かすみ「彼方先輩に寝起きドッキリを仕掛けます!」
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彼方「すやぴ…」zzz
しずく「彼方さん!そろそろ練習ですよ!起きてください!」ユサユサ
彼方「むにゃ…」zzz
かすみ「!」ビビン
かすみ「しず子スト〜ップ!」
しずく「?」
侑「かすみちゃん、どうして止めたの?」
かすみ「彼方先輩に寝起きドッキリを仕掛けます!」 8人「寝起きドッキリ?」
愛「それってスターどっきりみたいな!?」
璃奈「愛さん。それ、古すぎて伝わらない」
かすみ「そこ、話の腰を折らない!さらに、その様子を動画にして、同好会のチャンネルにアップしちゃいます!」
8人「おぉ〜」
侑「はいはい!私撮るよ〜!」シュバババ
璃奈「編集は、わたしがする」シュバババ
せつ菜「私は彼方さんを驚かせます!」シュバババ
愛「愛さんも〜!」シュバババ
かすみ「落ち着いてください!侑先輩、それじゃダメなんですよ〜!」
侑「?」 果林「そうよ。そもそもドッキリなら、カメラは隠さないといけないんじゃない?」
侑「あっ、そっかぁ!」
かすみ「そうです!」
歩夢「あの〜、彼方さんに無許可で上げるのは、あんまり良くないんじゃないかな…?」
かすみ「もちろん、許可を取ってから上げます!でも、面白い動画ならきっと、同好会のPRになりますよ!」
歩夢「そっかぁ…そうだね…!」
かすみ「そのときは編集お願いね!りな子!」
璃奈「璃奈ちゃんボード『合点承知の助』」
エマ「でも、ドッキリって何するの?」
かすみ「ふふふ…よくぞ聞いてくれましたね、エマ先輩!」 彼方『ふわぁ〜。よく寝たよ〜』ノビ
彼方『…ん?』
しずく(血まみれ)『か、彼方さん…!』
彼方『し、しずくちゃん!?』サアァ
しずく(血まみれ)『私はもう、ダメみたいです…!』カハッ
彼方『しずくちゃん!しっかりして!』ユサユサ
しずく(血まみれ)『同好会の皆に…遺言です…聞いてください…』
彼方『そ、そんな遺言だなんて!』
しずく(血まみれ)『同好会の…皆さんと…かわいいかすみさんに…囲まれて…悪くない…人生でした…』ガクッ
彼方『しずくちゃん!しずくちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!』 かすみ「…という完璧なドッキリです!どうですか!?」フンス
しずく「ちょっと、私死んでるじゃないですか!」
かすみ「『じゃじゃ〜ん!生きてました〜!ドッキリ大成功です!』ってやるから大丈夫!しず子なら演技できるじゃん!」
しずく「とにかく私、やらないから!」プイッ
かすみ「なんでよ〜!」
侑「あははっ、私は好きだけどな〜」
かすみ「侑せんぱ〜い!」
愛「楽しそうだね!」
かすみ「愛せんぱ〜い!」
せつ菜「仲間の死亡シーン…!熱いですね…!」
かすみ「せつ菜先輩…?」 歩夢「でも、死ぬのはちょっと良くないんじゃないかな?」
かすみ「むむむ…」
璃奈「死ネタは炎上不可避。璃奈ちゃんボード『めらめら』」
かすみ「むむむ…」
エマ「…それに、なんか展開が強引なような…」
かすみ「むむむ…」
果林「そうね。そもそも私なら、110と119に通報するわ」
かすみ「むき〜!そんなに言うならもっと面白いドッキリ企画してくださいよ!果林先輩!」シュビッ
果林「あらあら、お姉さんにも完璧なプランがあるのよ?」 彼方『ふわぁ〜。よく寝たよ〜』ノビ
果林『おはよう、彼方』ドサッ
彼方『!?』
彼方『お、おはよ〜果林ちゃん(果林ちゃんに押し倒されちゃった…)』ドキドキ
果林『貴女、寝顔もとってもかわいいけれど…寝起きの顔はもっとかわいいのね…』サワサワ
彼方『んっ…うぅ…///(果林ちゃんの細い指で、顔触られてる…///)』ビクビク
果林『私、もう我慢できないわ』クイッ
彼方『あっ…///(果林ちゃんの麗しい顔が近いよぉ///目が離せない///)』キュン
果林『覚悟してね、彼方』キリッ 果林「という感じよ!」ドヤ
8人「お、おぉ〜…///」
かすみ「いやいやおかしいですよ!」
果林「何がよ!」
かすみ「彼方先輩が果林先輩をベタ誉めしすぎです!かすみんの方がかわいいですから!」
歩夢「そこなの!?」
侑「私も果林さんに押し倒されたいな〜!あっ、かすみちゃんにもだよ!」
しずく「そ、それ以前に!そういういかがわしいのはダメですよ!///」
果林「あら。今の話にいかがわしいところなんて無いわよ?変な想像してない?」クスクス
しずく「ち、違います!///」
エマ「果林ちゃん、彼方ちゃんをからかおうとしていつも失敗してるもんね〜」ナデナデ
果林「ちょっとエマ!///」 璃奈「果林さんのアイディア…すっごく良いと思う」
果林「璃奈ちゃんはそう思う!?」パアァ
璃奈「うん。わたしの分析によると…女の子同士がイチャイチャする動画は、再生回数が極めて高い傾向にある。璃奈ちゃんボード『ブンブン』」
せつ菜「なるほど、いわゆる百合営業ですね!」
愛「はいは〜い!じゃあ愛さんがりなりーとイチャイチャする〜!」ギュッ
璃奈「愛さん、今撮るのはドッキリの動画だよ///璃奈ちゃんボード『てれてれ』」
愛「そうだった〜!つい行っちゃったよ〜!イチャイチャだけに!」 侑「それならもう、皆が彼方さんとイチャイチャしちゃえばいいんじゃない!?」
歩夢「えっ?」
エマ「確かに、それ素敵かも!」
せつ菜「目覚めたら女の子にモテモテになってた、みたいな設定のドッキリですね!」
璃奈「その動画は、100%伸びる。璃奈ちゃんボード『ふんす』」
侑「かすみちゃん、どうかな?」
かすみ「…ファンが喜ぶなら仕方ありませんね!侑先輩の案で妥協してあげます!」
果林「ちょっと、元々は私の案よ?」
エマ「果林ちゃん、怒らない怒らない」ナデナデ
侑「よ〜し!最高のドッキリ動画、撮っちゃうぞ〜!」
8人「お〜!」
彼方「すぴ〜」zzz
彼方(…)
彼方(まずいことになっちゃったよ〜) 彼方「すやぁ…」zzz
彼方(本当は、しずくちゃんに揺すってもらったときから起きていたのだけれど…)
彼方(言い出すタイミングが無くて、ついにドッキリ内容まで決まってしまったのだよ〜)
彼方(そもそも、気付いていたらドッキリにならないのだけど、今はそれよりも…)
9人「…」ゴゴゴゴゴゴゴ
彼方(周りで待機してる9人のプレッシャーがやばい!)
彼方(ええい!ままよ!)
彼方「ふ、ふわぁ〜。よ、よく寝たよ〜」ノビ 9人「!」ドサササササァ
彼方「あわわわわわわわわわ」
侑「彼方さん!私とときめこう!」
歩夢「彼方さん…!私、精一杯頑張ります…!」
かすみ「彼方せんぱ〜い!今日は特別にぃ〜、かすみんを可愛がってもいいですよ〜?」
せつ菜「彼方さん!私の大好きを受け取ってください!」
愛「カナちゃん!愛さんと楽しいことシよう!」
エマ「彼方ちゃん、ベッドに入ろっか?」
璃奈「彼方さん、覚悟。璃奈ちゃんボード『ぐへへ』」
しずく「彼方さん…!私、彼方さんのこと愛しています…!」
果林「彼方、たまにはお姉さんに甘えてもいいのよ?」
9人「では、いただきます!!!!!!!!!」キラーン
彼方「だ、だめぇ〜!彼方ちゃん壊れちゃ〜う///」
イチャイチャ 彼方「…彼方ちゃん、もうお嫁にいけない」ヘナヘナ
かすみ「じゃじゃ〜ん!ドッキリ大成功です!」
彼方「…」ニコニコ
かすみ「あれ?」
彼方「残念ながら、彼方ちゃん全部知っていたのだよ〜」
かすみ「えぇっ!?もしかして起きてたんですかぁ!?」
彼方「う〜む。すまないな、若者よ」ナデナデ
かすみ「そんなぁ〜!」
しずく「やれやれ…そんなことだろうと思いましたよ」 エマ「じゃあ、動画はどうするの?」
歩夢「知ってたのにドッキリとして上げるのは良くないんじゃ…」
侑「う〜ん、それもそうだねぇ」
かすみ「えぇ〜!動画消しちゃうんですか!?」
璃奈「璃奈ちゃんボード『ぴえん』」
しずく「皆さん落ち着いて!これは彼方さんが決めるべきですよ!」
彼方「う〜ん、そうだねぇ〜」 彼方「すやぴ…」zzz
彼方(動画をサイトにアップロードするのはやめてもらった)
彼方(ドッキリにならなかったし、彼方ちゃんの恥ずかしい声も入っちゃってるし)
彼方(でも、動画ファイルはそのままにしてもらった)
彼方(かわいい後輩たちとの、大切な思い出を残しておきたいから)
彼方「すやぁ…。彼方ちゃんは幸せ者だよ〜」zzz
かすみ「むっ!彼方先輩今かすみんのことかわいいって言いました!?」
彼方「ふわぁ…。心の中でしか言わないんだぜ〜」zzz
彼方(みんな、いつもありがとう。こんな日がずっと続きますように)
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