かすみ「宝物探し」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
今日、私達はお宝探しのイベントへ来ています。
かすみ「しずこ〜りなこ〜早く早く〜」
しずく「走ったら危ないよ。かすみさん」
かすみ「そんな悠長な事言ってる場合じゃないの〜。早くしないと他の人に見つけられちゃうよ」
璃奈「北へ進め…これだけのヒントじゃ分からないよね」
かすみ「そもそも北ってこっちであってるの?」
しずく「と思うけど」
かすみ「も〜思うじゃダメだよ」
しずく「…自分だって分からないくせに。他の皆んなは今頃どこにいるんだろう」
かすみ「もしかして…もうお宝見つけてたりして…」
璃奈「それならゲーム終了のアナウンスが流れるはず…」
かすみ「そっか」 しずく「……」
かすみ「…しず子?どうしたの?」
しずく「…あっちに階段があるけど。どうしようか?」
かすみ「え〜そんなのかすみんにだって分からないよぉ」
璃奈「私達が今いるのが2階だから…下に行く?上に行く?」
しずく「迷っていても仕方ないし取り敢えず上がってみる?」
かすみ「うん。それじゃあ上にで」
璃奈「待って!」
かすみ「何?今度はどうしたの?」 璃奈「あれ?」
エマ「果林ちゃ〜ん」
かすみ「エマ先輩だ…」
璃奈「うん」
しずく「果林さんと離れちゃったのかな?エマさ〜ん」
かすみ「ちょっ…しずこ!!!」
しずく「な、何?」
かすみ「エマ先輩も今は敵なんだよ?」
しずく「そうだけど。困ってるみたいだし…」 エマ「あっ!しずくちゃん!」
かすみ「ほら〜気付かれた…」
エマ「ふう」
しずく「果林さんとはぐれちゃったんですか?」
エマ「うん。気が付いたら居なくなってて。迷子になっちゃったのかな」
かすみ「迷子って…子供じゃあるまいし…」
璃奈「ここじゃ誰だって毎度になる可能性はあるよ」
しずく「だって迷路だもんね」
かすみ「エマ先輩達はどこに向かってたんですか?」 エマ「あのね、見つけたヒントに1階に行けって書いてあって向かう途中だったんだけど」
かすみ「なるほど。そんなヒントが…」
エマ「うん。かすみちゃん達は?」
しずく「私達は北…」
かすみ「あーーーー!!!!かすみん達はまだヒントを手に入れてなくて。取り敢えずが進んでただけなんですよ〜」
しずく「かすみさん…」
エマ「そうなんだ」
かすみ「そうなんですよ〜。もし果林先輩を見かける事があったらエマ先輩が探してたって伝えておきますよ!」
エマ「いいの!」
かすみ「当然ですよ〜」
エマ「じゃあお願いしちゃおうかな」 かすみ「任せて下さい!」
エマ「ありがとうかすみちゃん!」
かすみ「よしっ!そうと決まればしずこ!りなこ!1階へ向かうよ!」
璃奈「う、うん」
しずく「もう…」
エマ「じゃあ、よろしくねー」
かすみ「はーい!」 エマ「……」
果林「行ったみたいね。ほんと素直で可愛いわ」
エマ「やっぱり可哀想じゃないかな?こんな騙す様な…」
果林「勝負なんだし…情けは無用でしょ?」
エマ「う〜ん」
果林「さあ。行くわよ」
エマ「あっ!果林ちゃん!」
果林「今度はなあに?」
エマ「そっちは逆だよ」 かすみ「う〜全然…ヒントすら見つからないよ〜」
璃奈「お宝って…一体何が貰えるのかな?」
しずく「山分け出来る物って言ってたから…食べ物とか?」
かすみ「もしかしたら現金かも〜ふっふっふ〜」
しずく「それは無いと思うけど…」
「あれ?お〜い!」
しずく「へ?」
かすみ「……この声は」 愛「りなりーー!かすかすーー!しずくーー!」
かすみ「げっ…愛先輩…」
愛「げっとはなんだよ〜。せっかく会えたのに」
璃奈「愛さん。一人なの?」
愛「まあね」
かすみ「もしかしてお宝独り占めしたいからですか?」
しずく「まさか。かすみさんじゃあるまいし」
かすみ「かすみんはそんな事しないよ!!!現に3人で行動してるじゃん」
愛「あはは。元気がいいな〜かすかすは」
かすみ「かすかすって言わないで下さい!!!」
愛「まあ、皆んなで協力するのもいいけど一人で挑戦してみるのも面白いかなって思ってさ」 璃奈「そうなんだ」
愛「うん。実はさっきエマっちに会ったんだけどさ」
かすみ「え?愛先輩も?」
愛「何?かすみん達も会ったの?」
しずく「はい。果林さんとはぐれて困ってました」
愛「なるほどね。って事は三人もエマっちと果林に騙されたって事か」
かすみ「え?」
璃奈「それってどう言う事?」
愛「エマっちに1階って教えて貰ったんでしょ?」
かすみ「はい。見つけたヒントに書いてあったって」
愛「それ嘘だよ。この階でヒント見つけたんだけど…ほら!」
かすみ「3階へ行け…あーーー!!!騙されたーーー」 しずく「じゃあエマさんは私達を騙す為に3階へ行かず2階に留まって居たって事ですか?」
璃奈「それだとエマさんもお宝を見つけにいけないし…他の人が3階に行ってたら先に見つけられちゃうかも…」
かすみ「そうだよね!愛先輩考え過ぎじゃ」
愛「かもしれないけど果林だけ先に3階に行ってる…可能性は低いとみたけど3年生はもう一人いるじゃん?」
かすみ「あっ!彼方先輩もグルって事ですか?」
愛「かもね」
かすみ「そう言う事か〜…でも待って下さい。愛先輩はどうしてそんな事を教えてくれるんですか?まさか…」
愛「騙してないよ」
かすみ「じゃあどうして?」
愛「そっちの方が燃えるでしょ?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています