海未「作詞します」
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海未「……」
カリカリカリカリ…
『歌詞のテーマ ワンナイトラブ』
海未(ワンナイトラブ……一夜限りの愛、ですか)
海未(……ふふ、普段の私であれば破廉恥です!と言って、考えもしないでしょうね)
海未(しかし不思議なものですね、一人で作詞をするとなると……あまり気になりません)
海未(むしろ自分が経験することがないであろうものに思いを馳せるというのは、何だか楽しくなってきます)
海未「とは言っても、一夜限りの愛ですか……うーん……」
海未(……とにかく、頑張って想像してみましょう)ムムム
ホワンホワンホワーン… ーー
海未「ふぅ、今日もお仕事疲れました。もうクタクタです」スタスタ
海未「まったく、こんな日は一杯呑んでからでないとやっていられませんね」
カランコロンカラン
>>13「いらっしゃいませ」 雪穂「あ、海未さん。いつもごひいきに、ありがとうございます」ペコッ
海未「とんでもない。この店は雰囲気も良いですし、お酒もおつまみも美味しいですから」
雪穂「えへへ、そう言って貰えると嬉しいです。では、こちらにどうぞ、いつものでいいですか?」
海未「ええ、お願いします」ストン
海未「ふーっ…」
雪穂「何だかお疲れみたいですね」
海未「そう見えますか」
雪穂「はい、海未さんは分かりやすいですから」
海未「ふふ、マスターには敵いませんね」
雪穂「もー、雪穂でいいですよぅ。どうぞ、お通しと梅昆布茶です」コトッ 海未「ありがとうございます。…はぁ〜、この香り、やはり良いですね」
雪穂「ふふ、ごゆっくりどうぞ」
カランコロンカラン
雪穂「いらっしゃいませー。お一人様ですか? あ、すいません。テーブル席はいっぱいなので、カウンターにお願いします」
雪穂「あ…海未さん、空いてるの海未さんの隣だけみたいなんですけど、いいですか?」
海未「ええ、もちろん。構いませんよ」
雪穂「ありがとうございます。では、こちらの席へどうぞー」
スタスタスタ…ストン
>>17「こんばんは」 亜里沙「お隣失礼します」ニコッ
海未「……!」
亜里沙「? どうかされました?」
海未「あ、ああいえ。凄くお綺麗だったもので、つい見惚れてしまいました」
亜里沙「え……///」
海未「おや、何だか顔が赤いようですが…?」
亜里沙「な、なんでもありません!///」プイッ
海未「?」
雪穂「……ちょっと海未さん? いつも言ってますけど、他のお客様を見境なく口説くのはやめて下さいね?」
海未「ちょ、えぇ!?」
亜里沙「……いつもそういうこと女の子に言ってるんですか?」ジトッ
海未「いやいやいや言ってません言ってません! 雪穂! 妙な事を言うのはやめて下さい!」
雪穂「自覚なしですかぁ、その手口で一体何人の女の子が泣かされてきたことか…」ヤレヤレ
海未「ちょっとぉ!! 怒りますよ!?」
亜里沙「…クスッ」
ホワンホワンホワーン… ーー
海未「……ふむ、ファーストコンタクトとしてはこんな感じですか」
海未「よく行くお店で偶然知り合った二人、徐々に深まる二人の仲、そして……という流れですかね」
海未(……ん? しかしこの配役だと私と亜里沙が…?)
海未「……」
海未「……///」
海未「……い、いや! 今は作詞の時! 恥ずかしがっていては前へ進めません!」
海未(とりあえずワンナイトラブに落ちる二人が飲み屋で出会ったので、次はどんな場面ですかね…)ムムム…
>>23 海未(うーん、うーん。中々思い浮かびませんね…)
海未(夜も更けてきましたし、あまり没頭し過ぎると明日に差し支えが…ん? 夜?)
海未(! そ、そうです、これです!)
ホワンホワンホワーン… ーー
亜里沙「う、うぅ……」
海未「全く、弱いなら無理に飲まなくていいんです。大丈夫ですか?」トントン
亜里沙「あぅぅ、ご、ご迷惑おかけしてすいません……海未さんと一緒に飲むの楽しくて…」
海未「もう、酔っぱらってフラフラになっていたら世話がありませんよ。ベンチで休んでいて下さい、何か飲み物を買ってきますから」
亜里沙「あ、ありがとうございますぅ……」ウプッ
海未「えーと、飲み物飲み物…む、おでんしかないですね。まぁないよりはマシですか」ピッ
ゴトン
海未「さてと。亜里沙、少しは落ち着きましたかね」
テクテクテク
海未「! あ、あれは…!」
亜里沙の元へ戻るとそこには……>>27
1.暴漢に絡まれる亜里沙の姿が!
2.公園内で盛ってるカップルの姿が!
3.すやすや眠る亜里沙の姿が!
4.その他 亜里沙「……」スヤスヤ
海未「もう、亜里沙。こんな所で寝たら風邪を引いてしまいますよ」
亜里沙「……うーん…ムニャムニャ…」
海未「仕方ないですね。とりあえず私の上着を掛けましょう」スッ
亜里沙「…zzz」
海未「ふふ、無邪気な顔で寝てますね、まったく」
海未(……夜の公園に亜里沙と二人、月の淡い光に照らされて、亜里沙の白い肌が、まるで、浮かび上がっているかのように……)
亜里沙「…スゥ…スゥ…」
海未(……何でしょうか、この胸の高鳴りは……)
海未「亜里沙……」
トクンッ…トクンッ…
亜里沙「……」 海未(私は、亜里沙のことが……?)
海未「…」スッ
亜里沙「……」
海未(嗚呼、亜里沙の顔が、少しずつ、少しずつ、近づいてーー)
カランッ!
海未「あっ!?」
亜里沙「……!」
海未(お、おでん缶を落としてしまいました……と、というか私、今何をしようと!?)
亜里沙「……」
亜里沙「……///」 ホワンホワンホワーン…
ーー
海未「……いい」
海未「いいですよこれ! 夜の公園! ベンチに二人きり! 月が照らす気になるあの子!」
海未「行けます……! このまま創造の翼を広げていけば詞のインスピレーションが湯水の如くジャブジャブと湧いてきますよォ!」←深夜テンション
海未「次は、ふふふ、次の場面は〜」
>>32 海未「飲み屋で知り合い、夜の公園で己の気持ちを自覚し、そうなれば次は」
海未「もちろん家ですね! ふふふ、果たしてどうなってしまいますことやら…」
ウミサーン、ヨルモオソイノデモウスコシシズカニシナサイネー
海未「はっ!…はーい」
海未「…」コホン
海未「気を取り直して」
ホワンホワンホワーン… ーー
亜里沙「どうぞ〜」
海未「お邪魔します」
亜里沙「嬉しいです。海未さんが家に遊びに来てくれるなんて」
海未「こちらこそ。招待して頂いてありがとうございます」ペコリ
亜里沙「もー、そんなにかしこまらないで下さいよ」
海未「私はいつもこうですよ」
亜里沙「ふふっ、そうですね」
海未「……そういえば聞いていませんでしたが、亜里沙は一人暮らしなんですか?」
亜里沙「>>36」 海未「そうですか、お姉さんと一緒に」
亜里沙「はい。でも今は一人なので、気兼ねしないでくつろいでいって下さいね」
海未(ということは……亜里沙と、二人きり…?)
海未「……」
亜里沙「海未さん?」
海未「はっ! す、すいません。少しぼーっとしていました」
亜里沙「? あ、そうだ。お茶でも出しますね、ちょっと待ってて下さい」
海未「え、ええ。おかまいなく」
海未(いけないいけない。前の公園の時以来、変に意識してしまいますね)
亜里沙「お待たせしました〜」コトッ
海未「ありがとうございます」
亜里沙「さ、海未さん。せっかくですし、色々お話しましょう! 私、海未さんと話したいこと、沢山あるんです」
海未「かまいませんが、何の話ですか?」
亜里沙「>>40」 海未さんって小さい頃からそのように凛としていたのですか!? 海未「そんなことありませんよ。小さい頃は臆病者で、今よりずっと弱かったです」
亜里沙「えー、何だか想像できないです。初めて会った時からすっごく落ち着いてて、カッコ良かったですから」
海未「もう、おだてても何も出ませんよ」
亜里沙「おだててなんかいませんよ、本心ですっ。海未さん、すっごくカッコいいです!」
海未「……///」プイッ
亜里沙「海未さん? 何で顔逸らすんです?」
海未「……いえ。くしゃみが出そうだったもので。失礼しました」
海未「それより、私も亜里沙のことを聞きたいです」
亜里沙「私ですか? 何でしょう」
海未「>>43」 亜里沙「は、はい?///」
海未「あなたの髪、瞳、仕草…どれを取っても愛らしいです。何故なのでしょうか」
亜里沙「……やっぱりマスター(雪穂)の言ってたこと、本当なんじゃないですか?」
海未「何のことですか?」
亜里沙「見境なく女の子を口説いてるって」
海未「誤解です、口説いてなんかいません」
亜里沙「じゃあ、冗談で言ってる訳じゃないんですよね」
海未「もちろん、本心からのことばですよ」
亜里沙「……あの日」
海未「?」
亜里沙「あの日……夜の公園で、私にしようとしたことも、本心からですか?」
海未「!……亜里沙、あなた、あの時起きて…」
亜里沙「答えて下さい」
海未「う…す、すいません」
亜里沙「謝って欲しくなんかありません。ちゃんと答えて下さい」
ギュッ… 海未「あ、亜里沙?」
亜里沙「はい」
海未「何故抱きしめ…」
亜里沙「嫌ですか?」
海未「嫌、では、ありませんが」
亜里沙「海未さんが答えてくれるまで、離しませんっ」ギュッ
海未「……もう」
ギュッ
亜里沙「!」
海未「ずるいですよ、亜里沙」スッ
亜里沙「……ん」
ーーーー
ーー
ー 海未「イヤァァァァァァァァァァ!!///」ガタッ
海未「何を考えているんですか私は破廉恥です破廉恥です破廉恥ですぅぅぅぅ!///」ボスボスボスッ
ピシャッ
海未母「コラ海未さん! 静かにしなさいと言ったでしょう!」
海未「はっ!……すいません」
海未母「さっきからどうしたんですか、そんなに取り乱して。何か悩みでもあるんですか?」
海未「それが…ワンナイトラブをテーマに作詞していたんですが」
海未母「ワ?」
海未「妄想が進むばかりで全く筆が進まないのです…」
海未「お母様、私はどうすれば良いのでしょう?」
海未母「>>50」 そういえばあなたのお友達のことりさんがよくワンナイトがどうとかって言ってたような... 海未「? ことりが?」
海未母「ええ。この前うちに遊びに来た時に」
海未(ことりが、ワンナイトがどうとか…)
海未母「私にはそのワンナイト何々がどういうものかはよく分かりませんが、困っている時に頼りになるのはお友達だと思いますよ」
海未「…はい。ありがとうございます、お母様。ことりに相談してみます」
海未母「そうなさい。さ、相談は明日にして、今日はもう遅いですから、もうおやすみなさいね」
海未「はい、おやすみなさい」
ピシャリ 海未「……」
海未「さて…」
海未「>>55」
1.寝ましょう
2.もう少し妄想しましょう
3.その他 海未(先程お母様が言っていたこと、どうにも気になりますね)
海未(ことりに確認だけしておきましょう)スマホスッスッ
『ことり、お母様から聞きました、ワンナイトがどうとか言っていたと。その件について詳しく話を聞かせて下さい』
海未「送信、と」タンッ
海未「大分遅いですし、返信来るでしょうか」
ピロン♪
海未「! 来た…えぇと、内容は」
>>58 すまんほんとうにすまん安価出てたの知らなかった
安価下 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています