栞子「実は、コンビニを利用したことがないんです…」曜「ウソ!?私なんてほぼ毎日利用してるよ?」
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栞子「そうなんですか?驚きですね、内浦のような僻地にもコンビニチェーンが進出していたとは」
曜「そういえば、しずくちゃんもコンビニは数えるほどしか利用したことないって言ってたなあ、これだからお金持ちのお嬢様は…」
曜「よーし、じゃあ今度私が正しいコンビニの利用方法を教えてあげるね!」
栞子「はい、是非よろしくお願いします」
後日
栞子「ここが曜さんがよく利用するコンビニですか?」
曜「そう!実はここで私の知り合いが働いているんだよ、早速行くよ!」ガラッ
聖良「いらっしゃいませ」
しずく「あ、あなたは、セイントスノーの鹿角聖良さん!?」
聖良「おや、あなたたちは確か、虹ヶ咲学園の桜坂しずくさんと三船栞子さんですか?」
曜「聖良さんは東京の大学に進学して、今ここでアルバイトをしてるんだよ」 曜「じゃあ、聖良さん例のやつをお願いします」
聖良「はい、奥の冷蔵庫にいくつか取り置きしておきました」
栞子「例のやつ?」
聖良「はい、本来ならば今のお昼時の時間帯は貧乏人どもがお弁当を全部買っていってしまうのですが、良さそうなお弁当やパンを取り置きしておきました」
曜「持つべきものは友達だね!ほら、見てみなよ」
しずく「まあ、どんな豚の餌があるんでしょうか?」
栞子「これは…ラブライブ!虹ヶ咲学園購買部限定コッペパン?」
聖良「そうです、大して美味しくない商品でもラブライブの名前を付ければ飛ぶように売れる、そんな職人技を感じさせる食品ですね」
しずく「あれ、このパンはシールが貼ってありますね…20枚集めると限定フィギュアがもらえると書いてあります」 曜「そう、ラブライブの名前+フィギュアが当たるっていうことで萌豚どもがこぞって買っていくんだよ」
栞子「しかし…このパンの景品のためにフィギュアなんて作ってしまっては逆に経費がかかってしまい本末転倒なのでは?」
曜「そんなの簡単だよ、フィギュアなんて作らなければいいんだから」
しずく「???」
曜「考えてもみなよ、ここのコンビニは全国に何万何十万という店舗があってそこのお店全部にこのパンが並ぶことになるんだよ?」
聖良「だから応募して当たらなくても誰も文句は言いませんよ、当選者の名前を公表してるわけでもないですし」
栞子「すごいです…さすがは商業主義の犬は考えることが違いますね」
聖良「ちなみに、応募葉書の送り先の私書箱は私が週に一回訪ねて全部ゴミ箱に捨てています」
しずく「まあ、豪快ですね」 >>11
書き方が分かり辛かった、曜が内浦でよく利用してる
コンビニチェーン(ロー○ン)の都内にある店舗で姉様は働いている コンビニ弁当は貧乏人の食べ物だって公明党が喚いたからコンビニ弁当持ち帰ると消費税8%になったんだぞ マジで貧乏だった頃はコンビニ弁当など高嶺の花すぎてとてもじゃないが買えなかったわ 曜「じゃあ栞子ちゃん、この中にあるお弁当やお惣菜で食べたいものを選んでみてよ」
栞子「そうですね…このサラダうどんが美味しそうですね、あとこの海苔巻きも美味しそうです」
栞子「飲み物は…紅茶がいいですね、これにします」
曜「うんうん、じゃあレジに持っていってみようか」
栞子「あ、このレジの脇に置いてあるものは和菓子ですね、美味しそうですねこれも買います」
聖良「栞子さん、ここに揚げ物もありますよ」
栞子「あ、揚げ物まで?そうですね…では唐揚げ棒をいただきましょう」
聖良「ありがとうございます、お会計全部で1200円になります」
栞子「せ、1200円!?」
しずく「そんな…私のお小遣いからすれば小銭みたいな金額ですが、栞子さんのお小遣いなら3割以上を持っていかれてしまいます!」
曜「そう、ここがコンビニの恐ろしくて卑劣な点なんだよ」 聖良「1200円もあれば頭の緩いOLが大好きなパスタランチが食べられますよ」
曜「その通り、でも栞子ちゃんが買ったものは何かな?」
栞子「そ、それは…」
しずく「麺が団子状で屑みたいな野菜しか入っていないサラダうどんに、パサパサの海苔巻き、それに絞れば安い油が滝のように出てくる揚げ物、それに砂糖の塊の和菓子…ですね」
聖良「唯一まともなのは紅茶くらいですね」
栞子「くっ…」
曜「栞子ちゃん、落ち込むことはないよ、これは栞子ちゃんがコンビニについて無知故に生まれた悲劇、これから正しいコンビニの利用方法を学んでいけばいいんだよ」 栞子「それでは、正しい利用方法とはどういう意味なんですか?」
曜「簡単なことだよ、栞子ちゃんは揚げ物を買う時にケースに入っている物から選んだよね?これがそもそもの間違いなんだよ」
栞子「え?」
曜「揚げてから時間が経った揚げ物なんて油が酸化して食べられたものじゃないよ、こういう時は店員さんにお願いして揚げたてを作って貰えばいいんだよ」
しずく「なるほど、流石です曜さん!」
聖良「では、今から揚げたてを作りますので少々お待ち下さい」
曜「揚がるまでの間にお昼に買っちゃいけない地雷商品を見てみようね」 曜「これこれ、このパックに入った揚げ物、これはお昼に買っちゃいけない商品の定番みたいなもんだね」
しずく「パックに入った揚げ物ですよね?鳥の唐揚げにイカのゲソのフライにアジフライ….やはりお腹が膨れれば構わない貧乏人向けだから不味いのでしょうか?」
曜「それ以前の問題だね、まあ食べてみてよ」
栞子「こ、これは….噛めば噛むほど劣悪な品質の油が染み出てきてとても食べられません!」
しずく「しかも冷蔵コーナーに置いてあるから油が冷えて固まって不味さも一塩です…」
栞子「で、でも曜さんこれはおかしいです!これはレンジで温めて食べる商品ではないのですか?」
曜「その通り」
栞子「で、ではなぜこのままの状態で食べさせたのですか?」
曜「残念だけど、このパッケージは加熱不可なんだよ」
しずく「そ、そんな!」 曜「コンビニで温められない、じゃあ学校で温める?それも無理だね、電子レンジを置いてある学校なんて殆どないし、あったとしても大勢の生徒が利用するからすぐに壊れたりするから置きたがらない学校がほとんどなんだよ」
栞子「確かに、虹ヶ咲学園にも電子レンジはありませんね…」
曜「自宅で食べる分にはいいけど、お昼に学校で食べるには適さない商品ってことだね」
曜「そしてもう一つ買っちゃいけないのはこのサンドイッチ、これも食べてみればその理由がわかるよ」
しずく「な、なんですか、この矢澤にこさんの家のドアよりもペラペラのサンドイッチは!?具が入ってるかどうかも分からないですしこんなのエマさんでも助走つけて殴るレベルですよ!」
曜「そう、サンドイッチはお弁当と同じで原料費高騰のために汚い偽装の犠牲になっている食品の一つなんだよ、これなら食パンを買った方がまだマシだね」
栞子「では、逆に買うべき商品はあるのですか?」 曜「よくぞ聞いてくれました!コンビニで買うべき商品はこの惣菜パンだね、特にカレーパンや大きなハムたまごや大きなメンチカツなんかオススメだね」
栞子「これは値段の割には食べ応えがあっていいですね」
曜「あとはランチパックなんかもオススメだけど、こっちはちょっとお値段が高めだね」
聖良「さあ皆さん、揚げ物が揚がりましたよ、冷めたら食べられたもんじゃありませんので急いで食べてください」
曜「おおっ!このサラダ油の安っぽい油の匂い!」
しずく「本当に庶民の味という感じがしますね」モグモグ
栞子「絶対体に悪そうですね、食べるごとに寿命が縮んでいく感じがして堪りません」モグモグ
曜「ふふふ、コンビニの素晴らしさが分かってもらえて嬉しいよ」
???「ふふふ、この程度でコンビニを良し悪しを語るとは、片腹痛いわね」
聖良「あ、あなたは…」 内浦にはセブンもミニストップもあるけどローソンは無いんだよなぁ 絵里「あなたは何もわかってないわ曜」
曜「え、絵里さん?」
聖良「絵里さんは大学受験に失敗して以来、毎日のようにお店に来てくれる常連さんです」
しずく「ただの暇人なのでは….」
曜「わ、私が分かっていないってどういう意味ですか?」
絵里「言葉通りの意味よ、3日後またここに来なさい、ただし9時ちょうどにね」
曜「3日後の9時に?」
絵里「ええ、あなたに本当のコンビニ飯を教えてあげるわ」 3日後
曜「さあ来ましたよ、早く本物のコンビニ飯を食べさせてください!」
絵里「ふふふ、もうすぐよ見ていなさい」
栞子「一体何が始まるんでしょうか…」
しずく「あ、見てください、店員さんが何やら一斗缶を持ってきました」
聖良(今日はシフト休み)「あれは…」
店員「さーて、油変えるか…」
曜「あ、あれは…」
絵里「そう、今日は油を変える日だったのよ」
しずく「すごい…この前食べた揚げ物よりずっと味がいいです」
栞子「劣悪な品質の油でも新しい油で揚げたてだとこんなにも美味しいのですね」モグモグ
曜「くっ…」
絵里「そう、これが本物の揚げ物の味よ」
絵里「曜、まだまだ甘いわね、一日中店に居座って店のスケジュールを把握しないで人にコンビニの良し悪しを語るなんて100年早いわ!!」 曜「うう…」
絵里「まだこれで終わりじゃないわよ、もう一つの揚げ物を食べさせてあげるわ」
しずく「あ、絵里さんがあのクソ不味いパックの揚げ物を手に取りました」
栞子「しかし、あれは温め不可でとても食べられる味では…」
絵里「やれやれ、虹ヶ咲学園のスクールアイドルは創意工夫を知らないのね…行末が心配だわ」
絵里「ちょっと、店員さん」
店員「はあ、なんでしょう?」
絵里「これを温めてちょうだい」
曜「そ、そんな…気でも狂ったんですか絵里さん!?温め不可なのに」 店員「え…こ、これは温め不可のパッケージでして」
絵里「言い訳は聞きたくないわ、早く温めてちょうだい」
店員「で、ですから、これは…」
絵里「この店は逆に冷めた揚げ物を食べさせる気!?」バンっ!!
店員「ヒィィ!!?す、すいません、すぐにやります!」
しずく「無茶苦茶です…温め不可の商品を温めさせるなんて」
栞子「まさに鬼畜の所業ですね」
店員「…」ガサゴソ
曜「あ、店員さんがお皿にクッキングペーパーを敷いてその上にパックの揚げ物を乗せて…」
聖良「なるほど、ああやってパッケージから出して温める気ですね」 加熱不可のパックの揚げ物ってどれのこと言ってるんだ…? 絵里「そうよ、こうやって店員にクレームをつけるお客さんはいくらでもいるわ、逆に言えば店員はクレームに逆らえないからああして対処方法を自分で考えてるのよ」
しずく「すごいです、目から鱗が落ちた気分です」
栞子「警察を呼ばれてもおかしくない案件なのに、不思議と感動させられますね」
絵里「まだまだ未熟ね曜、でもこれを糧に更に精進なさい」
曜「くっ…私はまだまだ未熟者だったんだ…それなのに偉そうに2人にコンビニ飯を語るなんて」
しずく「いいんですよ曜さん、未熟なのは私たちも一緒です」
栞子「はい、これからみんなで一歩一歩進んでいけばいいんですよ」
曜「2人とも….」
聖良「そうです、まだまだスタートしたばかりです、みんなで進めばいつかは頂に辿り着けるはずです!!」
曜「うん…よーし、頑張るぞ!!」
終わり >>37
昔あったんだよね、今じゃ惣菜のパック食品はそのまま温められるものばっかりだけど >>42
冷凍食品って書いてるけど、加熱不可なの…? >>43
違う、袋のまま温められないってこと、皿とかに開けなきゃ温められない つまり、コンビニ関係なくスーパーとかでも売ってるただの冷凍食品と同じってことだよね…?
皿がある前提となってるそれをコンビニで温めさせる絵里が基地外じみてるのは分かるけど、>>23で曜がそんなものを学生がお昼に買う候補に入れる理由がよく分からない
細かいこと気にしすぎかもしれないけど…
元ネタ云々あるみたいだけど、当時はコンビニで家に持ち帰って温める冷凍食品置くのがそもそもおかしいってことだったのかな? >>45
冷凍じゃなくて冷蔵で袋だったりコンビニのレンジではあたため不可の容器に入ってるようなやつじゃないの この世界でもエマは一応聖人扱いっぽくて安心した
殴らないだけで口は悪いかもしれんが 泥酔した帰りにコンビニでサンドイッチとおにぎりを買って、すっかり忘れてその辺に数週間放置してたら
サンドイッチもおにぎりも腐らずカビも生えず、水分が抜けて萎びていただけだった
コンビニ業界は我々を早死にさせようとしているに違いない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています