千歌「あっ!!穂乃果ちゃんが静岡の言葉喋ってるよ!!」花丸「ずらっ!?」
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穂乃果「んん〜っ!!………あ、もう三時じゃん!!ねえみんな、おやつにしようよ〜!!」
千歌「……」ピクッ!
曜「そうだね、ちょっとだけ休憩しよっか」
穂乃果「わーい!!ことりちゃん、おやつ出して!!」
千歌「……」ソワソワ
ことり「もう、食べすぎは良くないよ、穂乃果ちゃん……」ガサガサ
穂乃果「えー、でも穂乃果だって練習頑張ってんじゃーん。だから大丈夫だよきっと!」
曜「ねー、穂乃果ちゃんすっごく頑張って
千歌「あっ、穂乃果ちゃん今静岡の言葉使った!」ビシッ!
曜「わわっ!?急にどうしたの千歌ちゃん!?」
穂乃果「……ほぇ?静岡の言葉?どういうこと?」
千歌「ふっふっふー!よくぞ聞いてくれました!実は!」
ビシッ!
千歌「今の穂乃果ちゃんが使った『じゃん』って言葉、実はもともと静岡の方言だったんだよ!」 穂乃果「え?『じゃん』って、○○じゃん!っていう時の『じゃん』のこと?」
千歌「そうだよ!!」
穂乃果「えー?でもことりちゃんたちだってよく使ってるじゃん」
ことり「うーん、あんまり意識したことはなかったけど、言われてみれば確かに使ってるかも……」
穂乃果「でしょでしょ?標準語じゃなかったの?」
千歌「へっへーん!実はね!むかしむかしのお話なんだけど……」
………
… 〜静岡〜
果南『ほいっ!おまんじゅう、最後の一個もーらいっ!』ヒョイッ!
千歌『あ、ズルい!果南ちゃんそれ三個目じゃん!』
果南『私はお姉さんだから多く食べれるの〜、あーむっ♪』パクッ!
千歌『むぅ……』プクー
曜『おはよーそろー!ねえねえ、何の話してたの?』
千歌『聞いて!聞いてよ曜ちゃん!果南ちゃんがね、チカのおまんじゅう盗ったんだよ!』
果南『だって千歌食べようとしてなかったじゃ〜ん』
千歌『あとで食べるつもりだったの!!』プクー!!
曜『……ねえねえ、さっきから二人が話してる、その『じゃん』ってなあに?』
果南『あー、曜は知らない?この辺りではよく使うんだけどね〜』
曜『そうなの?千歌ちゃんもよく使ってるの?』
千歌『え?うーん、私も、使うかな……』
曜『ふ、ふーん……千歌ちゃん、そういう言葉使うんだ……』 千歌「それからそれから……」
穂乃果『あ、曜ちゃん!やっほー!!』
曜『あっ、穂乃果ちゃんじゃーん!!久しぶりっ!!』ケイレイ!
穂乃果『え?ねえねえ曜ちゃん、その『じゃん』ってなあに?』
曜『気づいた?あのねあのね!『じゃん』を付けるのが最近の流行りなんだって!千歌ちゃんが使ってた!』
穂乃果『へぇ〜……』
曜『どう?なんか語尾に何かつけるのって可愛くない?なんか可愛いじゃん?』キラキラ
穂乃果『可愛い……うん!すっごく可愛い!穂乃果も真似しよ〜っと!!』 千歌「……こうして、静岡の言葉は東京に広まっていったんだよ!どう?すごいでしょ!!」ドヤッ!
曜(まあ、この話全部昨日国語の先生から聞いた話の受け売りなんだろうけど……)
穂乃果「へぇ〜、そうだったんだ〜。みんな使ってるから普通の言葉だと思ってたよ」
曜「まああんまり気にしないもんね〜、自分が使ってる言葉だと特に」
ことり「ね〜、普段使ってる言葉が静岡から来てるなんて、ことり、今まで知らなかったよ」
千歌「でしょでしょ!すごいでしょ!!」ドヤッ!
ダイヤ「ところがそうとは限らないのですわ」
曜「わわっ!!?ダイヤさん!!?」 ダイヤ「確かに静岡や山梨の地域でも『〜じゃん』という方言を使われる方はいらっしゃいます。ですがそれらは元々静岡のもっと西の地域、あるいは三河から伝わってきたというのが有力な説なのですわ」
曜「え?そうなの?」
ダイヤ「はい。もともと三河には『〜じゃん』『〜じゃんね』という方言がありますし、徳川家康の東進とともに静岡にも伝わってきたと考えられているそうです」
曜「へぇ〜、そうだったんだ……」
穂乃果「……あれ?ことりちゃん、トクガワイエヤスってエドバクフの人だよね?東京の人じゃないの?」
ことり「もともとは愛知県出身なんだって」
穂乃果「ふーん……」
千歌「むぅ……でも静岡は日本の真ん中だもん……富士山だって静岡にあるんだもん……」 穂乃果「あ、でも方言と言えば花丸ちゃんだよね!いっつも言ってるやつ!」
花丸「ずらっ!?お、おらは……むぐっ!!//」
穂乃果「そうそうそれそれ!可愛いよね〜」
花丸「あ、いや、おら……じゃなくてマルは、普通の言葉を話して……//」
ことり「ふふふっ、可愛いよ♪花丸ちゃんっ」
花丸「うぅ〜……///」
穂乃果「花丸ちゃんの『ずら』も静岡県の方言なんだよね?」
ダイヤ「はい。主に伊豆や山梨の方で使われている方言だそうですわ」
曜「あ〜、でも若い人はあんまり使ってない感じかも。年配の方は使っているかもだけど……」
花丸「年配!?がーん!!」
ダイヤ「まあ曜さんの住んでいる場所は厳密には伊豆ではありませんけれどね」
曜「うげぇっ!?がーん!!」 ダイヤ「『ずら』は元々推量の表現で『〜だろう』という意味だったそうですわ。他にも県内の特徴的な言い方としては『ら』『だら』『だに』などがあるんですの」
穂乃果「え?そんなに?何が違うの?」
ダイヤ「そうですね……場所の違いが一番でしょうか?」
曜「あ〜、静岡って東西に長いもんね。西側のことあんまわかんないし」
ダイヤ「特に『ら』という語尾は三河弁の影響を強く受けているのだそうですわ」
ランジュ「ラ!!?」
ダイヤ「県外の方から見れば一括りなのかもしれませんが、静岡は東と西で言葉はもとより、電気の周波数だって違いますし、県の中心部を糸魚川静岡構造線が貫いておりますし……」
穂乃果「???」
ダイヤ「……はっ!す、すみません!!とにかく、静岡は東側と西側で全く環境が違うということですわ!!」
穂乃果「あ、うん。静岡が複雑なんだな〜っていうのはなんとなくわかった……」 花丸「うう〜……//おらは方言、あんまり好きじゃないずら……東京の人とは話し方違うし……//」
ことり「そんなことないよ、可愛いよ?」
花丸「で、でも……」
千歌「あ!じゃあ逆にみんなに花丸ちゃんの方言を使ってもらえるようにすればいいんじゃない?そしたら花丸ちゃんが標準語だよ!!」
花丸「ずら?おらが?標準語?」
千歌「うんっ!!というわけで曜ちゃん!!よろしくっ!!」
曜「うえええっ!!?わ、私!!?」
千歌「もっちろん!!曜ちゃんの影響力があればみんな一発だよ!!インフルエンサーだよ!!」
花丸「むむむ、曜ちゃんがおらの方言を広めて……そしたらそしたら……」
曜『おはよーずら!!』ケイレイ!
花陽『お、おはよう……ずら……』
しずく『はい、おはようございますずら。曜さん、花陽さん』
花丸「……なんてことになっちゃうかもずら!!?」
曜「さすがにそこまでの影響力はないかな、私には……」 穂乃果「えー、でも私は逆に方言って憧れるな〜、可愛いし!特別感あるし!!」
穂乃果「それに私もう東京あきたー!!もうずーっと東京住んでるもんー!!飽きるよー!!」ジタバタ!!
ことり「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「引っ越したいー!!いなかー!!田舎いきたいー!!」
ペチッ!
穂乃果「いてっ!!」
海未「……」
穂乃果「海未ちゃん!?」
海未「そんなこと言ってはいけませんよ、穂乃果。あなただって代々続く老舗和菓子屋の跡取りではないですか」
穂乃果「えー、だってさー、東京飽きたんだもーん。人いっぱいだし、混んでるし、ビルばっかだし」
海未「まあ、それについては否定はできませんが……」
穂乃果「それに〜!穂乃果も花丸ちゃんや希ちゃんみたいな可愛い方言欲しいの〜!!いなか〜!!田舎に住みたい〜!!」 海未「ですが穂乃果、可愛いかどうかはわかりませんが、東京にも方言はきちんと残っているのですよ?」
海未「例えば『ごきげんよう』などの挨拶は山の手言葉と言われ、立派な東京方言の一つなのです」
ことり「あ、それなら聞いたことあるよ!」
海未「他にもことりが使っている……」
ことり『やんやん♪電車に遅れちゃいます〜♪』
海未「この場合の『〜しちゃう』という言い方は元々下町の方で使われていた」
愛『てやんでぇ!それぐれぇ今日中におわらせちまいな!!』
海未「といった『〜しちまう』という言葉が変化したものと言われています」
曜「ふーん、それも方言だったんだ〜……」
海未「ええ。ことりが使うと十分可愛いでしょう?」
穂乃果「むむむ、確かにそう言われればそんな気もしてきたかも……」 海未「穂乃果、確かに東京にはもう地方ほどの特色は残っていないのかもしれませんが、探せばたくさんの良いところが眠っているのですよ?」
海未「そういったところが普段の言葉や住んでいるあなたの中に連綿と受け継がれているのです。ですからそう悲観的にならないでください。あなたのお家だって立派な和菓子屋なのですから」
穂乃果「なるほど……私も知らないうちに方言を使いこなしているのかぁ……じゃあ穂乃果も花丸ちゃんとおんなじくらい可愛いってこと!!?」
海未「はい、可愛いですよ、穂乃果」
穂乃果「わーい!!ありがと海未ちゃん!!」
曜「ねえねえ海未ちゃん、他にはどんな言葉があるの?」
海未「えっと、そうですね……」
ダイヤ「有名なところで言えば『ウザい』という言葉は東京方言の『うざったい』から来ていると言われていますわ」
曜「ふーん……」
千歌「うわぁ〜……」ジトッ
花丸「やっぱり東京の人は陰湿ずら……」ジトーッ
穂乃果「えぇ〜……海未ちゃん、普段からそんな言葉使ってたんだ……」
海未「なっ!!そ、そんな極端な例だけで判断しないでください!!」 ワイワイガヤガヤ…
絵里「……」
エマ「どうかしたの、絵里ちゃん?」
絵里「……ねえエマ、さっきから穂乃果たちが言ってる『ホーゲン』っていったい何なのかしら?」
エマ「それはね〜、おんなじニッポンに住んでても使う言葉が違うってことだよ〜。スイスで言うとイタリア語とドイツ語とフランス語とロマンシュ語ってことなんだ〜」
鞠莉「それだとちょっと壮大すぎるわね。イギリス英語とアメリカ英語くらいの違いよ」
ランジュ「北京語と広東語くらいの違いラ!!」
絵里「なるほど、そういう意味だったのね……」
絵里「……通りでたまに希が変な日本語をしゃべっていたのね、納得だわ」
エマ(絵里ちゃん今まで気づいてなかったんだ……) 実家はんぺん東部だけどずらは使わんな〜
にゃーはめちゃくちゃ使うけどね にゃーのほうがいわにゃーよ
ずらよりはだら安定だら 〜言っとるがんね。ほれみやぁ。とか使う
えびふりゃーとかだぎゃあなんてのは河村市長位しか使わんね
ちなみに放課ってどの時間を指すと思う? >>18
言っとるやんけ!
まあ俺は富士だから沼津とか三島はまた違うのかもしれん 花丸はおばあちゃん子だから今では多くないずらを使うのは
設定的には違和感ないんだよね じゃんは横浜弁じゃん?
って思って調べたらウィキペドフィリアに「横浜弁だと思われているが静岡から来た」って書いてあった ジョルノの地元がある静岡中部だと
「絵里ちゃん練習どうすっか?」
「あー今日は雨降ってるで屋上だと練習できんら」
みたいな感じかな
まあこれは極端な例で
おっちゃんおばちゃん以上じゃないとここまでなまらないかも 東部民だけどばあさんは語尾ににゃーにゃー付けてるな
凛ちゃん推しかもしれん 〜だろ?が
〜だら? になるんだっけか
無問題ラ? 読んでなかったのにコメントして恥ずかしい😖
忘れて 横浜弁だろ
そう思われてるのが正義
起源とか田舎モンは黙っとれ だら
確率が高めの事象に対して使う事が多い
語尾はマルちゃんのずらぁ〜のように伸ばして言う
本当に若干だけど相手の同意を得たい意思もあったりなかったり
疑問系は今までの事から考えてこうなるよね?的に使い、語尾は止める
ルビィ「このノート、善子ちゃんの物だら?」
(このノート、善子ちゃんの物だよね?)
花丸「文字からしてそうだら。」
(文字からしてほぼそうだね。) これ三河弁だら?
このスレ、ど良いじゃん
きしめんだもんで、どいっぱい方言使いたいじゃんね 「なりき」が東京で通じなかった…
雑、丁寧じゃないという意味です >>36
ちな中部出身です
他に他県で通じなさそうなやつだと…
千歌「曜ちゃんもうそのタオル使わんでうっちゃってきて」
※捨ててきて
千歌「梨子ちゃんちゃんと家の鍵かった?」
※かけた?
千歌「しいたけ、そんなおぞい蜜柑食べちゃだめ!」
※古いとか傷んだとか >>32
静岡県西部の人は強調に『ど』を使って、(例: 鞠莉ちゃんのおっぱいどでかい)
中部の人は『ばか』を使うと聞く(例: 鞠莉ちゃんのおっぱいばかでかい)
東部はどうなんだろ? 花丸「善子ちゃんゲームばっかやってないで早く行くずら」
ルビィ「ほかっといて行こ」
善子「ちょ、待ちなさいよっ!!」 千歌「あっ!ヤカンがちんちんになっちゃってるよ!」
梨子「ちちちち千歌ちゃん!?」/// ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています