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あなた「どうすりゃいいの・・・」
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0001名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2020/11/03(火) 06:48:51.34ID:UWTi1Rxs
留学を終え、数ヵ月ぶりに目にした同好会の光景はあまりにも残酷すぎた
同好会メンバーの離反、スクールアイドル部との直接対決も勢いを見せず惨敗だった
監視委員からの妨害により一切練習できない状況の中、時たま聞こえる「練習やりたいな」の声
無言で帰り始める部員達の中、部長であるあなたは独りベンチで泣いていた。
スクールアイドルとしての栄光、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の同好会で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいの・・・」あなたは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、あなたははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい椅子の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って次の新曲を作らなくちゃな?」あなたは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、あなたはふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?ここはライブ会場・・・?」
ステージ裏であなたが目にしたのは、スタンド席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどにブレードが振られ、地鳴りのように虹ヶ咲コールが響いていた
どういうことか分からずに呆然とするあなたの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「先輩、最終リハやりますよ?早く行きましょう」声の方に振り返ったあなたは目を疑った
「し・・・しずくちゃん?」 「どうしたのキミ、彼方みたいに居眠りでもしてたの?」
「果林さんも・・・?みんな同好会辞めたのになんで・・・?」 「ダメだな、かってに愛さんたちを退部させちゃ〜」
「愛ちゃん・・・」  あなたは半分パニックになりながら電光掲示板を見上げた
1番:歩夢 2番:かすみ 3番:しずく 4番:果林 5番:愛 6番:彼方 7番:せつ菜 8番:エマ 9番:璃菜
暫時、唖然としていたあなただったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
歩夢へ受け渡したリモートマイクを手に、ステージへ全力疾走するメンバー、見送るその目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、部室で冷たくなっているあなたが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
0005名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2020/11/03(火) 07:01:20.43ID:WxZMSJDO
吉村と村田とばっちりで草
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