侑「スクールアイドルドラフト会議で選ばれた選抜メンバーを私がマネジメントするんですか?」
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偉い人「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を、あそこまでの人気のある地位へと押し上げた君の腕を見込んで、是非ともお願いしたくてね」
侑「え!?でも私は虹ヶ咲のみんなのことを置いていくなんて出来ません…!」
偉い人「何も今の環境を捨てて欲しいとは言っていない。虹ヶ咲のマネージャーもしつつ、超人気メンバーをまとめあげて欲しい」
侑「そんなの、なんで私なんかが…」
偉い人「報酬はもちろん出す。その資金は虹ヶ咲の子たちの活動に使えばいい。それに、グループが有名になれば虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の知名度も比例するだろうね」
侑「……わかりました。ご期待に応えられるかわかりませんがやってみます」
偉い人(よし、こりゃ金になるぞ)ニヤリ
侑「それで?そのドラフト会議というのは…」
偉い人「あぁそれなら既に決まっている。総合的に判断してね、明日にでもネット配信の生放送で発表する予定だから見てくれたまえ」 〜侑の自室・歩夢と通話中〜
侑『──ってことがあってね。私すごく大変なこと引き受けちゃった気がするんだけど…』
歩夢『ううん、そんなことない!侑ちゃんそれって凄いことだよ…!』
侑『でも全く知らない人達をマネジメントするなんて…』
歩夢『それは確かに不安かもしれないし…私もみんなも、侑ちゃんが練習に来る機会が少なくなるのは寂しいと思うけど、虹ヶ咲のためにしてくれたんでしょ?』
侑『…そっか、そうだよね。有名レーベルの社長さんから声がかかっただけ凄いんだし、頑張ってみるよ』
歩夢『…うん。がんばろうね。じゃあおやすみ』ピッ
侑(はぁ。明日の生配信は虹ヶ咲のみんなと見ようかな。実力のある人を集めるなら、みんなだって入るランクには達してると思うし) 〜翌朝・部室〜
女子アナ「それでは!今から発表していきたいと思います!第1回スクールアイドルドラフト会議スタートです!」
かすみ「始まりましたよ先輩っ!!」
しずく「日曜日のお昼なのに3万人がみてますね…」
璃奈「ん、snsのトレンドにもあがってる」
エマ「それだけ皆が注目してるってことなんだね」
果林「スクールアイドルのファンはもちろんだけど、中には興味本位で見てる人達も居るでしょうね」
愛「だって日本のスクールアイドル全部から選ぶなんて、そりゃ気になるよね〜」
せつ菜「どうしましょう、胸がドキドキしてきました…」
彼方「あ〜はじまるみたいだよ〜」
歩夢「誰が選ばれるんだろう…」
女子アナ「第1回となった今回は3つのグループから、3人ずつが選抜されています!」
女子アナ「まずは……東京千代田区の音ノ木坂学院のスクールアイドル、μ'sから3人のメンバーが選出されました!!」ドドン
・南ことり
・矢澤にこ
・西木野真姫 せつ菜「やっぱり、μ'sですね」
愛「コメント欄すっごく盛り上がってるよ!」
璃奈「うん。流れが早くなった」
侑(…μ'sか。やっぱり入ってくるよね)
侑(同じ東京のスクールアイドルで、うちのソロ路線とは違ってグループ歌唱のチームなのに、ステージでは個々がお互いの存在を引き立ててる)
侑(私が虹ヶ咲のみんなと活動する中でも、目標にする事が多かったアイドルグループから3人も…)
女子アナ「さて次は!静岡の沼津にある浦の星女学院のAqoursから、3人のメンバーが選出です!」
・渡辺曜
・津島善子
・国木田花丸 かすみ「静岡の沼津…って、どんなとこですか?」
しずく「そ、そのままだよかすみさん。あの辺は自然が多いんじゃないかな?」
かすみ「地方じゃぶっちぎりの人気を誇るAqours…そりゃあ入ってきますよねぇ、ぐぬぬ」
侑(次はAqoursか…。ここも有名どころだよね。人数が少ない学校から生まれたスクールアイドル。可愛くてパワフルなステージが魅了らしいけど…)
女子アナ「それでは最後のグループです!!発表します!最近人気がうなぎ登りの、スクールアイドル界の新星!東京お台場の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会っ!」
全員「!?!?」ザワザワ
侑(き、きた…!!ほんとにきた!) 果林「……へぇ、まさかの展開ね」
エマ「こんなことあるんだね…。今まで呼ばれてたグループは有名な人達なんでしょ?」
彼方「うんうん。彼方ちゃんたちも成長したってことだねぇ〜」
愛「でも誰が…?って、ほんとに私たちから3人も?」
かすみ「そそそんなのっ!!もちろん、かすみんが…!」ガタッ
しずく「わ、私だって…!」
璃奈「うーん……」
せつ菜「これは…、えっと」
歩夢「………」
侑「誰が…、」ゴクッ
女子アナ「それではぁ、発表でーす!」
優木せつ菜
中須かすみ
上原歩夢 侑(せつ菜さん、かすみちゃん、歩夢…!3人の名前がプラカードで掲げられた…)
侑(やった!!!ついに虹ヶ咲のメンバーが全国のスクールアイドルの中からこうやって選ばれる時が来たんだ…)
侑(それに歩夢もいてくれるなら、私は何も心配しなくても…)
侑(あれ……なんだろう、この気持ち)
せつ菜「えぇと…私ですか…。正直まだ半信半疑なのですが」
かすみ「やったぁ!!侑先輩っ!かすみんやりましたよぉ!」ピョンピョン
歩夢「私かぁ…あはは」チラ
侑「……す、すごいよ3人とも!おめでとう!」パチパチ
しずく「うぅ…そっか……」
璃奈「うん。仕方ないかな…」
かすみ「…あっ。えっと……しず子、りな子。その、ごめん…ちょっと喜びすぎたかも…」 しずく「ごめん、気にしないで。かすみさんが今回こうやって選ばれたんだから、頑張らないと…ね?」
璃奈「私も…そう、思う。僻んでるじゃない。少し悔しいだけ…でもだからって、妬んだりしない」
愛「りなりー…!!偉い、偉いぞ〜!」
果林「まあ、私は少しどころか普通に悔しいけどね。でもそれとこれとは別よ。虹ヶ咲の代表として頑張って」
エマ「私も果林ちゃんと同じ意見かな。虹ヶ咲を抜けるわけじゃないんだし…応援するよ」ニコ
彼方「うんうん。他の6人に負けないように、がんばれ〜」
女子アナ「そして〜ここでサプライズ!この9人のスクールアイドルのマネージャーとして、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の高咲侑さんが選ばれましたっ!」
侑(虹ヶ咲のみんなには、もちろん事前に伝えてあることだけど…この同好会から4人のメンバーが選ばれたことによって、今までの関係が崩れないように、と今は祈るしかない…。よね) 〜都内・某所〜
侑「え!?ドキュメンタリー…ですか?」
偉い人「そうなんだよ。ほら最近流行ってるでしょ?素人がオーディションに受かるまでの過程に密着したり」
侑「そ、それはそうですけど…聞いてた話と違うというか。選抜メンバーがひとつのステージを完成させる手伝いをすればいいだけだと思ってたので」
偉い人「うーんそれもいいんだけどさ。裏側を一切見せないより、見せた方がスクールアイドルってもの自体をわかってもらうキッカケになるんじゃない?」
侑「それは…」
偉い人「世間の人は興味あると思うよ、赤の他人同士が一丸となって何かに取り組む姿って。それを見せないのはもったいないね。君だって輝かしいステージの裏でしていた努力は報われたいでしょ」
侑「……私の努力はいいとして、確かにスクールアイドルたちの頑張ってる姿を見せるのは、ファン層を増やすという意味でも有効な手だと思います」
偉い人「じゃあ決まりだね。もうすでに9人のメンバーはスタジオに集まってもらってるんだ。君も今からそこへ行ってくれるかな」
侑「………はい。失礼します」ガチャ
偉い人(……最近のガキは無駄に頭が回るというか、変なこだわりがあるというか。金もやると言ってるのに何が不満なんだか)
偉い人(まぁいいさ。この事業が上手くいけば彼女たちをプロデビューさせて、市場を斡旋できる。あと少し待てばいい) 〜都内・スタジオ〜
侑「こんにちは〜…」ソロリ
「はぁ!?どういうことですかそれっ!」
侑「へっ?」
歩夢「ゆ、侑ちゃんっ。来てくれてよかった…大変なのっ!」
侑「大変って…」
かすみ「むぅぅ…!!かすみんの方がかわいいですからっ!これから同じグループとしてやっていくとしても、キャッチコピーがダダ被りするのはおかしいですっ!」
にこ「ふん!ダダ被りもなにも、にこの方がかわいいんだから何も間違ってないわよ。ってか、にこには大銀河宇宙ナンバーワンアイドルっていう肩書きがもうあるんだし〜?」
真姫「はぁ…もういい加減にしてほしいんだけど」
花丸「このやりとり、何回目ずら…?」
曜「自己紹介してからどうしてこうなったんだっけ?」
ことり「確か…コールアンドレスポンスの話になって」
善子「というか、神にさえ嫉妬されて人間界に追放されてしまった堕天使であるヨハネがいるのに…フフっ。強欲は罪よね」 せつ菜「あの、先程から気になっていたのですが…。堕天使とはなんですか!?もしかして、本当にそちら側の方なんですか?」
花丸「いやいやそんなわけないずら」
曜「善子ちゃんのはその…挨拶みたいなものだから、笑って受け流してあげてほしいかなぁ」
善子「受け流してどうすんのよっ!あとヨハネ!」
歩夢「さっきからずっとこんな調子なの…。ごめんね侑ちゃん。私はなにも出来なくて」
侑「う、ううん。歩夢が謝ることないよ」
かすみ「もー!せんぱぁい!かすみん、もう上手くやっていく自信ありません!」ギュッ
歩夢「か、かすみちゃん…」
侑「わかった!!とりあえず皆さん、落ち着いて!もう自己紹介は終わったんですよね?なら、私が最後にさせてもらいますっ!」 侑「名前は高咲侑、高校2年生です。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会でマネージャーをしてました。これから皆さんと一緒にスクールアイドルを盛り上げたいと思ってます。よろしくお願いします!」
曜「知ってるよ!沼津の方まで有名だもんね。虹ヶ咲も、侑さんも」
ことり「私ももちろん知ってるよ。詳しいことを調べたのは、最近だけど…」
善子「ふん、魔界の深淵に潜む悪魔にさえ魅入られたこのヨハネを導こうというのだから相当な手慣れなのでしょうね」
にこ「へー。すごいすごいって言われてる割には、普通の女子高生って感じなのね。もっとカリスマ性とかに満ちてるのかと思ったわ」
かすみ「はぁ?ちょっとぉ、今なんて言いましたか!?」
花丸「あーあー…また始まりそう…」
曜「もう勘弁してほしいよ…ちっとも話が進まないし。ダイヤさんみたいにまとめてくれる人がいればなぁ…」
かすみ「今のは絶対に聞き捨てならないですから!」
にこ「なによ。私は思ったことを言っただけなんだけど」
真姫「まぁにこちゃんみたいな言い方はしないけど、私も意外だったわ。穂乃果みたいな人を想像してたから余計にね」
せつ菜「あの、侑さんは素晴らしい人ですよ…!私の大好きを伝えたいって気持ちを尊重してくれて、認めてくれて、背中を押してくれて…。誰かとなんて比べないでください!」
歩夢「そうだよ…!侑ちゃんは、私の…」
侑「待って待って、そこまで…!沼津から来てくれてるAqoursの皆さんは時間もないんだし、今日は基礎的な体幹トレーニングやボイトレをして、解散にしましょう!」 曜「うーん、ごめんね。ちょっと今日は皆で練習するって感じじゃないと思うから私たちは3人でランニングとかしてきていい?」
侑「へっ?あ、その…はい、すみません」
花丸「別に侑さんが悪いわけじゃないずら」
善子「まぁ…私も少しふざけ過ぎたし、反省はしてあげるとするわね」コホン
ことり「私たちもちょっと…今日はやっぱり音ノ木に帰って練習するねっ。ごめんね」
侑「はい!わかりました。こちらこそすみませんでした」ニコ
かすみ「謝らなくていいですよ侑先輩っ!さぁかすみん達も帰りましょ!」グイッ
せつ菜「…ヒートアップしてしまった私も悪いですが、皆さんにどう説明しましょう」
侑「今日は自己紹介だけしたってことにしておこう。また次、切り替えよう」
侑(これは流石に…前途多難すぎるよね)
侑(やっぱり別グループとして結束を固めてきた人達をまとめるなんて、私じゃ難しいんじゃ…)
歩夢「大丈夫だよ、侑ちゃん」
侑「歩夢…?」
歩夢「私が支えるから。今までたくさん貰った分を、返せるように」 とりあえずにことかすみはトラブルメーカー、
善子とせつ菜も暴走しがち、
ことりとズラ丸には全く期待できない、
という事で頼れそうなのは歩夢と真姫と曜かな…
特に曜が協力してくれたらかなり心強いんだが 期待
SSや絵里、果林等の実力のあるセクシー系が選ばれてないのはストーリー的にわざとなのか単なる趣味なのか いっぱい寝かせるのが大事ってか??
奈良漬けだけに! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています