侑・かすみ・璃奈「脱衣ポーカー」
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侑「最近ギャンブル漫画にハマっちゃってさぁ」
璃奈「わかる」
かすみ「あれ? りな子にしては意外〜」
璃奈「運否天賦のギャンブルじゃなくて、必死に知恵を振り絞って窮地を切り抜けていく展開がいいの。璃奈ちゃんボード「ざわ……ざわ……」」
かすみ「ボードの絵柄が濃い……」 侑「てなわけでさ、私達もギャンブルやってみない?」
かすみ「それはそれで面白そうですけど、何やるんですか?」
侑「やっぱりギャンブルの王道といえばポーカー! そして」
璃奈「?」
侑「………どうせならここは、みんなをギャフンと言わせてみない?」
かすみ「なんですか? そのトランプ」 侑「かすみちゃん。この中から裏向きのまま一番ランダムに引いてみて」
かすみ「えーっと……これですっ!」
侑「当然私にはそれが何なのかわからないよね?」
かすみ「当然ですよ。わかったら超能力者ですよ」
侑「ふっふっふっ。そう、私は実は超能力者なのだー!」
かすみ「またまた胡散臭い……」
侑「かすみちゃんが引いたカードは………ムムッ! ハートのエースだね!」
かすみ「かすみんが世界一かわいいからって、適当なカード名言ったところで……」ペラッ
璃奈「ハートのエース。あたり」
かすみ「ぇええええっ!?」 侑「ほらね?」
かすみ「ぐ、偶然! たまたまです! はい! 次のカードを選びましたよ! これはなんですか!?」
侑「うーんとね。クラブの8!」
かすみ「ま、まぐれが二度も続くなんてことは……」ペラッ
璃奈「正解」
かすみ「ぇえええええええっ!?!?」 侑「どう? すごい? すごいでしょ? 褒め称えてもいいんだよ?」
かすみ「はわわわ……せ、先輩が超能力者だった……そ、その力で宝くじとか当てたりできないんですか!?」
侑「今はまだできないけど、いずれはできるようになるよ」
かすみ「せんぱーいっ♥ かすみん、新しい衣装が欲しいんですぅ〜♥」
璃奈「……わかった」
侑「げっ」
かすみ「りな子?」 璃奈「これ、イカサマトランプ。裏面の模様、よく見ると細かく違ってる」
侑「さ、さすが璃奈ちゃん………」
かすみ「はあ!? あ、ほんとだ!! 右上の点々の数がびみょーに違う!!」
璃奈「左上と左下の模様を見ればスートもわかる。種が分かれば簡単なこと」
侑「バレちゃぁ仕方ないね……でも、初見の人は大概は騙されるはず!」
かすみ「ま、まあそうですよね……よっぽど注意してみないと違いなんてわかりませんし」 侑「そんなわけで、みんなに相談」
かすみ「なんですか?」
璃奈「何?」
侑「このイカサマトランプで勝負をしかけるんだよ……」
かすみ「ポーカーでですか?」
侑「そう。ポーカーで相手の手札がわかってれば優位に立てる。というか、楽勝だよね」
璃奈「確かに」
侑「くふふふふ……そして、ただのポーカーじゃないんだよこれが」
かすみ「先輩ったら、悪い笑顔ですぅ♪」 侑「名付けて脱衣ポーカー!! 3対3のチーム戦で、敗けたチームは一枚脱衣!!」
かすみ「だ、脱衣ポーカー!?」
侑「そう!! ギャンブルなんだもん、少しくらいは過激な方が面白いじゃん!」
璃奈「でも、勝負は勝負の前に既に決まっている。璃奈ちゃんボード「イカサマはバレなきゃ反則じゃあないんだぜ」」
かすみ「………いいですね。乗りました。最近、しず子には色々と苦汁を舐めさせられてますからね……ここらでギャフンと仕返ししてやります!」
侑「うへへへ……歩夢が恥じらいながら脱衣する姿かぁ………」
璃奈「みんな、欲望がダダ漏れになってる」 侑「でも、璃奈ちゃんが味方なのは心強いよ」
かすみ「そうそう」
璃奈「うん。ポーカーフェイスなら、誰にも負けない」
侑「さ、そんなわけで残りの三人を呼び出そうか!」
かすみん・璃奈「おー!」 〜間〜
愛「脱衣ポーカーって、また随分面白いこと考えるねぇ!!」アハハハハハハ
歩夢「侑ちゃん……また漫画に毒されてる……発想がおじさんだよぉ……」
しずく「まあまあ……それにしても、この私達に勝負を挑んできた気概だけは褒めてあげようじゃないですか」
かすみ「な、なにおーっ!?」
愛「確かに! 時々思いついたように賭けゲームを仕掛けてきて、毎回毎回こてんぱんにされてるもんね!」
侑「うぐっ!? く、黒歴史がっっ!!」
歩夢「ふふっ……脱衣麻雀であんなに見え見えの筋引っ掛け混一色に倍満振り込んで一撃ですっぽんぽんになった侑ちゃんは可愛かったなぁ♥」
かすみ「く、クソザコじゃないもん!!」
しずく「脱衣人狼ゲームの時の、半泣きになって許しを乞うてきたかすみさんかわいかったなぁ♥」
璃奈「二人共ゲーム弱すぎ。璃奈ちゃんボード「まあそれがちょうどいいハンデ」」 侑「で、でも!! 今度は負けないんだから!」
かすみ「そうですそうです!! 今度こそは、しずくをすっぽんぽんのぽんにしてやりますから!!」
愛「おっ! その意気その意気!」
璃奈「勝負となったら、負けない。愛さんが相手でも、素裸にひん剥く」
愛「いいねいいね! よーし! 愛さんも頑張ってりなりーを剥いちゃうぞぉ♥」
侑「それじゃ、一戦目は愛さんと璃奈ちゃんとだね。それじゃ、カードをシャッフ――――」
愛「待った」
侑「!?」 愛「ゆうゆのそのトランプ。それ、ゆうゆの持ち物?」
侑「え、あ、うん」
愛「そっかー。ね、それちょっと見せてよ」
侑「…………どうぞ」
愛「どれどれ〜?」 侑(ま、まさか、イカサマがバレた!?)
かすみ(は、早すぎません!?)
璃奈(ダラダラダラダラダラダラダラ)
侑(どうしよう!! バレたら今回の計画早速破綻だよ!?) 愛「ふむ。割ときれいなトランプだね。買ってきたばっかりかな」
侑「う、うん」
愛「なら大丈夫か。使い込まれてるトランプだと、傷とかが目印になっちゃうからね」
侑(ドキーン!)
かすみ「か、かすみんたちがそんなひきょーなことするはずないじゃないですかあ!?」
愛「あははは! まあ、そーんな程度の低いイカサマを仕掛けてくるだなんて愛さん思っちゃいないけど、念の為ね!」
璃奈(ダラダラダラダラダラダラダラ) 愛「それで、ルールは?」
侑「あ、うん。普通のポーカーなんだけど、レイズとかコールとかルールが複雑だから、すごくシンプルにしたの」
侑「まず、普通にお互いが手役を見せあった場合、要するにお互いが勝負した場合。勝者は2ポイント獲得」
歩夢「うんうん」
侑「手役を見せ合う前に、一方がドロップした場合の勝者は1ポイント獲得」
しずく「なるほど。分が悪いと判断したら潔く引いたほうが傷は浅くなる、と」
侑「まあ、本物のポーカーほどの心理戦にはならないだろうけど、雰囲気は味わえるよね! 10点先取で勝ち! 以上! それじゃはじめよっか!」 〜過去回想〜
侑「相手の手役がわかるからね。勝負を仕掛けるときは、ほぼ確実に勝てるし、負けがわかってたら確実に逃げられる」
璃奈「最大で9回ドロップが出来るっていうのは、すごくこちらに有利」
かすみ「なるほど。かすみんたちは、5回明らかに勝てる勝負に勝ちさえすれば良くて、明らかに負けてる勝負は9回まで逃げられる」
侑「多少の偏りはあるかもしれないけど、手役が相手より強いか弱いかなんてのはほとんど運なわけだよ」
侑「向こうがドロップしたならそれはそれでよし。向こうはこっちの仕草や表情を読んだりあれこれ考えなきゃいけないけど」
璃奈「こっちはただ、強ければ押して、弱ければ引くだけ」
かすみ「ふっふーん! 今度こそ、かすみんたちが圧勝してみせますよ〜!」
〜回想ここまで〜 一戦目 愛VS璃奈
愛「よーっし! 愛さん負けないぞー!」
璃奈「愛さんには悪いけど、ポーカーなら私のほうが、きっと強い」
愛「むむっ。予め言っておくけど、璃奈ちゃんボードは禁止だよー?」
璃奈「全然かまわない。さ、五枚配って」
侑「おっけー」 璃奈(………初手から4,5,6,7,8のストレート。悪くない」
璃奈(……愛さんは)
愛「ぐぬぬぬぬぅ………!」
璃奈(あまり手はよくないみたい)
愛「りなりーの手は………!」
璃奈「…………」
しずく「さすがのポーカーフェイスですね璃奈さん」
歩夢「うん。全然表情が崩れない」
愛「うっ……ぐっ……三枚交換するよ!!」
璃奈「私はこのままでいい」 愛「交換しない……ってことは……うーん……ブツブツブツ」
璃奈(………表情豊かな愛さんは見ていて楽しい)
璃奈(そこが素敵だけど、こういう勝負には不向きみたい)
璃奈(もしイカサマを使わなかったとしても、負けない自信がある)
璃奈(ごめんね、愛さん)
愛「ええい! 勝負だっ! りなりー!」
璃奈「オープン」 愛「ジャックのツーペア!」
璃奈「ストレート。私の勝ち」
愛「ぬあーーーっ!!!」
侑・かす「いぇーーーいっ!!!」
璃奈「ふんす」
歩夢「し、しずくちゃん………」
しずく「ま、まだです……始まったばかりですから……」 侑「へいへいへーい! 今のうちに洋服のボタン外しておいたほうがいいんじゃないかーい?」
かすみ「いいですよ〜? かすみんは慈悲深いですから、今ここで負けを認めるなら上着だけで許してあげますよ♥」
愛「なんの次だ次ー! まだ勝負は始まったばかりなんだー!」
璃奈「受けて立つ。さ、配って」
侑「あいあいさー!」 璃奈ちゃんボード「日めくりカレンダー」がある限りどんだけ脱がせてもダメやん 璃奈(………微妙な強さ)
璃奈(………これなら、手札は変えたほうがいい)
璃奈「2枚交換」
愛「愛さんはこのままでいいよ!! さっ、ばっちこーい!!」にこーっ!
璃奈「…………」
璃奈(愛さんの手札は……まず、キングのスリーカード。残り二枚は、札が重なっててスートまでは特定できないけど、6のペア)
璃奈(つまりフルハウス。一方私の手役はクラブのフラッシュ。私の負け)
璃奈「ドロップ」
愛「そんなあ!! せっかく勝てる手札だったのにぃ!! ほらフルハウス!!!」
璃奈「愛さんはわかりやすいから」
愛「がーん!!」
璃奈(……やっぱり。イカサマなしでも、勝てる) そのまま順調に勝負が進み……
璃奈「ショーダウン。私の勝ち。これで8-4」
侑「よし! これはもう璃奈ちゃんの勝ちだね!!」
愛「うぐーーっ!! りなりー強すぎーっ!!」
璃奈「璃奈ちゃんボード「ドヤ顔」」
侑「り・な・ちゃん! り・な・ちゃん!」
かすみ「り・な・子! り・な・子!」
璃奈「ぶいっ」
愛「うう……」 歩夢「璃奈ちゃんすごい……愛ちゃんの勝負手は確実に回避して、自分の勝負手は確実に通していく……」
しずく「……まるで読心術ですね。そして、こちらからは璃奈さんの表情が読めない……」
愛「うーっ! 今回こそ脱衣……なのかーーっ!?」
璃奈「ギブアップする?」
愛「しないよ!! 勝負は最後までわからないからね!!」
愛「よっしゃ! ゆうゆ!! カード配って!!」
侑「あいさー!」 璃奈「…………」
璃奈(手役は8のツーペアだけど、これを交換してダイヤを引いてくればフラッシュ)
璃奈「一枚交換」
璃奈(……失敗した。手役はなし)
璃奈(でも、愛さんの手札次第では強気に出てドロップを引き出すのも悪くないかな?)
璃奈(点差は開いてるんだし……それに、表情の駆け引きでは負ける気がしない)
璃奈(愛さんの手札は……)
璃奈「?」 侑「あの、愛ちゃん?」
愛「んー?」
侑「えっと、配った手札見なくていいの?」
愛「あ、これね」
愛「いいよ。これで勝負するから」ニヤリ
璃奈「!?」 侑「え、だって配ったカード重なったまんまで……」
愛「いーのいーの! 真っ向から勝負して今の所全敗だしさ、それに愛さん運がいいからこの方が勝てるかもしれないし!」
璃奈(馬鹿な……自分の手札を確認しないで勝負に出るだなんて……)
璃奈(……配られた札が重なってるせいで、一番上のハートの4しかわからない)
璃奈(……私の手札はダイヤの6,8、J、KとクラブのJ)
璃奈(愛さんの手札にスペード、あるいはストレートに繋がる若い番号が集ってる可能性は決して無視できない)
璃奈(………万が一ということもある。それに、私はあと5回ドロップできる)
璃奈(危険な橋を渡る必要なんて、ない)
璃奈「ドロップ」
愛「あれ? 勝負に来ないの?」
璃奈「うん。もっと堅実な手が来た時の勝負で勝てばいいだけ」
愛「そっかそっか。じゃ、次のカード配って」 璃奈(ッッ……!! ま、また手役がない!!)
璃奈(そして愛さんは……)
愛「今回もこれでいいよ」
璃奈(また、手札を見ない、見せない戦法……!)
璃奈(かろうじてわかるのは一番上のハートの6だけ……)
璃奈「……3枚、交換」
璃奈(……4のワンペア。ダメだ。こんなのじゃ、勝負にならない)
璃奈「ドロップ」
愛「…………」 愛「どうしたのりなりー? 二回も連続でドロップだなんて。愛さん哀しいなー」
璃奈「勝てる時に勝つ。今は、その時じゃなかっただけ」
愛「なるほどねー。ま、逃げてばっかりじゃ勝てる勝負も勝てないよぉ?」
愛「はい、じゃあカード混ぜてね」ヒョイッ
侑「はいはーい」 かすみ「これで8-6……でも、まだまだかすみんたちが有利です!」
璃奈(お願い、勝てるカードを……!)
璃奈(! 来た! 5とKのフルハウス!)
璃奈(愛さんは……)
愛「〜♪」
璃奈(今回も同じ戦法!! 配られたカードをただ重ねてるだけ!! 勝てる!!)
璃奈「勝負!」
愛「お? 愛さんのこの大物手に挑んでくるのかい?」
璃奈「愛さんの戦いは、ただの運任せ。そんなものは、ギャンブルじゃない」
愛「ほっほーう」
璃奈「ショーダウン! フルハウス!」
愛「!」 愛「そっかぁ……フルハウスかぁ……」
璃奈「そう。だから、この勝負は私の勝ち――――」
愛「いーや。まだ勝負はついてないよりなりー♥」
璃奈「……そんな、都合のいいこと」
愛「どうかな? 勝負っていうのはね」
♥4
愛「最後の最後まで」
♥3
愛「わからない」
♥6
璃奈「えっ……」
♥2
愛「だからこそ、面白い……!」
♥5 かすみ「え゛ぇ゛っ!?」
侑「そんなっ!?」
愛「おーっ! これはストレートフラッシュ!! 私の勝ちだね!!!!」
璃奈「う、うそ……!?」
愛「いやーっ! アタシの運も捨てたものじゃないね!!」
しずく「これで8-8の同点ですね」 歩夢「なんとか一安心だよ……」ホッ
かすみ「り、りな子ぉ………?」
璃奈(嘘……そんな……ありえない……)
璃奈(さっきまでは私が圧倒的に有利だった。それなのに……8-8にまで迫られた)
璃奈(ここで負けたら……剥かれる!?) 侑「そ、それじゃカードを配るね……」
璃奈(………お願い、来て、勝負手……!)
璃奈「…………」
璃奈(Kのスリーカード……弱くはない。弱くはないんだけど、決定力には欠ける……)
璃奈(結局、最後は運否天賦……? でも、今の流れに乗ってる愛さんにそれで勝てるの……?)
璃奈(後一回はドロップできる。でも、次にまた役がなかったらもう後がない……)
璃奈(どうしよう………降りる? 攻める? でも、愛さんは―――――)
愛「よっしゃ!! 最後くらいは、運だよりじゃなくてかっこよくきめ………え゛ぇー……」
璃奈(! 愛さんが手札を見た!!)
愛「………ん゛ん………一枚交換」
愛「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ………」 璃奈(愛さん、最後の最後で詰めを誤った!)
璃奈(手役を見てあそこまで落胆してるということは、きっと手役は無し、あってもワンペア!)
璃奈(私はKのスリーカード! 勝てる!)
愛「うぐぐぐぐ……ここまで来たんだ、ここで退いちゃぁ女が廃る! よし! 勝負だりなりー!」
璃奈(ドロップじゃない!! 勝った!!)
璃奈「ショーダウン! Kのスリーカード!」
愛「って、りなりー手役見せるの早っ!! 愛さん心の準備まだだよ!!」 璃奈(これで10-8!! 勝った!!! 脱衣は免れた!!)
愛「にしてもりなりーはスリーカードかぁ……」
璃奈「そう。だから、私の――――」
愛「――――――はい。アタシはハートのフラッシュだから、アタシの勝ちだね、りなりー♥」
璃奈「――――――――えっ」 璃奈「う、嘘……」
璃奈「……だ、だって愛さんの手役が、そんなに強いはずが……」
璃奈「あ……あんなに落ち込んでたのに……」
愛「ふっふーん。しずくほどじゃぁないにせよ、愛さんの演技力を舐めちゃぁいけないよ」
璃奈(まさか……初戦から今までの、あのわかりやすいリアクションは……)
璃奈(全部、全部全部全部、この最後の一戦のための布石……!)
愛「にしても、りなりーってば表情からわかりやすすぎ!」
璃奈「え?」
愛「ポーカーフェイスしてるつもりかもしれないけど、愛さんから見たら緊張してたり嬉しくなったりしてるのが丸見えだからね? こーんな楽勝でいいのかなーって思っちゃったよ」
璃奈「わ、私の表情が……」
愛「うんうん。りなりーは表情豊かだよー。愛さんにはわかる! ま、だからこそ今回負けちゃうことになったけどね♥」 愛「そして、もう一つの敗因があるよ」
璃奈「敗、因?」
愛「最後の最後。りなりーはアタシの表情を追うのにかまけて――――手札のマークを読み誤ったんだよ」
璃奈「!?!?!?!?!?」
侑・かすみ「げっ!?」
愛「愛さんが気づいてないと思った? おかしいと思ったんだよねー、いきなりこんな勝負ふっかけてきてさ」
かすみ「ば、バレてたんですか……」
愛「りなりーの提案ってことはなさそうだけど、これはどっちの発案? ゆうゆ? それともかすかす?」
かすみ「かすみんです……そ、そのトランプは侑先輩の持ち物です……」
侑「か、かすみちゃん!? 裏切ったな!?」 愛「なるほどなるほど。いやぁ〜、それにしてもイカサマはよくないなぁ〜」
侑「あは、あは、あはははは………」
歩夢「ふふっ。でも、愛ちゃんも人のこと言えないよね?」
愛「んー?」
歩夢「一戦前のストレートフラッシュ。アレ、イカサマだよね?」
愛「んー? なんのことかなー?」
歩夢「ゲームの度にハートの札をこっそり抱えて、侑ちゃんには4枚だけ返してシャッフルさせてたんだよね」
侑「えっ!?」 かすみ「気づかなかったんですか先輩!?」
侑「ぜ、全然意識してなかった………」
愛「毎回毎回カードを回収してシャッフルしてたからね。4枚や5枚抜かれてて、厚みが変わったことで気づくとは思えないよね」
璃奈「……………」
愛「さ。イカサマはお互い様ってわけだから、あくまでゲームの勝敗で清算しよっか♥♥♥」 璃奈「うう………///」
愛「はぁ〜〜〜〜〜っ♥♥ いいね〜りなり〜いいよ〜〜〜〜〜♥♥」
かすみ「ま、まさか……」
侑「わ、私達の完璧な計画がこんなところで破綻するだなんて……」
しずく「もう。イカサマなんかで勝とうとするからバチが当たったんですよ」
侑「だからって一回負けただけで上も下も脱がされるだなんて……///」
愛「先に仕掛けてきたのはそっちだからね〜〜♥」
歩夢「…………」
侑「歩夢?」 歩夢「ねえ。もう1ゲームしようか」
侑「え?」
歩夢「今度はちゃんとしたトランプを使って。イカサマなしの正々堂々とした勝負」
侑「歩夢?」
歩夢「侑ちゃんが勝てたら、侑ちゃんの言うことなんでも聞いてあげる」
侑「!!」
歩夢「私が勝ったら、私の言うことなんでも聞いてね?」
璃奈「歩夢先輩のお願い……」
かすみ「なんでしょう……下着だから、っていう理由抜きにして背筋が寒くなりました……」 歩夢「どうする?」
侑「いいよ!! やろう!!」
かすみ「先輩!?」
璃奈「勝算は?」
侑「わからない……でも、やるしかないよ!!」
歩夢「ふふっ。下着姿で熱くなる侑ちゃんもかわいいよ」
歩夢「それじゃ着席しようか。カードは……しずくちゃん配ってくれる?」
しずく「あ、はい」 侑「…………」下着姿
歩夢「ふふっ」
侑(歩夢の表情が読めない……)下着姿
侑(でも、私だってポーカーフェイスができないわけじゃない。さとられないようにするんだ……)下着姿
侑(………2枚交換してJのツーペア。悪くはない、かな)下着姿
侑(まずは歩夢の出方を伺うためにも……)下着姿
歩夢「ドロップだよ」
侑「?」下着姿
歩夢「さ、次に行こうか」
侑「あっけないね……」下着姿
歩夢「侑ちゃんのほうが強かったからね」
侑「………まあ、1ポイント貰っておくよ」下着姿
かすみ(なんでしょう……この、違和感というか……)下着姿
璃奈(………イカサマは、してないはず)下着姿 侑(今度はブタ。だめだこりゃ)
侑(歩夢は………)
歩夢「ふふっ」じーーーーっ
侑「…………読めないなあ」
@cメ*◉ ᴗ ◉リ
侑(!?)ゾクッ 侑「………ドロップ」
歩夢「そうだよね。勝負には来ないよね」
侑「…………」
歩夢「さ、次行こっか」 侑(今度は………4と8でツーペア。フルハウス狙いで一枚交換)
侑(が、ダメ……まあ、ツーペアならワンチャンあるかな)
歩夢「―――――」じーーーーーっ
侑(歩夢……表情は読めないし、まるでこっちの手札を透かしてるような……)
侑「ま、まさか」
歩夢「カードに細工なんてしてないよ。新品のを開封したんだもん。疑うなら、次のゲームでまた開けてもいいよ」
侑(心が読まれてる? まさか……)
侑(………でも、あの歩夢の手札を見透かしてきそうな……) 侑「よし! 勝負!」
歩夢「はい。どうぞ」
侑「私は4と8のツーペア、歩夢は……」
歩夢「2のスリーカードで私の勝ちだね」
侑(負けた……ッ!)
歩夢「これで3-1。一歩リードかな」
侑「つ、次!!」 ………しかしその後も、私の勝負手は尽くかわされ、私が勝負に出ると全敗。
ブラフは一切通用せず、気づけば追い込まれていた。
侑「………これで7-3」
歩夢「そうだね。さ、次いこっか」
侑(どうして!? どうして歩夢は私の手札がわかるの!?)
侑(まさか、本当に心が………)
侑(いやいやいやそんなことない!! いくら歩夢といえども、そんなの無理に決まってる!!)
侑「こ、今度こそ!!」
歩夢「…………」じーーーーっ 侑(ダメだ………役無し……)
侑(………でも、ここでドロップしたら8-2で王手)
侑(なんとか、攻めっ気を見せてドロップを………)
歩夢「これで8-3だね」
侑「えっ」
歩夢「だって、侑ちゃんの手役はないもん。ドロップするしかないよ」
侑「ちょ、ちょっとまってよ!! まだ私の手役が決まったわけじゃ」
歩夢「ハートの3。ハートの8。スペードのJ。スペードのK。クラブのエース」
侑「――――――――えっ」 歩夢「あってるよね?」
侑「…………ど、どうして……」
歩夢「イカサマなんてしてないよ? ね? みんな」
しずく「ええ……」
璃奈「うん……ずっと見てたけど……」
かすみ「あ、歩夢先輩におかしなところは………」
愛「なかった……よね……」 歩夢「ふふっ」
侑「あ、歩夢……一体、どんなトリックを……」
歩夢「ねえ、侑ちゃん。目は口ほどにモノを言い、って言葉知ってる?」
侑「そ、それが………」
歩夢「侑ちゃんの眼を見つめてるとね。わかるの」
侑「………ま、さか………」
歩夢「うん。侑ちゃんの眼をずっとずーっと見つめてると、視えてくるの。侑ちゃんが、何を見ているのか」 璃奈「もしかして………」
かすみ「りな子、何かわかったの?」
璃奈「歩夢さんは……きっと」
璃奈「侑さんの瞳に映ったカードの柄を読み取ってる……!」
かすみ「!?」
しずく「なるほど」
愛「その手があったか〜」 正直1度はこれやられてるんじゃないかと考えるよね
俺ももしかしてメガネの反射で…?とか思ったわ かすみ「そ! そんなことできるわけ」
歩夢「流石璃奈ちゃん、鋭いね」
@cメ*◉ ᴗ ◉リ
璃奈「!?」
歩夢「でも、これはイカサマじゃなくて、観察眼の範疇だよね?」
侑「あ……あ………」
歩夢「さ、ゲームを続けよっか」 侑(勝てるわけがない……私の手札が、全部透けてるのなら……)
侑(………いや。待てよ)
侑(………そうだ)
歩夢「侑ちゃん?」
侑「……閃いたよ」
侑「歩夢が、私の眼から情報を読み取るというのなら」 侑「ならば!! 目を瞑ってれば大丈夫!!!」ギューーッッ!
かすみ「え、ええええええっ!?」
歩夢「そ、それでどうやって勝負するのかな……?」
侑「歩夢がカード交換全部し終わって、ドロップするか勝負するか決めたら教えて!!」
侑「そしたら私がカードを見て交換する!! それなら視えていようがいまいが関係なし!!!」
しずく「さ、さすがにそれは……」
璃奈「ポーカーというものが破綻してる」
歩夢「いいよ♥」
愛「って歩夢ぅ!?」
歩夢「いいの。侑ちゃんには、ちょうどいいハンデだと思うから」
侑「い、言ったな歩夢!! よし!! じゃ、次のゲームだよ!!」 しずく「配り終えました」
歩夢「………じゃ、始めよっか。侑ちゃん」
侑「よし!! わかった!!」ギューーーッ
かすみ「本当に目を閉じてます………」
璃奈「………」
歩夢「…………」スッ かすみ(……え?)
璃奈(えっ)
かすみ「あ、歩夢せんぱ―――――むぐっ!」
しずく「おっと♥ ダメですよ、部外者が関わっちゃ♥」
璃奈「ーーーっ!!」
愛「おっとー♥ 外からの助言は禁止だぞりなりー♥」 歩夢「いいよ、侑ちゃん。勝負するよ」
侑「よし! じゃ眼を開けるよ!!」
侑「……? どうしてかすみちゃんと璃奈ちゃんは口をふさがれてるの?」
歩夢「あ、私がうっかり手役を晒しちゃって。それをバラされると困るからちょっと口をふさいでもらってるの」
歩夢「ほら。あくまで団体戦だったから」
侑「むう……別に二人に教えてもらわなくても、真っ当に勝負するよ」
侑「3枚交換だよ」
侑「といってもディーラーのしずくちゃんの手がふさがってるから、山の上から引くね」
歩夢「どうぞ♥」
侑「…………ん?」
侑(これは……!) 侑(スペードの8,9、10、J、Q……!!)
侑(ストレートフラッシュ!!!)
侑(よし!! これは勝った!!!)
侑(まずは、一勝!!) 歩夢「嬉しそうだね、侑ちゃん」
侑「ふふふふ!!! 歩夢は既に勝負を宣言してるけど、この勝負は私の勝ちだよ!!」
歩夢「そんなに自信ある?」
侑「そりゃあもう」
歩夢「だったら、賭けてみる?」
侑「?」
歩夢「私の手役に勝てたら、10ポイントあげる」
侑「!!」
歩夢「でも、もしも負けたら………私の、どんなお願いでも聞いてくれる?」 侑(………いや、これはきっとブラフだ)
侑(そうやって私を萎縮させて、勝負を先延ばしにしようとしてるんだ)
侑(きっと歩夢は今私の手札を読んで、そこから勝負を撤回しようとしてるんだ)
侑(だから、歩夢の手役はせいぜいがフルハウス程度……! ストフラには、勝てない!!) 侑「いいよ。さあ、勝負だ!!!」
歩夢「じゃあ、ショーダウンだね」
かすみ「だ、ダメです先輩!!!!!!!」
璃奈「戦っちゃダメ!!!」
侑「さあ!! 私の手役はスペードの8,9、10、J、Q、ストレートフラッシュ!!!」 愛「あーあ♥」
しずく「勝負、してしまいましたね♥♥」
歩夢「それじゃ、私の手はね」
♥10
♥J
♥Q
♥K
♥A
歩夢「私の勝ち、だね♥」
侑「ろ、ロイヤルストレートフラッシュ………???」
ぐにゃぁああああああああああ レズ相手に目閉じるなんて…
犯してくださいってお願いしてるのと同じでしょ♡ 侑「そ、そんな……え、嘘、なんで……わ、私のストフラが……!」
かすみ「…………先輩。先輩は、してやられたんです」
璃奈「……まさか、あんなことしてくるだなんて」
侑「あんなこと?」
かすみ「侑先輩が目を閉じていた間……歩夢さんは、カードを交換しようとしました」
侑「………」
かすみ「すると歩夢さんは、デックを全部開いて、そこからロイヤルストレートフラッシュに必要なカードを全部抜き取ったんです……!」
侑「!?!?!?!?!?」 侑「歩夢!?」
歩夢「イカサマは、その現場を取り押さえて指摘しないとダメ、だよね」
歩夢「侑ちゃんは、眼を閉じた時点で勝負からも目を背けたんだよ」
歩夢「そして、勝負から目を背けた敗者の末路は――――――」
侑「あ……あ………あ…………っ」
歩夢「―――――ひとつしかないよね♥♥♥♥♥」
侑「あひぃいいいいいいいいいっ!!!!!ぃいいいいん♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
₍₍ @cメง*˶ˆ ᴗ ˆ˵リว ⁾⁾ おしまいだよ @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 夢中で読まされちゃったよ ?
いやあと1組あるだろ?
結果は見えてるけど
結果は見えてるけど しずく「かーすーみーさんっ♥」
かすみ「ひぃっ!!!」
しずく「それじゃ、罰ゲームはじめよっか♥♥」
かすみ「な、なんでですかー!?」
しずく「なんでって?」
かすみ「かすみんはまだ負けてません!! 他の不甲斐ない二人は負けてしまいましたが、かすみんはまだ負けてませんから!!」
しずく「でも団体戦って言ったよね?」
かすみ「だとしてもです!! 戦わずして終わるだなんて、そんなのかすみん認めません!!!」
しずく「えー」
かすみ「嫌ですぅー!! 戦わないまま一方的に操を奪われるだなんて嫌なんですぅーー!!」ビエエエエエエエエエエエエエ しずく「はぁ……じゃあいいよ。私とも勝負」
かすみ「ほ、本当ですか?」
しずく「でも、これに負けたらわかってるよね?」
かすみ「ふっふーん! 勝負が始まる前から勝ったつもりだなんて、これだからしず子は甘いんですよ」
しずく「はいはい。それじゃ、カード配るね」
かすみ「…………」 かすみ(な、なんとかなし崩し的に押し倒される未来は回避しました……)
かすみ(とはいえ、勝算があるかというと微妙なところです……)
かすみ(しず子はりな子ほどじゃないとはいえ、ポーカーフェイスが上手ですからね……)
かすみ(表情から手役を読むのは無理)
かすみ(となると、もっと別のことで揺さぶりをかけていくしか……)
かすみ(ただ、序盤は見……見に回ります……)
かすみ(運否天賦の勝負で勝てればそれでよし……)
かすみ(後は……戦いの中で見定めていきましょう……) しずく「それじゃ、はじめよっか」
かすみ「始めましょう」
しずく「まずは1枚交換して、と」
かすみ「かすみんも1枚交換です」
かすみ(………Kのワンペア。あまり勝負はしたくないですね)
しずく「かすみさんの手役はどうだった?」
かすみ「かすみんのはですねーって、バラしませんよ……」
しずく「そっかー」 しずく「それじゃ、今回は私が降りるね」
かすみ「いいんですか〜? かすみんに勝てたかもしれないのに〜」
しずく「初撃を決めたほうが流れに乗れそうだからね。今はその時じゃないって、私の中の雀鬼が疼くんだ」
かすみ「そんなもの飼ってるんですか………」
しずく「さて、スコアボードは……うーん。他の皆さんはお忙しいみたいですねえ」
アッアイサンッッ////// ア〜イイヨ〜リナリー♥♥サイコー♥♥
アユムッ♥♥ アユムゥッ♥♥ ユウチャンッ♥ ユウチャンッ♥
かすみ「動物園ですかここは………」
しずく「かすみさんもああなるんだよ♥」
かすみ「ひっっっ!!!」
しずく「それじゃ、とりあえずこの用紙に私が書いていくね。ええとマジックマジック……正の字でまずは一点」
一 キュッ 次のゲーム
かすみ「………降りです」
しずく「そうなんだ。よかった。じゃ、カード回収するね」
かすみ「どうぞ」
しずく「………ちゃんと5枚とも返してね」
かすみ「さっきの愛先輩みたいなイカサマなんてしませんよ」
しずく「ふふっ。わかってるよ」
かすみ(………見抜かれてましたか)
しずく「これで同点」
一 一 キュッ かすみ(やっぱりしず子相手に中途半端なイカサマは通用しません……)
かすみ(なんとか自力で……)
しずく「ふふっ。かすみさんったら、表情が暗いよ?」
しずく「ほら♥ スマイルスマイル♥」
かすみ「…………しず子のそのスマイルはどこから?」
しずく「この勝負が終わった頃には、かすみさんが私のペットになって、私の指先をぺろぺろと舐めて癒やしてくれるだなんて未来を想うと、それだけで表情が綻ぶの」
かすみ「………負けませんから」
しずく「ふふっ♥」 かすみ(勝負は一進一退)
しずく「勝負します、かすみさん」
かすみ「ドロップ」
ー T
かすみ「……勝負だよ、しず子」
しずく「受けます。Jのツーペア」
かすみ「かすみんの勝ちです! Jのスリーカード!」
・・・・
しずく「私はスリーカード」
かすみ「フルハウス!! かすみんの勝ちです!!」
正 T
・・・・
……そして かすみ(す、すごい……なんとかここまで来れた……!)
正止 正
かすみ(あと一勝……あと一回、しず子をドロップさせることができたらかすみんの勝ちです……!)
かすみ(それにこの点差……あと4回ドロップ……いえ、2回ドロップして、1回負けてもまだ猶予があります!)
しずく「……………」
かすみ「ふっふーん! どうですかしず子? 今ならばかすみんに泣いて謝ってくれれば許してあげないこともないですよ!?」
しずく「……………」
キュッキュッ 愛「おーっ、白熱してるねーっ」
しずく「あ、愛さん」
かすみ「ふふーん!! 残念ながら!! かすみんは他のお二人と違って自力で生き残るのです!!」
しずく「はい、これがスコアボードです」
愛「おっ、さっすがしずくー♪ あと一歩じゃーん♪」
かすみ「そうですよ! あといっp………」
かすみ「……………は?」 かすみ「えっと、愛先輩?」
愛「なぁーに?」
かすみ「えっとね、逆ですよ逆。かすみんがあと一歩のところまでしず子を追い詰めてるんですよ」
愛「んー? いやかすかすー、いくらしずくのプレイが怖いからって、嘘は良くないぞ嘘はー」
かすみ「嘘じゃないですっ!? だってほら、しず子がそこに書いて………」
しずく かすみ
正止 正
かすみ「書いて…………」 かすみ(え………?)
かすみ(これは………)
かすみ( これ は な に?) 愛「マジックで書いてあるみたいだし、動かぬ証拠じゃん」
かすみ「え、え………っ」
しずく「それでも、かすみさんは頑張ってると思いますよ♥」
かすみ「ち、違っ………ちが……っ!」
愛「でも、勝負は最後の最後まで何が起きるかわからないからね! がんばれかすかす!」
かすみ「ち、ちがああああ!!! ちがっ!! 違うんですっっ!!!! しずこがっっ!! しずっ!! しずこがああああ!!!!」
しずく「? どうしたのかすみさん、そんなに取り乱して……♥」
かすみ「ぇえ゛っ、ぁっ、あっ、あっ……ぅっ……ぁああ!!!」 かすみ(やられました!!!!!!!!!!!)
かすみ(この女ッッッ、確かにゲームのほうではイカサマを仕掛けてこなかった!!!!!!!!)
かすみ(だがしかしっっっっ!!!!!!!)
かすみ(もっと!!!!!!! もっと邪悪で!!!! 外道で!!!! 悪辣で!!!! とんでもないことを!!!!!!!)
かすみ(しず子は、スコアボードにイカサマを施したッッ!!!!!!!)
かすみ(予め正の字だけを、後で修正のできないマジックを使って書いて)
かすみ(第三者が目撃する直前のタイミングで、自分の有利なように後付で名前を記載するッッッ!!!!!!!!)
かすみ(仮に目撃したのがりな子や侑先輩でも、騙されるッッッッ!!!!)
かすみ(この―――――――――悪の大女優に!!!!!!!!!!!!!!!)
しずく「………💙」 かすみ「ぁっ、ぁっ……あぅ……ぁぁっ……!!」
しずく「それじゃ、ゲームの続き、はじめよっか……♥」
かすみ「あ、あ、あっ……・うああああああああああ!!!!!!!!」
このあとしず子にめちゃくちゃ罰ゲームされた。
蛇足おしまい ₍₍ @cメง*˶ˆ ᴗ ˆ˵リว ⁾⁾ >>120
jの3カードとペアが同時にとかどっちかイカサマしてない? 後半胸糞なのは確か
ところがとあるテニスのゲームでスコアボードをひっくり返す技が使えるキャラがいるんだよなぁ 面白い。
>>40は8のワンペアですよね。
ツーペアから1枚チェンジではフラッシュにならないので。 3試合ともかなりそれらしくてめちゃくちゃ面白かった。しずくの名演技も好きだけど、歩夢の「受けてくれる…?」って感じの臆病というかそういう感じが出てて凄い良い。他にも書いてるなら読んでみたいな せつ菜「歩夢さん…ドン引きです…」
彼方「愛ちゃん、そういうのは良くないかな〜」
エマ「しずくちゃん…?(低音)」 次は果林彼方せつ菜に愛しずく歩夢が脱がされるヤツを書くんだよ!!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています