他のメンバーにも取材して、その人について答えてもらうんです」
しずく「そうすることで、私達を知らない人にも簡単に紹介できて、様々な魅力も伝えられるんじゃないでしょうか?」 あなた「なるほど……」
あなた「例えば、歩夢ちゃんの日常回を撮影するってなったら、他のメンバーに歩夢ちゃんのことについて取材するってことだね」
あなた「……で、その取材の映像も動画に加えるって感じかな?」
しずく「そんな感じです!自分のことについて誰かに話してもらうのは、新しい発見があると思ったんです!」
あなた「……うん!メンバー同士の関係性も見えていいかも」
果林「ふうん、なかなか面白そうじゃない。私は賛成よ」
歩夢「私も!ファンの人達も、喜んでくれると思う」 愛「せっかくならメンバー以外や、学園にいるファンの人にも取材するってのはどう?」
エマ「賛成!!彼方ちゃんのこと、遥ちゃんに聞いてみたりとか!」
彼方「ええ〜〜//恥ずかしいなあ〜//……でも、遥ちゃんが、どんなお話をしてくれるかは気になるかも〜//」
璃奈「せつ菜さんは、学園内にファンが多いから、取材対象を決めるのが大変そうだね」
せつ菜「ええ!?///そ、そうですかね〜?//」テレテレ
かすみ「取材……きっと皆さんは、いかにかすみんが可愛いかを語ってくれるに違いありませんね!」ホワホワ (先輩「かすみちゃんはすっごく良い子で、一番可愛いYO!」)
(エマ先輩「美味しいコッペパンを作るのが上手で、とっても可愛いの♪」)
(しず子「ええっ!かすみさんについてですか?」)
(しず子「ええっと…その…かすみさんは可愛くて……その…」)
(しず子「………私の、大好きな人です///」)
かすみ「あ゛ーー!!!!も゛う゛っ゛!!!!/////」バン!(机を叩く音)
あなた「えっ!!?かすみちゃんどうしたの!!?」 かすみ「はっ!!!な、何でもないですよ!」
あなた「……今日のかすみちゃん、何か様子おかしくない?」
あなた「(急に変な顔になったりしてた気がするし…)」
あなた「…もしかして、具合悪いとか?」
かすみ「い、いえ!!大丈夫です!!」ブンブン
あなた「そ、そう?無理しないでね」
かすみ「はい!」
かすみ「(うぅ〜……かすみんとしたことが…)」 今日はここまで
モブ子の役割、部長にさせれば良かったじゃんって思われそうだけど
わざわざモブ子を出したのは、部長をかませにしたくなかったから ―――――――
―――
あなた「とりあえず、明日から試しにカメラ回してみるのと、あとは……」
あなた「……一応、OPも要検討ってことで、今日はここまで!」
あなた「各自、自分の日常の中で動画にしたい場面を考えておいてね」
あなた「それと、もしメンバー以外で取材したい人がいれば、その人に許可もらうから、早めに教えること!」
あなた「じゃ、今日は解散!」\\オツカレサマデース// かすみ「(今までで、一番長いミーティングに感じました……)」グッタリ
しずく「かすみさん」
かすみ「わっ!」ビクッ
かすみ「な、何、しず子?」
しずく「…………」グィ(かすみに詰め寄る)
かすみ「!!………」ドキドキ しずく「…………」
しずく「…」ナデナデ
かすみ「……ふぇっ!?//」
かすみ「えっ?//何、急に?//」
しずく「あれ、違った?」
しずく「私がせつ菜さんと喋っていた時、こっち見てたから」
しずく「かすみさんも、してほしいのかなって」ナデナデ
かすみ「う//……それは…//」 しずく「…………」ナデナデ
しずく「……さっき、急に叫んだり変な顔してたけど、何かあったの?」ナデナテ
かすみ「な゛っ!変な顔じゃないし!可愛い顔だし!」
しずく「…はいはい」ヤレヤレ
かすみ「…………」
かすみ「別に、何でもないから……」
かすみ「かすみんの可愛いところが多すぎて、皆、かすみん回で取材された時にコメントするの大変だなーって思ってただけ」
しずく「(…何だ、いつものかすみさんだ……)」ホッ しずく「ふふっ、そうだね。かすみさんについて何て言うか、考えておかないと」
かすみ「うん……」
かすみ「……(しず子は私について、何て答えてくれるのかな…)」
しずく「……皆さん、尊敬できるところが多いから、何を言おうか悩んじゃうね」
かすみ「うん……(私もしず子の回で言うこと、考えておかないと)」
しずく「特にA・ZU・NAのお二人のことは、色んなエピソードがあるから、どうしよう」ワクワク
かすみ「うん……(……そもそも私は、しず子のことどう思ってるんだろ)」 しずく「せつ菜さんは、真っすぐで、一緒にいて楽しいってこと」
かすみ「うん……(…ドジで泣き虫で、頑固で…あとは……)」
しずく「歩夢さんは、優しくて、何をやってても可愛いってことを伝えたいな」フフッ
かすみ「……しず子も可愛いよ」ボソッ
しずく「…………」
かすみ「…………」
しずく「……………はい???////////」 かすみ「…………」
かすみ「ってあ゛ーーーーーーー!!!!///今の無し!無しぃ!!!!///」
しずく「……っ///…かすみさん///」カアアア
かすみ「っ!!///」キュン
かすみ「あ!あれだから!!かすみんほどじゃないけど、ちょっとはってことだから!!」
しずく「そ、そうだよね!!わかってるわかってる!!」 かすみ「も、もぅ〜かすみんってば、一番可愛くて困っちゃう〜♪」
しずく「あ、あははははは……」
かすみ・しずく「…………」
かすみ「……(…今、一瞬だけど……しず子、照れてたよね?)」
かすみ「……(何か……ドキドキする///……今までは見ても何とも思わなかったのに)」
かすみ「……(私が照れさせたから、そう感じるのかな)」 かすみ「……///(……いつも澄ました顔してるのに、私の言葉で、あんなに真っ赤に…///)」
かすみ「ってもうダメだぁぁぁぁーーー!!!!///」バン!
しずく「!」ビクッ
かすみ「今日はもう帰る!!!!///」
かすみ「しず子!覚えててよねっ!!!///」ダダダダダ
しずく「え、ええ〜……?(やっぱり今日のかすみさん、おかしい…)」 次の日 スクールアイドル同好会部室
あなた「あ・ゆ・むちゃ〜ん!こっち向いて!」ジー(●REC)
歩夢「ちょ、ちょっと///まだ皆揃ってないのに、もう撮るの?///」
あなた「もっちろん!色々撮るっていったでしょ?」ジー
愛「いいねいいね〜!」ガシッ(歩夢の肩を組む)
愛「ほら、歩夢はこんな風にすぐ恥ずかしがっちゃって、可愛いんだ〜」(カメラ目線)
あなた「お〜!さすが愛ちゃん!良くわかってるう〜♪」ジー
歩夢「も、もう!二人とも!///」 \\オコッテルトコロモカワイイYO! アハハ!// しずく「…あ、あの、先輩」(小声)
あなた「ん?どうしたの?」ピッ(カメラを止める)
しずく「撮影内容について相談したいことがあるんですけど、今いいですか?」
あなた「お!もう撮りたい内容決まった?教えて教えて!」
愛「それならアタシが撮影やっておくから、二人は話し合い進めなよ!カメラパス!」
あなた「ありがとう!任せるね!」 歩夢「二人が話し合いをするなら、撮影はここでしない方がいいよね?」
愛「う〜ん……あ!それなら!他のメンバーを探しに行きながら撮影しよっか!」
歩夢「うん!いいね!えっーと、まだ来てないのは、せつ菜ちゃんと、彼方さんと、エマさんと、果林さんだね」
愛「せっつーは生徒会かな?となると、三年生組を探しに行くのがいいかな?」
愛「カナちゃんは多分、どこかで寝てると思うから…よし!その現場を押さえて撮影しちゃおう!!」
愛「りなりーとかすみんも行くでしょ?」 かすみ「もっちろんですぅ〜♪可愛いかすみんを、どんどん撮って下さぁ〜い♪」
璃奈「…私も行きたい………と言いたいところだけど」
璃奈「CG作成を進めたいのと、あと、少しでも楽しい動画にしたいから」
璃奈「面白くなる字幕やテロップの入れ方とか、かすみちゃんに教えてもらいたい。いっぱい動画見てて、詳しいと思うから」
璃奈「だから、私と一緒にここに残ってほしい」
かすみ「ええ〜!かすみんも行きたい〜!(…できるだけしず子と同じ場所にいたくないってのもあるし///)」
璃奈「ダメ…かな?」 かすみ「ううっ……ボードも無いし無表情なのに……悲しんでるのがわかる…」
かすみ「……ああもうわかった!かすみんも残るっ!」
璃奈「ありがとう。お礼に、動画のサムネイルはかすみちゃんの面白い顔にするからね」
かすみ「ちょっと!!何しようとしてんの!!ていうか絶対りな子も詳しいでしょ!?」
歩夢「あ、あはは……じゃあ、私達で行こっか」
愛「そうだね!じゃ、行ってくるよ!」
あなた「うん!いっぱい撮ってきてね!」 ―――――――
―――
あなた「ふむふむ、しずくちゃんは同好会での活動の他に、演劇部での稽古の様子も撮影したいと」
しずく「はいっ!演劇部にも、話は通してあります!」
あなた「まぁ、しずくちゃんと言えばそうだよね。いいんじゃないかな?」
しずく「それで、部長にどんな動画になるのかを聞かれたので、昨日のミーティングの内容を話したんですけど……」
しずく「……部長達、私のことについて、話したいそうです………」
しずく「別に、取材をお願いするつもりはなかったんですけどね……恥ずかしいですし…」
あなた「おお〜いいね!演劇部でのしずくちゃんのこと、色々聞いてみたかったし」
あなた「じゃあ、部長さん達にも取材するってことで、段取り進めないとね」 しずく「……先輩、お願いがあるんですけど」
あなた「ん?」
しずく「演劇部の次の公演のことも、私の回で紹介してもいいでしょうか?」
あなた「うん!全然大丈夫だよ」
しずく「では、部長達への取材が終了したタイミングで、宣伝を入れるようにしたいと思います」
あなた「それでいいと思うよ!……あ〜、もしかして昨日しずくちゃんが提案した理由って、それが狙いだったとかあ〜?」
しずく「え!?ち、違いますよ!」
あなた「ほんとかなあ〜?」ニヤニヤ
あなた「……うりゃうりゃうりゃ〜♪」コチョコチョ
しずく「きゃっ//先輩、く、くすぐったいですよ//」 あなた「このこのっ♪清純派な顔しちゃってるけど、裏では色々考えてんのか〜〜〜?♪」コチョコチョ
しずく「やんっ//ほ、ほんとですよおっ!//」
あなた「…ふふ、な〜んて!冗談だよ〜♪」パッ
あなた「私が同好会以外のことでもいいって言ったわけだし、他の人達にも取材しようって言ったのは愛ちゃんだもんね」
しずく「はぁっ……//はぁ……//もうっ!先輩ってばひどいですよ!//」ポカポカ
あなた「ごめんごめ〜ん♪って、ぎゃっ!!かすみちゃんがすごい顔でこっち睨んでる!?何で!?」
かすみ「……ぐぬぬぬぬ」ギロッ あなた「あ、あの〜…かすみちゃん、わたくし、何かしましたでございますか……?」ビクビク
かすみ「……はっ!先輩!」
かすみ「な、何でもないですよぉ〜♪いつもの可愛いかすみんでぇ〜す♪」キャピ
あなた「そ、そ〜お〜?」ビクビク
あなた「…ちょっとしずくちゃん……かすみちゃん、何かあったの?」(小声)
しずく「さあ…?」(小声)
あなた「昨日から、明らかにおかしいよね?」(小声)
しずく「はい……一体、どうしたんでしょうか…?」(小声)
かすみ「……(二人とも、顔近くない?)」モヤモヤ しずく「それに昨日は、ミーティングが終わった後も……」(小声)
しずく「…………」
しずく「…///」ボッ
かすみ「!!!」
あなた「え、しずくちゃん?」(小声)
しずく「や、やっぱり何でもないです……///」
あなた「え、ちょっと、しずくちゃんまでどうしたの?」
かすみ「……(……先輩、何て言ったんだろう)」ゴゴゴゴ
あなた「ぎゃっ!!またかすみちゃんが圧をかけた目でこっち見てる!」
璃奈「(かすみちゃんのこの顔、サムネにしようかな)」パシャ(スマホカメラ音) ――――――――
……一週間後……
―――――――― スクールアイドル同好会部室
\\ハイ、カットー//
あなた「ふぅ〜…ここ一週間でだいぶ撮ったね〜」
あなた「一旦、動画の確認も兼ねて皆で見てみよっか!」
9人「「はーい」」 ―――――――
―――
果林『ワン、ツー、スリー、フォー、ワン、ツー、スリー、フォー、』パンパン
果林『それじゃあ、そろそろ休憩にしましょう』
かすみ『え〜!かすみんはまだまだやれますよぉ〜』
果林『やる気があるのはいいけど、適度に休まないとダメよ?』
かすみ『じゃあ、じゃあ、かすみんのステップ、もう一回だけ見てください!お願いしますよ〜果林先輩!』
果林『もう……仕方ないわね…じゃあ、かすみちゃん以外は休憩入って』
7人『『はーい』』
かすみ『ありがとうございます!』 彼方「かすみちゃん……普段はいたずらっ子だけど、練習は頑張るよねぇ〜」
かすみ「当然です!」
かすみ「かすみんはファンの皆さんに喜んでもらうためにも、努力は惜しみませんよ!!」フフン
璃奈「さすが、ファンサービスに定評のあるかすみちゃん」
璃奈「……いたずらに関する努力は、裏目に出ちゃうけど」
かすみ「よ、余計なお世話だしっ!!」
しずく「ふふっ、かすみさんはファン思いだもんね」ニコニコ
かすみ「!……う、うん…///」
あなた「……?」 生徒会副会長(アニメ版)『せ、せつ菜ちゃんは格好良くて!!それに、笑顔もキラキラしてて!』
愛「お!映像が変わったね」
エマ「これは、副会長さんに取材した時のだね♪」
あなた「連続で順番に再生されるようにしたから、次々映るよ〜」
生徒会副会長『私がスクールアイドルを好きになったきっかけも、せつ菜ちゃんを知って!『CHASE!』を聴いてからです!』
あなた「副会長さんって普段はクールな感じなのに、せつ菜ちゃんの話になるともっのすごい喋りだすからびっくりしたよ〜」
果林「ふふ…案外せつ菜に似てるかもね」 生徒会副会長『今度、会長とライブ行きます!!こ、これからも!ずっと応援し続けます!!頑張って下さい!』
かすみ「……せつ菜先輩…大丈夫なんですか?」
せつ菜「…副会長、未だに誤解されてるんですよね……菜々がせつ菜のファンであると」ダラダラ
せつ菜「私のことを応援して下さるのは嬉しいのですが……一体、どうすれば」ダラダラ
歩夢「副会長さんに取材のお願いしに行った時、『私なんて恐れ多いです!是非会長に取材を!』って最初言われたもんね」
あなた「せつ菜ちゃんが説得しに行って、ようやく受けてくれたんだよね……バレなくてよかった…」
せつ菜「危うく、菜々の姿でせつ菜について語る羽目になるところでした……」 しずく『ねぇ璃奈』ドンッ
しずく『あなた、私のモノになりなさい』
璃奈『』【//〇▭〇//】
歩夢『しずくちゃーーーーーーん!!?』
果林「あら、しずくちゃんの壁ドン、なかなか様になってるじゃない」
しずく「………先輩、いつの間に撮っていたんですか…?」
あなた「ふっ……私はいつでもチャンスを狙っているからね」ドヤッ
あなた「しずくちゃんが演技の練習するなんて言ったら、そりゃスタンバっておくよ」 しずく『――――ねぇ、愛』
しずく『あなた、私のモノになりなさい』ドンッ
愛『…………え〜〜〜違うでしょ』
愛『しずくちゃんが、アタシのモノになるんだよ』キリッ
しずく『………はい…//』
かすみ「!!!」
愛「あはは〜!こうして見ると、なんか照れちゃうな〜!//」
しずく「……//」
あなた「いや〜これは名シーンだね……自然にカウンターを食らわせる愛ちゃんと、照れちゃうしずくちゃん」
璃奈「愛さん、かっこよかった……」 彼方『じゃーん。授業で作ったお菓子だよ〜』『\\ワーイ//』
あなた「あ、彼方さんが手作りケーキやクッキーを振舞ってくれた時だね」
エマ「どれもす〜っごく美味しかったよね♪」
せつ菜「はい!それに、こんなにたくさんの種類のお菓子を作るなんて、すごいです!」
彼方「ふふ〜……皆が喜んでくれて、彼方ちゃんもとっても嬉しいよ〜」
彼方「また作るから、楽しみに待っててね〜」\\ヤッター! アリガトウ!//
璃奈『おいしおいしおいしおいしいーーーー!』【 ;ワ; 】
かすみ『りな子がおかしくなっちゃった…お菓子だけに』
あなた『ぶはっwww』 あなた「ぶはっwww……ってああ〜!ごめん!私の音声入っちゃってる!」
歩夢「(映像と全く同時に笑った…)」
せつ菜「いえ、これはこれで良いと思いますよ」ニコニコ
あなた「うう……」
彼方『無理しなくても大丈夫だよ〜』
彼方『璃奈ちゃんの気持ちは、ちゃんと受け取ってるよ〜』ギュー
果林「……彼方は眠っている場面が多くなるかと思っていたけど、こんな素敵なシーンもあって良かったじゃない」フフッ
彼方「むう〜…確かに眠るのは好きだけど、たまには、皆のお姉さんになることだってあるよ〜〜」
エマ「そうだよ〜。それに、眠っている彼方ちゃんだって可愛くて素敵だよ♪果林ちゃんだって、この前私と寝…」
果林「エ、エマ!//それは秘密で…///」 彼方『しずくちゃん、あ〜〜〜ん』(口を開ける)
しずく『………はい、あ〜ん…』(彼方にクッキーを食べさせる)
かすみ「!!!」
愛「おお〜!!まさに、いと『おかし』な光景だね!!」
あなた「!!んぶふっ!wwあははは!wwww」
璃奈「……あなたも、笑いすぎて『おかし』くならないでね」
あなた「あはははっ!さっきww同じこと聞いたのに!ww」 しずく『…………』(口を開ける)
彼方『ん?しずくちゃん?』
しずく『…次、私の番ですよ、彼方さん』
エマ「しずくちゃん、可愛い〜♪」
あなた「見せつけてくれるぅ♪」ニヤニヤ
しずく「だ、だって…//この時カメラ回ってるって知らなくて…//というか!撮ったの先輩ですよね!//」プンプン
あなた「まぁまぁ〜いいじゃん!可愛いんだから!」
彼方「しずくちゃんは、たま〜にこんな感じで甘えてくるところも、と〜っても可愛いんだよね〜」ナデナデ
しずく「…っ//彼方さん……//」
かすみ「…………」 今日はここまで
感想・支援等ありがとうね
めちゃめちゃ嬉しい ―――――――
―――
あなた「いや〜これだけあると、厳選するのが大変だ……調子に乗って撮りすぎちゃったかも…」
果林「……まだ、メンバー全員分の日常回を撮り終えていないのに、既にこんなに映像があるのね…」
あなた「当初の予定では、動画5本くらい上げられればいいかなって思ってたんだけど……」
あなた「……このペースだと…最終的には10本近く投稿することになりそう」
あなた「それぞれの日常回……もとい、個人回で9本分、あとの1本は、皆の回って感じにしようかな……」
あなた「(…編集……終わるかな…………いや、考えても仕方ない!やるっきゃない!)」グッ
あなた「……それじゃあ、今日の活動はここまでにするけど、私と璃奈ちゃんで作業は進めておくから」
あなた「では、これにて解散!」\\オツカレサマデース// ―――――――
―――
あなた「歩夢ちゃん、もう夕方だし、私達も何時になるかわかんないから、先に帰ってていいよ」
歩夢「ううん、あなたが頑張ってるのにそういうわけにはいかないよ。何か手伝えること無いかな?」
あなた「そう?じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな」
あなた「ちょっとだけ買い出しお願いしたいんだけど……これがメモね」
歩夢「わかった。ついでに飲み物も買ってくるね」
あなた「ありがとう!助かる〜」
璃奈「歩夢さん……気を付けてね」
歩夢「うん!行ってくるね!」ガチャ バタン あなた「それじゃ、始めよっか〜」
璃奈「うん」
しずく「あ、先輩、今からビデオカメラを借りてもいいですか?」
しずく「明日は私の回を撮影する日なので、事前に練習しておきたいんです」
あなた「ははあ〜さすがしずくちゃんだね〜。うん、持って行っていいよ〜」
璃奈「映像は、全部PCに移したから、思う存分使って」
しずく「ありがとうございます!多目的室が空いていると思いますので、そこで練習してから帰ります」
あなた「了解。あんまり遅くならないようにね」
しずく「はい!それでは、お疲れ様です!璃奈さんも頑張ってね」ガチャ バタン あなた「…………」
あなた「それで………」
あなた「かすみちゃんは、私達のことを手伝ってくれるつもりで残ってるわけじゃないよね?」
かすみ「…………」
あなた「ここ最近変だけど、何かあったんでしょ?」
あなた「(あれだけ毎日、熱(圧)い視線を浴びてたらわかる)」
あなた「(なんつって)ぷひょww」プルプル
璃奈「(こら)」ツンツン
あなた「…っww……こほん。…誰かに相談したいと思ったから、残ったんじゃないの?」 かすみ「…………」
かすみ「……かすみんにも、よくわかんないです……残った理由も…………しず子のことも」
あなた「……(やっぱりしずくちゃん絡みだったか………明らかに反応してたもんね)」
あなた「誰にも言わないからさ、私達に話してみない?言うだけでもスッキリすると思うよ」
璃奈「……かすみちゃんが元気じゃないと、こっちも辛くなっちゃう」璃奈ちゃんボード【 T _ T 】ズーン
かすみ「しぇんぱい……りな子……」ウルウル
かすみ「…………あんまり詳しいことは言えませんけど」 かすみ「色々あって、その……しず子が、かすみんのこと……き、気になってるってことがわかって///」
かすみ「ま、まぁかすみんは可愛いですからっ!当然だと思うんですけどねっ!」
かすみ「…………」
かすみ「……でも、しず子見てると……そうじゃないのかなって思えてきて」
かすみ「あっ!別に、嫌われてるとかじゃないですよ?……その…」
かすみ「……私じゃなくて先輩達といる時の方が、意識してるように見えるし、喜んでるっていうか…」
あなた・璃奈「……(……多分それは、かすみちゃんが素直じゃないからじゃ…)」
あなた「まあ…しずくちゃん演技派だから、うまく隠してるのかもしれないし……」 かすみ「……それで……だんだん、自分のことがよくわかんなくなってきて…」グスッ
かすみ「しず子に振り回されて悔しいけど、悪くないなって思ったり」
かすみ「もっと、しず子の色んな顔を見たいって思ったり」
かすみ「……学園に、私以外に中須さんって人がいないか、せつ菜先輩に聞いたりもしました」グスッ
かすみ「あと、あのいけ好かない先輩さんに諦めてもらうために、嘘付いたのかな、とか」
かすみ「……何か、しず子のこと考えないようにすればするほど、考えちゃって」
かすみ「……私は………かすみんは、皆のアイドルだから……そんなのダメなのに」グスグス あなた「…………」
あなた「……(言ってることがぐちゃぐちゃだし、よくわかんないところもあるけど……)」
あなた「何となく、言いたいことはわかった(…かな?)」
あなた「……かすみちゃん、自分のことがわかんないって言ったけど」
あなた「それは、自分の気持ちを認めちゃダメだと思ったから、わかんないって思い込みたかったんじゃないかな」
かすみ「…………」
あなた「本当はもう、わかってるんでしょ?」
かすみ「……でも」 璃奈「かすみちゃんも、しずくちゃんに負けず劣らず、頑固だよね」
かすみ「だってそれは」
あなた「かすみちゃんが!」
かすみ「…っ!」
あなた「…かすみちゃんが、ファンのことを大切に思っているのはわかるよ」
あなた「でも、それで自分の気持ちに蓋をしちゃうのは、違うんじゃないかな」
かすみ「…………」 璃奈「……かすみちゃん」
璃奈「私は、感情を表に出すことが苦手だけど」
璃奈「かすみちゃんや同好会の皆は、私の『楽しい』や『好き』っていう気持ちを汲んでくれて、大事にしてくれる」
璃奈「それが、すごく嬉しいから………私も、皆の気持ちを大事にしたいって、思ってる」
あなた「……(……璃奈ちゃん、そんなこと考えてたんだ)」ジーン
璃奈「……私が、爆発CGを提案したのも、そう」
璃奈「せつ菜さんの、熱い気持ちを感じたから………私に何かできることが無いか、考えたの」
あなた「……(自分が作りたいってだけじゃなかったんだ……)」 璃奈「……あなたも、せつ菜さんにあれだけ色々言いながらも、希望を叶えてあげるために頑張っているのは」
璃奈「せつ菜さんの、素直な気持ちを大事にしたいって、思っているから……だよね?」
あなた「うぐ!(………ズバリ指摘されると、ちょっと恥ずかしい…//)」
璃奈「……もしかすると…かすみちゃんの『好き』っていう気持ちを、否定しちゃう人もいるかもしれないけど」
璃奈「この子は…爆発で機動隊が出動しても、それでも誰かの『好き』受け入れて、味方になってくれる人だから」
璃奈「かすみちゃんは、心配しなくても、大丈夫……私も、かすみちゃんの素直な気持ち、受け止めるよ」
かすみ「りな子……」
あなた「警察沙汰になってないし、させないからね?」(キレ気味) あなた「……まあ、かすみちゃんが不安がる気持ちもわかるけどさ」
かすみ「…………」グスッ
あなた「……かすみちゃんは、ファンの人達のためにいつも頑張っているんだよね?」
あなた「かすみちゃんの明るくて前向きなところが、私達に元気をくれるのに」
あなた「こんな苦しそうなかすみちゃんを見たら、どう思うかな?」
かすみ「……!」 あなた「さっき璃奈ちゃんも言ってたけど、今のかすみちゃんを見てると、皆悲しい気持ちになっちゃうよ」
かすみ「…………」
あなた「……『好き』って気持ちを我慢するのって、辛いよね」
あなた「ファンのためにも、自分の気持ちに向き合った方がいいと思うな。…………それに」
あなた「かすみちゃんは、どんな時でもファンを大切にできる子だから、大丈夫!」
かすみ「……しぇんぱい…………」グスッ かすみ「……うぅ…」グスグス
かすみ「…ありがどう゛……ございます」ズズッ
かすみ「…………」ゴシゴシ(涙を拭う)
かすみ「私……ちゃんと、自分の気持ちに、向き合いたいです」
あなた「うん。それがいいよ」
あなた「かすみちゃんは腹黒だけど、素直で正直なところが、皆可愛いって思ってるんだから」
かすみ「…何ですかそれ……ふふっ…何か矛盾してませんか?」
あなた「ええ〜的確だと思うけどなあ……」 かすみ「…………」
かすみ「先輩は、どう思いますか?」
あなた「?」
かすみ「………しず子、私のこと好きだと思いますか?」
あなた「うーん……どうだろ(…………あ)」
あなた「……(そういえば、ミーティングやった次の日…)」
あなた「……(しずくちゃんから撮影の相談受けて…それで、かすみちゃんがおかしいって話になって……)」
あなた「…………」
あなた「……(……なーんだ)」フッ あなた「……ごめん。わかんないや」
かすみ「……そうですか」
あなた「ただ、本音を知りたかったら、本音でぶつかるしかないんじゃない?」
璃奈「うん………かすみちゃんとしずくちゃん……お互いのことになると素直じゃないから、それでいいと思う」
かすみ「……何て言ったらいいかな……?」
璃奈「かすみちゃん……難しく考えるの向いてないから………言いたいこと全部」
あなた「だね」
かすみ「ええ〜〜〜……」 あなた「……私もたまに、歩夢ちゃんとケンカになって、お互いの本音をぶつけ合ったりするんだけど」
あなた「いつの間にか仲直りしちゃって、よくわからないまま、歩夢ちゃんのことが大事だなって思えてくるんだ」
かすみ「……???……ほんとによくわかりませんね………」
あなた「まっ、かすみちゃん達はケンカしてるわけじゃないけどね」
あなた「私もかすみちゃんタイプで、考えるよりも感じたままに動く派だから……そんな感じでいいんじゃない?」
かすみ「……参考になりませんよぉ〜〜」
あなた「あはは!まぁまぁ」
あなた「…じゃ、そういうことで、いってらっしゃ〜い♪」
かすみ「……え?」 璃奈「多目的室……まだいると思う」
かすみ「……!!!…えっ!?///い、今から!?///」
あなた「当たり前だよ〜〜早くスッキリした方がいいでしょ?」
かすみ「え、いや、そんな…///やっと、自分の気持ちに向き合おうって思ったばっかりなんですよぉ〜//」
あなた「だからだYO!あれこれ考えない方がいいってわかったんだから、今の自分の思いをぶつけてきなYO!」
かすみ「う゛…う゛ぅ゛〜///」 かすみ「……わ、わかりましたよ!!!///」
璃奈「(焚き付けるのが上手なのか、乗せられやすいのか、どっちだろう……)」
あなた「大丈夫!いつもの元気で自信満々なかすみちゃんで行けば、しずくちゃんも、きっと受け入れてくれるよ!」
かすみ「先輩……」
かすみ「……そうですよ!私は……かすみんは!!どんな時もめげないアイドルなんですから!」
かすみ「かすみんの思い!ぶつけていきますよぉーー!」ダダダダダ ガチャ バタン! あなた・璃奈「…………」
あなた「これにて、一件落着かな」
璃奈「……うん、そうだね……あの二人なら、きっと大丈夫」
あなた「はぁ……疲れた………まだ作業一切進んでいないのに……」グデー
璃奈「……安心してほしい」璃奈ちゃんボード【 □-□ヽ】メガネクイッ
あなた「?(そのボード、気に入ってるのかな…?)」
璃奈「愛さんに、使う映像選び終わったら教えて、って言われた」
璃奈「編集作業、手伝ってくれるみたい」
あなた「本当!?でも、何で愛ちゃんが?」 璃奈「あなたが、取材とか撮影で忙しそうだったから、手伝いたいって」
璃奈「それに……私も、今まで以上に頑張る」
あなた「うぅ……璃奈ちゃ〜ん!愛ちゃ〜ん!」ギュ
璃奈「わ」
あなた「ありがとう〜〜!実は、すっごく不安だったの〜!!」ギュー
あなた「もうさ〜〜!取材は時間かかるし映像の量はえげつないしさ〜〜!」ギュー
あなた「正直終わる気がしなかったんだよ〜〜!」ギュー ガチャ
璃奈「あ」
あなた「本当にありがとう〜〜!大好き〜〜〜!」ギュー 歩夢「……あなた?」ドサッ(荷物が落ちる音)
あなた「!!!あ、歩夢ちゃん!?」
歩夢「どうして?璃奈ちゃんを抱きしめてるの?……しかも、大好きって」
あなた「いや!これは違うから!感謝の気持」
歩夢「聞 き た く な い ! !」
あなた「(うっ…出たな……歩夢ちゃんの『聞きたくない』)」
あなた「(…でも、かすみちゃんも頑張るんだから、私も負けてはいられない!)」
あなた「歩夢ちゃんがその気でも、私は、絶対本音をぶつけてみせる!!」
璃奈「……」ピロン(スマホカメラ音) ―――――――
―――
多目的室前
かすみ「(つ、着いた…………しず子は……?)」ゼェゼェ
「……〜〜〜」(ドア越しのしずくの声)
かすみ「(よし、まだ練習してる………)」フゥー
かすみ「たのもーーー!!!」ガラガラ!
しずく「!!?」ビクッ
しずく「え!?かすみさん!!?な、何!?」
かすみ「しず子!」ズガズガ(しずくに近寄る)
しずく「!」 かすみ「…………」
かすみ「……かすみんは誰よりも可愛い!!」
しずく「……は?」
かすみ「で!しず子はドジで泣き虫で!頑固で!」
しずく「……え?」
かすみ「先輩達にすぐデレデレするし!かすみんのことめったに可愛いって言わないし!」
かすみ「かすみんのこと振り回すし、変なところで暑苦しいし!」
しずく「あの、かすみさん?」 かすみ「それなのに、しず子のこと気になって考えちゃうの!」
しずく「………え」
かすみ「かすみんは皆のスクールアイドルだけど!それでも私は、しず子のことが好きなの!」
しずく「…………」
しずく「っ!!?///」カアアア かすみ「さっき言ったところ全部好き!あ!でも先輩達にデレデレしちゃダメだしかすみんのこと可愛いって言って!」
かすみ「あ、あと!舞台とかライブのキリっとした顔も好き!声も好き!」
かすみ「照れた顔もっと見たい!可愛いから!かすみんの次にだけど!」
しずく「か、かすみさん///も、もうわかったから///」
かすみ「じゃあ次!しず子の番!」
しずく「…え!?///」
かすみ「しず子の気持ち!聞かせて!」
しずく「わ、私は……///」 しずく「…………」
しずく「……私も………かすみさんのことが…………好きです///」 かすみ「…………」
しずく「……///」
かすみ「……///」ボッ
しずく「……あの…かすみさん///…何が何だか///」
かすみ「しょ、証拠は!?///」
しずく「へ?///」
かすみ「し、しず子、皆にいい顔するから……ほんとに私のこと好きなのかわかんない…///」
かすみ「だ、だから、証拠///」 しずく「ええ……?///証拠って……急に言われても……///」オロオロ
かすみ「…………」
かすみ「(………正直に言いすぎたかも……)」
しずく「……///」
かすみ「(だ、だって、不安だし……)」
しずく「……かすみさん///」スッ
かすみ「…ふぇ?」 チュ
しずく「こ…これで、どうかな……///」カアアア
かすみ「」
かすみ「!」ハッ
かすみ「………ご…………」
かすみ「合格っ……//////」カアアアアアアアア
……ジー 今日はここまで
まだちょっとだけ続くよ
直前生放送感動した
13話楽しみ >>125
あなた??
が妻前提みたいな音程で脳内再生されて一人で笑ってたw おつおつ
13話は8話に匹敵する特大しずかす供給ができて良かったな 次の日 スクールアイドル同好会部室
あなた「や〜っと見つけたよお〜……カメラ〜」ゼェゼェ
エマ「本当?良かった〜♪どこにあったの?」
あなた「多目的室だよ〜……多分、昨日しずくちゃんが忘れたんだろうね」
彼方「しずくちゃんが忘れるなんて、珍しいねえ〜」
果林「……あら?そういえばしずくちゃんはまだ来ていないのかしら?」
愛「それに、かすかすもいないみたいだけど」キョロキョロ
璃奈「もう少ししたら、来ると思う」
璃奈「今日のしずくちゃん回の撮影に向けて、……二人で、演劇部にあいさつしに行くって言ってた」 璃奈「」チョイチョイ(あなたの袖を引っ張る)
あなた「?」
璃奈「……かすみちゃんが、『しず子が先輩さん達にデレデレしないか見張る』って」(小声)
あなた「……そっか。ふふ、うまくいったみたいでよかったね」(小声)
あなた「ってあ〜あ〜、電池も切れちゃってるよ……」(カメラをPCにつなぐ)
あなた「……ってあれ?」
歩夢「どうしたの?」 あなた「すっごい長時間の映像データがある……昨日しずくちゃん、録画したまま帰っちゃったのかな」
あなた「多分、電池が切れるまでの映像が入ってると思うけど……」カチカチ(PCで再生)
『…………』
しずく『こんにちは!桜坂しずくです!今日は、普段の私を皆さんにお見せしたいと思います!』
しずく『まずは、私が同好会で…』
果林「これは……今日のリハーサルかしら?」
あなた「そうだね。しずくちゃん、今日の撮影に向けて練習したいって言ってたから」
彼方「さすがしずくちゃん……頑張るねえ〜」 かすみ『たのもーーー!!!』
8人「「!!!?」」
しずく『え!?かすみさん!!?な、何!?』
せつ菜「か、かすみさんがすごい勢いで乱入して来ましたね」
果林「……何で道場破り風なのかしら?」
愛「かすかすぅ〜しずくの邪魔しちゃダメじゃ〜ん」
あなた「璃奈ちゃん……これって………もしかして」
璃奈「……うん」 かすみ『それなのに、しず子のこと気になって考えちゃうの!』
あなた・璃奈「(あ、まずい)」
かすみ『かすみんは皆のスクールアイドルだけど!それでも私は、しず子のことが好きなの!』
8人「「…………」」 ―――――――
―――
かすみ・しずく「……//////」カアアア
彼方「いや〜何というか〜……ごちそうさま〜?」
愛「笑った笑った!まさかかすみんがあんなこと言うなんてね〜!」
かすみ「……ぐぬぬぬぬ///」
せつ菜「素敵でした!!夕方のちょっと暗い雰囲気の中で……まさか、愛の告白からの、キ ス !!」
せつ菜「もう……感動です!!」ウルウル
エマ「うん…………とっても良かったよ……あったかい気持ちになった」ジーン
しずく「……お二人とも///……いっそのこと、茶化してくれた方が、ありがたいです……///」 あなた「ごめん、二人とも……まずいと思ったんだけど……止められなくて」
果林「……一番食い入るように見てたのは、誰だったかしらね?」
あなた「ちょっとお!果林さん!」
璃奈「インパクトがあって、私達のことを知らなくても、興味を持つような内容……」
璃奈「かすみちゃんの回、まだ撮影していないけど、これでいいんじゃないかな?」
かすみ「ダメに決まってるでしょー!!!」
歩夢「でも、かすみちゃんの可愛さは伝わるね……すごく」
かすみ「歩夢先輩まで何てこと言うんですかあ〜!!」 しずく「もう……今から撮影できません///」(手で顔を覆う)
璃奈「しずくちゃんは、大女優だから、大丈夫」璃奈ちゃんボード【 > ▽ < 】ファイト!
しずく「……うぅ///」
璃奈「あ」
璃奈「しずくちゃん達にも負けないくらい感動する動画、見せてあげるから、元気出して」スッ(スマホを取り出す)
しずく「……?」 ――――――――――
………一ヶ月後………
―――――――――― スクールアイドル同好会部室 タブレットで動画視聴中
歩夢『……私に構ってくれなくなって……』グスッ
歩夢『……ずっと………寂しかったんだからっ!』ギュ!
あなた『ごめんね、歩夢ちゃんに辛い思いさせちゃったね』ギュ
果林「動画の再生数、すごく伸びてるみたいね。しかも全部」
エマ「もう投稿してから一週間たったのに、未だに伸びててすごいよね〜♪」 かすみ「……先輩と歩夢先輩のケンカシーンが話題を呼んでるみたいです」
かすみ「ぐぬぬ……再生数もこの回が一番多いです…」
せつ菜「まあ、これは個人回ではなく、私達皆の回の映像の一部ですからね!再生数が多いのも納得です!」
愛「りなりーがスマホで撮っててくれてよかったよ〜!ナイスりなりー!」
璃奈「えへへ……」【 > ▽ < 】
しずく「この映像には救われました…あの時恥ずかしかったですけど、撮影頑張ろうって思えました!」 歩夢「……あなたのばか///」
あなた「だって!皆が!私の見せ場がある映像がこれしか無いって言うから!」
彼方「まあ……ずっと撮影やっててくれてたもんね〜」
あなた「ていうか!別に!私の映像なんか動画にしなくて良かったじゃん!」
エマ「それはだめだよ!!あなたは私達にとって必要だもん!」
エマ「皆にも、あなたのかっこいいところ、見せたいもん!」
あなた「う……///エマさんにそんなこと言われたら………何でも許しちゃいますぅ〜///」デレ〜
歩夢「もう!あの時もそうやってオッケー出しちゃって!」 彼方「大丈夫だよ〜〜明らかにまずい場面はカットしてるし〜」
璃奈「…それに見て、動画のコメント欄……歩夢さんのファン、増えたみたいだよ」
(皆の回の動画コメント欄)
「歩夢ちゃん可愛い」「あゆむがんばえ〜!」「重い歩夢可愛すぎファンになったわ」
「部長可愛い!歌って」「全部動画見たけど歩夢推しに決定」「20:15 昼ドラかな?」
「27:00 間に挟まりたい」「←@🔪」「部長の説得イケメンすぎる」「あら^〜」
「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ」「23:10 もう告白じゃん」「部長と歩夢ちゃん卒業後結婚してそう」……
あなた「……本当に大丈夫なのかな?これ」
愛「おお〜!好評じゃん!良かったね歩夢!」
歩夢「(け、結婚って///そんな///卒業してからすぐなんて早すぎるよでもあなたがいいなら私)」 せつ菜「個人回も好評みたいですね!皆さんの魅力、存分に伝えられて良かったです!」
璃奈「編集、かすみちゃんが一生懸命考えてくれたから、面白い動画になった」
果林「あら、そうだったの?やるじゃない♪」
かすみ「りな子一人にやらせると、かすみんの可愛くない画像を所々で挟まれそうでしたからね……」
璃奈「かすみちゃん、先月は変な顔ばっかりしてたから、画像がいっぱい溜まっちゃって」
璃奈「かすみちゃん回じゃなくても、いっぱい使うつもりだった」
かすみ「全くもう!!とんでもないですよ!」
かすみ「……まあ、かすみん回の出来が良かったから、いいですけど」 エマ「うん♪かすみちゃんのお茶目で可愛いところがいっぱい詰まってて、素敵だったね♪」
かすみ「ふっふ〜ん♪さすがエマ先輩!お目が高いですね〜♪」
果林「そういえば、撮影の時のかすみちゃん、普段よりもテンション高かったわよね」
かすみ「かすみん、ファンの皆さんに喜んでもらいたくて、頑張っちゃいましたよ〜♪」
愛「途中でしずくに取材した時、『かすみさんのこと、大好きです』って言われてから、さらにテンアゲだったよね〜♪」
かすみ「な゛っ!!///い、いいじゃないですか別に!///」
璃奈「……かすみちゃんのファンも、嬉しそうだよ」
(かすみ回の動画コメント欄)
「かすみんが楽しそうで何より」「しずくちゃんのこと大好きかよwwww」
「13:10 の璃奈ちゃんとの掛け合い草」「パン食べたい」「かすかす可愛いな」 「一年生組仲良しでかわいい」「これ神回」「毎日見てるわ」「かすみんすこ」
「しずく回ではかすみんが告白してるから皆見て」「←全員全部見てる定期」
「スクールアイドル界で一押し」「辛い時に見ると元気になれる動画」……
かすみ「…………」
かすみ「……かすみんは、かすみんのままで、いいんですね!」
璃奈「うん。皆、そのままのかすみちゃんが大好きだよ」
あなた「納得がいかない…明らかに私達のとコメントの質が違う……」 作者です
昨日の昼から規制食らって書き込めなくなった
色々試したけど駄目だった
最後まで書き溜めてあるけど、今日仕事から帰って来ても規制されてたらスマホから上げることも考えるわ SS書いてるとちょくちょく書き込み規制されるの辛いよね
待ってる あなた「二人とも、お互いのことを大好きって明言してるのになぁ」
あなた「やっぱり、堂々と言ってるから逆にそういう風に見えないのかな……」ブツブツ
歩夢「(結婚後はちょっと小さな家に二人で慎ましく暮らしてでも待って子どもができた時のことを考えると)」
しずく「せつ菜さんの回も、話題になっているみたいですね」
しずく「撮影の時に行ったアニメショップが聖地化して、行列ができてるそうですよ」
璃奈「それに……特撮ファンの人で、せつ菜さんのファンになった人、多いみたい」
せつ菜「本当ですか!!それは嬉しいですね!!」 あなた「ブツブツ…………あ!……特撮といえば………OP、大丈夫かなあ……」
あなた「注釈テロップ、初見のインパクト優先ってことで結局動画の最後のクレジットに入れることになったけど」
あなた「……視聴者の皆、動画を最後まで見る前に、通報しないといいなあ」アハハ(乾いた笑い)
せつ菜「爆発も背景も、まるで本物のような素晴らしい出来でしたのに……」
せつ菜「璃奈さんと愛さんの努力の結晶を、CGとバラしてしまうのは本当に心苦しいです……」
璃奈「大事(おおごと)になっちゃったら、大変だもんね……仕方の無い決断だった」ムムム
あなた「テロップ入れないでって最後までごねてたの、どちらかと言えば璃奈ちゃんの方だったよね……」 璃奈「あ……OP、SNSですごく話題になってるみたいだよ」
璃奈「『#虹ヶ咲スクールアイドル同好会 #OP』ってハッシュタグが付いた感想が、いっぱい投稿されてる」
璃奈「ほら…大好評」(スマホを見せる)
(SNSの投稿)
「威力すごすぎぃ!」「初見動画間違えたかと思った」「これCGってマ?」
「どの回でも最初に流れるのほんと草」「走ってる果林様も素敵です!」
「学園こんなの許可するわけないよね?ちゃんと申請されてるの?」
「全然興味なかったのにOPの勢いのせいで全部の動画最後まで見てしまった」
「意味わかんなくて草」「爆発範囲やばくない?事故とか起こらなかったの?」
「火薬多すぎww」「爆音と衝撃波やばそう」「髪の毛絶対焦げてる」…… あなた「ほら!CGってわかってない人いるじゃん!!そうだよね!!クレジット見ない人だっているよね!!」
あなた「まずいよこれ!やっぱり動画説明欄に載せようよ!」
せつ菜「だからダメですって!説明欄を読んでから動画を視聴する人だっているんですよ!ネタバレはNGです!」
璃奈「……大丈夫」璃奈ちゃんボード【 □-□ヽ】メガネクイッ
璃奈「ハッシュタグを付けている人達全員に、DMを送ろう」
あなた「もうそのボードいいよ!!てかどんだけ感想あると思ってんの!!!」 せつ菜「そうですね……」
せつ菜「ハッシュタグを付けているのは、動画を一度は見て下さっている方がほとんどでしょうから……」ムムム
せつ菜「そういう方達だけでしたら、ネタバラシしても大丈夫ですね!!!」ペカー
あなた「大丈夫なわけないでしょ!!!そういう問題じゃないわ!!!」
\\ギャー! ギャー!//
かすみ「……」コソコソ かすみ「……」コソコソ
かすみ「(今のうち、同好会のPC使っちゃおうっと)」
かすみ「(……しず子回の映像とか……ほしいし///)」カチカチ
かすみ「(あれ?何このファイル……『没映像,未公開映像』?」カチッ
かすみ「(……いっぱいある…………先輩、今回の動画で使わなかったの、残してるのかな)」
かすみ「(…………ん?『しずく回_取材』?)」カチッ 『――――――』(序盤省略)
演劇部部長『しずくは大人しそうに見えるかもしれませんけど、演技への情熱に溢れています』
演劇部部長『真面目過ぎてちょっと頭の固いところもありますが、だからこそ、真剣に打ち込めるんだと思います』
モブ子『はい!それに、しずくの頑張ってる姿見てると、負けてられないなって思えてきて、いい刺激になってます!』
かすみ「(……ネットに上げた内容とほとんど一緒だよね?………何で没?)」
演劇部部長『あ、同好会に関する話もした方がいいですよね?』
かすみ「(?……ここ知らない……)」 演劇部部長『しずくは同好会の皆さんのことを尊敬していて、よく話してくれます』
演劇部部長『特にしずくは、中須かすみさんのことが大好きですね』
かすみ「…………」
かすみ「!!!!!?!?///」 演劇部部長『私、しずくへの指導に熱が入りすぎて、たまに泣かせてしまうことがあるんですけれど』
演劇部部長『その後に休憩時間を取ると、中須さんの動画を見始めるんですよ』
演劇部部長『泣きながら見ているんですけど、たまに、ちょっと笑い出したりして』
演劇部部長『……で、しばらくすると、笑顔で私に稽古指導のお願いしてくるんです』
演劇部部長『しずくが辛い時、いつも中須さんが元気を与えてくれています』
しずく『ちょちょちょっと部長!!///何でそういうこと言っちゃうんですか!!///』ズガズガ(部長に近づく)
モブ子『練習前でも、しずくが珍しくスマホいじってるなーって思ってると、大体中須さんの動画見てます』
モブ子『その時『また中須さんの動画見てる〜』って言うと、顔真っ赤にして、照れながら怒るんですよね〜』
しずく『〜っ///っ!!!///』ポカポカ
演劇部部長『……こんな感じです』 しずく『もうっ!///だから取材お願いしたくなかったんですよ!!///』
しずく『先輩!この映像使わないで下さいね!絶対に消して下さいね!』
あなた『え〜……せっかくしずくちゃんの可愛い一面が撮れたのに〜〜残しておこうよ〜』
しずく『ダメです!!撮り直ししますよ!』
あなた『はいはいわかったわかった〜(よしっ、消さないでおこう)』
しずく『本 当 に!!!お願いしますよ!!?』 しずく『それと!お二人は話す内容考え直して下さい!!』
演劇部部長『……しずく、女優を志すなら、どんな時でも動じてはいけないと思うの』キリッ
しずく『女優を盾にしないで下さい!!!』
モブ子『んも〜〜しずくの鬼座長』
しずく『意味が分かりません!!!』
演劇部部長『はぁ……中須さんに、しずくの可愛い一面を教えてあげようと思ったのに』
しずく『やめて下さい!!!///』 演劇部部長『……さっき二人であいさつに来てくれた時は、付き合いたての恋人同士みたいに仲良さそうだったのに』
演劇部部長『何をそんなに恥ずかしがっているの?』
しずく『くっ……///(相変わらず、鋭い……)そ、それとこれとは別です!!!』
演劇部部長『……あれ、もしかして…………図星?』
モブ子『あぁ〜どうりでさっき中須さんに睨まれてるな〜と思ったら……そういうことね』
モブ子『……うん……しずく、おめでとう!』
しずく『……っ///』カアアア かすみ「……///」
かすみ「ね、ねえ、しず子……これ……///」
しずく「ん?」(振り向く)
演劇部部長『稽古中も、中須さんのこと思い出して顔真っ赤にならないようにね』
しずく『なりませんよ!!///もう!!///いい加減にして下さい!!!///』
しずく『……って!先輩もいつまで撮ってるんですか!!!』
しずく「あれ?……それって確か………………!!!」 しずく「え!!?///何で……その映像………///」
しずく「せ、先輩!どういうことですか!?消したんじゃなかったんですか!!///」
あなた「あ(やべっ!)」
あなた「い、いや〜ごめんねぇ〜〜動画が多くて整理するの大変でさぁ〜、消す作業後回しにしちゃってたよぉ〜」(棒読み)
しずく「絶対嘘ですよね!?先輩演技下手すぎです!!」
しずく「もう〜!!///……よりにもよって、かすみさんに見られるなんて……///」
しずく「……は、恥ずかしすぎます///」カアアア 璃奈「…………」
璃奈「」チョイチョイ
しずく「?…何?///」
璃奈「かすみちゃんが、しずくちゃんに証拠見せてって言ってたけど、この映像でも良かったね」
しずく「!!!!!////////」カアアア (キスを見られたことを思い出す)
あなた「今言うことじゃなくない!?ダブルパンチ食らわせないで!」
しずく「……もう………///無理……///」(顔を伏せる)
かすみ「…………」 かすみ「…………」
かすみ「……しず子!」
しずく「……!」
かすみ「しず子の気持ち、嬉しい」
かすみ「……顔、ちゃんと見せてほしい」
しずく「っ!……」
しずく「……かすみさん」スッ(顔を上げる) かすみ「♪♪♪」ニヤニヤニヤニヤ
しずく「…………」 かすみ「しず子ってばぁ〜〜〜♪そ〜んなにかすみんのこと大好きだったのぉ〜?」
しずく「…………」
かすみ「やっぱりぃ〜♪かすみんはぁ〜〜す〜っごく可愛いから〜〜♪仕方ないよねぇ〜〜♪」
しずく「……///」プルプル
かすみ「しず子はぁ〜素直じゃないからぁ〜♪今までかすみんのこと『可愛い』って言えなかったんだよねぇ〜♪」
しずく「……っ///」プルプル
かすみ「自分の気持ちを〜抑えるのはぁ〜辛かったよねぇ〜?」
かすみ「ごめ〜ん!かすみん、気づいてあげられなくってぇ〜♪」
かすみ「これからは、い〜っぱい『かすみん可愛い』って言っていいんだからねぇ〜♪」 かすみ「はいっせ〜のっ!『かすみん可愛い〜♪』」
しずく「っ!!もう!!///かすみさん!!///」バッ
かすみ「おおっと、そう簡単には捕まらないよ〜だ♪」ダダダダダ
しずく「…っ!!!///」シュバババ
かすみ「ってしず子、足速っ!!!」ダダダダダ しばらくは、かすみちゃんがしずくちゃんをからかい、二人で仲良く追いかけ回る光景が続いたのでした
かすみちゃんは、しずくちゃんの色々な表情を見ることができて、大満足なのでした
かすみ「かすみんはこれからも、かすみんらしく、頑張りますよぉ〜!!!」ダダダダダ
璃奈「…………」(●REC+ナレーション)
璃奈「ここも……いつか、動画で使おうね」
あなた「うん!保存しておかないとね!」 おわり
最後の最後で規制解除された
見てくれてありがとうね しずかすりなかわいいし面白かった
1なら栞子もかわいく書けるはずだから次回は是非出してほしい こういうのでいいんだよこういうので「こういうのでいいんだよこういうので」 栞子ちゃんを出さなかったのは、せつ菜ちゃんを生徒会長とした方がまとまりのある文章にしやすかったから
自分の力量不足でいないことにしてしまい申し訳ない
モブ子よりも栞子ちゃんについて冒頭で言及すべきだったわ
感想やレス、こちらこそありがとうね
皆が見てくれたから、規制食らっても全部上げなきゃって思えたわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています